壁に生えたカビを業者を呼ばずに自力で除去するには?!

家の壁にカビが生えてしまった...

しかし、業者を呼ぶのも面倒だし、お金もかかりますよね。そこで今回は、カビ取り業者を呼ばずに自分でできるカビ取り方法とその際の注意点をお伝えしていきたいと思います

どうして壁にカビが生えるの?!

カビの発生条件は、酸素、湿度、栄養素(高い気温)ですが、その中でもとくに壁にカビが生える原因は大きく分けて3つあります。

①結露

冬になると窓にぽつぽつとできる「結露」が気になりませんか?!

実は、結露をそのまま放置しておくことが壁のカビの原因になるのです。外気温の差が大きくなると外壁に面した壁に結露が発生します。それにより壁紙面の湿度が上昇し、カビの生えやすい環境が完成。その結露を放置することで、壁にカビが発生するのです。

②換気不足

お部屋の四隅をチェックしてみてください。

  • ホコリは溜まっていませんか?
  • 定期的に掃除をして、換気をしていますか?

お部屋の構造や家具の置き方が悪いと、空気が一部滞留します。空気が滞留すると換気不十分となりその部分の湿度は上昇します。またほこりなども溜まりやすくなります。

特にほこりはカビの胞子が着地する場所として、最適の環境です。

そのため、ホコリが溜まっている部屋の壁にはカビが発生しやすくなります。同様に家具をそのまま配置して通気が悪い場合にもカビ胞子がそのまま繁殖しやすいため、カビが発生しやすい環境になります。

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カビのプロ

家具を長らく動かしていない場合は、1ヶ月に1回程度でも良いので動かして、ホコリを取り除くようにしましょう。カビと直結しないイメージかも知れませんが、通気性を良くすることと胞子の停滞を防ぐことがカビ予防に繋がります。

③漏水

おうちの天井ちかくの壁を見てみましょう。

  • 「湿気のあと」はありませんか?
  • 「漏水」は起こっていませんか?

漏水は、建築物の劣化にともない起こる外装のひび割れや、水道管の破裂などにより発生します。一部空間の湿度が急上昇しカビが非常に生えやすい環境が整ってしまいます。場壁紙表面でなく、内側から発生し、発見が遅れるということも?!

カビの発生過程としては一番厄介なのです。老朽化の進んだ家にお住まいの場合、天井付近などをチェックしてみてください。

カビを放置した結果、起こった悲劇

「壁に生えたカビが気になるけど、まだ大丈夫だろう」

と思って、一部カビが生えた箇所を放置してしまった結果、2週間から2ヶ月程度で部屋全体にカビが広がってしまい、結果的にカビ取り業者に依頼するといったケースも多いそうです。

もしも、一部の段階でカビ取りをしていたら、市販のカビ取り剤や掃除など自力で解決できたケースでも放置することによって業者に依頼しないと難しいほど壁の奥まで浸食してしまうことも。

そのまま放置するとカビ取り施工が高額に?!

また「いざというときは業者に依頼すれば良い」

と安易に思っていると、規模が思った以上に大きく費用も高額になるケースもあるそうです。

カビは放置すると、部屋の壁全体に広がるだけでなく、家具などにも付着し発生します。そして発生個所が壁紙の場合、徐々に奥まで進行していきます。すると最初は壁紙表面のみに発生していたカビが、その奥のボードや断熱材の内部まで進行してしまいます。こうなってしまうと非常に厄介であり、最初は表面を除カビだけすれば対処可能だったケースでも

  • 壁紙
  • ボード
  • 断熱材

など交換しなければいけない箇所が増えてしまい、費用が高額になってしまいます。つまり、自力でカビ取りを行うにも業者に依頼する場合にもとにかく「早く対策すること」が何よりも大事なのです。

何よりも恐ろしいのは「健康被害」

そして1番怖いのは、やはり健康に影響が出てしまう事です。カビの発生と健康被害との関連性は日本のみならず欧米など様々な国で調査されており1)、カビを始めとする室内汚染は

  • 喘息
  • 肺炎

といった呼吸器症状を3~5割ほど増加させる可能性が指摘されております。

以上のように室内の壁に生えたカビの放置は見た目の悪さやコスト面のみならず、健康の面でも早期対策が非常に重要であるといえます。カビによる呼吸器疾患などの健康被害が出る前に、自分で除去し再発しないように対策することが非常に重要であるといえます。

カビをそのまま放置していたら、コストがかかるだけでなく健康に影響が出る可能性も。早めの対策を!

