カビのお悩み解決コラム

【襖のカビ取り】和室の襖にカビが生える原因とプロ直伝の除去方法・予防策を徹底解説!

#カビ#和室#襖
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

和室の襖(ふすま)は、実は非常にカビが発生しやすい場所だということをご存じでしょうか?
襖紙は湿気を吸収しやすく、押し入れや畳、さらには万年床からの湿気など、様々な要因で気付いたらカビが広がっていた・・・なんてことも少なくありません。

実は私(穂苅)も、カビ調査を行う際には和室の襖紙をチェックして、カビの発生状況や汚染度を予測しています。襖に発生する多くのカビは飛散しやすいカビであるため、部屋にカビが生えると、見た目だけでなく健康への影響も心配になると思います。

この記事では、襖にカビが発生する原因や、襖紙の種類別に最適なカビ取り方法を徹底解説!
さらに、襖や木枠のカビをきれいに落とすテクニックや、プロが実践するカビ予防のコツもご紹介しています。
和室を清潔で快適な空間にするため、正しい知識を身につけましょう!

この記事で分かること
・襖にカビが発生する原因
・襖や木枠のカビを落とす方法
・襖のカビを防ぐ方法

襖(ふすま)は水分を吸収するためカビが発生しやすい

襖に使われている木材や襖紙には、自然の調湿機能が備わっています。部屋の中の湿気を吸ったり、乾燥している時期にはその湿気をはきだしたりしているのです。

しかし、湿度が高い時期などに部屋の中の湿度が上がりすぎてしまうと、その調湿機能の許容範囲を超えてしまうことがあります。

吸収した水分をはきだすことができないと、湿気を含んだ状態が続き、カビが発生してしまう原因に。 適度に風を通し換気を行わないと、やはり襖にもカビが発生してしまうのです。

■関連記事■障子に発生したカビは自分で落とせる?カビ取り手順と再発防止のコツを紹介
■関連記事■畳にカビが生えてしまった!すぐにできる対策方法とは?

押し入れの中の湿気にも注意!

襖は押入れで使用されることも多いです。

押入れは、家の中でもジメジメとしやすい場所の代表格。押入れの中に湿気がこもることで、襖(ふすま)にもカビが発生する可能性があります。

押入れの中に湿気がこもらないよう、普段は襖を少しだけ開けておき、常に中を換気しましょう。

また、除湿剤などを活用して、できるだけ湿気がこもらないように注意しましょう。

出典: Amazon

■関連記事■押入れ・クローゼットのカビ&湿気対策ガイド|開けっ放しは効果的?白カビ・茶色いシミの掃除法

襖のカビが気になるなら、まずはカビリスク診断

襖は湿気を吸いやすく、住まいの湿気環境によってはカビが繰り返し発生することがあります。
カビリスク診断でご自宅がどれくらいカビを招きやすい環境か、一度チェックすると安心です。

穂苅式10秒カビリスク診断

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襖のカビ対策|状態別の判断早見表

襖にカビや黒いシミを見つけた場合は、まず襖紙の素材と、カビが発生している範囲を確認しましょう。

紙製の襖紙とビニールクロス製の襖紙では、使用できる薬剤や掃除方法が異なります。
無理に水拭きや薬剤処理をすると、破れや変色につながるため、状態に合った方法を選ぶことが大切です。

状態確認・対処方法注意・相談の目安
紙製の襖紙に小さな点やシミがある水拭きや洗剤の使用は避け、室内を除湿して襖を十分に乾燥させるシミが広がっている、紙が浮いている・破れている
ビニールクロス製の襖紙に少量のカビがある目立たない場所で試してから、消毒用エタノールを布に含ませて軽く拭き、十分に乾燥させる変色する、カビ臭が残る、何度も再発する
木枠や敷居にカビがある表面のホコリを取り除き、消毒用エタノールを布に含ませて軽く拭く黒ずみが深く残る、木材が柔らかい・傷んでいる
押し入れを開けるとカビ臭い襖の裏側、押し入れの奥、布団、収納物、壁面なども確認する発生場所が分からない、収納物にもカビが広がっている
襖全体や和室の複数箇所にカビがある畳、押し入れ、壁、天井、窓際の結露や漏水も確認する豪雨後に発生した、何度掃除しても再発する、和室全体がカビ臭い

紙製の襖紙は水分や摩擦に弱いため、無理に拭き取ろうとすると、破れや毛羽立ち、変色が起こることがあります。カビが広がっている場合は、襖紙の張り替えも検討しましょう。

また、襖のカビを取り除いても、押し入れや畳、壁、窓際などに湿気が残っていると再発することがあります。
襖だけでなく、和室全体の湿気やカビの状態も確認することが大切です。


襖紙のカビ対処法

対策を打っていてもカビができてしまった場合は、どのように対処したら良いのでしょう。襖に貼られている襖紙には、和紙など紙でできたものと、ビニールクロス製のものがあります。それぞれについてご紹介します。

