洗濯機からカビ臭いニオイがしたらどうする?!

汚れた衣類を洗おうと、洗濯機のフタを開けると...

「あれ?!洗濯機の中がカビ臭い!!」

ということは、ありませんか?!
洗濯機の中がカビ臭いと、洗濯物までなんだかカビが付いてしまっているような気がしてスッキリしませんよね。
そこで、今回は「洗濯機がカビ臭い場合の対処法」をまとめてみました。

洗濯機の中がカビ臭くなる原因は?

洗濯機がカビ臭くなる原因として

  1. 洗濯槽のカビ
  2. 洗剤の投入口のカビ
  3. 風呂の残り湯を使用
  4. 下水管にカビが生えている

大きく分けるとこの4つが挙げられます。特にドラム式洗濯機は、排水部分にニオイがこもりやすいため、一般的な洗濯機よりもカビ臭さが気になるという声もよく耳にします。

これら4つの原因に全て共通していることは「カビの生息条件と一致している」ことです。カビは酸素、湿度、栄養素、温度の条件が揃うことで大量発生します。

例えば、至適発育温度は25~28℃ですので、春以降の室内ではカビが最も増えやすい気温であると言えます。そこに洗濯ものの

  • 老廃物
  • ほこり
  • 洗濯用洗剤

などが「栄養源」となり、水分といった全ての条件が揃うことで洗濯機の中にカビがうじゃうじゃと発生することで、カビ臭くなるます。

(参考:文部科学省「カビマニュアル」

では、洗濯機のカビ臭さを取る為にはどのようにすれば良いでしょうか。風呂の残り湯を使う以外の原因別に対策方法をまとめてみました。

①洗濯槽の黒カビが原因の場合

洗濯槽には、見えない裏側の部分にカビが発生している可能性があります。これは常に水分に晒されることと、栄養源があることによりカビや雑菌が増殖する為ですが

そのまま放置していると、衣類にもカビ臭さが移ってしまい、洗っても洗ってもカビ臭い...という無駄にもなりかねません。

洗濯槽の黒カビがカビ臭さの原因の場合

・専用の洗濯槽用洗剤でカビ取りをする

・重曹で汚れを落とす

などの対策方法が挙げられます。手順は以下の通りです。

出典:Amazon

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①洗濯槽にお湯を入れる

槽洗浄コースがある場合には、スイッチを押して、40~50℃くらいのお湯を洗濯槽の上部まで入れます。

②槽洗浄用の洗剤を入れる

次に、縦型の洗濯機の場合は酸素系漂白剤をドラム式洗濯機の場合は専用の槽洗浄を入れます。

今回は、酸素系漂白剤を200gほど入れました。

出典:Amazon

③8時間ほど放置する

時間を置くと、洗濯槽の上に汚れが浮かんできます。洗濯槽の裏の見えない汚れがニオイの原因の場合もありますので、念入りにとっていきます。

1時間置く→洗濯機を動かす→ゴミを取る

という作業を何度か繰り返して、すすいでいきます。

洗濯槽の洗浄は1か月に1回くらい、定期的に行いましょう。

https://kabipedia.com/64
くらしのマーケット

②洗剤用投入口にカビが生えている場合

液体洗剤や、漂白剤専用の投入口が汚れていませんか?ホコリなどが詰まることにより、カビの栄養分となりカビ臭くなることがあります。

この場合、手順はこの3つです。

1:汚れをふき取る

2:消毒用エタノール(アルコール消毒剤)をふきかけてカビを殺菌する

3:乾燥させる

です。

もしくは、消毒剤を市販のカビ取り剤にしたのちに、一度洗濯機を回して中の洗剤を使用してしまっても良いでしょう。

その後、乾燥させるまで洗濯機のフタを開けるようにしましょう。

出典:Amazon

③下水管にカビが生えている場合

上記の洗濯機内部のカビ取りを行っても、まだカビ臭さが改善しない場合には、洗濯機と繋がっている下水管が原因である可能性があります。この場合、下水管を自力で取り外して掃除するのは難易度が高いので

なるべくなら、専門の下水業者に依頼した方が良いでしょう。

特に、ドラム式洗濯乾燥機を使用していて下水管が臭う場合はトラップに溜まっている水が原因であることもあります。取り外してニオイのもとを絶つことも出来ますが、あまり詳しくない場合や下水管の構造に自信のない場合には、委託した方が良いかも知れません。

くらしのマーケット

まとめ

洗濯機のカビ臭さは、すぐに改善できるものと、下水管のように工事が必要な場合とがあります。

何度カビ取りをしてもカビ臭くなる場合には、専門業者に委託して不快なニオイとおさらばしましょう!

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