壁紙に生えたカビを除去する際に注意すべきこととは?!

「ひゃあ~!!!!壁にカビがびっしりと生えてる!!!」

「カビには市販のカビ取り剤で良いのかしら?でも壁紙だから変色が心配...」

普段はなかなか掃除できない家具の裏側

そして久しぶりに見てみると、そこにはカビが生え、壁紙にまで広がっていた。という経験はないでしょうか。

壁にカビが生えてしまった場合、壁紙が変色してしまったり、剥がれてしまったりすることを考えると強くこするわけにいきません。だからといってカビをそのまま放置するわけにもいかず…。どうすればきれいにカビを除去できるのだろうと悩む方も多いでしょう。

とはいえ、そのままカビを見て見ぬふりするわけにもいきません。例えば北向きの部屋を寝室にしていた場合、その壁にカビが生えたまま放置していと就寝中にカビを吸い込むことになり、シックハウス症候群の原因となることもあります。そのためには、なるべく早く壁紙のカビを除去し、そして手に負えない場合にはカビ取りの業者に依頼するなどの対策をとる必要があります。

そこで今回は壁紙に発生したカビを除去する方法や、知らないとついついやってしまう間違ったカビ対策、カビの再発を防ぐ方法について解説します。

1.壁紙に発生したカビを落とす方法と注意点


壁紙にカビを発見した際、すぐさま「カビ取り剤」を吹きかける...前にちょっと注意!

それはカビ取り剤の中には強力な漂白効果があるため、色付きの壁の色を漂泊してしまう可能性があるからです。よって今回はそれぞれの場合に分けてカビの除去方法を解説します。

1-1.白い壁紙の場合

白い壁紙であれば漂白で色が落ちる心配はないため基本的には、多くのカビ取り剤が使えます。この時、マスクやゴーグルを着用するなど、安全に配慮した準備を行ってください。

カビ取り剤は直接吹きかけないこと

まず薬剤の使用方法ですが、スプレータイプのカビ取り剤を、壁に直接吹きかけようとしてはいないでしょうか?

間違ってもカビ取り剤は壁に直接吹きかけてはいけません。一度に多くかけると壁紙がふやけてしまう可能性があるためです。タオルなどの布にカビ取り剤を染み込ませて薄く延ばすように使用しましょう。

また、壁紙の種類によってはカビ取り剤と相性が良くない場合があります。いきなりカビ部分を拭くのではなく、まずは目立たない場所に試してみてください。そして問題がないようであればカビを優しく拭き取りましょう。強くこすると壁紙が剥がれてしまう可能性があるので注意してください。

薬剤がのこらないようにふき取ること

そして、固く絞った雑巾で余った薬剤を拭き取ります。ここでも軽く、優しく拭くよう心掛けてください。このとき薬剤が残らないようにしっかりと拭き取って下さい。カビ取り剤が残ってしまうと、乾燥した後であっても肌が触れることで皮膚に悪影響を及ぼす危険があるからです。難しいとは思いますが、カビ取り剤を完全に除去できるよう、かつ壁紙を傷つけないように作業する必要があります。ゴム手袋とゴーグルとをしっかりと着用して薬剤が入らないようにカビ取りを行いましょう。

白い壁紙の場合はカビ取り剤OK。ただし、マスク、ゴム手袋、ゴーグルの装着や換気はしっかり行いましょう。

1-2.色付きの壁紙の場合

色付きの壁紙には漂白効果のある市販のカビ取り剤は使えません。そこで使用する薬品がエタノール。病院などの入り口にも置いてあることから、エタノールに殺菌効果があることはご存知でしょう。カビも菌の仲間であるため、エタノールの殺菌効果によって死滅させることができます。エタノールは薬局に売っている消毒用のものを選びましょう。スプレータイプだと使いやすいです。

カビの色素が沈着していない場合は、重曹を使ってカビを落とすことができる場合もあります。主に重曹の研磨効果を活用したカビ落とし方法なので、殺菌効果は弱いですが、消毒用エタノールでの消毒と併せて行うとより良いでしょう。重曹を使ったカビ取り方法の詳細は下記のリンクを参考にしてみてください。

■関連記事■壁のカビを重曹で落とす方法

アルコールも壁に直接ふきかけない

エタノールにおいても壁には直接吹きかけず、タオルなどに染み込ませて使用してください。そして、カビに軽く叩きつけるように拭いていきます。こうすることで、エタノールの殺菌効果によりカビを死滅させることができます。

色素が残っている場合は取れないことも

しかし残念ながら、カビが色素を残すこともあります。こうなってしまうと壁紙を張り替えなくてはいけません。場合によってはカビは壁紙の裏側まで侵入しているかもしれません。その場合は裏側までしっかりと除去しなければ、壁紙を張り替えたとしてもまたすぐにカビが発生してしまうため張替え費用が無駄になってしまいます。よって最終的なコストを抑えるためにも、壁紙を張り替える場合は先にカビ専門の業者に状況を見てもらいましょう。

