カビのお悩み解決コラム

すのこのカビ取り方法|白カビ・黒ずみの落とし方と再発防止策

#カビ#すのこ
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

押入れやクローゼット、布団の下に敷くすのこは、床や収納物との間に空気の通り道をつくり、湿気を逃がしやすくするために使われます。

しかし、布団を敷いたままにしたり、換気が不十分だったりすると、すのこの周囲に湿気やホコリがたまりやすくなります。
そのまま放置すると、見えにくい裏側や床との接触部分に白カビや黒ずみが発生し、気づかないうちに広がることがあります。

この記事では、木製すのこのカビ取り前に確認したいポイントや、白カビ・黒ずみの落とし方を解説します。
さらに、キッチンハイターの使用可否や注意点、カビ対策もまとめているので、すのこのカビにお困りの方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
・木製すのこのカビ取り前に確認すること
・すのこの白カビや黒ずみの落とし方
・木製すのこにキッチンハイターを使用する際の注意点
・すのこにカビが生える主な原因
・押入れや布団下でカビを再発させない方法

目次

1. すのこのカビ取り前に確認すること

すのこにカビを見つけても、すぐに乾いた布やブラシでこするのは避けましょう。
乾いた状態で強くこすると、カビの胞子が周囲に広がるおそれがあります。

まずは窓を開けて換気し、マスクとゴム手袋を着用してください。
そのうえで、すのこの素材やカビの範囲、木材の状態を確認しましょう。

1-1. すのこの素材を確認する

最初に、すのこの素材を確認してください。

樹脂製や金属製のすのこは、使用できる洗剤や掃除方法が異なるため、取扱説明書やメーカーの案内に従いましょう。

木製すのこは、無塗装か、ニスや塗料で仕上げられているかも確認してください。
塗装や表面加工によって、エタノールやカビ取り剤の影響が異なります。

使用する前に、必ず目立たない場所で試しましょう。

1-2. カビの範囲と木材の状態を確認する

表面の狭い範囲に発生したカビであれば、自分で対処できることがあります。
一方、次のような状態がある場合は、使用を中止し、買い替えや専門業者への相談を検討してください。

  • カビが広範囲に広がっている
  • 何度掃除しても再発する
  • 強いカビ臭が残っている
  • 木材を押すとへこむ
  • 表面が崩れたり、ささくれたりしている
  • すのこが割れている、反っている、ぐらついている

木材が柔らかい、表面が崩れるといった状態は、腐朽や劣化が進んでいる可能性があります。

■関連記事■木材の黒ずみはカビ?灰汁?見分け方と原因別の対処法

すのこのカビが出たら室内の湿気も確認する

すのこにカビが発生した場合は、すのこだけの問題と考えず、室内の湿度や結露、押入れやクローゼットの換気状況も確認しましょう。
住まい全体の湿気やカビの発生しやすさが気になる場合は、カビリスク診断も参考にしてください。

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2. すのこの白カビ・黒ずみの落とし方

すのこのカビ取りは、カビの状態や木材の仕上げに合った方法で行うことが大切です。
使用前に目立たない場所で試し、木材や塗装への影響を確認してから作業しましょう。

2-1. 軽度の白カビは消毒用エタノールで拭き取る

表面の狭い範囲にうっすら付着している白カビは、消毒用エタノールで対処できることがあります。
ただし、木材や塗装によっては白化や色むらが起こるため、必ず目立たない場所で試してから使用してください。

用意するもの

  • 消毒用エタノール
  • 清潔な布またはキッチンペーパー
  • マスク
  • ゴム手袋

出典:Amazon

使用時の注意点

  • 窓を開けて換気する
  • 火気の近くでは使用しない
  • 長時間の直射日光は避ける

カビ取り手順

① 作業前の準備をする

マスクとゴム手袋を着用し、すのこを静かに移動します。
カビが周囲に広がらないよう、強く振ったりこすったりしないでください。

② エタノールでカビをやさしく拭き取る

清潔な布やキッチンペーパーに消毒用エタノールを含ませ、カビの部分をやさしく拭き取ります。
強くこすると木材の表面や塗装を傷めることがあるため、力を入れすぎないようにしましょう。
使用したキッチンペーパーは、その都度処分してください。

