すのこベッドに発生した白カビ・黒カビを簡単に除去!効果的なカビ対策も紹介

「久しぶりにマットレスを動かしたらすのこベッドにカビが生えていた。すのこは通気性が良いと聞いていたのにどうして…?」
「すのこベッドにカビが生えてしまったからカビ取りしたいけど、何を使えばいいのかわからない」

すのこベッドは通気性が良く、湿気がこもりにくい構造ですが、適切に管理しないとカビが生えることがあります。

ベッドは1日のうち1/3を過ごす場所なので、カビが発生することで健康への悪影響も懸念されます。
もし睡眠中にカビの胞子を大量に吸い込んでしまうと、アレルギー反応や呼吸器系の問題などの健康被害が発生するかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、ベッドにカビが発生した際は早急に対処しましょう。

そこで今回は、すのこベッドに生えてしまったカビの正しい除去方法と、再発を防ぐための効果的な対策について詳しく解説します。
健康で快適な睡眠を維持するためにも、是非この記事を参考にしてみてください。

この記事でわかること
・すのこベッドにカビが発生した時にまずやるべきこと
・すのこベッドに発生した白カビと黒カビを除去する方法
・すのこベッドのカビを防ぐための対策

1.すのこベッドにカビを見つけたらまずやるべきこと

ベッドにカビが生えているのを見つけた際に、慌ててしまう方もいるかもしれません。
しかし間違った初期対応をすると、カビが悪化したり、健康被害が発生したりする恐れがあるため、慌てずに行動しましょう。

1-1.マスクやゴム手袋を装着する

まずは、カビの胞子を吸い込んだり、直接触れたりしないように、マスクとゴム手袋を着用しましょう。

カビの胞子は健康に悪影響を及ぼすことがあるため、適切な防護具を装着することが重要です。
特に、カビの胞子を吸い込むとアレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こす可能性があるため十分注意しましょう。

1-2.部屋を換気して周囲のものを隔離する

続いて、部屋の窓を開けてしっかりと換気を行ってください。
そしてカビの胞子が部屋中に拡散しないように注意しながら、ベッドの周りの寝具や家具を移動させて隔離しましょう。

換気を行うことで、空気中に浮遊しているカビの胞子を外に排出することができます。
また、周囲のものを隔離することで、カビが他の家具や物品に広がるのを防ぎます。

1-3.周辺にもカビが発生していないか確認する

周囲のものを隔離する際に、他にもカビが発生していないか確認してください。
布団やマットレス、壁や床、サイドテーブルなどもカビが発生していないか注意して見てみましょう。
もし他の場所にもカビが見つかった場合は、そちらもカビ取りが必要です。

■関連記事■プロが教える!布団に生えたカビを効果的に除去する方法と9つのカビ対策術
■関連記事■壁にカビが生える4つの原因と対策方法をカビ取りのプロが徹底解説!

2.すのこベッドに使えるおすすめカビ取りアイテム

すのこベッドに発生するカビは大きく分けて2種類あります。
それが「白カビ」「黒カビ」です。

  • 白カビ:白色のふわふわとした胞子を持つ
  • 黒カビ:黒色で素材に色素が染みつきやすい

この2つのどちらがすのこに生えたかによって、使用するアイテムが違います。
ここでは、カビの性質ごとにおすすめのカビ取りアイテムをご紹介します。

2-1.白カビなら消毒用エタノール

ふわふわとした白カビには、消毒用エタノールが効果的です。
カビ取りに使いやすいおすすめのアイテムを2つ紹介します。

ドーバー パストリーゼ77

アルコール度数77%で、あらゆる場所の除菌や防カビに使用できます。
酒造会社ならではの酒造用アルコールを使用しており、極めて純度が高く、直接食品に噴霧できるほど安全な製品です。

出典:Amazon

フマキラー キッチン用 アルコール除菌スプレー

食品成分から作られた100%天然のアルコールです。
キッチン用ですが、あらゆる所の掃除に使えます。

抗菌成分としてグレープフルーツ種子エキスを使用しており、これが蒸発しにくく抗菌作用が1ヶ月以上持続するため、カビ対策にも効果的です。
さらに緑茶抽出物配合で消臭効果もあり、嫌なカビ臭さも解決します。

フマキラー キッチン用 アルコール除菌スプレー

フマキラー キッチン用 アルコール除菌スプレー

出典:楽天市場

2-2.黒カビなら漂白作用のあるカビ取り剤

黒カビはすのこのような木製品に根を張りやすく、色素沈着して黒い染みになってしまいます。
こうした場合には、漂白作用を持つカビ取り剤が効果的です。

ただし漂白効果のあるカビ取り剤は木材には使用できないものが多いため、木材に使用できる製品を選ぶ必要があります。
ここでは木材でも使用可能なカビ取り剤を紹介します。

