【家のカビ対策】こんなところに注意!カビやすい場所7つと予防法

綺麗に掃除をしているつもりなのに、家の中にカビが生えてしまった・・・。
そんな経験はありませんか?
気がつけば押入れの奥や家具の裏、布製品にまで黒ずみが…という方も多いかと思います。

カビは、目に見えないところでじわじわと広がっていきます。
屋内だけではなく、意外にも屋外にカビが生えてしまうこともあるのです。
では、カビの発生を防ぐためどのように対策をすれば良いのでしょうか。

この記事では、カビが繁殖しやすい場所7つと、カビの発生を防ぐ方法について解説していきます。
家族の健康を守り、快適に暮らすためぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること
・家でカビが発生しやすい場所
・カビの発生を予防するポイント

1.家の中でカビの発生できる場所は?

カビはどのような場所に生えるのでしょうか?
答えは、自然環境と接点のある空間であればどこにでも生える事が可能です。

「それでは対処しようがない」と思う方がいるかと思いますが、しかしここで1つはっきりと認識しないといけない事があります。それはカビが『存在する事』と『発生している事』は全く異なるという事です。

1-1.問題なのはカビが発芽して増殖すること

カビは胞子が発芽して成長し始めて初めて害が発生します。一般的なカビの問題は、この発生の段階に起こるものが大半であると言って良いでしょう。カビには

  • 死物を腐らせ分解する腐生カビ
  • 生物に侵入し栄養分を拝借する寄生カビ

が存在します。室内で見るカビの問題の多くのものは腐生カビによるもの、屋外でみるカビで植物の病原カビなどは寄生カビです。寄生カビの中には宿主を殺してしまうものから、殺さずに共生関係を維持するものまで幅広く存在しています。主に生える場所については、次の項目で説明していきたいと思います。

(参考:文化庁「カビの生態と制御」より)

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2.カビの発生しやすい場所7つ

ここでは具体的にカビが生息しやすい場所について7つ(屋内5+屋外2)を挙げていきます。

2-1.家の中でカビが発生しやすい箇所5選

①北側の部屋

当社に個人のお客様からいただくカビ取りのご依頼では、約7割が北側の部屋での発生です。これは日光が入りにくく、日中人が使わないため空気が滞りやすいこと、さらに外気で壁が冷やされ結露が生じやすいことが主な原因です。

特に、壁や部屋の四隅は湿気や結露が溜まりやすく、カビが集中して発生します。そのため、掃除の際は隅を重点的に拭き取ることが効果的です。また日常的にアルコール消毒剤を使用することで、カビの胞子を除菌し、発生を予防できます。

もしカビがすでに発生してしまった場合には、市販のカビ取り剤を使って確実に除去しましょう。その後は、換気や乾燥を定期的に行い、普段のメンテナンスを継続することをお勧めします。

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②お風呂

トイレやお風呂、キッチン、洗面所などの水回りや結露の発生しやすい窓周りなど湿気がたまることでカビが生えます。特に、お風呂のカビ臭さがなかなか取れない場合は「エプロン」という内側の部分にカビが発生している場合があります。カビ取り剤をまんべんなく吹きかける→時間を置く→流水ですすぐといった手順で、しっかりとカビを取り除きましょう。

また、毎回カビ取り剤を使用しなくても日ごろのお掃除で「50℃のお湯」でサッと洗い流すことでカビ予防に繋がります。火傷に気を付けつつ、毎日のお風呂後や風呂掃除の際にお湯すすぎ法を試してみてください。カビ取り剤については、当社で開発した液剤をご紹介させていただきます。

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③キッチン

キッチンは排水口やスポンジなど水気の残る部分にカビやヌメリが発生しやすいので、日ごろからすみずみまで掃除をし汚れを残さないように掃除する必要があります。

日ごろのお手入れは重曹などを使って汚れ落としをし、黒ずみなどは過炭酸ナトリウムを使用して、漂白すると良いでしょう。それでも落ちない黒カビはカビハイターやカビキラーのような、塩素系カビ取り剤を使ってカビを落とします。そうすることで、水回りのイヤなニオイ対策にもなります。

トイレは、便器の黒ずみや尿石、尿はねなどはクエン酸で除去します。クエン酸を溶かした「クエン酸水」はドラッグストアなどで売っているのでお掃除に使いやすく便利です。

トイレの壁にカビが生えたら壁のカビ取り同様、次亜塩素酸ナトリウムでカビ取りをします。

この際の注意点は、換気を必ず行うこと、そして酸と次亜塩素酸ナトリウムはいっしょに使わないことです。有毒ガスが発生する恐れがあります。

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④置いてある家財道具(家具、家電など)

家具も配置場所や環境によってカビてしまいます。また、中の衣類のカビが原因ということもあります。

例えば、家具に白い粉のようなカビ(白カビ)が生えた場合などは、市販の消毒用エタノール(70~80%)を吹きかけてみてください。全体に吹きかけ、15~30分ほど放置しておけば少々の家具のカビは殺菌・除去することができます。

(※本革やムートン生地などは変色の恐れがあるので使用できません)

ただし、黒カビが生えてしまった場合はアルコール消毒剤で色素を除去することができません。塩素系漂白剤を用いて色素を脱色しましょう。

スプレータイプのものも有りますので、布などに湿らせて家具を傷めないように少しずつ塗布してカビ取りを行ってください。

⑤衣類や小物(服、鞄、財布など)

