年末の大掃除、面倒な場所をラクに掃除してカビを防ぐ秘訣を大公開!

日頃から掃除をしている方でも、「ここの掃除は面倒くさいな…」と感じる場所もあるでしょう。
たまひよ」が独自に行ったアンケートによると、各家庭において大掃除で面倒と感じるのは以下の場所だったそうです。

1位 換気扇
2位 コンロまわり
3位 窓

毎日いろんな汚れにさらされているこれらの場所は「掃除してもどうせ汚れるし、毎日掃除していたらキリがない…」とつい掃除を怠り、汚れが溜まってしまうこともあると思います。

また、掃除をするにも細かい部分が多かったり、取り外しが必要だったりして、簡単に掃除ができないということも面倒だと感じる理由でしょう。
他にも家族が多いご家庭だと、食器棚やシューズボックスも掃除するのが面倒に感じるかもしれません。

そこで今回は、面倒くさい場所の掃除をラクに行う秘訣を紹介します。
汚れを除去することはカビの発生を防ぐことにも繋がるので、是非参考にしてみてください。

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1.面倒な場所TOP3をラクにキレイするお掃除方法

大掃除となるといろいろな掃除道具を駆使したり、新たな掃除グッズを購入する方も多いでしょう。
ですが大掃除でも、少ないアイテムと最小限の労力でラクに掃除することは可能です。

今回は自宅に常備していることが多いアイテムを使ったお掃除方法を紹介します。
もし自宅に常備していないなら新たに購入し、日頃のお掃除に活用することをおススメします。

1-1.換気扇

換気扇(レンジフード)は、油汚れや埃が付着してベタベタになりがちです。
油汚れが蓄積していくと換気機能が落ちたり、故障してしまうことがあります。場合によっては火災の原因になることもあるため、定期的に掃除が必要です。

用意するもの

  • 重曹
  • シンクを覆えるサイズのビニール袋
  • スポンジ
  • バケツもしくはスプレーボトル
  • 清潔なタオル2枚

出典:Amazon

手順

①換気扇を分解し、パーツを重曹水に漬けて放置する
②放置している間に換気扇内の汚れを重曹水を使って除去する
③換気扇のパーツを擦り洗いする
④流水で洗い流した後に拭き取り、乾いたのを確認してから元に戻す

①換気扇を分解し、パーツを重曹水に漬けて放置する
シンクに大きめのビニール袋を入れ、40℃のお湯と、湯量に合わせた1%の重曹を入れます。
そこに分解した換気扇のパーツを入れ、汚れが浮いてくるまで放置します。

②放置している間に換気扇内の汚れを重曹水を使って除去する
放置している間に、換気扇内に付着した埃や油汚れを拭き取ります。バケツまたはスプレーボトルに重曹水を作り、スポンジで汚れを落としていきます。
換気扇内は埃が多いためメッシュタイプのスポンジを使うと汚れを落とすと同時に埃も絡め取ることができます。
汚れが取れたら水拭きし、その後乾拭きをします。

③換気扇のパーツを擦り洗いする
換気扇のパーツの汚れが浮いてきたら、袋の中の重曹水を流してください。
もしまだパーツに汚れが残っていれば、擦り洗いをして除去しましょう。

④流水で洗い流した後に拭き取り、乾いたのを確認してから元に戻す
換気扇のパーツを流水で洗い流した後、水気を拭き取ってください。
そして換気扇内と換気扇のパーツがしっかり乾いたのを確認した後、換気扇を元に戻して終了です。

ちなみに、シンクが小さくて換気扇のパーツを浸け置き出来るほどのサイズではない場合は、パーツ1つ1つを重曹水とスポンジで洗うようにしてください。

1-2.コンロまわり

コンロまわりは、こぼれた調味料やはねた油、焼け焦げた食材くずなどの汚れが付着していますが、他の家事や仕事に追われていると五徳の細かい部分の汚れを落とすのも面倒に感じて放置してしまうことも少なくないでしょう。

コンロまわりの掃除方法は換気扇とほとんど同じなので、同時に行うのもおススメです。

用意するもの

  • 重曹
  • シンクを覆えるサイズのビニール袋
  • スポンジ
  • バケツもしくはスプレーボトル
  • 清潔なタオル2枚

手順

①コンロから五徳を外し、重曹水に漬けて放置する
②放置している間にコンロ周りの汚れを重曹水を使って除去する
③五徳の汚れが浮いてきたら、スポンジで擦り洗いする
④流水で洗い流した後に拭き取り、元に戻す

①コンロから五徳を外し、重曹水に漬けて放置する
シンクに大きめのビニール袋を入れ、40℃のお湯と、湯量に合わせた1%の重曹を入れます。
コンロから外した五徳を入れ、汚れが浮いてくるまで放置します。