ハーツクリーン カビ取りマイスター

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターは、危険な成分が含まれていない為、ベッドなどの木製の家具や壁などのカビ取りに使用できます。
また、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品のため、自宅でプロレベルのカビ取りが可能です。

ビーワンコーポレーション カビホワイト カビソフト除去スプレー

木材、カーテン、家具、床、押入れ、マットレス、布団、畳などに使えるカビ取り剤です。
薬品に耐性を持った塩素耐性菌まで除去でき、一度掃除すればカビの再発も予防できます。
使用する際は軽く吹きかけるだけでよく、完全に乾けば無害なので、ベビーベッドなどでも安心して使用可能です。

ビーワンコーポレーション カビホワイト カビソフト除去スプレー

ビーワンコーポレーション カビホワイト カビソフト除去スプレー

出典:Amazon

3.すのこベッドのカビ取り方法

続いて、すのこベッドのカビ取り方法を紹介します。
カビの種類によって適しているものが異なるため、白カビと黒カビそれぞれの除去方法を解説します。

3-1.白カビが発生したすのこベッドのカビ取り方法

ふわふわとした胞子を持つ白カビは、基本的には消毒用エタノールで簡単に落とせます。

カビ取り作業する時は必ず部屋を換気し、マスクやゴム手袋を身に付けて体を保護してください。
また、変色などの恐れがあるため、目立たない場所で試して問題なければ作業を開始するようにしましょう。

用意するもの

  • スプレータイプの消毒用エタノール
  • キッチンペーパー
  • マスク
  • ゴム手袋

カビ取り手順

  • ①エタノールを吹きかけたペーパーで拭き取る

キッチンペーパーに消毒用エタノールを吹きかけて、カビをやさしく拭き取ってください。
一度使ったキッチンペーパーは使い回しせずに捨てるようにしましょう

  • ②エタノールを吹きかける

目に見えるカビをすべて拭き取ったら、すのこベットに直接消毒用エタノールを吹きかけてください。
消毒用エタノールを満遍なく吹きかけるのがポイントです。

  • ③風通しの良い場所でしっかり乾燥させる

日当たりが良く、風通しの良いところで完全に乾燥させてください。

3-2.黒カビが発生したすのこベッドのカビ取り方法

黒カビは、すのこベッドの素材に根を張ってシミになっている場合が多いです。
そのため漂白効果がない消毒用エタノールは黒いシミは取れないので、木材にも使用できるカビ取り剤を使いましょう。

今回はカビ取りマイスターを使用した方法を紹介します。
カビ取り剤によって使い方が異なるため、他のカビ取り剤を使用する場合は、その製品の取り扱い方法を確認してから作業してください。

カビ取り作業する時は必ず部屋を換気し、マスクやゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けて体を保護してください。
また、変色などの恐れがあるため、目立たない場所で試して問題なければ作業を開始するようにしましょう。

用意するもの

  • 木材に使用できるカビ取り剤
  • 雑巾
  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル
  • 長袖の服

カビ取り手順

  • ①カビ取りマイスターを吹きかける

カビが発生している部分とその周辺にカビ取りマイスターを吹きかけてください。

  • ②硬く絞った雑巾で拭き取る

10~30分ほど放置し、カビ取り剤が浸透したら、硬く絞った雑巾で拭き取ってください。

  • ③風通しの良い場所でしっかり乾燥させる

日当たりが良く、風通しの良いところで完全に乾燥させてください。

■関連記事■木製品のカビを除去する方法

4.すぐにできる!すのこベッドのカビを防ぐための対策

すのこベッドのカビを完全に除去できても、同じ環境下だと再びカビが発生してしまうことがあります。
そうならないようにするためにも、しっかりとカビ対策を行って、カビが発生しにくい環境を作るようにしましょう。

4-1.部屋の湿度を管理する

カビは湿気を好むため、部屋の湿度管理はとても大事です。

理想的な湿度は40~60%です。
湿度が高い日には、除湿機やエアコンの除湿機能を活用して湿度を下げるようにしてください。

また、梅雨や夏場などは気付かぬうちに湿度が高くなっていることがあります。
そのため湿度計を設置して、日々の湿度をチェックする習慣をつけることをおススメします。

出典:Amazon

4-2.定期的に換気を行う

部屋の換気を定期的に行い、空気の流れを良くしましょう。
そうすることで、室内に湿気がこもりにくくなります。

できれば1日1回以上、15~30分程度の換気を心掛けてください。
特に、寝具を干したり、部屋を掃除したりする際には、窓を開けて新鮮な空気を取り入れることが大切です。

4-3.すのこベッドの配置を見直す

すのこベッドを壁や窓にくっつけず、適度な距離を保つように配置しましょう。
これにより、空気が循環しやすくなり、湿気がこもりにくくなります。

また、ベッドの下に収納スペースがある場合は、収納物をぎゅうぎゅうに詰め込まず、少し余裕を持たせて空気の流れを確保してください。
これらを注意することで、すのこベッド周辺の通気性を高め、カビの発生を抑制できます。

