
キッチンは、素材の違いによってカビの生えやすさに差があることをご存じでしょうか。
調理中は水蒸気や食材のカス、油汚れなどカビが生える条件が揃いがち。
汚れが残りやすい素材はカビの温床となりやすく、逆に水分や汚れを弾きやすい素材はカビの繁殖を抑えてくれます。
たとえば、ステンレスやホーロー、人工大理石はカビが発生しにくいとされ、システムキッチンの中でも人気の高い素材です。
一方で、木製や一部の樹脂系素材は湿気を吸いやすく、放置するとカビやニオイの原因になりやすいため注意が必要です。
この記事では、カビに強いキッチン素材とその特徴、さらに編集部が選んだ「カビ対策に優れたおすすめシステムキッチン4選」も紹介します。
また、日々取り入れられる防カビ対策や、カビ臭さを感じた場合の対処法も解説していきます。
新築やリフォームなどでキッチン素材にお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
| この記事で分かること |
| ・カビが生えにくいキッチン素材の特徴 ・カビ対策に優れたおすすめのシステムキッチン ・キッチンのカビ予防策 |
目次
キッチンにカビやすい、カビにくいってあるの?

市販のキッチンは、防水加工されておりそう簡単にカビが生えるものではありません。
しかし、使い方や材質によってはカビが発生してしまうこともあるのです。
例えば、ぱっと見では同じようにおしゃれに見えるキッチンでも、キャビネット部分や底板が木製のものもあれば、コルクのものもあります。一方、ホーローやステンレスのものもあります。
キッチンの収納部には、食品をいれることもありますし、手などが濡れていて水分が付着することからカビの原因となることもあります。
経年劣化によって、布巾をかけた部分が剥がれてくることもあります。
ですので、家を建てる時やリフォームをする時には、値段の安さやデザインだけでなく、素材も基準にして選ぶようにしましょう。
カビにくいキッチンの材質
カビは、栄養源と湿気のある環境を好みます。また、栄養源というのは、木材などの植物やホコリ汚れ、ぬめり、手垢、食べカスなど私たちの身の回りの生活に溢れているものです。
また、金属など無機質なものはカビの栄養源となりにくく、またカビが根を生やしにくいため、カビ予防の観点では金属製の素材やホーロー製のものを選ぶと良いでしょう。それでは、具体的な材質を挙げますと以下の通りとなります。
①ステンレス
ステンレスは金属の中でも、耐食性が強くサビにくい素材です。鉄を主原料にニッケルやクロムなどを合わせた合金です。清潔にしていればカビの生えにくい素材です。
また、お手入れも簡単なことからキッチンのシンクや扉などで幅広く使われています。
②ホーロー
鍋や保存容器などに使用されているホーローは漢字で「琺瑯」と書きます。
ホーローは鉄やアルミニウムなどの金属に、シリカを原料とした特殊ガラスを加工して作られたものです。釉薬を塗布しているので、サビにくく傷つきにくいという特徴があります。
艶感が強いデザインですが、ホーローで作られたシステムキッチンもあるので、艶々としたキッチンがお好みであれば、選択肢に入れても良いと思います。
③人工大理石
主に作業を行うワークトップなどで使用される素材です。
天然大理石のような高級感や輝きを持ちつつ、リーズナブルで耐熱性に優れています。カラーバリエーションも豊富なので、理想のキッチンのデザインに近づけることができます。
水を弾き易い性質のため、掃除もしやすく近年では人気の素材です。
基本的に、お掃除では中性洗剤を用いてスポンジなどで擦ります。変色、脱色の恐れもありますので、塩素系の漂白剤などはあまり向きません。
その他
その他、シンクやワークトップではアクリル製のものも使用されています。掃除もしやすく傷もつきにくいので、人気を集めています。オシャレなセラミック製のワークトップなども熱に強く人気があります。
以上が、カビの生えにくいキッチンの素材です。
シンクをステンレスにして、ワークトップを人工大理石に、キャビネットはホーローで、シンクをアクリルになどキッチンメーカーによって組み合わせることも可能ですので
デザインや使いやすさ、収納の多さなども含めてショールームなどで確認してみましょう!
では、次に、実際にカビにくいキッチンの材質を使っているキッチンのブランドやメーカーを紹介していきたいと思います。
好みのデザインや内装との相性もあると思いますので、システムキッチン選びをする際に参考にしていただけますと幸いです。
- ステンレス
- ホーロー
- 人工大理石・・・などが比較的カビにくい素材といえる






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