
お風呂のおもちゃは、水分や石けんカスなどの汚れが残りやすく、気付かないうちにカビやヌメリが発生することがあります。
特に、内部に水が入るあひるなどのおもちゃは、外側がきれいに見えていても、中に黒い粒や黒い水がたまっていることがあります。
カビは、人によってはアレルギー症状や咳などにつながることがあるため、子どもが触れるおもちゃにカビを見つけたら放置しないことが大切です。
この記事では、お風呂のおもちゃに生えたカビや汚れへの対処法と、あひるの内部から黒い水や黒い粒が出る場合の判断ポイントを解説します。
あわせて、洗えるおもちゃのお手入れ方法や、カビを繰り返しにくくするための予防方法も紹介します。
| この記事でわかること |
| ・お風呂のおもちゃにカビが生える原因 ・あひる内部に黒い汚れがある場合の対処法 ・洗えるおもちゃのカビや汚れの落とし方 ・買い替えを検討した方がよい状態 ・お風呂のおもちゃのカビを防ぐ方法 |
目次
1. お風呂のおもちゃにカビが生える原因

お風呂のおもちゃにカビが生えやすい背景には、水分や汚れ、乾きにくい環境が関係しています。
ここでは、カビが発生しやすくなる主な原因を見ていきましょう。
1-1. 水分が内部に残りやすい
あひるなど、水を吸い込むタイプのおもちゃは、遊んだあとに水を出したつもりでも、内部に少量の水が残ることがあります。
外側は乾いていても内部に水分が残っていると、見えないところに汚れがたまりやすくなります。
特に内部を開けて確認できない構造では、外見だけでは状態を判断しにくい点にも注意が必要です。
1-2. 石けんカスや皮脂などの汚れが付着する
お風呂のおもちゃには、水分だけでなく、入浴中に流れた石けんカスや皮脂などの汚れも付着します。
特に、凹凸部分や溝には汚れが残りやすく、ヌメリが発生することがあります。
こうした汚れが水分と一緒に残ることで、カビが発生しやすい状態につながります。
1-3. 浴室に置いたままだと乾きにくい
使用後のおもちゃを浴室に置いたままにしていると、乾燥するまでに時間がかかります。
おもちゃ同士を重ねたり、水切れの悪い容器にまとめたりすると、接している部分に水分が残りやすくなります。
浴室内の湿気も加わるため、おもちゃが十分に乾かない状態が続きます。
■関連記事■プロが教える決定版!お風呂の黒カビを徹底除去&再発防止する13のテクニック
住まい全体のカビリスクは「カビリスク診断」で確認
おもちゃだけでなく、浴室の壁や床などにもカビが繰り返し発生している場合は、浴室全体の湿気や換気環境も確認してみましょう。
ご自宅のカビリスクを確認する参考として、以下のカビリスク診断も活用してみてください。
2. お風呂のおもちゃの状態別・カビ対処方法早見表
お風呂のおもちゃは、素材や構造によって適したお手入れ方法が異なります。
カビや汚れの程度だけでなく、内部まで洗って乾燥できるか、破損していないかも確認したうえで対処しましょう。
| 状態 | 確認・対処方法 | 注意・交換の目安 |
|---|---|---|
| 表面に軽い汚れやヌメリがある | おもちゃに使用できる洗剤で洗い、十分にすすいで乾燥させる | 強くこすって表面を傷めないようにする |
| 表面に黒い汚れが残っている | 製品表示を確認し、素材に使用できる洗浄方法を選ぶ | 洗剤や漂白剤が使用できない素材もあるため確認する |
| 内部まで洗って乾かせる | メーカーが案内する方法に従って内部も手入れする | 無理に分解しない |
| 内部から黒い粒・黒い水・カビ臭が出る | いったん使用を中止する | 内部まで十分に手入れできない場合は買い替えを検討する |
| ひび割れ・破損・大きな劣化がある | 使用を中止する | 新しいおもちゃへの交換を検討する |
まずはおもちゃの状態を確認し、洗って再使用できるものか、買い替えを検討した方がよいものかを判断しましょう。
3. あひるなど内部に水が入るおもちゃのカビはどうする?

