浴室用防カビ燻煙剤は効果がある?

毎日使うお風呂場。本当は毎日丁寧にお掃除して清潔に保っていたいけど、小さい子どもが居るからそこまで手が回らない。家族にお願いして掃除してもらうけど、黒カビには気が付いてくれない。

友達に相談したら防カビ燻煙剤をオススメされたけど、効果もわからないし小さい子どもが居るから、安全性に不安があって怖くて使えない・・・

このような経験はありませんか?

そこで今回は、防カビ燻煙剤の正しい使い方と安全性について説明していきます。

「お金をかけずに手軽にできるカビ対策はないのかな・・・」

このような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。そのため、今回はご自宅で簡単にできる浴室のカビ対策についてもご紹介していきます。

1 防カビ燻煙剤の効果は?

「本当に効果があるのかな?」

「匂いはどうなの?」

「値段が高そう・・・」

一度も使ったことがないと、このような疑問を持たれる方も多いと思います。そこで今回は、LIONから発売されている、「ルック+ お風呂の防カビくん煙剤 フローラルの香り」を使って、本当に防カビ効果があるのかを実験してみました。

1-1 防カビ燻煙剤はどこで手に入れることができる?

防カビ燻煙剤自体は

  • ホームセンター
  • ドラッグストア
  • スーパー     

などで販売されています。販売店によってまちまちですが、大体1個500円~600円程度の値段で販売されています。

中身はこのようになっています。

※注意点※

絶対にカビを生やさないものではありません

■既に浴室に発生しているカビを除去してくれるものではありません。

■カビが発生している場合は、最初にカビキラーなどを使ってカビ取りをしてから防カビ燻煙剤を使うほうが良いでしょう。またカビの増殖を緩やかにする働きがあるので、今あるカビを除去しなくても使うことはできます。

■使用する個数は、1つの浴室に対して1つです。

銅製品やトタン製品、金具、観葉植物、生き物が置いてある場合は使用することが難しいので、浴室から出すようにしてください。

<用意したもの>

・ルック+ お風呂の防カビくん煙剤 1個

<実験手順>

手順① 浴室の換気扇を止めます。浴室に窓が付いていて、開けている場合は閉めてください。使用の際は、浴室内が濡れていても効果に支障はありません。

手順② 容器に描かれている点線部分まで水を入れ、浴室の床に置いてください。

※入れすぎると煙が出なくなってしまう場合があるので、水の量は必ず守ってください

手順③ 缶に描かれている★マークを上にして、手順②で用意した容器にセットし、飛び出してこないようにするために、リング状のフタを再び取り付けてください。

手順④ 缶に水に触れてから30秒程度で勢いよく煙が出始めます。煙が出始めたら、浴室から出て扉を閉めて、90分以上放置してください。

※セットすると缶が熱を持ちます。火傷してしまう可能性があるので、触らないようにしてください。

手順⑤ 90分以上経過したら、換気扇をつけたり窓を開けたりして30分程度換気してください。

手順⑥ 換気が終わったら防カビ完了です。

※注意点※

■缶を容器にセットしたら、30秒程度で煙が出始めます。煙が顔にかかってしまうので、セットする際は、真上を覗かないようにしてください。

■お子様の浴室用おもちゃや洗面器などは、浴室に置いたまま使用することができます

■燻煙剤使用後は、水で洗い流す必要はありません。

■燻煙剤使用後に匂いが残っていたとしても、煙が見えなければ入浴しても大丈夫です。

■缶が水に触れると、熱を持ち始めます。この熱によって缶の変色、変形が見られますが防カビの効果自体に影響はありません。

1-2 やっぱり煙臭い?

「本当にフローラルの匂いがするの?」

「やっぱり多少の煙臭さがあるんじゃない?」

「フローラルの匂いはきつ過ぎないのかな?」

しかし、実際に使ってみると

  • 煙臭さが一切ない。
  • フローラルの匂いもきつ過ぎず、僅かに匂いがする程度。

このような印象を受けました。

今回は「お風呂の防カビくん煙剤 フローラルの香り」を使用しましたが、フローラル系の匂いが苦手という方は、同商品から「やさしいせっけんの香り」「消臭ミントの香り」も発売されていますので、そちらをお試しください。

2.本当に防カビ効果はあるの?