③ 風通しのよい日陰で乾燥させる

拭き取り後は、風通しのよい日陰で十分に乾燥させます。
木材の反りやひび割れ、変色を防ぐため、強い日差しに長時間当てないようにしてください。

2-2. カビによる黒ずみが残る場合の対処方法

消毒用エタノールには漂白効果がないため、カビを拭き取っても黒ずみが残ることがあります。

ただし、黒い斑点は、ホコリや汚れ、木材の変色である場合もあります。
カビ臭がある、範囲が広がる、同じ場所に繰り返し発生するといった場合は、カビによる黒ずみの可能性があります。

カビによる黒ずみが残る場合は、木製すのこに使用できるカビ取り剤を検討しましょう。
使用前に目立たない場所で試し、使用方法は製品の説明書に従ってください。

2-3. 木製すのこにキッチンハイターは使える?

キッチンハイターは木製まな板などに使用できる製品ですが、すべての木製すのこに使えるわけではありません。
すのこメーカーと製品の表示を確認し、木製すのこへの使用が認められており、使用後に十分な水洗いができる場合に限って使用してください。

使用する場合は、次の点に注意しましょう。

  • 目立たない場所で変色しないか確認する
  • 記載された希釈方法と放置時間を守る
  • 窓を開けて十分に換気する
  • メガネまたはゴーグルとゴム手袋を着用する
  • 酸性洗剤やアルコールなどと混ぜない

塩素系漂白剤を酸性洗剤や食酢、アルコールなどと混ぜると、塩素ガスが発生する危険があります。
エタノールが残っている状態では使用しないでください。

2-4. 木材対応のカビ取り製品を使う方法

エタノールで落ちない場合や、素材によってキッチンハイターを使えない場合は、木製すのこに対応したカビ取り製品を検討しましょう。

ハーツクリーン「カビ取りマイスター」は、安全性に配慮して設計されたカビ取り剤で、水回りだけでなく、壁紙や木材にも使用できます。

ただし、素材や塗装によって変色することがあるため、目立たない場所で試し、説明書に従って使用しましょう。
また、カビが広範囲に広がっている場合や、木材が柔らかくなっている場合は、無理に自分で対処せず、専門業者への相談や買い替えを検討しましょう。

■関連記事■木材・木製品のカビ取り完全ガイド|落とし方・NG行動・再発防止策を解説

2-5. サンドペーパーを使用できるケース

カビ取り後に十分乾燥させても表面の黒ずみだけが残る場合は、細かいサンドペーパーで軽く研磨する方法もあります。
ただし、研磨できるのは、木材の強度に問題がない無塗装のすのこや、研磨後に再塗装する予定のすのこなどに限られます。

塗装されたすのこを削ると、塗膜が剥がれ、周囲と色や質感が変わることがあります。
削りすぎによる傷みを防ぐため、無理に行わないようにしましょう。


3. すのこの周囲にもカビがないか確認する

すのこにカビが発生していた場合は、接していた床や寝具、押入れ・クローゼットの内部にもカビがないか確認しましょう。
すのこだけを掃除しても、周囲にカビや湿気が残っていると再発することがあります。

3-1. 布団やマットレスを確認する

布団やマットレスの裏側、縫い目、すのこと接していた部分に、黒い斑点や白い付着物、カビ臭がないか確認してください。
寝具は湿気を含みやすく、見た目に異常がなくても、内部に湿気が残っていることがあります。

カビが見られる場合は、すのこと同じ方法で処理せず、寝具の素材に合った方法で対処しましょう。

3-2. フローリングや畳を確認する

すのこの下にあるフローリングや畳にも、黒ずみや変色、カビ臭がないか確認してください。
特に、窓際や布団を長期間敷いたままにしていた場所は、結露や湿気がたまりやすいため注意が必要です。

床材によって使用できる洗剤や対処方法が異なるため、素材に合った方法を選びましょう。

3-3. 押入れ・クローゼットを確認する

収納用すのこにカビが発生していた場合は、押入れやクローゼットの床、壁、収納物も確認しましょう。
物を詰め込みすぎると湿気がこもりやすくなるため、収納量や換気状況も見直してください。

