ブルゾンにカビが生えた時の対処方法

ブルゾンとは腰丈から尻丈くらいの上着のことで、いろいろな素材や種類やデザインがあります。

ジャケットやジャンパーとの違いは最近ではなくなりつつあります。

以前は、ジャケットの方がブルゾンよりもかっちりしたデザインの上着の総称でした。

ジャンパーはゆったりと羽織れる上着のことです。

今回はブルゾンにカビが発生した時の対処方法をご紹介していきます。

1. ブルゾンにカビが生えた時の対処方法

1-1.レザーブルゾン

1-2.MA-1やジージャン

2.ブルゾンにカビが生える原因

3.ブルゾンのカビ予防方法

4.ブルゾンの保管について

5.黒カビは困難です。

6.クリーニング店を利用する。

7.ガス滅菌クリーニングを利用する方法

8.まとめ

1. ブルゾンにカビが生えた時の対処方法

ブルゾンにはさまざまな素材やデザインのものがあり、種類が豊富なためカビが発生した際の対処法もそれぞれの種類で異なってきます。

まずは、カビが発生してしまったブルゾンの素材や種類を取り扱い表示のタグ等で確認してください。

以下はその種類別にカビが生えた時の対処法をご紹介していきます。

1-1.レザーブルゾン

レザーブルゾンは皮革素材で作られたもので、高価なものが多いです。

人工皮革と呼ばれるフェイクレザーで作られたブルゾンは比較的安価なものが多いです。

比較的軽度なカビの場合には、固く絞ったタオルでブルゾンを水拭きし、乾いてから消毒用エタノールをつけて拭き取るだけでカビが落ちることもあります。

消毒用エタノールはブルゾンの色落ちや変色などのおそれもありますので、必ず目立たない部分で試してから全体に使用するようにしてください。

上記の方法では落ちないカビの場合には、以下の方法でカビを落としていきましょう。

用意するもの

  • 革製品専用カビ取り剤
  • 歯ブラシ
  • レザートリートメント
  • マイクロファイバークロス
  • スポンジ

①革製品専用カビ取り剤を乾いた布に染み込ませ、カビを拭き取ります。(細かい部分には歯ブラシを使用するのがおすすめです。)

②2~3時間経ってから、レザートリートメントをスポンジに少量取り、ブルゾンの表面に薄く塗ります。

③最後にマイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げます。

※注意点※

ブルゾンが湿っていたり、汚れがひどいとカビ取り剤が浸透しないので汚れをあらかじめブラシなどで落とし、乾燥させてからカビ取りをするようにしてください。

スエードやヌバックなどの起毛素材のものには適しませんので注意してください

1-2.MA-1やジージャン

MA-1は、アメリカ空軍のフライトジャケットから派生したもので、最近ではファッションアイテムとして男女ともに人気で日本でも定着しているブルゾンです。

素材はナイロンやポリエステルで防寒のために中綿が入っているものもあります。

MA-1は防寒にすぐれているため、通気性が悪く、汗などの湿気を吸うと素材の内部にこもってしまい、中綿が使用されているものは、綿の中に湿気が浸透することもあり、カビが発生することがあります。