「防カビ燻煙剤を使っても何か見た目が変わるわけじゃないし、本当に効果があるの?」

防カビ燻煙剤は、煙が出て来て90分放置して換気をしたら、それで終了です。特に手間もかからず楽に使える物ではありますが、見た目は特に何も変わらないため本当に効果があるかどうか疑問を持つ方も居るかと思います。

そこで、防カビくん煙剤使用前と使用してから2週間経過後のカビの菌数を、専用の機械を使って測定してみました。

1-2 <使用前の菌数写真>

防カビ燻煙剤使用前に行った菌数の結果の写真になります。なんと12183もの菌数が存在しているという結果に・・・

1-4 <燻煙剤使用前の浴室内>

↑継ぎ目に黒いポツポツのような黒カビが見えます。

フチの部分にある、黒いカビが気になります。

水気の溜まりやすい部分に、カビが生えているのが分かります。

毎日、洗剤をつけて簡単なお掃除はしていますが、至るところに細かい黒カビが発生してしまっています・・・

1-5 <使用後の菌数写真>

燻煙剤使用後から2週間経過後の菌数想定の結果です。

測定してみると、17しか菌は存在していませんでした。

住宅のカビの菌数について明確な基準値は存在しませんが、株式会社衛生微生物研究センターによると、一般的にカビの菌数が100以下であれば少なく、1000以上は多いと判断できるとのことです。

1-6 <燻煙剤使用後の浴室内>

お掃除方法は燻煙剤使用前と変わらず、洗剤をつけての簡単なお掃除のみを行っていました。

しかし、浴室内には全く黒カビが発生していませんでした。元々黒カビが気になっていた箇所にもカビは発生しておらず、きれいな状態でした。

このことから、防カビ燻煙剤は効果があると言えます。

3 どうして防カビ燻煙剤は効果があったの?

「煙」と聞くと、「健康被害はないの?本当に使って大丈夫?」と感じてしまう方も居ると思います。しかし、この防カビ燻煙剤には健康被害を及ぼすような成分は含まれておりません。

ルック+ お風呂の防カビくん煙剤には、銀ゼオライトという物質が含まれています。

この銀ゼオライトには銀イオンという成分が含まれています。

銀イオンは、消臭スプレーやキッチン用品に使われていることもある身近で安全な物質です。この銀イオンには、除菌・防菌の効果があります。銀イオンとゼオライトという吸着性のある成分が合わさり、煙の状態となって浴室内に充満することで、浴室内に銀イオンが吸着し、私たちの目には見えないカビの胞子を除菌して黒カビが生えにくくなってきます。またカビに効果がありますが、塩素系ではないので臭いの心配やゴム手袋の装着などもなく使用することが出来ます

4 浴室はカビが大好きな環境が揃っている!

そもそもお風呂にカビが発生しなければ、悩まされることはありません。

ではなぜ浴室にカビが発生してしまうのでしょうか。一般的にカビは

  • 20℃以上の温度
  • 60%以上の湿度
  • 水分や皮脂汚れ、石鹸カスなどの栄養素 

これらの条件に当てはまる場所を好みます。

温かいシャワー、浴槽やシャワーから立ち込める湯気、床や壁についてしまった皮脂汚れや石鹸カスなど、浴室にはカビが好む条件が揃ってしまっているのです。つまり、何もお手入れなしの状態では、浴室のカビから逃れることはできないのです。

5 手軽にできるお風呂のカビ対策方法

「防カビ燻煙剤は効果があるってわかったけれど、もっと簡単な対策はないの?」

「できればお金をかけずに、今家にあるものだけで対処したいな・・・」

「浴室はカビの大好きな環境ってわかったから、尚更簡単に対策したい!」

このような場合には、以下の5つの方法でも浴室のカビ対策をすることができます。

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5-1 24時間換気する

特に使用後の浴室は、湿度も温度も上がってしまいます。そのため換気扇を回して、湿度・温度の上昇を抑えるようにしてください。また、浴室の換気扇を回すだけの至ってシンプルな方法なので、一番手軽で、尚且つ費用も一切かからないカビ対策になります。