■関連記事■押入れ・クローゼットがカビ臭いときの原因と今すぐできるカビ取り&再発防止ガイド【プロが解説】

カビが壁や床まで広がっている場合や、強いカビ臭がある場合、何度掃除しても再発する場合は、専門業者への相談を検討しましょう。


4. すのこにカビが生える主な原因

木製すのこは、湿気や通気不足、ホコリなどの汚れが重なることで、カビが発生しやすくなります。
特に、すのこの裏側や床との接触部分は湿気がこもりやすく、目につきにくいため発見も遅れがちです。

4-1. 布団や収納物から湿気が出る

床置きのすのこの上に布団を敷いていると、寝汗や体から出た水分が布団の下にたまります。

布団を敷いたままにすると、すのこの表面や裏側が乾きにくくなります。
押入れでも、湿った寝具や衣類を収納すると、内部の湿度が上がるため注意が必要です。

4-2. すのこの隙間がふさがれている

すのこを敷いていても、布団や荷物で隙間がふさがれていると、空気が十分に流れません。
すのこの下に空間がない場合や、収納物を詰め込みすぎている場合も、湿気が逃げにくくなります。

空気の通り道が確保されているか確認しましょう。

4-3. 隙間や裏側にホコリがたまっている

すのこの隙間や裏側には、ホコリや髪の毛、繊維くずなどがたまりやすいです。
こうした汚れに湿気が加わると、カビが発生しやすくなります。

表面だけでなく、隙間や裏側、床との接触部分も定期的に掃除してください。

4-4. 長期間動かさず湿気がこもっている

すのこを長期間同じ場所に置いたままにすると、裏側や床との間に湿気がこもりやすくなります。
表面には異常がなくても、持ち上げると裏側や床にカビが広がっていることがあります。

定期的にすのこを動かし、裏側まで乾かすことが大切です。


5. すのこのカビを防ぐ方法

すのこのカビを防ぐには、湿気や汚れをためず、定期的に乾燥させることが大切です。
すのこを敷くだけで安心せず、室内の湿度管理や布団・収納物の扱い、日頃の掃除を組み合わせて対策しましょう。

5-1. 室内の湿度を上げすぎない

室内の湿度が高いと、すのこや寝具が乾きにくくなります。

湿度計で室内の状態を確認し、湿気が多いときはエアコンの除湿機能や除湿機を活用しましょう。
料理や入浴、室内干しのあとは、換気扇を回して湿気を外へ逃がしてください。

雨の日など、窓を開けるとかえって湿度が上がる場合は、無理に窓を開けず、除湿機を使用しましょう。

5-2. 結露や床の水分を放置しない

窓際にすのこや布団を置いている場合は、窓の結露にも注意が必要です。
水滴が床へ流れると、すのこの下に湿気がたまりやすくなります。

窓や床に水分を見つけたら、早めに拭き取りましょう。

5-3. すのこを定期的に立てて乾燥させる

すのこを敷いたままにすると、裏側や床との接触部分に湿気が残りやすくなります。

定期的に持ち上げたり、壁に立てかけたりして、裏面と床に空気を通しましょう。
立てかける際は、倒れないよう安定した場所に置いてください。

押入れで使用している場合は、収納物を詰め込みすぎず、ときどき扉を開けて換気しましょう。

5-4. 布団を敷きっぱなしにしない

床置きのすのこの上に布団を敷いている場合は、敷きっぱなしを避けましょう

使用後は布団を上げ、すのこと床に空気を通してください。
布団にも湿気が残るため、必要に応じて陰干しや布団乾燥機を活用しましょう。

すのこベッドの床板やフレームにカビが見られる場合は、以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■すのこベッドに発生した白カビ・黒カビを簡単に除去!効果的なカビ対策も紹介

出典:Amazon

5-5. 除湿剤や除湿シートを活用する

押入れやクローゼットなど湿気がこもりやすい場所では、除湿剤を活用しましょう。
布団の下には除湿シートを敷くことで、寝具から出る湿気を吸収しやすくなります。

ただし、吸収できる水分量には限りがあります。
交換時期や乾燥の目安を確認し、湿ったまま放置しないようにしてください。

出典: Amazon

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5-6. 裏側や板の隙間も掃除する

すのこやその周囲を定期的に掃除し、ホコリや髪の毛を取り除きましょう。
掃除機や柔らかい布を使い、表面だけでなく、板の隙間や裏側、接している床まで確認してください。