②放置している間にコンロ周りの汚れを重曹水を使って除去する
放置している間に、コンロ周りに付着した埃や油汚れを拭き取ります。バケツまたはスプレーボトルに重曹水を作り、スポンジで汚れを落としていきます。(今回はバケツで行いました)

スポンジを重曹水に浸す、または重曹水をスプレーしコンロ周りを擦り洗いしていきます。

汚れが落ちたら水で濡らしたタオルで拭き取り、その後乾いたタオルに変え、水気を完全に拭き取ります。

③五徳の汚れが浮いてきたら、スポンジで擦り洗いする
五徳の汚れが浮いてきたら、残った汚れを落とします。しっかりとスポンジで擦り洗いしましょう。

④流水で洗い流した後に拭き取り、元に戻す
流水で洗い流した後、乾いたタオルで拭き取ります。
そしてコンロに五徳を戻したら終了です。

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1-3.窓

窓には砂や埃、カビや手垢、花粉や黄砂などの汚れが大量に付着しています。しかも窓掃除と言っても、ガラスに網戸、サッシと掃除しなければいけないものが複数あります。
一見大変そうな窓掃除ですが、意外にも重曹のみで落とすことができるので、その方法をご紹介します。

用意するもの

  • 重曹
  • バケツまたはスプレーボトル
  • マイクロファイバークロス数枚
  • 清潔なタオル数枚
  • サッシに入るサイズのブラシ(歯ブラシでもOK)

手順(サッシ)

①サッシに水を流し、ブラシで汚れを落としていく
②再度水を流し、乾いたタオルで拭き取る

①サッシに水を流し、ブラシで汚れを落としていく
サッシに水を流し、ブラシで汚れを落としていきます。
先端が伸びているタイプのブラシが理想ですが、なければ目の細かい歯ブラシでもOKです。

②再度水を流し、乾いたタオルで拭き取る
汚れが落ちたら再度水を流し、乾いたタオルで水気をしっかりと拭き取って終了です。

手順(窓ガラス)

①スポンジに重曹水を含ませ、窓ガラスの汚れを落とす
②清潔なタオルで水気を拭き取る

①スポンジに重曹水を含ませ、窓ガラスの汚れを落とす
40℃のお湯と、湯量に合わせた1%の重曹を入れて重曹水をバケツに作り、スポンジを浸してください。そしてそれを使って窓ガラスの汚れを取り除きましょう。
バケツではなくスプレーボトルに入れて、直接窓ガラスに吹きかけてもOKです。

②清潔なタオルで水気を拭き取る
汚れが落ちたら水で流し、清潔なタオルで水気を拭き取ったら終了です。

手順(網戸)

①マイクロファイバークロスを使って、内側の網戸を拭き取る
②マイクロファイバークロスを使って、外側の網戸を拭き取る

①マイクロファイバークロスを使って、内側の網戸を拭き取る
網戸の掃除は、汚れの少ない内側(室内側)から行います。
マイクロファイバークロスを使い、表面についた砂埃を絡めとっていきます。
このとき、強く擦ると網戸が歪んだり砂埃が飛んでしまうので優しくなでるように落としましょう。

②マイクロファイバークロスを使って、外側の網戸を拭き取る
内側が終わったら外側に移動し、窓を閉めてから外側の汚れをマイクロファイバークロスで落としていきます。やり方は内側の時と一緒です。
汚れが落ちたら終了です。

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2.TOP3以外の面倒な場所をラクにキレイにするお掃除方法

TOP3以外にも掃除が面倒な場所はたくさんあります。
例えば、食器や靴が多いご家庭だと、食器棚やシューズボックスの掃除を面倒に感じてしまうでしょう。
そこでここでは、食器棚とシューズボックスのお掃除方法を紹介したいと思います。

2-1.食器棚

食器棚が大きく、食器の数も多いご家庭は食器棚の掃除もなかなか大変です。
ひどく汚れる場所ではありませんが、埃がたまってしまったり、あまり使わない食器や棚の奥の方にカビが生えてしまうこともあります。

食器の出し入れは少し大変ですが、お掃除はいたって簡単なので、是非大掃除のタイミングでやってみてください。

用意するもの

  • 消毒用エタノール
  • 乾いたタオル

出典:Amazon

手順

①食器棚に入っている食器を全て出す
②食器棚に消毒用エタノールを吹きかけ、乾いたタオルで拭く

消毒用エタノールには汚れの除去とカビの殺菌・予防効果があります。
揮発性が高いためすぐに乾きますが、乾いたのを確認してから食器を片付けるようにしましょう。

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2-3.シューズボックス

普段玄関の掃き掃除はマメにやっているけれど、シューズボックスの掃除はあまりやっていないという方は多いのではないでしょうか。
シューズボックスは、砂や泥、人の皮脂や汗、雨で靴が濡れることによる湿気によってカビが生えやすい空間になっています。
ですが、シューズボックスも消毒用エタノールで簡単に掃除ができます。