紙製の場合

紙製の襖紙は水分や摩擦に弱いため、水拭きや洗剤の使用によって、破れ・毛羽立ち・変色が起こることがあります。
カビやシミが広がっている場合は、無理に薬剤を使用せず、襖紙の張り替えを検討しましょう。

防水スプレーはシミや変色の原因になることがあるため、襖紙への使用可否を必ず確認してから使用しましょう。

貼り替えるほどではない小さなシミの場合は、消しゴムが使えることがあります。

一度、目立たない場所で試してから、あまり力を入れすぎないようにして消してみてください。薄めのシミの場合はきれいに落ちてくれます。 また、シミの上から貼り付ける、襖紙の補修シートを活用してみるのも良いでしょう。大きなシミには使えませんが、あまり目立たないような小さなシミでしたら、きれいに隠すことができます。 (簡単に貼れるシールタイプもあります↓) ただし、上記の方法でカビを目立たなくしたとしても、これはカビを除去したわけではないため、再度カビが発生する可能性は高いです。

襖が湿っている場合は、室内を換気・除湿し、風通しの良い場所で十分に乾燥させましょう。

ただし、直射日光に長時間当てると、襖紙の変色や反り、劣化につながることがあります。
日光に当てるだけではカビを完全に除去できるとは限らないため、カビが広がっている場合は張り替えを検討してください。

ビニールクロス製の場合

ビニールクロス製の襖紙は、水拭きや洗剤を使用できる場合があります。
最初に素材を確認し、目立たない場所で変色や傷みが起こらないか試してください。

表面の軽度なカビには、消毒用エタノールを布に含ませ、カビを広げないように軽く拭き取る方法があります。
襖へ直接大量に吹きかけたり、強くこすったりするのは避け、作業後は十分に乾燥させましょう。

出典:Amazon

それでも汚れが落ちない場合は、ビニールクロス専用の洗剤を使用しましょう。


襖(ふすま)の敷居や木枠などのカビ対処法

襖のまわりの木枠や敷居にできてしまったカビの対処法をご紹介します。

まずはカビを除菌する

木枠や敷居に軽度のカビが発生している場合は、表面のホコリを取り除いた後、消毒用エタノールを布に含ませて軽く拭き取ります。

木材へ直接大量に吹きかけると、シミや変色、傷みにつながることがあります。目立たない場所で試し、木材へ水分を残さないように十分に乾燥させてください。

黒カビが発生した場合は漂白剤の使用も

カビの範囲が広かったり、しばらく放置してしまった場合は、エタノール除菌を何度行なってもシミが消えてくれないことがあります。どうしても気になってしまう箇所でしたら、漂白剤を使用することもできます。

黒いシミが残る場合は、木材に使用できる漂白剤か確認したうえで、目立たない場所で変色や傷みが起こらないか試してください。

酸素系漂白剤でも木材が変色することがあるため、製品に記載された使用量と時間を守り、薬剤を長時間残さないようにします。

塩素系漂白剤は木材を傷めたり色抜けを起こしたりする可能性があるため、自己判断で使用するのは避けましょう。

出典:Amazon

和室全体のカビにお悩みの方はカビ取り業者が開発した「カビ取りマイスターキット」もおすすめです。安全性の高い和室で、業者の使っているカビ取りを自分で活用したい方などに人気です。

■関連記事■木材・木製品のカビ取り完全ガイド|落とし方・NG行動・再発防止策を解説


ふすまのカビを防ぐ方法

一度生えてしまったふすまのカビは、貼り換えるか大掛かりなカビ取りが必要となるため、カビを防ぐための日ごろの管理が重要となります。

そのためにできることをいくつか挙げていくと ①手垢や汚れはこまめに拭きとる ②ふすま近くに生じた壁の結露をしっかりと拭きとる ③ふすまを開けて、換気を行う ④衣類やモノの詰め込み過ぎに注意 カビは、手垢や皮脂なども栄養源とします。そのため、ふすまの汚れはこまめにとり除き、カビを防ぎましょう。

また、換気や除湿も大切です。定期的に戸を開けて風通しを良くしましょう。

■関連記事■家のカビ対策完全ガイド|カビが生えやすい9つの場所と予防・収納のコツをプロが伝授


和室のカビ対策

和室は寝室や収納として利用している場合が多く、物が多すぎたり換気が行き届いていないとカビが生えてしまいます。襖にカビが生えていた場合には、和室全体にカビが生えていないかチェックするようにしましょう。 例えば...

