カビキラーとカビハイターの違いってあるの?!
カビ取り剤を購入しようとスーパーや薬局へ行くと『カビキラー』と『カビハイター』が一緒に並んでいて、どっちを買えば良いのか疑問に思いませんか?
手にとって、裏の商品情報を読んでみても、だいたい同じことが書かれていてよくわからない…。せっかくなら効果のある方を買いたい…。そんなお悩みを解決するため、今回はカビキラーとカビハイターの違いを比較してみました!
目次
カビキラーとカビハイターに違いはある?
さっそく、カビキラーとカビハイターそれぞれの特徴を挙げ、違いはあるのかどうか比較してみましょう。(ここで比較するのは、スプレータイプのカビ取り剤です)
『カビキラー』の特徴
赤いボトルがアイコニックな『カビキラー』の製造元はジョンソンという会社です。ジョンソンは特にお掃除アイテムに力を入れており、『スクラビングバブル』や『パイプユニッシュ』といった有名なラインナップもそろっています。
そんな中、『カビキラー』は浴室用のカビ取り洗剤として販売され続けている定番商品。壁、タイル、マット、シャワーカーテン、ゴムパッキン等のカビを落とすのに最適です。深く入り込んだカビの根への浸透を特徴としており、さらにはカビだけで無くピンク色のぬめりにも効きます!
『カビキラー』の使い方は以下の通り。
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使用量の目安:1平方メートルあたり約15回スプレー
(1)ノズルの「出」をきちんと黄色部品中央の溝に合わせる。※顔に向けて操作しない。
(2)カビ汚れから約15cm離して直接スプレーする。※目線より上にはスプレーしない。壁や天井等、高い所に使う時は、柄つきのスポンジ等に液をつけ、塗りつける。
(3)数分後、水で充分洗い流す。
(4)使用後はノズルの「止」を黄色部品中央の溝に合わせ、冷暗所に立てて保管する。作業後は必ず手を洗い、その後、顔、目も洗う。
※ひどいカビ汚れには、数十分置くと効果的。
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(参考:https://www.kabikiller.jp/)
ジョンソン カビキラー
出典:Amazon
『カビハイター』の特徴
・製造元は花王。
花王といえば、化粧品やスキンケア・ヘアケアといった製品が多い
お掃除アイテムだけでなく、日用品で目にする多くのものが、花王の製品です。
・泡垂れしにくい密着泡が特徴!→実際に壁に吹きかけて比べてみると、カビハイターのほうが垂れることなく、しっかりとカビ汚れに密着してくれます!
・壁やシャワーホース、ゴムパッキンなどに使うことができます。
使い方は、以下の通りです。
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1.ノズルの先端部の「出」をきちんと▲印にあわせる。(この時、顔に向けない)
2.約10cm離してカビ汚れにスプレーする。(目より上には絶対スプレーしない。天井等目より上に使う時は、液を雑巾等につけて塗りつける)
3.約5分置いた後、充分に水洗いする。
※しつこい汚れには15分~30分程度おくと効果的。
4.使用後はノズル先端部の「止」をきちんと▲印にあわせる。作業後は必ず手を洗う。
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(引用:https://www.kao.com/jp/haiter/hit_bath_superstrong_00.html#detail)
花王 カビハイター
出典:Amazon
カビハイターやカビキラーを使う時の注意点
カビキラーとカビハイターはどちらも非常に強力な薬品をつかっているお掃除アイテムです。そのため、使う際には注意しなくてはいけない共通点があります。
1. 換気は絶対に忘れず!
2. 使い捨ての手袋・マスクを着用する
3. ゴーグル(メガネ)を着用する
4. エプロンor汚れても良い服装で!
5. 木・ホーロー・心中・漆喰の壁などには使えない
6. 用途・用法が合っているか確認!
カビ取り剤を使う際には、上記のチェックを済ませてから掃除にとりかかるようにしましょう。特に、1~3は自分の身に危険が及ぶ可能性を防ぐための対策なので、ぬかり無くおこなう習慣をつけておきましょう。
カビキラーとカビハイターをより効果的に使うコツとは?