あひるなどの水を吸い込むおもちゃは、外側だけでなく内部の状態を確認することが重要です。
内部から黒い粒や黒い水が出てくる場合は、表面だけを洗って使い続けるのではなく、内部まで十分に手入れできるか確認しましょう。
3-1. 内部に黒い粒・黒い水・カビ臭がある場合
おもちゃを押したときに、穴から黒い粒や黒っぽい水が出る、カビ臭さを感じるといった場合は、いったん使用を中止しましょう。
こうした状態では、内部に汚れがたまっている可能性があり、外側を洗うだけでは十分に取り除けないことがあります。
特に、子どもが口に触れさせる可能性があるおもちゃは、見た目だけでなく内部の状態も確認することが大切です。
3-2. 内部まで洗浄できるか確認する
内部に水が入るおもちゃは、水を抜けるかだけでなく、内部まで洗浄・すすぎ・乾燥できるかを確認しましょう。
メーカーが内部のお手入れ方法を案内している場合は、その方法に従って手入れしてください。
一方、水抜き方法しか案内されていない場合は、それだけで内部の汚れまで十分に除去できるとは限りません。
また、取り外し方法が案内されていない部品を無理に外したり、穴を広げたりするのは避けましょう。
3-3. 内部を十分に洗えない場合は買い替えを検討する
内部に黒い汚れがあるにもかかわらず、中まで十分に手入れできない場合は、無理に再使用せず買い替えを検討しましょう。
漂白剤や消毒剤を内部に入れても、成分を十分にすすげなかったり、水分が再び残ったりする可能性があります。
黒い粒や黒い水が繰り返し出てくる場合も、洗浄を繰り返すより新しいおもちゃへ交換する方が安心です。
4. お風呂のおもちゃのカビや汚れを落とす方法

お風呂のおもちゃの普段の汚れやヌメリは、まず中性洗剤で洗うのが基本です。
それでも黒い汚れが残る場合は、素材に使用できることを確認したうえで、酸素系漂白剤を使う方法があります。
消毒用エタノールも使用できる素材がありますが、カビ汚れそのものを落とす目的ではなく、補助的な方法として考えましょう。
4-1. 用意するもの
- おもちゃに使用できる中性洗剤
- ゴム手袋
- 柔らかいスポンジやブラシ
- 清潔な布やタオル
- 必要に応じて洗面器やバケツ
中性洗剤であっても、すべてのおもちゃに使えるとは限りません。
おもちゃにお手入れ方法が表示されている場合は、メーカーの案内を優先してください。
洗剤・漂白剤・消毒用エタノールは混ぜず、子どもの手の届かない場所で使用・保管してください。
4-2. 中性洗剤を使った基本的な洗い方

① 表面の汚れを洗う

おもちゃを水で濡らし、中性洗剤を付けた柔らかいスポンジやブラシで、表面や凹凸部分の汚れを落とします。
強くこすると傷が付く場合があるため、汚れを落とそうとして無理にこすらないようにしましょう。
② 十分にすすぐ
洗剤が残らないように、流水で十分にすすぎます。
内部まで洗える構造のおもちゃは、メーカーのお手入れ方法に従って内部も洗浄・すすぎを行います。
③ 水を切って乾燥させる

洗浄後は水分をできるだけ取り除き、風通しのよい場所でしっかり乾燥させます。
内部に水が入るタイプは、メーカーが案内している水抜き方法があれば、その方法に従ってください。
4-3. 黒い汚れが残る場合は酸素系漂白剤を使う
中性洗剤で洗っても黒い汚れが残る場合は、おもちゃの素材に使用できる酸素系漂白剤を使います。
製品表示に従って漂白剤を準備し、つけ置きまたは拭き取りで黒い汚れを処理します。
その後、十分にすすぐか水拭きをして成分を取り除き、風通しのよい場所でしっかり乾燥させましょう。
ただし、内部を十分にすすげない、乾燥させにくいおもちゃには、漂白剤を内部まで入れないようにしてください。

