コーデュロイ素材のカビ取り方法

コーデュロイ生地は、表面がでこぼこしているため保温・保湿効果が高く、冬物の衣類に多く使われています。

そんな冬に大活躍のコーデュロイ素材の衣類ですが、保温・保湿効果があるため

保管している時にカビが発生しやすい衣類でもあります。

コーデュロイにカビが生えた際に、強く擦ったりしてしまうと、生地が劣化してしまいます。

今回はそんなコーデュロイ素材の衣類のカビ取り方法やカビを予防するお手入れ方法などをご紹介していきます。

1. コーデュロイ素材のカビ取り方法

1-1.消毒用エタノールを使う方法

コーデュロイ素材に部分的にカビが発生している場合には、アルコールを使用したカビ取り方法がおすすめです。

全体的にカビが発生している場合には、次の項目の1-1.コーデュロイ素材のカビ取り方法②をお試しください。

用意するもの

  • ブラシ
  • アルコール

①ブラシでコーデュロイのカビを払い落とし、アルコールを布に染み込ませて、カビが生えている箇所を叩くように拭き取ります。

②いつもの洗濯をして完了です。

※注意点※

アルコールを使用すると色落ちしてしまう衣類もありますので、必ず事前に目立たない場所で色落ち等の問題がないかを確認してから作業をおこなってください。

アルコールは引火性が高く危険なので、作業中は火気を近づけないように注意してください。

1-2.酸素系漂白剤を使う方法

用意するもの

  • 酸素系漂白剤
  • お湯
  • バケツや洗面器など
  • ゴム手袋

①バケツや洗面器に40℃~60℃くらいのお湯と酸素系漂白剤を表示されている量溶かします。

②カビが生えた服を30分程度つけおきします。

③いつもどおりの洗濯をして完了です。

※注意点※

漂白剤は必ず「酸素系」の表記があるものを使用してください。

キッチン用の「塩素系」漂白剤は同じ漂白剤でも成分が異なるため、間違って使わないように注意しましょう。

必ず換気をしながら作業してください。

お湯を使用するのでやけどに注意しましょう。

漂白剤をお湯に溶かすときに熱い場合には割り箸などを使用して溶かすと安全です。

2.コーデュロイ素材にカビが生える原因

コーデュロイ生地は摩擦に弱いという特徴があり、特にパンツでは裾やポケット口や腰のあたりは摩擦により毛羽立ったり、でこぼこがつぶれてしまいやすいです。

コーデュロイ生地は、でこぼこしているため、保温効果や吸湿性にすぐれています。

そのため、冬にはとても暖かくて良いのですが、吸湿性があることやでこぼこの畝にホコリがたまりやすいため、きちんとお手入れをしないでいるとカビが発生しやすい衣類でもあります。

3.コーデュロイ素材のカビ予防方法

①ホコリを払い落としましょう。

コーデュロイ素材の衣類はホコリや汚れがたまりやすいので、こまめにホコリを取り除くようにしましょう。

その際に、粘着テープなどを使用すると繊維が毛羽立ってしまったり、でこぼこの部分がつぶれてしまいやすいので、エチケットブラシなどを使用するのがおすすめです。

②洗濯できるものは着用したら洗濯しましょう。

市販の衣類には、素材と洗濯方法を表示したタグがついています。

このタグを確認すれば洗濯機洗いや手洗いの可否やアイロンの可否と上限温度から干し方など、その衣類に最も適したお手入れ方法がわかります。

ここに記載されていることに従って洗えば無用なトラブルを避けることができるので必ず確認するようにしましょう。

③なるべく早く乾かすことを心がけましょう。

乾くまでに時間がかかってしまうと菌が増殖し、カビや嫌な臭いの原因となります。

洗濯後はすぐに洗濯機から衣類を取り出し、なるべく早く乾かすことを心がけましょう。

タオルドライしてから干すことや扇風機やサーキュレーターを使用したり、エアコンのドライ機能や除湿機を上手に活用してみましょう。

④アイロンで殺菌しましょう。

コーデュロイ素材は、アイロンを使用することで熱によるカビの殺菌効果や生乾きの嫌な臭いの予防、シワ予防も期待ができます。

アイロンの可否や上限温度はタグで必ず確認するようにしてください。

アイロンが使用できるコーデュロイ素材の場合には、洗濯して乾燥させたあとにアイロンをかけるようにしましょう。

シワを防ぐアイロンがけのポイントは、引っ張りながらシワをのばすようにしてからアイロンをかけることです。

もし、アイロンでシワがついてしまったら、霧吹きを吹き付けて再度アイロンをかけ直すようにしましょう。

4.コーデュロイパンツの洗濯方法

コーデュロイ素材はご自宅の洗濯機で洗えるものもあります。

洗濯取り扱い絵表示を確認し、洗濯できるものであれば裏返しにして洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用洗剤を使用し、手洗いコースやおしゃれ着洗いコースなどやさしく洗うコースに設定して洗いましょう。