浴室の扉を開けておくことで一層換気が出来そうな気もしますが、これはNGです。なぜなら、浴室の扉を開けておくことで脱衣所に湿気が出てきてしまい、脱衣所の湿度が上がってしまうからです。浴室のカビ対策のために扉を開けたつもりが、脱衣所にカビが発生してしまったという事態にもなりかねません。換気する際には、浴室の換気扇を回すか、浴室の窓を開けて換気するようにしてください。

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5-2 お湯をかける

やっかいに思えるカビですが、実は熱湯に弱いという性質があります。

そのためお風呂上りに、シャワーで65℃のお湯を10分ほど浴室の壁や床にかけることで、カビの繁殖を抑えることができます。また、石鹸カスも同時に流すことができるので、カビにとっての栄養素を同時に除去することができます。

カビ 胞子 熱死滅温条件
温度 D値
麹カビ(Aspergillus sp.) 分生子 50℃ 5分
子嚢胞子 65℃ 50分
青カビ(Penicillium sp.) 分生子 60℃ 2.5分
子嚢胞子 82℃ 6.7分

5-3 床に直置きしない

  • 洗面器
  • シャンプーボトル
  • 剃刀  
  • 椅子  など

これらのものは、ついつい直置きしてしまいたくなりますが、これはNGです。直接床に置いてしまうことで、その部分だけ風通しが悪くなってしまいます。また水分や石鹸カスなども溜まりやすくなってしまいます。浴室用ラックなどに載せるようにして、洗面器やボトルの底の風通しを良くし、水分や石鹸カスも溜まらないようにしてください。

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5-4 浴槽にお湯を入れっぱなしにしない

浴槽から上がった後、お湯を抜き忘れていたり、残り湯を洗濯に回すために残していたりする方も居るかと思います。しかし、お湯を入れ続けていることによって、より湿度が上昇してしまい、更にカビが生えやすい環境を整えてしまうことになります。カビ予防の観点からは、浴槽から出たらすぐにお湯を捨てるようにしてください。

また、ご家庭によっては防災目的で、浴槽にお湯を残したままにしていることもあると思います。

浴槽にお湯が残っていることで、浴室の湿度が上昇してしまうのでカビが発生してしまいます。お湯を残しておく場合には浴槽にフタをしておくようにしてください。フタをすることで浴槽から湿気が上がってくることを抑え、浴室をカビにくくすることが出来ます。また、換気扇も常に回しておくようにしましょう。

5-5 水気を拭き取る

5-4ともつながることですが、水気があることによって、より湿度が高くなりジメジメとしてしまいます。タオルで壁や床、浴槽の水分をよく拭き取るようにしてください。普通のタオルではなく、マイクロファイバータオルがオススメです(吸水性が高く速乾性もあるので、普通のタオルよりも水気を拭き取ることが出来ます)。

5-6 石鹸カスはきちんと洗い流す

石鹸カスはカビにとっての栄養素になってしまいます。またぬめりの原因にもなってしまうので、見つけた際にはすぐにシャワーで洗い流し、水分を残さないためにタオルで水分を拭き取るようにしましょう。

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6 まとめ

■カビは20℃以上の温度、60%以上の湿度、水分・石鹸カスなどの栄養素のある環境を好みます。

■防カビくん煙剤は、銀イオンが含まれているので効果があります。

■燻煙剤を使わなくても、24時間換気や水気の拭き取りなどのお手入れ次第でカビ対策をすることが出来ます。

■これらのことを行っても何回もカビが発生してしまう場合には、専門のカビ取り業者に相談するようにしてください。

参考書籍

・石鹸百科 すごい!セスキ掃除

・宝島社 カビとり・殺菌・消毒 命を守るための掃除術 感染の9割はお家の中に原因があった!?

【ひどいカビにお悩みの方へ】

  • 自力でカビ取りをしても何度もカビが再発してしまう
  • カビ臭さをどうにかしたい
  • ひどいカビが発生して自力では対処できない

このように、ひどいカビにお困りの方は、一度カビ取りのプロ「ハーツクリーン」に相談してみませんか?!

安全性の高い薬剤で、自社オリジナルの厳しい研修をクリアしたカビ取りの専門業者だからできる技術力の高いカビ対策方法をご提案します。

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