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出典:Amazon
4-4. 消毒用エタノールを使う場合
消毒用エタノールは、中性洗剤で表面の汚れを落とした後に、使用できる素材であれば補助的に使います。
おもちゃを十分に乾燥させたあと、製品表示に従ってエタノールを使用し、そのまましっかり乾燥させましょう。
使用するときは、火気を避けて十分に換気してください。
なお、エタノールでは黒い着色や内部にたまった汚れは取り除けないため、内部から黒い粒や黒い水が出る場合は、洗浄できる構造かを確認し、難しければ買い替えを検討しましょう。

ドーバー パストリーゼ77
出典:Amazon
5. お風呂のおもちゃのカビを防ぐ5つのポイント
カビや汚れを落とした後は、再び発生しにくい状態を保つことが大切です。
特に、お風呂のおもちゃは「水を残さない」「汚れをためない」「しっかり乾かす」ことを意識しましょう。

5-1. 使用後は内部の水をしっかり抜く
内部に水が入るタイプのおもちゃは、使用後にできるだけ水を抜きましょう。
水抜き方法が指定されている場合は、メーカーの案内に従って行います。
内部に水分を残さないことが、カビを防ぐための基本です。
5-2. 使用後に表面の汚れを洗い流す
おもちゃには、入浴中に石けんカスや皮脂などの汚れが付着します。
使用後は表面を水で洗い流し、汚れを残したままにしないようにしましょう。
特に凹凸や溝のある部分は、汚れが残っていないか確認してください。
5-3. 浴室に置きっぱなしにしない

使用後のおもちゃを湿度の高い浴室に置いたままにすると、乾燥するまでに時間がかかります。
可能であれば浴室から出し、風通しのよい場所で乾燥させましょう。
浴室内で保管する場合も、床に直接置いたままにしないことが大切です。
5-4. 水切れのよい方法で収納する
おもちゃを重ねたり、水切れの悪い容器にまとめたりすると、接している部分に水分が残りやすくなります。
水切りできるカゴやネットなどを使い、おもちゃ同士が密着しすぎない状態で収納しましょう。
収納用品にもヌメリや汚れが付くため、定期的に洗ってください。

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出典:Amazon
5-5. 定期的に洗って状態を確認する
見た目がきれいでも、石けんカスや皮脂などの汚れが少しずつ蓄積することがあります。
定期的に製品に合った方法で洗い、十分にすすいで乾燥させましょう。
その際に、ひび割れや破損、内部から黒い水や粒が出ていないかも確認してください。
■関連記事■お風呂の天井のカビは危険!10倍速く増殖する理由と最強のカビ取り方法
6. おもちゃ以外にも浴室のカビがある場合

お風呂のおもちゃをきれいにしても、浴室の壁や床、天井などにカビが広がっている場合は、浴室全体の状態も確認しましょう。
おもちゃだけでなく、浴室内のカビや湿気もあわせて対策することが大切です。
6-1. 壁・床・天井などのカビもあわせて除去する
浴室の壁や床、天井、シリコン・パッキンなどにカビが発生していると、胞子がおもちゃの表面に付着する可能性があります。
そのため、おもちゃだけをきれいにするのではなく、浴室内にカビが見られる場合は、それぞれの素材や部位に合った方法で除去しましょう。

浴室のカビ取りには、カビ取り専門業者のハーツクリーンが販売している「カビ取りマイスター」も選択肢です。
カビ取りマイスターは、プロが現場で使用する液剤を家庭向けに改良した除カビ剤で、浴室などの水回りだけでなく、対応する窓枠や壁紙などのカビ取りにも使用できます。
ただし、お風呂のおもちゃへの使用を一律におすすめするものではありません。
使用できる場所や素材を確認し、製品表示に従って使用してください。

