食器にもカビが生える!?原因と対策について解説
驚愕!カビは食器にも生えることがあるのをご存知ですか
お風呂場やキッチン、カーテンや壁などさまざまなところに発生するカビ。
しかしカビは食器に生えることもあるというのはご存知でしたか?
もしかするとあなたの食器棚の中にも、カビの生えてしまった食器が眠っているかもしれません。
そこで今回は、なぜ食器にもカビが生えるのか、その原因と発生したカビの除去方法、カビの再発を防ぐ方法についてご紹介します。
目次
1.食器にカビが生える原因とは?!
食器にカビが生える原因は1つではありません。
これから紹介するどれか、もしくはいくつかの要因が重なり発生します。
心当たりがないか確かめてみましょう。
①洗わずに放置した
食べ終わった後の食器を洗わず、シンクに放置してしまう方も多いでしょう。
食べ物の汚れはカビの栄養源となります。なぜならばカビは水分を好むからです。
またシンク周りは湿気があるため、カビの発生しやすい条件が整えられていると言っても過言ではありません。
さらに、食べかすによって発生した雑菌もカビの餌となり繁殖する原因にもなります。
②食べカスが食器に残っていた
食器をきれいに洗ったつもりでも食べカスが食器に残っている場合があります。
これは丁寧に洗っていないということではなく、
食器の表面にある目に見えないほどの隙間に食べカスが残ってしまい、そこから発生するという意味です。
わずかな量でもカビが成長するためには十分な栄養となりえます。
③食器棚のホコリが付着した
しばらく使っていなければ食器棚の中にもホコリが積もります。このホコリに湿気がたまるとカビの原因となります。食器棚の中も定期的に掃除し、ホコリを溜めないようにしましょう。
④食器自体がカビの栄養源になる
木製やプラスチックの食器を使っているご家庭も少なくないと思いますが、カビの栄養源は多種多様。
人間は栄養にできない木やプラスチックすらもカビは成長の糧にしてしまいます。
特に木製食器をしっかりと乾燥しないまま放置していると、この湿気によりカビの原因となります。自然素材はそれ自体がカビの栄養源となることもありますので、食器は汚れをしっかりと除去し、水気を乾燥させてから収納するようにしましょう。
⑤食器が十分乾燥していなかった
大体乾いているからもう食器棚に移しても大丈夫、と考える方もいるでしょう。
しかしこのとき食器に残った水気が食器棚の中で蒸発し湿気になり、カビを育てることもあるのです。
また、食器棚の中の湿気もカビを生やす原因となります。例えば、炊飯器やコーヒーのなどの水蒸気によって食器棚自体が湿気てしまうことも要因の1つです。
⑥壁の結露が原因となることも
また壁に結露が発生している場合、食器棚を壁にピッタリくっつけることで、食器棚そのものにカビが生えて食器類にもカビが生えてしまうことがあります。
食器類自体の清潔・乾燥そして収納する食器棚の清潔・除湿が食器のカビを防ぐためのポイントとなります。
2.食器に生えたカビの除去方法
カビが生えた食器でも取り除けば再び使うことは可能です。
食器のカビを取るのはそれほど難しくないので諦めずに除去してみましょう。
2-1.通常通り洗剤で洗う
食器についたカビは通常通り洗剤で洗うだけでも除去できる場合がほとんどです。
取れにくいカビでもスポンジで強くこすれば落とせるでしょう。
色が残ってしまった場合は台所用漂白剤で漬け置きしてみてください。
2-2.アルコールで除菌
頻繁に使わない食器には洗浄後、アルコールを使用してみましょう。
アルコールには殺菌効果があるため、菌の一種であるカビの発生を防ぐためにも効果的です。
※注意※
アルコールには可燃性があります。
火元での使用はくれぐれも気を付けましょう。
2-3.カビ除去に使ったスポンジについて
カビを洗ったスポンジを他の食器にも使うのは抵抗があると感じる方もいるでしょう。
しかしたとえ直接カビを洗わなくても長く使っているスポンジにはカビや細菌が繁殖しているものです。
スポンジに繁殖したカビや細菌は熱湯をかけたり洗剤で洗っても数を減らすことはできず、
場合によっては増えることすらあると言われています。
スポンジは高いものではないので、定期的に買い替えることをおすすめします。
3.食器のカビを防ぐ方法
最初からカビが生えないようにできるならそれが一番ですよね。
食器はもともとカビが生えにくいものということもあり予防は簡単です。
以下の方法を実践してカビの発生を防ぎましょう。
3-1.使った食器はすぐに洗う
当たり前かもしれませんが、カビ対策のためにも使った食器はすぐに洗いましょう。数日間放置するなんてもってのほか。
放置すればするだけカビに成長する時間を与えてしまいます。
食べ終わった後に家事をするのは面倒に感じるかもしれませんが、放置すればするほどカビが発生するリスクがあるだけでなく、汚れも乾燥して取れにくくなってしまいます。
チーズやこげ汚れなど、取れにくいものだけでもすぐに洗うなど、少しずつでも習慣にしてカビ対策いきましょう。
3-2.食器に水気を残さない
カビを発生させないために湿気対策は欠かせません。
家族の人数が多く食器を十分に乾かすだけのスペースが足りない場合はキッチンペーパーを使って水気を切りましょう。食器乾燥機などを活用するのも1つの方法です。
3-3.使わない食器は捨てる
「食器にカビが生える原因」でも説明した通り、食器棚に入れていても長年使わなければホコリが積もります。
あなたのご家庭に買ったはいいものの、あまり使っていない食器はありませんか?
数年以上使っていなければこれからも使わない可能性が高いです。
1か所に生えたカビはやがて他の場所にカビが生える原因ともなりえるため、いっそ捨ててしまうことも視野に検討しましょう。
3-4.すでに壁や食器棚の裏にカビが広がっている場合にはカビ取り業者に相談する
また、壁の結露が原因で食器棚の裏や壁にカビが広がってしまった場合、自力でのカビ取りをしてもカビが再発した場合には、カビ取りの専門業者に相談しましょう。
食器のカビの原因が収納場所である食器棚だったということも多くあります。また壁のカビといっても
- 塗装の壁なのか
- 壁紙なのか
- 躯体壁なのか
によって、またカビの進行具合によって対策方法が変わってきます。自力で手に負えなかった場合にはプロに相談されることをおすすめします。
4.まとめ
食器類にカビが生えてしまった場合、軽度のカビであれば
- 台所用の中性洗剤で除去する
- 熱湯消毒をする
- 消毒用アルコールを使う
などの方法を使ってカビを取ります。ただし、あまりにもカビが広がっている場合には、処分することをおすすめします。
キッチンなどの水回りと違い食器にカビは生えにくいですが、まったく生えないわけではありません。
食器のカビは除去方法が比較的簡単ではあるものの、一度カビの生えた食器を使うことには抵抗を感じる方も多いでしょう。食器のカビは予防すればほぼ確実に発生をおさえることが可能です。
今回紹介したポイントに気を付け、カビの発生しない衛生的な環境を整えましょう。
さて、カビが食器に生える原因や対策方法についてお伝えしましたが
もしかしたら食器がカビる原因は「お部屋」「お家」自体がカビの生えやすい環境という可能性もあります。
食器のカビが気になった際には、ぜひ家全体のカビ対策も行ってみましょう!