カビ取りのプロに相談

壁に生えたカビを自力で除去する手順

ここからは壁に生えたカビをお客様の手で取るには実際どうすれば良いのか。そのカビ取り方法について解説していきます。

壁紙(クロス)のカビ取り方法

壁のカビ取りの依頼で最も多いのが壁紙に生えたカビです。ここで注意しなくてはならないのが、一般的な市販のカビ取り剤の多くが壁紙には不向きな種類であるということです。

理由は、市販のカビ取り剤は次亜塩素酸ナトリウムなどがメインなものが多く「漂白効果」があること。

また、塩素剤は揮発することで、誤った使用方法をしてしまうと鼻やのどなどに影響を与えやすいということです。

よって安全の面を考慮させて頂きますと、市販のカビ取り剤をクロスに使用するのは避けた方がいいかと思います。

そこで、市販のカビ取り剤を使用する場合は

  • 壁紙専用のもの
  • 目立たない場所で漂白がないか確認

してから使用すると良いでしょう。

もしも、市販のカビ取り剤を使用する場合には、目立たないところで一度脱色具合を試してみるのが一番確実かと思います。

消毒用エタノールでの除カビがおススメ

もし市販のものでカビ取りをする場合には、市販のアルコール除菌液(消毒用エタノール)で拭くことをお勧めします。アルコール溶剤は市販のカビ取り剤とは異なり、漂白効果がありません。

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よって、色落ちが気になるものにカビが生えている場合はこちらがお勧めです。使用の際には濃度が70%以上のものを使用してください。なお、市販のカビ取り剤とは異なり、漂白効果がありませんので黒カビなどによる着色汚れまでは落とし切ることができません。

消毒用エタノールを使用する際の注意点

また消毒用エタノールは薬剤の特性の1つに可燃性があります。つまり火元での使用は非常に危険ですので十分に注意して下さい。

  • 換気をしっかりと行う
  • 薬剤を塗布して30分程度置く
  • 2~3回繰り返してカビを除去する

軽度の発生であれば十分にカビを除去する事が出来ます。一度の処置で除去できない場合は2度ほど同じ作業を繰り返してみて下さい。

消毒用エタノールでカビが落ちない場合

これで落ちない、うっすら影が残る、仮に落ちても再発する場合は壁紙の裏側までカビが生えている可能性が高いです。ここがお客様ご自身で対処可能なカビと、業者を呼ぶべきカビのラインです。

通常のやり方では完璧な除去が行えず、表からの処置で除去できなかったカビが裏側で繁殖し、より広範囲にカビの被害が広がる可能性が高いからです。

また壁紙表面で発生したカビと違って壁紙裏で繁殖し表に出てきたカビというのは、再発や拡散のスピードが段違いに早いです。さらにカビが壁紙の面側まで侵食していた場合

  • 壁紙を張っていたボード
  • ベニヤ
  • コンクリート

にも根強くカビが発生している可能性があります。

そして何よりも、このような状況にならないように、壁紙にカビが発生しているのを発見したら、なるべく早期に市販のカビ取り剤やアルコールで対処するようにしましょう。

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カビのプロ

カビの除去後には、除湿機などを設置しカビを再発させないようにしましょう。

また、カビの範囲が狭く、まだ進行度合いも初期であれば「重曹で除去」するという方法もあります。その方法と手順を下記のリンクを参考してみてください。

自力でカビを除去できる限界は??

