お肌の大敵!紫外線がカビ対策に効果的な理由

梅雨が明けると全国各地で紫外線量の多い日が続き、日傘やUVカットパーカーなど多くの日焼け対策グッズが欠かせなくなります。

気象庁による日本最大UVインデックス観測によりますと、紫外線量は春ごろから高くなり7月~8月にピークを迎えます。

最近では「マスク焼け」も気にして、日焼け対策を始めた方も居るのではないでしょうか。何かと嫌厭される紫外線ですが、実はカビ対策に効果があります。

そこで今回はなぜ紫外線がカビ対策に効果があるのか。また、梅雨時期の必須アイテムである長靴の天日干し方法についても解説していきます。

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1なぜ紫外線が効果的なの?

紫外線がカビに効果的な理由は、殺菌効果があるからです。

紫外線にはUV-A(315nm~400 nm)、UV-B(280 nm~315 nm)、UV-C(100 nm~280 nm)、この3つの種類があります。

UV-Cが一番殺菌効果は高いですが、残念ながら地上までは届きません。そのため、地上に届く範囲のものの中ではUV-Bが一番殺菌効果は高くなります。

また、紫外線が当たることによって乾燥することもカビに有効と言えます。

一般的にカビは水分を好みますが、乾燥(除湿)している環境に弱いです。例えば布団の場合、寝ている間に出た汗が付着してしまっています。これを放置しているとカビの発生してしまいます。

しかし、紫外線に当てて乾燥(除湿)をさせることでカビ菌の増殖を抑えることが出来ます。

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2どれくらいの時間紫外線に当てればいいの?

株式会社エフシージー総合研究所が行った天日干しの殺菌効果の実験では、菌を付着させた綿布を天日干ししたところ1時間後には菌は全く検出されませんでした(元々の菌数は8100万)。

このことから、1時間以上紫外線に当てるのが効果的と言えます。

また10時~14時の間が一日の中でも紫外線量の多い時間帯と言われていますので、天日干しを行う際は、よく晴れた日のこの時間帯に行うことをオススメします。

参照 https://www.data.jma.go.jp/気象庁HP 

(晴天時UVインデックスの時別累年平均値グラフより)

3長靴の天日干し方法

梅雨時期の必須アイテムである長靴。雨水や砂、泥が付着しているため放置しているとカビが発生してしまう可能性があります。しかし、この長靴も晴れた日にきちんと天日干しを行うことでカビ予防をすることが出来ます。また、日に当てるだけなので手軽に行うことが出来る方法になります。

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<傘の天日干しの手順>

※汚れが付着している場合には、雑巾等で拭き取ってから天日干しを行うようにしてください。

手順① ベランダなどのよく日が当たる場所に長靴を置き、1時間天日干ししてください。

手順② 長靴の裏面を天日干しします。こちらも1時間以上日に当てるようにしてください。

手順③ 完成です。

※傘やリュックなども同様の方法でカビ予防を行うことが出来ます。

ただし、革製品は色ムラなどを引き起こしてしまうことがあるので注意してください。

※普段のお手入れ方法としては、カビの栄養素となる雨水や泥を放置せずに拭き取るようにしてください。また、靴箱の中の湿気が原因でカビが発生してしまうこともあるので、靴箱内に除湿剤を入れて置くこともオススメします

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4まとめ

■地上に届くものの中ではUV-Bが殺菌効果が高い。

■天日干しを行うには、よく晴れた日の10時から14時の間で1時間以上行うようにしてください。

<参考文献>

産経新聞 2014年2月14日掲載 「比べる×調べる」