水拭きをした場合は、乾拭きして十分に乾燥させてから元の場所へ戻しましょう。

5-7. 木材対応の防カビ剤を使用する

防カビ剤を使う場合は、木製すのこへの使用が明記された製品を選びましょう。
すでにカビがある場合は、先にカビを取り除き、十分に乾燥させてから使用してください。

布団や衣類に付着しないよう注意し、使用量や乾燥時間は説明書に従いましょう。

■関連記事■【徹底比較】木材用防カビ剤おすすめ5選|カビ取り後の再発防止に役立つ製品を紹介

出典:Amazon


6. カビが繰り返すなら木製以外のすのこも検討する

木製すのこは通気性があり、幅広い場所で使いやすい一方、湿気が多い環境ではこまめな乾燥や手入れが必要です。
対策を続けてもカビが繰り返す場合は、使用場所や目的に合わせて、樹脂製や金属製などの素材も検討しましょう。

6-1. プラスチック製・樹脂製すのこ

プラスチック製や樹脂製のすのこは、木製に比べて水分を吸収しにくく、水拭きや水洗いがしやすい製品があります。
押入れや脱衣所など、湿気がこもりやすい場所にも使いやすい素材です。

ただし、表面にホコリや汚れがたまったまま湿気が続くと、カビが付着することがあります。
素材を変えた後も、定期的な掃除と乾燥を続けましょう。

6-2. 金属製すのこ

金属製すのこは、木製に比べて水分を吸収しにくく、汚れを拭き取りやすいのが特徴です。
一方、素材や表面加工によっては、水分を放置するとサビが発生することがあります。

使用場所に適した製品を選び、濡れた場合は早めに拭き取りましょう。


7. 【カビ関連ニュース】大雨や高湿度環境で高まるカビリスク

すのこのカビ対策では、日頃の湿度管理だけでなく、大雨や長雨が続く時期にも注意が必要です。

気象庁は、低気圧や前線の影響によって、広い範囲で大雨となった事例を公表しています。
このような時期は室内の湿度も上がりやすく、すのこの裏側や床との接触部分に湿気が残りやすくなります。

雨が続くときは、除湿機やエアコンを活用し、すのこを定期的に持ち上げて、裏側や床まで乾燥させましょう。

参考:気象庁|低気圧と前線による大雨


8. すのこのカビに関するQ&A

すのこはカビ対策に役立ちますが、湿気や汚れがたまるとカビが発生することがあります。
ここでは、すのこのカビ取りや予防について、よくある疑問に回答します。

Q1. 軽い白カビは自分で落とせますか?

表面の狭い範囲に発生した白カビであれば、自分で対処できることがあります。

消毒用エタノールを布やキッチンペーパーに含ませてやさしく拭き取り、風通しのよい日陰で十分に乾燥させましょう。
使用前に、目立たない場所で変色しないか確認してください。

Q2. 木製すのこにキッチンハイターは使えますか?

すべての木製すのこに使えるわけではありません。

すのこメーカーと製品の表示を確認し、木製すのこへの使用が認められ、使用後に十分な水洗いができる場合に限って使用してください。
酸性洗剤やアルコールなどとは混ぜないようにしましょう。

Q3. すのこのカビを防ぐ方法は?

湿気と汚れをためないことが大切です。
すのこを定期的に持ち上げて乾燥させ、室内の除湿や押入れの換気、裏側や隙間の掃除も行いましょう。


9. まとめ

木製すのこは、布団の下や押入れなど湿気がこもりやすい場所で使われるため、裏側や板の隙間にカビが発生することがあります。

軽度の白カビは消毒用エタノールで対処できる場合がありますが、黒ずみが残るときは、木製すのこに使用できるカビ取り剤を検討しましょう。
キッチンハイターは、メーカーと製品の表示で使用可能と確認でき、十分に水洗いできる場合に限って使用してください。

また、すのこだけでなく、接していた床や寝具、押入れ・クローゼットの内部も確認することが大切です。

カビ取り後は、次の対策を続けましょう。

対策を続けてもカビが繰り返す場合は、樹脂製や金属製など、水分を吸収しにくい素材への買い替えも選択肢です。

カビが広範囲に広がっている場合や、木材が柔らかくなっている場合は、無理に使い続けず、買い替えや専門業者への相談を検討してください。

すのこを清潔に保ち、使用環境に合った湿気対策を続けて、カビの再発を防ぎましょう。

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