カビ取りのプロに相談

色付き壁紙の場合はアルコールでカビ取りしよう。しかし色素は取れないので壁紙の張替えが必要なことも

2.壁紙にやってはいけないカビ対策

壁掃除は他の場所の掃除とは少し違います。正しいと思って行った掃除方法が逆効果になることもありえます。そこで以下に壁紙のカビ対策でやってはいけないことをまとめました。

①水拭きだけで終わらせない

カビがそれほど進行していない状況では、水拭きだけで除去できるように感じることもあるでしょう。しかしそれは大きな間違いです。

たとえ表面の汚れが取り除けたとしても、カビの菌を取り除けていることにはなりません。また、カビは湿気が高いところに生えやすいもの。水拭きだけではかえってカビをより悪化させてしまう可能性もあります。

②掃除機をかけない

最近は片手で持てる小さな掃除機が普及しています。取り回しが良いため、とりあえずカビ取りの前に汚れを取ろうと掃除機を使う方もいるかもしれません。

しかしカビを掃除機で吸うと排気口からカビの胞子が飛散してしまいます。カビの胞子は喘息や鼻炎などの症状を引き起こす可能性があるため、壁紙に限らずカビに掃除機をかけるのは止めましょう。

※掃除のときはしっかりと「換気」を行いましょう

③上からペンキを塗ってごまかさない

壁紙にカビがポツポツよ生えると、その色素が気になり、どうにかごまかそうと上からペンキやシールを塗ってカバーしたくなりますが、上からフタをしてもカビが決して活動を止める訳はなく、壁紙上でどんどん増殖を続けてしまいます。壁紙に沈着したカビの色素が気になる場合には、カビを殺菌した後で漂白剤を使用するか壁紙を貼り換える方法で対処することをおすすめします。被害が大きくなる前に、早めにカビを殺菌して留めることが先決です。

3.壁紙にカビが生えないようにするために

壁紙にカビが生えるのは湿気の高さが原因です。湿気を抑えてカビを発生させないためにはどうすればよいのか。その方法を以下に紹介します。

3-1.家具と壁を近づけすぎない

壁に家具を近づけすぎると、隙間に湿気がこもります。それにより、人の目の届きにくい家具の裏などにカビが生えやすくなり、取り返しのつかない事態になりうる可能性も…。またこれは脱衣所など湿気が高い場所に限った話ではありません。よって家全体の家具は5㎝から10cm程度は壁から離して設置しましょう。

3-2.除湿機を利用する

夏は湿度が上がりやすくジメジメとしますよね。これはまさにカビにとって絶好の環境。体感の湿度に関係なく、積極的に除湿機を利用しましょう。この時40~60%にすることでカビが生育しにくい環境作りができます。間違っても60%以上にしないように心がけましょう!

3-3.防カビスプレーを使う

ホームセンターなどでカビを防ぐための防カビスプレーが販売されています。まずは試しに吹きかけてみてみましょう。それでも発生する場合は、業者に相談しましょう。

3-4.壁の結露を拭きとる

壁紙のカビの原因は、室内に発生する結露や漏水が原因という場合も多く見られます。例えば冬は外気温と内気温の差が激しい為、室内の壁や窓際に結露が発生しやすくなります。基本的には外気温と内気温の差を小さくするために「換気」をこまめに行うことが大事で、発生してしまった結露はこまめに拭きとるようにしましょう。

結露が発生しやすい壁の付近には、なるべくモノを置かないようにし、結露の乾燥しやすい環境をつくりましょう。その他、漏水や雨漏り、加湿器の蒸気などが原因で壁にカビが生える場合もあります。水気が触れたらなるべく早く拭きとるようにし、水漏れや雨漏りは早めに修理をしましょう。

4.まとめ

壁紙はカビ除去が難しい場所の1つ。強くこするだけで壁紙が簡単に剥がれるなど、傷みやすく、非常に扱いが難しい部分でもあります。よって行う際には壁紙のカビを除去するときは薬品を直接かけない、強くこすり過ぎないなど細心の注意を払いましょう。

ただし、十分に注意をしても失敗して壁紙が傷つく可能性も十分にあります。自分では難しそうだと感じるのであれば、カビ取り専門の業者を呼ぶことをおすすめします。壁に生えているカビは壁紙を剥がすと、裏にもびっしりと生えていることも多いため、自分でカビ取りをしてもカビが再発する場合には、専門のカビ取り業者に依頼して根本的に解決した方が良いかも知れません。

壁紙のカビ取りは家の中でも非常に難易度の高い場所。市販のカビ取りで難しい場合は業者への相談も検討しましょう。

カビ取りのプロに相談