カビキラーとカビハイターの使い方には大きな差がありませんが、よりカビ取りの効果を発揮させるためのコツがいくつかあります。どちらかの商品を既に持っていても、このコツを少し意識することでカビ除去のレベルを上げることができます。ぜひ普段のお掃除にも取り入れてみてくださいね!
大まかな汚れはあらかじめ掃除しておこう!
カビキラーやカビハイターといったカビ取り剤を、カビも汚れも一緒になったところへ直接吹きかけてはいませんか?それ、実はカビ取りの効果を弱めてしまっているかもしれません。
カビが生えているところには必ず、カビのエサとなる汚れがあります。しかしこの汚れが、本来除去したいカビへの浸透を阻害している可能性があります。そこでおこなって欲しいのが、事前に大まかな汚れを掃除しておくこと!ただし、汚れやカビが全面的に広がっていて事前の掃除に手間がかかってしまいそうであれば、そのまま吹きかけてしまったほうが効率が良いでしょう。その時の状況によって、上手に判断してみてください。
吹きかけた後にパックして密着度UP!
カビ取り剤が泡状にでてくる製品では、吹きかける場所にムラができてしまいます。そんな時には、吹きかけた後にキッチンペーパーやラップを上から被せて、パックのようにして放置してみてください。
特に、凹凸のある風呂場の床や、タイルの隙間、泡垂れ・液垂れのしやすい壁などに応用すると吹きかけたかった部分へカビ取り剤がしっかりと密着し、十分な効果を発揮してくれます。
また、時間は10分程度を目安に放置するようにしましょう。あまりに早すぎると本来の効果すら発揮していませんし、置きすぎても素材を傷つけてしまうことがあるため気をつけてください!
天井のカビ取りはクイックルワイパーで解決!
ご自宅の中でも特に湿気が多いのは、浴室や脱衣所です。あまり目にしないかもしれませんが、浴室や脱衣所の天井には気づかぬうちにカビが生えていることが多いです。
目に見えなくてもカビの胞子が天井に付着し、そのまま成長することで胞子のシャワーを降らせているかもしれません…!ご家庭によっては天井が高く手が届きにくい場合もあるので、フローリングワイパーでカビ取り剤を塗り広げたり、拭き取っていくことに活用してみましょう。
この時、吹きかけたカビ取り剤が垂れてきて目に入ってしまっては大変です。天井の掃除をする際には、ゴーグルやメガネといった対策も欠かさずおこなってくださいね!
花王 クイックルワイパー フロア用掃除道具 本体
出典: Amazon
カビキラーの便利アイテム3選
『カビキラー』といえば、スプレータイプの定番商品を思い浮かべる人が多いと思います。しかしながら、カビキラーは風呂用のカビ取りスプレーにとどまらず、あらゆるラインナップが揃っているのをご存知でしょうか!?以下では、カビキラーのラインナップから「コレは使える!」と思った商品をピックアップしてご紹介していきます!
①ゴムパッキン用カビキラー
通常の泡状ではなく、こちらはジェル状の商品です。ゴムパッキンにジェルがしっかりと密着し、パッキンの奥に潜んだカビまで強力に浸透していきます。スプレータイプだと泡ダレが気になりますが、ジェル状なら垂直な壁やドアのパッキンにも使うことができてとっても便利!
ジョンソン ゴムパッキン用カビキラー
出典:Amazon
②防ぐカビキラー
燻煙剤タイプのカビキラーも便利でおススメです。
通常の『カビキラー』といえば、がんこなカビを取るための商品ですが、こちらは「事前にカビを防ぐためのカビキラー」です。水無しのワンプッシュで浴室内に広がり、すでに存在するカビの胞子の増殖を抑制する効果があります。最大で2ヶ月間もカビの増殖を抑えることができるため、頻繁なお掃除が難しい方や、大掃除の手間を省きたい方にはおすすめです。
ジョンソン 防ぐカビキラー
出典:Amazon
③洗たく槽カビキラー
「うちの洗濯機、臭うなあ…」と感じることはありませんか?洋服を綺麗にするための洗濯機ですが、実はその中でもカビが増殖している可能性が十分にあります。定期的な洗濯機のお掃除に使って欲しいのがこの『洗濯槽カビキラー』。
カビキラーの成分がしっかり効くからつけおきの必要がなく、洗濯機のなかに適量入れて、あとはいつも通り洗濯機をまわすだけ!こちらは塩素系の製品ですが、洗浄後はプールのような匂いものこらず、除菌消臭効果を発揮してくれます。
塩素を使わず、特殊な酸素の力でカビ汚れを落と”非塩素系”の洗浄剤も要チェック!