カビペディア編集部では、自力でカビを除去する場合、カビが発生している範囲は50㎝×50㎝くらいまでだと考えています。

これは、カビを除去する場合、カビが生えた周辺にはカビの胞子やまだ見えないレベルで繁茂するかびが確実にいると考えるからです。つまり50㎠にカビが生えている場合は最低でも周囲1m×1mを薬剤でカビ取りすることをおススメします。

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カビのプロ

つまり、壁にカビが発生していたらその周りの倍くらいの範囲は、カビが見えなくても薬剤を塗布しカビ取りを行った方が良いということです。思ったよりも施工範囲は広くなるので、カビが小さいうちに対策することがポイントです。

可能であれば部屋全体のカビを除去する必要がありますが、自力で行える限界は1㎡あたりだという推測です。

特にカビが表面的に発生している状況で空調などを回している家は、空調が胞子の拡散を促進し部屋全体に胞子が舞っている可能性が高いです。そのため、目視できるカビがある場合は一刻も早く対処する必要があります。

万が一部屋中にカビが広がっているかどうか気になる場合は、カビの胞子が部屋に広がっているのかチェックすることができますので、心配であれば専門会社にチェックを依頼することをお勧めします。そして除去後は様々な所で書いておりますが、しっかりと湿度管理を行いましょう。

カビ取りのプロに相談

また、カビの生えた壁の上にペンキを塗って”除去したつもり”になってしまうのもキケンです。下記のリンクに詳しく書いています

壁のカビを再発させないために

様々なケースを元にそれぞれの対処法についてお話させて頂きました。次は

  • まだカビが生えていない方
  • 無事に除去が出来た方

のために、カビの再発を防ぐ方法について解説していきます。

①湿度の管理を徹底的に!

まずは湿度の管理です。カビの発生が促進される条件として

  • 温度
  • 湿度
  • ほこり
  • 人の汗や皮脂、垢など

などがありますがmその中で最も気を付けなければならないのが湿度です。室内の換気が不十分だと湿度は溜まってしまい、壁面は湿っぽくなり、場合によっては結露を発生させてしまいます。

つまり、特殊な防カビ剤を用いずにお客様ご自身でカビを生やさないよう対策するためには

  • 除湿機
  • エアコン
  • こまめな換気

を用いて湿度を下げる工夫を徹底することです。

などが有効です。完璧に行うのは非常に難しいですが、すべてを5割くらいの精度で複合的に行うだけでもカビ発生の可能性は激減します。

カビを除去しても再発してしまった場合

上記の方法で、カビを除去してもまた再発してしまった場合には「カビの胞子」が部屋中に舞っているか可能性があります。また、壁紙の裏など目には見えない部分でカビが大量に発生している可能性もあります。

その場合には、一度カビ取りの専門家に依頼して、菌数の検査などカウンセリングしてもらうことをおススメします。

  • 健康被害
  • 壁の一部分にとどまらず部屋中に大量発生

など取り返しのつかない事態になる前に、気になる場合には早めに依頼してみると良いでしょう。

カビ取りのプロに相談

カビ取りの業者に委託することで、自分では届かない部分のカビを早急に、除去することができます。また安全性の高い薬剤を使用することで、小さなお子さんや高齢者など抵抗力の低い家族がいるおうちでカビが気になる場合にも喜ばれています。

まとめ

「壁のカビくらい、よくあることだから大丈夫でしょう」

「年末の大掃除でなんとかすれば良いでしょう」

とそのまま放置をしていると、あっという間にカビが部屋中に広がる可能性があります。また最も恐れていることは「健康被害」が出ることです。特にカビが原因で起こる健康被害は治療では治りにくい不可逆的な疾病もあります。

たかが壁のカビでも、放置しておくと身体への影響が出ることも...

そのことを是非知って頂きたいと思います。キーワードは「早め早めの対策!」消毒用エタノールでこまめに除去をし、湿度管理を徹底して、早期のうちからカビを除去しましょう!

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