ジージャンは、デニム生地を素材として作られたブルゾンで、カジュアルでアクティブな雰囲気のブルゾンです。

MA-1やジージャンのカビ対処法は2つあります。

比較的カビが軽度なものや部分的にカビが発生している場合にはアルコールを使用したカビ取りをしてください。

衣類の全体的にカビが発生している場合には、酸素系漂白剤を使用したカビ取りをしてください。

●アルコールを使用したカビ取り方法

用意するもの

  • ブラシ
  • アルコール

①ブラシでカビを払い、アルコールを布に染み込ませて、カビが生えている箇所を叩くように拭き取ります。

②通常どおりの洗濯をして完了です。

※注意点※

アルコールを使用すると色落ちしてしまう服もありますので、必ず事前に目立たない場所で色落ち等がないかを確認してからおこなってください。

危険なので火気の近くで作業しないでください。

●酸素系漂白剤を使用したカビ取り方法

用意するもの

  • 酸素系漂白剤
  • お湯
  • バケツや洗面器など
  • ゴム手袋

①バケツや洗面器に40℃~60℃くらいのお湯と酸素系漂白剤を表示されている量溶かします。

②カビが生えた服を30分程度つけおきします。

③いつもどおりの洗濯をして完了です。

※注意点※

必ず換気をしながら作業してください。

お湯を使用するのでやけどに注意しましょう。

漂白剤をお湯に溶かすときは熱い場合には割り箸などを使用して溶かすと安全です。

ジージャンの場合には色落ちしてしまうことがありますので、お湯ではなく水を使用するようにしてください。酸素系漂白剤の量が多すぎると色落ちや、素材を傷める原因となりますので、ラベルを確認し計量してから使うようにしましょう。

2.ブルゾンにカビが生える原因

ブルゾンは着用後にすぐに洗わずに数回着用してから洗濯するという場合も多いと思います。

すぐに洗わずにクローゼットなどにしまうと、汗などの湿気や皮脂、ホコリなどの汚れが付着したまま保管することになり、これがカビが発生する原因となります。

ブルゾンにカビが繁殖すると、生地が劣化し変色したり、嫌なカビ臭がして着られなくなってしまいます。

着用後はしっかりとお手入れすることで、気持ちよくお気に入りのブルゾンを長く着続けられるようにしたいですね!

3.ブルゾンのカビ予防方法

①除菌スプレーを活用しましょう。

ブルゾンを着用後すぐに洗わない場合には、ホコリを取り除き、除菌スプレーを吹きかけて乾燥させてからクローゼットなどに収納するようにしましょう。

除菌スプレーを活用することでブルゾンにカビが発生するのを防げるだけでなく、臭いの予防にもなります。

②収納に詰め込みすぎないようにしましょう。

クローゼットなどの収納にブルゾンを保管する際に、物を詰め込みすぎてしまうと空気が滞留してしまいます。

また、クローゼットにブルゾンを収納する際には、なるべくクローゼットの手前に収納するとカビを防ぐことができます。

クローゼットの奥は空気が滞留しやすく、湿気もこもりやすくなっています。

できるだけ収納する物を減らし、湿気がこもるのを防ぐようにしましょう。

詳しくは「クローゼットの湿気対策」の記事にまとめましたので、参考にしてみてください。

③除湿を心がけましょう。

クローゼットなどの収納の除湿を心がけることはブルゾンのカビを予防する上でとても大切です。

クローゼットの扉を閉めたままにせず、ときどき開放し空気の入れ替えをしたり、扇風機サーキュレーターで空気を循環させたり、除湿剤や除湿機を設置するのもおすすめです。

除湿剤は手軽に除湿できるアイテムで便利なのですが、使い切りのものになりますので記載されている交換時期の目安を参考に新しいものに交換してください。

古いものをそのままにしてしまうと、湿気の発生源となってしまいます。

4.ブルゾンの保管について

ブルゾンをしばらく着ない場合には、カビを発生させないように保管方法にも気を付けましょう。

光触媒加工された衣類カバーが販売されています。

光触媒とは、太陽光や室内の蛍光灯などの光に反応し、カビの発生を抑制する物質のことです。

服を保管する際に、かぶせておくだけで服をカビやホコリやにおいから保護することができます。

100円ショップでも取り扱いがある店舗もありますので手軽に入手できるのも便利です。

クリーニングに出したあとのビニールのカバーは空気を通さずに湿気がこもってカビが生えてしまう可能性がありますので通気性の良い不織布でできたカバーを使用するようにしましょう。

5.黒カビの除去は困難です。

ブルゾンのカビ対処法をご紹介してきましたが、ブルゾンに発生したカビが黒カビの場合には落とすのは非常に困難となります。

白カビなど比較的軽度なカビであればブルゾンの繊維の表面に付着しているため、落とすことができます。

しかし、黒カビの繊維の奥深くに入り込んで根を張っているので、簡単には落とすことができません。

黒カビを落とそうとなると、強い薬剤を使用することになり、そうなるとブルゾンの劣化にもつながってしまいます。革製のブルゾンの場合には、革専門の業者に依頼して除カビと染め直しをする方法もあります。

