食器の水切りかごに生えたカビを取る方法

毎日洗った食器の水切りとして使う「食器かご」

お手入れを怠ると、カビが発生することがあります。食品を直接入れる食器を置く場所だからこそ

より一層清潔でありたい場所ですよね。そこで今回の記事では食器かごに生えてしまったカビの原因から、対策方法まで解説していきます。

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食器の水切りかごにカビが生えた理由

食器かごは、別名「水切りラック」ということもありますが、食器を洗った後に、水気を落とし乾燥させるために一時的に置く場所です。

上にはかごがあり、下には水滴を集めるための受け皿があります。

どちらも水分が触れる場所ですから、掃除が行き届かなかったり、水気を放置しているのヌメリが発生し、カビの原因となります。

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カビの発生条件

カビは、酸素、気温、水分、栄養源の条件が揃うことで発生しやすくなります。食器の水切りかごはこれらの条件が揃いやすいという特徴があります。特に食器を置きっぱなしにしていたり、水受けの水を放置したり、周りの水気を拭きとらないでいると発生してしまいます。

さらに、水回りは厄介な黒カビの発生しやすい場所でもあります。黒カビは色素が沈着すると厄介で、除去するのに一苦労です。カビが発生しないように、食器かごは常に清潔にしておきましょう。

水切りカゴの種類

水切りカゴはプラスチック製のものや、金属製(主にステンレス)のものが一般的です。

ステンレス製の水切りカゴの方がプラスチック製のものと比べると比較的カビにくいですが、掃除を怠るとヌメリが発生し、カビの原因となります。

また、カビ以外でも金属製の水切りカゴは長期間水分が付着するとサビが発生することもあるので、こまめに乾燥する必要があります。

プラスチック製のカビ取りは、安価で手に入れられる点や軽くて使いやすいというメリットもあるのですが、水受けに溜まった水をそのまま放置すると、カビが発生しやすいため注意が必要です。

食器の水切りカゴのカビを取る方法

まずは洗剤で洗う

水切りカゴに生えたカビを取るために、まずは食器用洗剤で洗いましょう。ぬめりなどが発生していると、カビ取り剤の浸透を阻害してしまうためです。また、洗剤である程度のカビを落とせる場合があります。ただしカビを完全に殺菌できたわけではないので、再発の可能性はあります。

まずは、スポンジに食器洗い洗剤を付けてよく泡立て、水切りカゴに発生してカビを落としていきます。次に、カビを落とす作業に入ります。

軽度のカビであれば重曹で除去も〇

黒カビの色素がまだ沈着していないくらいの、軽度のカビでしたら重曹で落とすこともできます。方法はスポンジに水を浸して、その上に大さじ1杯程度の重曹を乗せ、食器かごのカビ部分を中心に落としていきます。

その後、流水でしっかりと流して乾燥させたら完成です。

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もし、上記の方法ではカビが落とし切れなかった場合は市販の塩素系カビ取り剤を使って、カビを落としていきましょう。

黒カビが発生している場合

準備するもの

  • カビキラー(塩素系漂白剤)
  • スポンジ
  • ゴム手袋
  • マスク

手順

①手袋、マスクを着用し換気扇を「強」にする

②予め、食器かごを洗剤で洗っておき、洗剤を洗い流した後カビ取り剤を吹きかける

③5分ほど時間を置き、流水で洗い流す

④カビが残っている部分は軽くスポンジでこする

⑤しっかりと乾燥させる。

以上の手順で行いましょう。

注意点

また、ステンレスは基本的に塩素系漂白剤にも強いのですが、時間を長く置きすぎると変色する危険性もありますので、あまり長い時間放置しないように注意しましょう。ホーローやアルミ製のものには使用できません。

塩素系のカビ取り剤を使用する際は、必ず換気を行いましょう。

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食器の水切りカゴのカビを防ぐには?

食器かごは、食器を一時的に置く場所ですので、常にキレイで衛生的である必要があります。カビを発生させないために、こまめにカゴも洗って清潔にすることがカビ予防の第一歩です。

①食器を長時間放置しない

食器の水切りカゴに食器類を並べ、そのまま使うという場合ももしかしたらあるかも知れません。しかし、1日に1回は水切りカゴから食器を全て出し、水受けや見えないカゴの裏側までお掃除し、裏返しにして乾燥させましょう。

カゴが乾いたら台所用の”消毒用アルコール”を吹きかけるなどして、カビをはじめとする雑菌を殺菌することでカビを防ぎます。

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②食器カゴの下も清潔に

食器の水切りカゴにカビが生えていた場合、カゴ下の天板にもカビが生えていることがあります。定期的に水切りカゴを動かし、下の天板部分もお掃除をしましょう。黒カビなどが発生していたら、カビ取り剤を使ってカビを取り除きます。

③水切りカゴを毎日乾燥する

食器の水切りカゴのカビの原因として「水分」は大きな影響を及ぼしています。そのため、毎日水切りカゴを掃除し裏返しにして乾燥させるようにする。布巾などで水気をふき取るのも良いでしょう。

つまり、水切りカゴを清潔にし水分を取り除くことが重要なポイントなのです。

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まとめ

食器の水切りカゴのカビは、基本的には食器用の洗剤で落とすことができますが、黒カビが生えている場合にはカビキラーなど塩素系のカビ取り剤を使用しましょう。

また、その際には手袋やマスクを着用し、換気もしっかりと行うことで皮膚や粘膜を保護しましょう。

食器の水切りカゴのカビを防ぐために重要なことは「清潔」と「乾燥」です。

食器をそのまま放置せず、定期的に水切りカゴも洗ってカビの原因となるヌメリや水分を取り除きましょう。

それでもカビが落ちない場合は、新しい食器かごを購入されることをおすすめします。