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6-2. 広範囲の場合はカビ取り専門業者へ相談する

浴室全体にカビが広がっている場合や、何度掃除しても短期間で再発する場合は、カビ取り専門業者への相談も検討しましょう。
カビ取り専門業者では、カビの発生範囲や湿気・換気などの状況を確認し、必要に応じて除カビや再発防止の対策を提案してもらえます。
広範囲のカビを無理に自分だけで処理しようとせず、状況に応じて専門家の判断を取り入れることも大切です。
■関連記事■【2026年版】プロが厳選したおすすめカビ取り業者5選|費用相場・選び方も徹底解説

7. 【カビ関連ニュース】お風呂のおもちゃの内部を調べた研究
2018年の研究では、家庭で使用されていたお風呂のおもちゃ19個の内部を調べ、すべてのおもちゃでバイオフィルムが確認されました。
また、19個中11個から真菌が確認され、約70%では内部に黒い変色も見られています。
ただし、この研究は健康被害や特定の洗浄方法の有効性を示したものではありません。
内部に黒い水や粒が見られる場合は、使用を中止し、内部まできちんと手入れできる構造かを確認しましょう。
参考:Ugly ducklings—the dark side of plastic materials in contact with potable water
8. お風呂のおもちゃのカビに関するQ&A

カビが見つかったときは、洗って使えるのか、買い替えた方がよいのか迷うこともあります。
ここでは、お風呂のおもちゃに関するよくある疑問をまとめます。
Q1. 中に水が入るおもちゃは、カビがあったら捨てるべき?
すぐにすべて捨てなければならないとは限りません。
メーカーが内部の洗浄方法を案内しており、内部まで十分に洗って、すすいで、しっかり乾かせる構造であれば、その方法に従って手入れします。
一方で、内部から黒い粒や黒い水が出ているにもかかわらず、中まで洗えない、すすげない、十分に乾燥できない場合は、買い替えを検討しましょう。
Q2. お風呂のおもちゃの黒カビは酸素系漂白剤で落とせる?
おもちゃの素材と酸素系漂白剤の製品表示の両方で使用できる場合は、酸素系漂白剤を使えることがあります。
ただし、すべてのおもちゃに使用できるわけではなく、黒い着色まで必ず落とせるとは限りません。
使用する場合は、濃度や使用時間など製品表示に従い、使用後は十分にすすぐか水拭きを行いましょう。
Q3. 消毒用エタノールだけでカビ取りできる?
消毒用エタノールは、使用できる素材であれば補助的に使える場合があります。
ただし、エタノールだけで表面の汚れや黒い着色まで取り除けるとは限りません。
まずは汚れを洗い落として十分に乾燥させ、使用する場合は火気を避けて十分に換気し、製品の使用方法に従ってください。
Q4. お風呂のおもちゃのカビは重曹で落とせる?
重曹は、使用できる素材であれば軽い汚れやヌメリを落とす掃除に使える場合があります。
ただし、黒いカビ汚れの漂白や、内部にたまった汚れを取り除く用途には向いていません。
黒い汚れが残る場合は、おもちゃの素材に合った洗浄方法を選びましょう。

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9. まとめ
お風呂のおもちゃは、水分や石けんカスなどの汚れが残りやすく、カビやヌメリが発生しやすいものです。
特に、内部に水が入るタイプのおもちゃは、外側がきれいでも内部に汚れがたまっている場合があります。
洗えるおもちゃは、製品表示やメーカーのお手入れ方法を確認したうえで、次の流れで掃除しましょう。

カビを繰り返さないためには、日頃から次のポイントも意識してください。

また、内部から黒い粒や黒い水が出る場合は、無理に使い続けず、内部まで十分に手入れして乾かせるか確認しましょう。
内部を十分に手入れできないものや、破損・劣化しているものは、必要に応じて買い替えを検討してください。
おもちゃの状態に合わせて適切に手入れし、清潔で乾きやすい状態を保っていきましょう。


更新履歴
2026年9月更新:内部に水が入るおもちゃの対処方法を整理し、水抜きと内部洗浄の違い、酸素系漂白剤・消毒用エタノールの使い方、買い替えの目安、カビ予防について内容を見直しました。


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