いずれにしても、黒カビの色素が沈着してしまうとお手入れの難易度がとても上がるため、ブルゾンにカビが発生してから対処するのではなく、カビを発生させないことが一番大切です。

6.クリーニング店を利用する。

ブルゾンはさまざまな素材や種類があり、その素材ごとにお手入れの方法や注意事項も異なります。

そのため、クリーニング店を利用する方法は確実で安心安全です。

クリーニング店は専門的な知識や技術がありますので、使用する洗剤や器具なども使い分けています。

また、素人には難しいカビによるシミの除去や抗菌防カビ加工などもオプションで利用することができるところもあります。

ブルゾン1着にだけカビが発生している場合にはクリーニングを利用するのが良いですが、他にもカビが発生してしまっている衣類が複数あるなどという場合には次のガス滅菌クリーニングを利用する方法がおすすめです。

7.ガス滅菌クリーニングを利用する方法

ハーツクリーンでは、日本で唯一の衣類や小物類専用のガス滅菌車を用い、素材を傷めることなくカビを除去することができます。

カビが生えてしまったことで捨てるしかないとあきらめていた衣類でも弊社にお任せください。

※カビを完全に殺菌することはできますが、カビによる着色が取れるわけではございません。

まずは、弊社のホームページの問い合わせフォームよりガス滅菌クリーニングをご希望する製品名とお写真を添付してご連絡ください。

ガス滅菌クリーニングの流れとしましては、お問い合わせ頂いたお写真と製品を元にお見積りをお出しし、ガス滅菌クリーニングをする際には職人が現物を確認してからの判断とお客様がお見積り内容に納得していただいた上で工場へ発送となります。

ガス滅菌サービス料金は、1箱(縦、横、奥行きの3辺の合計が120cm以内)送料と税込みで13,000円となります。

ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

8.クローゼットの内のカビが原因かもしれない場合

ブルゾンのカビ取り方法や、予防方法について説明して参りましたが

  • ブルゾンだけでなく他の衣類にもカビが生えていた!
  • もしかしたら...クローゼット全体にカビが生えているのかも?!
  • クローゼットのカビ臭さが気になる
  • クローゼットの天井にカビが生えている

という場合には、衣類全体にカビが広がる前にクローゼット自体のカビ取りをしましょう。

収納庫内のカビを放置すると、衣類から衣類へとカビが広がってしまう可能性があります。クローゼットから部屋の天井、壁、床へとどんどんカビが広がるリスクもありますので、衣類のカビを発見したら、一度全ての衣類をクローゼットや収納庫から出して、中をお掃除し除カビましょう。

クローゼットの除カビとお掃除方法は、こちらの記事「クローゼットのカビ取り方法」を参考にしてみてください。

すでにシミのようなもの(カビと思われるもの)が生えていて自力では難しい場合には、カビ取り業者にご相談ください。

9.まとめ

・ブルゾンのカビは素材ごとに対処法が異なります。

・ブルゾンのカビは、アルコールや酸素系漂白剤を使用して落とすことができます。

・ブルゾンのカビ予防は、除菌と除湿が大切です。

・黒カビは落とすのが困難です。

・ガス滅菌クリーニングも検討してみましょう。

<参考文献>

・風早健史『男のレザーグッズ・メンテナンスBOOK』2010年、成美堂出版

・角謙二『愛用品のお手入れ術』2012年、枻出版社

・三田村美保『お気に入りを長く着る衣類のお手入れ洗濯・しみ抜き・つくろい・しまい方』2016年、NHK出版

・一間堂株式会社『モノ・メンテナンス』2016年、実業之日本社

・本橋ひろえ『ナチュラルおせんたく大全』2020年、主婦の友社

・井野良介『暮らしの「スゴ技」大百科』2014年、宝島社

・おそうじ本舗『おそうじ本舗の速攻そうじ術』2016年、宝島社