
美容やダイエットで人気のホットヨガスタジオですが、高温多湿という「カビの温床」になりやすい環境であることをご存じでしょうか。
湿度に加え、人の汗や皮脂、マットに残った水分などもカビの栄養源となり、スタジオ全体にカビが広がりやすくなります。
ヨガの深い呼吸とともに、カビの胞子も吸い込んでしまうと思うとゾッとしますよね。

そこでこの記事では、ホットヨガスタジオにカビが発生しやすい理由と、具体的な除去方法、カビの生えにくいスタジオの特徴をご紹介します。
カビ対策をしっかりと行い、清潔なスタジオでホットヨガを安心して楽しみましょう!
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| この記事で分かること |
| ・ホットヨガスタジオにカビが生える原因 ・ホットスタジオのカビを除去する方法 ・カビの生えにくいスタジオの特徴 |
目次
カビの増殖条件4つ
カビが発生し増えるには条件があります。実は人間が生きていける環境とほぼ同じなのですが
- 栄養素
- 水分
- 温度
- 酸素
この4つの条件が重なるとカビが発生してしまいます。つまり、人が生きられる環境下でカビも発生することは不可避なことなのですが、カビの種類によっては毒素を産生し、人の健康に影響を及ぼすものもあるので、カビが発生しにくい環境でヨガも行える方が良いですよね。では、ホットヨガスタジオにカビが生えやすいのはナゼでしょうか。
ホットヨガにカビが発生しやすい理由
まず、ホットヨガスタジオは室内を温かくするために窓を閉め切ります。そして高温多湿の環境を人工的に作り上げるわけです。また、換気もレッスン毎にで行うわけではありませんので、湿気が中にこもりやすく、カビも発生しやすくなるのです。
過去の事例

(写真はイメージです)
ホットヨガスタジオに通うお客さんから「カビ臭い」とのクレームが多くあった為、カビ取りの業者にチェックしてもらったところ、壁の四隅の部分にカビが大量発生していたということもあったそうです。
カビが生えていると、掃除をしていても「カビ=不衛生」というイメージを持たれてしまいます。そのため、カビの被害が小さいうちから食い止めて対策することが大事です。
また、ヨガ講師もそのホットヨガスタジオに入ると、鼻水やクシャミが止まらずホコリが原因かな?と思っていたらカビが原因だったというケースも。
実際にカビ取り施工に入ったところ、よく生えているのは「黒カビ」だったとのこと。
では、もしもホットヨガスタジオにカビが生えてしまったら、どのようにして除去すれば良いか、すぐに出来るカビ取りの方法をご紹介したいと思います。
ホットヨガスタジオのカビを除去する方法

ホットヨガスタジオにカビが発生したら、まずどのようにしてカビを除去すれば良いでしょうか。順番に説明していきます。
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①換気の回数を増やす
まずは、換気を行うようにしましょう。レッスンの間にサーキュレーターを回して空気を流すという方法もあります。カビが空気の流れが悪く湿度が高い環境で発生しますので、まずは通気を良くすることです。
レッスン毎の換気が難しい場合は、開店前後の清掃時でも結構ですので換気をしっかり行いましょう。その際には、スタジオの四隅まで綺麗に清掃します。
また、空気清浄機を置くのもおススメです。
②アルコールで消毒をする
目に見えてカビが発生している場合には、まずアルコールで消毒することをおススメします。アルコールはニオイが残りにくいので、スタジオ向きのカビ除去方法です。70%程度のアルコール剤をふきかけてカビを殺菌します。

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③市販のカビ取り剤で除去する
閉店後や休業時に行うのであれば、市販のカビ取り剤でカビ取りをおこないます。アルコールではカビの色素まで落とせないため、色素が沈着している場合は、カビ取り剤を使用した方が良いでしょう。
市販のカビ取り剤は、臭気もありますので換気をしっかりと行い、ゴーグルやマスク、手袋などを装着して皮膚に付着しないように注意しましょう。

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出典:Amazon
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④プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。
そのため個人でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないため壁や床のカビ取りにも使用できます。

それでもカビ臭さが取れない場合
換気を行い、自力でカビを除去してもカビ臭さがイマイチ消えない場合や、どこにカビが生えているのか分からない場合、範囲が広すぎてスタッフだけでは難しい場合には専門のカビ取り業者に依頼した方が良いかも知れません。
ヒトの目では確認できないカビや、壁の裏、床の下のカビまで根本的にカビ取りを行います。専門の強力なカビ取り剤を使って市販のカビ取り剤では落としきれないカビの胞子まで除去していきます。
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カビの生えにくいホットヨガスタジオの見極め方

では、最後にカビの生えにくいホットヨガスタジオの選び方についてまとめてみました。
カビが発生するためには4つの増殖条件「栄養」「水分」「温度」「酸素」が必要でした。つまりその逆の環境となるスタジオだとカビが発生しにくいといえます。
- 窓が大きくこまめに換気をしているスタジオ
- 日光が当たりやすいスタジオ
- 清掃をしっかり行っているスタジオ
まとめ
ホットヨガスタジオでは、深い呼吸を行う為、カビがスタジオ内に大量発生しているとダイレクトにカビ被害を受ける恐れがあります。顧客目線でいうと、カビ臭いホットヨガスタジオには通わない。スタジオ運営目線でいうと、カビのクレームがあるスタジオはカビが大量に発生し取り返しのつかないことになる前にカビの除去を行うことをおススメします。
もし気になる場合には、無料カウンセリングなどを利用してカビ専門の業者にチェックしてもらうのも良いでしょう。




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