ジョンソン 洗たく槽カビキラー
出典:Amazon
カビハイターの便利アイテム3選
『カビキラー』のラインナップと同様に、花王の『カビハイター』にも豊富なラインナップが揃っています。そこでここでは、カビキラーのラインナップには無いカビハイター特有の製品を3つご紹介します!
①強力カビハイター排水口スッキリ
浴室の排水口はつい目をそらしがちですよね…。見て見ぬ振りをしている間に真っ黒になってしまったお風呂の排水溝は、カビハイターの「排水溝スッキリ」で簡単に掃除してしまいましょう!
粉末状の「排水口スッキリ」を髪の毛の受けの周りにふりかけ、コップいっぱいの水をかけることでもくもくと泡が発生します。排水口のふたをしめ、こすったりせずそのまま30分ほど放置すれば、黒カビやぬめりがスッキリ落ちます。とってもお手軽なので、他の掃除をしている間にでも、片手間で綺麗にできるのが嬉しいですね!
花王 強力カビハイター 排水口スッキリ
出典:Amazon
②キッチンハイター除菌ヌメリとり
こちらはキッチンの排水口にとりつける製品です。ご飯粒や料理中の生ゴミが溜まりやすい排水口はいやな匂いが発生しやすく、カビの温床にもなる可能性が高い場所。とはいえ毎日掃除するのも大変です。このヌメリ取りカセット付きの排水口をとりつけることで、嫌な匂いやぬめり、カビ汚れもしばらく防ぐことができます。日数が経過して成分が無くなり、ぬめりが出てきたら専用のカセットを忘れずに交換しましょう。
花王 キッチンハイター 除菌ヌメリとり
出典:Amazon
③ハイター衣料用漂白剤
衣料用の漂白剤は、意外にも『カビキラー』のラインナップにはありません。花王ではカビハイターと並んで『キッチンハイター(漂白剤)』も定番ですよね。私自身もキッチンハイターは自宅に常備していて、ふきんの汚れやお弁当箱の汚れ、マグカップに付着した茶渋もすっきりと落としてくれるので愛用しています。白い洋服にできたちょっとした染みなんかも、キッチンハイターで漂白していました!
こちらの衣類に特化した漂白剤を使えば、旦那さんが毎日着るシャツや、お子さんの制服なんかもまとめて漂白することができます。特に、首回りや袖はすぐに黄ばんでしまいやっかいですよね…。衣類用に成分が調整されたハイターを使い、まっさらな白に仕上げましょう。
花王 ハイター
出典:Amazon
衣類用のハイターは布製品のカビ取りなどにも活用できます。以下の記事に詳しくまとめています。
まとめ
今回は、カビ取り剤では定番となっているジョンソンの『カビキラー』と花王の『カビハイター』を比較してみました。その結果、成分や効果に大きな違いは無い!ということがわかりました。そのため、購入の際にはご自身の好みや安売り価格の比較、用途に合わせた製品選びを心がけるといいでしょう。また、カビ取りの効果を左右する点は、カビ取り剤の正しい用法をきちんと守ることです。今回ご紹介した効果UPのコツも、普段のお掃除へぜひ取り入れてみてくださいね!
ライター:こいずみきょん
東京で猫と暮らすWebライター本と映画をこよなく愛し、酒場に生きる。趣味はカフェ巡りと、京都ひとり旅。https://twitter.com/___kkk0518