洋服や革製品、書籍にもカビは生えます。カビ取り方法の詳細は以下のリンクを参照してください。

洋服や衣類にカビが生える場合は、大きく分けて2つの原因が考えられます。

1つは「衣類に残った汚れや水分がカビの原因となったパターン」

2つめが「クローゼットなど保管場所の環境が悪くカビが生えたパターン」です。

もしも、衣類に汗や食べ残しなどが残っていた場合には洗濯やクリーニング、コインランドリーで綺麗にすることでカビを除去しましょう。

またクローゼットや保管場所自体がカビの温床となっている場合は、衣類のカビ取りに加えて保管場所自体のカビ取りを行う必要があります。大切な衣類を長持ちさせる為に、早急に原因をつきとめて対策しましょう。

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2-2.家の外でカビが発生しやすい箇所2選

⑥長尺シート(ベランダや廊下)

ベランダや廊下に敷かれた長尺シートは、雨水や湿気が表面や裏面に溜まりやすく、通気性も低いため、カビが繁殖しやすい環境になります。また、砂埃や土汚れなどがカビの栄養源になることもあります。定期的にシート表面の掃除を行い、溜まった汚れや水気をしっかり取り除きましょう。特に、雨の後は早めに水を拭き取ることが効果的です。また、中性洗剤を使って定期的な掃除や塩素系のカビ取り剤で殺菌することもカビ予防に有効です。

⑦ブロック塀

屋外のブロック塀は、雨や湿気の影響を直接受けやすく、特に北側などの日当たりが悪い場所では湿度が高くなり、カビやコケが繁殖しやすくなります。表面の凹凸や小さな隙間に水分が残ることで、よりカビが発生しやすくなります。定期的に高圧洗浄機やブラシを用いて塀表面の汚れを取り除きましょう。防カビ剤入りの塗料を使用したり、撥水コーティングを施したりすることも有効です。また、周囲の植栽を整えて通風を良くすることで、湿気を軽減しカビの発生を防げます。

外部の対策では、当社でも液剤を開発しており非常に高い効果を得ていますので、以下参考までにご紹介させていただきます。

カビは水さえあればどんなに栄養源が少ない場所にでも生える危険があるのです。しかし屋内においてはどれもが人が原因を作ることによって発生を促進している事もこれで分かります。何度も口酸っぱく言いたいのは、とにかく

  • 掃除を行い
  • 発生源を減らす
  • 通気性を上げる

これを徹底するようにしてください。

3.プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

部屋の壁や水回り、押入れや家具などのカビでお困りの場合は、カビ取りマイスターキットでカビ取りすることが可能です。

カビ取りマイスターキットは、カビ取り業者のハーツクリーンが開発した商品で、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良しています。

そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないため自宅のあらゆる場所のカビ取りに使用することが可能です。

4.まとめ

さて、今回は家の内外でのカビが発生しやすい場所を7つ挙げていきましたが、実は家のほとんどの場所で

簡単にカビが発生する可能性がある

ということが分かるかと思います。だからこそ「カビが生える前に」換気や掃除、除湿を徹底しカビを予防することが最も大事なのです。逆に、上記で挙げた場所以外でも「環境が悪いとカビは発生する」ということです。

水回りでなくても、北側の部屋でなくても、窓が付いていても

  • 掃除が行き届いていない
  • 換気をこまめにしていない
  • 結露が生じやすい

そんなお部屋はカビがいつ発生してもおかしくありません。まず大切なことは「換気」を行う事。そして部屋のすみずみまで通気性を上げること。

ホコリなどが溜まらないように、掃除機をこまめにかけて、天井など届かない部分には消毒用エタノールをペーパーに吹きかけて、フローリングワイパーなどで定期的にお掃除をしましょう!

カビが生えてしまってからは、あっという間にカビの胞子が舞い、色んな部屋、あらゆる箇所にカビ発生のリスクがあります。発生する前のこまめな換気・清掃でカビを防ぎましょう!

既にお家の内外のあらゆる場所にカビが発生している場合

「予防することが大事とは分かっているが、既に生えてしまったカビはどうしたら良いの?!」

そうお困りの方もいることでしょう。まずは、カビ発生の場所

  • トイレ
  • 浴槽
  • 窓際
  • クローゼット

などのカビ取り方法の記事を参考に、消毒用エタノールやカビ取り剤を使用して、カビを除去しましょう。しかし、自力では難しい場合もありますよね

  • カビ取りをする時間がない
  • カビの範囲が広すぎて難しい
  • 早急にカビ取りをしたい
  • 表面だけでなく見えない壁の裏までしっかりとカビ除去したい
  • 自分で除去するのは体力的に無理

そのようなお悩みを抱えている方は、一度、カビ取りの専門業者にご相談ください。

カビ取りマイスターでは、カビ取り実績に基づいた防カビリフォームも実施しております。

カビの再発を防ぐには、表面のカビ取りをするだけでもリフォームのみをするだけでもどちらか一方では、解決できない場合が多くあります。カビ取りマイスターは、ハーツリッチのカビ対策技術に内装のリフォームを組み合わせて行うことで、再発を防ぐために必要な施工を提案しております。何度取っても再発するカビやカビ臭さが気になる方におすすめです。