裏返して洗濯することで洗濯槽にぶつかったり、他の衣類とこすれて傷むのを防ぐことができます。

コーデュロイ生地は厚みがあるので、洗濯機を1分程度回して洗剤を溶かしてから15分程度つけ置きしてから洗濯するとしっかりと汚れが落とせます。

洗濯が終わったら型崩れしないように形を整えてから風通しの良い場所で乾かしましょう。

干す際にも裏返しのままの方が紫外線によるダメージを軽減させることができます。

手洗いする場合には、30℃くらいのぬるま湯におしゃれ着用洗剤を適量溶かします。

コーデュロイの衣類を入れ、押して沈めて浮き上がらせるようにし、これをくりかえします。

洗剤液ごと洗濯機に入れて30秒から1分程度脱水します。

その後すすいで再び脱水をくりかえして干します。

すばやく乾かす方法として、タオルドライや扇風機やサーキュレーターを使用する方法もあります。

★タオルドライの方法

コーデュロイの水気を軽く絞り、バスタオルの上に広げ折って重ねて端から海苔巻きを作るような感じで巻き、棒状にしてバスタオルに水分を吸い取らせてから干します。

干す際には、洗濯物同士が密着しないように間隔をあけて干すようにしましょう。

5.洗濯槽のカビにも注意しましょう。

使用後はフタを開けて内部を乾燥

洗濯機を使用したあとは洗濯槽内に残った水気をとばすため、しばらくフタを開けて乾燥させましょう。

洗濯槽に水気が残っていると、洗濯槽についた洗剤カスや汚れがカビの栄養分となりカビが繁殖していきます。

洗濯槽にカビが発生した状態で洗濯してしまうと、衣類にカビが付着するだけでなく、その衣類を部屋干しした際に部屋の中にもカビの胞子を放出することとなってしまいます。

また、洗濯機を洗う前の衣類を入れるカゴ代わりにしている場合にも注意が必要です。

洗う前の衣類はプラスチック製で穴があいているタイプの風通しの良いものがおすすめです。

プラスチック製のカゴは汚れてしまってもすぐに洗うことができます。

洗濯槽クリーナーで定期的に掃除しよう。

洗濯槽の掃除は定期的にしていますか?

衣類を洗濯すると黒いペラペラした海苔のようなものが付着したり、洗っているのになんだか衣類が臭いという場合やカビがすぐに再発してしまうという場合には、洗濯槽にカビが発生している可能性があります。

洗濯槽にカビが発生していると、カビがコーデュロイの繊維に絡みつき洗濯しても落とすのが大変になります。

特にコーデュロイは、でこぼこの畝の部分にホコリや汚れがたまりやすいです。

2~3か月に1回を目安に洗濯槽クリーナーを使用して汚れを落とすようにしましょう。

■関連記事■洗濯槽のカビ対策方法

7.ガス滅菌クリーニングを利用する方法

ハーツクリーンでは、日本で唯一の衣類や小物類専用のガス滅菌車を用い、素材を傷めることなくカビを除去する「ガス滅菌クリーニング」サービスがございます。

カビが生えてしまったことで捨てるしかないとあきらめていた衣類でも弊社にお任せください。

※カビを完全に殺菌することはできますが、カビによる着色が取れるわけではございません。

まずは、弊社のホームページの問い合わせフォームよりガス滅菌クリーニングをご希望する製品名とお写真を添付してご連絡ください。

ガス滅菌クリーニングの流れとしましては、お問い合わせ頂いたお写真と製品を元にお見積りをお出しし、ガス滅菌クリーニングをする際には職人が現物を確認してからの判断とお客様がお見積り内容に納得していただいた上で工場へ発送となります。

ガス滅菌サービス料金は、1箱(縦、横、奥行きの3辺の合計が140cm以内)送料と税込みで13,000円となります。

ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

8.まとめ

・コーデュロイのカビはアルコールまたは酸素系漂白剤で落とすことができます。

・コーデュロイのカビの原因は吸湿性による湿気と畝にホコリがたまることが原因です。

・コーデュロイのカビを予防するには、ホコリを払う、こまめな洗濯、すばやく乾かすことです。

・カビがくり返す場合には、定期的に洗濯槽の掃除も実施してみましょう。

・ガス滅菌クリーニングの利用を検討してみましょう。

<参考文献>

・『お気に入りを長く着る 衣類のお手入れ 洗濯・しみ抜き・つくろい・しまい方』2016年、NHK出版

・本橋ひろえ『ナチュラルおせんたく大全』2020年、主婦の友社

・井野良介『暮らしの「スゴ技」大百科』2014年、宝島社

・おそうじ本舗『おそうじ本舗の速攻そうじ術』2016年、宝島社

・角謙二『今さら聞けない洗濯の基本』2016年、枻出版社