4-4.寝具を定期的に干す

布団やマットレスに湿気がこもることで、すのこベッドにカビが発生しやすくなります。
そのため、布団やマットレスは定期的に干してしっかり乾燥させましょう。

特に湿度が低くて晴れた日は効果的なので、積極的に行ってください。
ジメジメした時期などは布団乾燥機を使用するのもおススメです。

出典:Amazon

4-5.寝具の下に除湿シートを敷く

マットレスや敷布団の下に除湿シートを敷くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぎます。
除湿シートは敷くだけで効果があり、手軽に実行できるカビ対策の一つです。

特に梅雨時期や湿気の多い季節には、定期的に除湿シートを交換することで、持続的な効果を保てます。

出典:Amazon

4-6.すのこベッドの下に除湿剤を置く

すのこベッドの下に除湿剤を設置することで、ベッド周辺の湿気を効果的に吸収します。
除湿剤は手軽に購入でき、置くだけで湿気を取り除くことができます。

定期的に除湿剤を交換し、常に効果を維持するようにしましょう。

出典: Amazon

4-7.定期的にすのこベッドを乾燥させる

すのこベッド自体も乾燥させることが重要です。
定期的にマットレスや敷布団を外すことで、すのこベッドを乾燥させ、ベッド下にも空気の流れを作ることができます。

また、動かすことが可能なベッドの場合は、天気の良い日に外に出すと更に効果的です。

5.ベッド以外にもカビが広がった場合の対処方法

すのこベッドのカビが壁や床にまで広がってしまった場合は、こちらのカビ取りも必要です。

先ほど3-2.黒カビが発生したすのこベッドのカビ取り方法で紹介したカビ取りマイスターは、壁などのカビ取りにも使用できるので、自力でカビ取りする場合はそちらを使用するのがいいでしょう。
またカビ取りだけでなく防カビもするなら、カビ取りマイスターキットがおススメです。

こちらはカップや刷毛もセットになっているため、届いてすぐにカビ取りすることが可能です。
また、防カビ剤もセットになっているため、カビの再発も防いでくれます。

もちろんこのキットをすのこベッドのカビ取りに使用することもできるので、カビ取りだけでなく防カビもしたい方は、是非カビ取りマイスターキットをご検討ください。

もしすでに自力で対処が難しいほど広範囲にカビが発生している場合や、壁紙の裏などにも広がって手がつけられない場合は、専門のカビ取り業者に依頼するのが賢明です。

業者は専門的な知識と機材を持っているため、短時間で効果的にカビを取り除くことができます。
また、業者に依頼することで、根本的な原因を突き止め、再発防止のためのアドバイスを受けることができます。

カビは時間が経つと範囲を広げてしまうため、早めに業者に相談することをおススメします。

  • 法人のお客様はコチラ
  • 個人のお客様はコチラ

また、布団にカビが広がってしまった場合は、安価なものであれば買い替えをおススメします。
もし高価な布団で簡単に買い替えられないということであれば、カビ取り専門のクリーニング業者に依頼するのがいいでしょう。

カビ取り専門のハーツクリーニングなら、医療機器の滅菌に使用されているほど強力なエチレンオキサイドガスを使ったガス滅菌でカビの菌を徹底的に死滅してくれます。
また、老舗クリーニング店の高い技術でカビの色素も除去してくれるため、大事な布団でも安心して任せることができるでしょう。

もし費用を抑えたいということであれば、ガス滅菌のみも受け付けています。
段ボールに入れて送ることで布団のカビを死滅させることができるので、こちらもご検討ください。

6.まとめ

今回はすのこベッドに発生したカビの除去方法や対策について解説しました。

すのこベッドは通気性が良いため、他のベッドと比べてもカビが発生しにくいものです。
しかし、部屋が高湿度だったり、窓の結露で濡れたりすると、カビが発生してしまうことがあります。
特に梅雨など湿度が高い時期は注意が必要です。

もし万が一すのこベッドにカビが発生してしまったら以下のように対処しましょう。

そして、再度カビが発生しないようにカビ対策も行いましょう。

もし、カビが壁や床にまで広がってしまった場合は、そちらのカビ取りも行う必要があります。
狭い範囲であれば自力での対処も可能ですが、広範囲に渡っている場合や自力での除去が難しいと感じた場合は、専門のカビ取り業者に依頼することを検討しましょう。
専門業者の力を借りることで、より効果的かつ安全にカビを取り除くことができます。

  • 法人のお客様はコチラ
  • 個人のお客様はコチラ

この記事が皆さまの健康で快適な睡眠の維持に役立つことを願っております。