  • 畳を剥がしたらカビがびっしりと生えていた
  • 押入れの中の洋服が全てカビ臭い
  • 和室の天井に漏水が生じてカビが生えている
  • 砂壁にカビが生えてしまった

ということもよく起こります。カビは空気の停滞と汚れの蓄積、湿気の蓄積などが原因で発生しやすくなるため、カビの再発を防ぐためにも和室の環境管理も大切です。

湿気対策

晴れた日は窓を開けて換気を行いましょう。衣類や家具が多すぎると空気の流れが上手くいかず、カビの原因となります。不要なものは処分し、収納している衣類や小物類は定期的に風通しの良い場所で乾燥させましょう。 日当たりが悪く湿気の溜まりやすい和室は、除湿機を設置するなどして湿気を取り除きましょう。

漏水対策

老朽化や水害により、漏水が生じてカビが生えることがあります。水漏れの場合はただちに原因を究明して修理するようにしましょう。放置すればするほど補修費が増えていきますので、早期対応が非常に重要です。

汚れ対策

部屋の四隅にホコリや汚れが蓄積していると、そこに湿気がたまりカビが発生してしまいます。掃除機をかけたり、乾いた布巾で拭き掃除するなどして、ホコリを取り除きましょう。

結露対策

和室の壁や窓際の結露によってカビが発生することもあります。結露の原因は、外気温と内気温の温度差によるものです。結露が生じないように換気をこまめに行うこと、また結露が生じたらすぐにふき取り水気を残さないように注意しましょう。部屋に換気扇がない場合には換気扇を設置したり、除湿機やサーキュレーターで湿気対策するのもおすすめです。

■関連記事■結露によるカビ発生を防ぐ方法とは?湿気対策の基本と予防策7選

万年床に注意

和室を寝室として利用している場合、お布団を年中敷いていて万年床にしているとお布団から畳に湿気が溜まり、畳や壁にカビが生える原因となります。お布団は毎朝上げて乾燥させたり、布団乾燥機を使ってカビの原因となる湿気を取り除きましょう。また、毎日お布団をしまうのが大変な場合には、下にスノコを置くなどして、湿気が逃げやすい環境づくりをしましょう。

■関連記事■布団乾燥機の本当の効果とは?カビ予防に最適な理由と布団以外にも使える便利な活用術

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【カビ最新ニュース】住宅被害の増加で“室内カビ”のリスクが急上昇

大雨や長雨が続いた後は、住宅内に湿気が残り、襖・押し入れ・畳などにカビが発生しやすくなります。

浸水していない住宅でも、雨天が続いて室内の湿度が高い状態になると、紙や木材など湿気を吸いやすい素材に影響が出ることがあります。

襖紙の浮き、黒い点状のシミ、木枠の変色、押し入れ内部のカビ臭などが見られる場合は、表面だけでなく、襖の裏側や押し入れ、畳、壁なども確認しましょう。

豪雨後や長雨の時期は、早めの換気・除湿と点検が大切です。

参考:気象庁|低気圧と前線による大雨


襖のカビに関するQ&A


和室の襖紙は「紙+木材」という性質から、家の中でもとくにカビが発生しやすい場所です。よくある疑問への回答をまとめました。

Q1. 襖に黒い点ができたけど、アルコールで拭けば大丈夫?


A. 軽度のカビならアルコール除菌で落ちることがありますが、黒カビは紙や木の内部に根を伸ばしているため表面だけ拭いても再発しやすいです。
紙製の襖紙の場合は無理に擦ると破れるため、早めに張り替えを検討してください。

Q2. 押し入れを開けるとカビ臭い…襖に問題がある可能性はある?


A. あります。
押し入れ内部の湿気は襖に直接伝わり、襖紙の裏側からカビが広がることがあります。押し入れの換気・除湿剤の設置・布団の入れっぱなしを避けるなど、内部の湿気対策も重要です。

Q3. 豪雨後に和室全体が湿っぽい…襖だけでなく部屋全体を点検すべき?


A. 和室は畳・押し入れ・砂壁・襖など湿気を吸う素材が多く、どれか一箇所にカビが出ている場合、他の部分でも同時にカビが進行しているケースが多いです。
畳の裏・押し入れの奥・窓際・天井なども必ずチェックしてください。


まとめ

襖の黒ずみはカビが原因である場合が多いので、まずはカビを防ぐことが大切。それでもカビが発生してしまったら、ご紹介した方法でカビを解消してください。襖は畳の部屋には欠かせないアイテムです。いつまでもきれいな状態を保って大切にしてください。

家中のカビでお困りの方

室内の床や壁のカビが気になる方には、カビ取りマイスターキットもおすすめです。

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また、範囲が広くて自力での除去が難しい場合は、専門のカビ取り業者に相談することをおすすめします。当社の特許工法を使える唯一の専門業者で、全国に加盟店があり、迅速な対応力が特徴です。

小さなカビ取りから大掛かりな施工までしっかりと対応してくれますので、まずは無料相談をお気軽にご利用ください。

更新履歴

2026年7月更新:状態別の判断早見表を追加し、紙製・ビニールクロス製の襖紙、木枠のカビ取り、漂白剤の使用に関する説明を一部見直しました。

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