用意するもの

  • 消毒用エタノール
  • ハンディタイプの掃除機またはホウキ
  • 乾いたタオル

手順

①シューズボックスの中の靴を全て出す
②ハンディタイプの掃除機またはホウキを使ってシューズボックス内の汚れを取り除く
③消毒用エタノールをシューズボックス全体に吹きかけ、タオルで拭く

靴を戻す際は、靴についた汚れはできるだけ落としてから収納するようにしてください。

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3.大掃除での注意点と補足

大掃除においていくつか注意点があります。
まず、掃除の際はマスクや手袋を着用しましょう。
もしカビ取り剤や漂白剤等を使うことがあれば、更に長袖の衣類とゴーグルも身に付けてください。
塩素系のカビ取り剤や漂白剤は、皮膚に触れると炎症を起こしたり、目に入ると失明する恐れがあるため、必ず守りましょう。

また、汚れがひどい場所や高い場所、分解に自信がない場所(換気扇やエアコン等)は掃除・カビ取り専門の業者に依頼するのも一つの方法です。
年に1回の大掃除はプロにお願いしてみるのもいいでしょう。

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4.毎日できるお掃除時短のコツ

一年のたまった汚れを年末にまとめて一掃するのはとても良いことですが、大掃除に数日かけるとなると時間も労力も費やしてしまい大変です。

ですが、毎日少しずつ掃除をすることができれば、年末に大掛かりな掃除をする必要がなくなり、負担を軽減することが可能です。
ここでは、年末大掃除にバタバタしないために、毎日できる掃除のコツやお掃除アイテムをご紹介したいと思います。

4-1.コンロ・レンジフードは重曹水で拭き掃除

コンロやレンジフートは使い終わったら重曹水を使って拭き掃除をしましょう。
時間がたって乾くと汚れが落ちにくくなりますが、熱があるうちであれば汚れが落ちやすいです。ただしコンロ周りは熱すぎると火傷してしまうこともあるため粗熱が取れてから掃除するようにしましょう。
重曹水の作り方は、40℃のお湯に濃度1%になるように作ります。重曹の濃度は濃くしても効果があがることはなくむしろ白く残ってしまうことがあるため1%で作りましょう。

重曹水を自分で作るのが面倒ということであれば、重曹水を購入するのもおススメです。

出典:Amazon

4-2.除湿剤を使う

カビを防ぐために除湿剤を使うのもおすすめです。
特にシューズボックスや食器棚のような普段は締め切っているような場所には、除湿剤を置いておくことでカビ対策になります。
除湿剤は置いておくだけで簡単にできるカビ予防なので、湿気が気になる場所におすすめです。

もちろん、シューズボックスや食器棚だけでなくクローゼットやキッチンのシンク下、物置には常に置いておくといいでしょう。

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出典:Amazon

4-3.防カビマスキングテープで防カビ&時短

ゴムパッキンやコーキング部分、窓のサッシのように細く掃除がしにくいところには、防カビマスキングテープがおすすめです。見た目は普通のマスキングテープですが防カビ成分が入っており汚れを防ぎながらカビ予防もできます。

テープが汚れたら剥がして貼り変えるだけなので掃除がぐんとラクになります。
ゴムパッキンのカビに苦戦したり、窓のサッシにたまった砂埃の掃除に苦労することがなくなります。

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出典: Amazon

5.まとめ

今回はラクに年末大掃除をする方法とカビ対策についてお伝えしてきました。
内容をまとめると以下のようになります。

  • 多くの人は換気扇とコンロ周りそして窓の大掃除が面倒だと感じている。
  • 換気扇とコンロ周り、窓ガラスの汚れは重曹水で落とすことができる。
  • 食器棚やシューズボックスは消毒用エタノールを使えば汚れの除去とカビ予防ができる。
  • 重曹水は40℃のお湯に濃度1%の重曹で作ることができる。
  • 年末大掃除で苦労しないために、普段から除湿剤を置く、消毒用エタノールを使うなどしてカビ対策をする。他にもコンロを使ったら汚れはすぐに拭き取るようにする。 
  • 汚れがつきやすく掃除しにくいゴムパッキンや窓のサッシには防カビマスキングテープを貼ることでカビ予防と掃除の時短ができる。

また大掃除をしている時に、広い範囲のカビを見つけてしまったり、自分でカビ取りしたけど落とせなかったという場合には、カビ取り業者へご相談ください。

カビ取りの専門家へ無料相談

<参考>

  • 本橋ひろえ 『ナチュラルお掃除大全』 主婦の友社