家庭でできるビニールプールのカビ取りと予防法をカビ対策のプロが伝授!
「暑くなってきたからビニールプールを使おうとしたけど、黒い汚れが付着していた。これって黒カビ?」
「ビニールプールを濡れたまま放置していたらびっしりカビが生えてしまった。どうやって除去すればいいんだろう」
自宅に庭があり、小さなお子様がいるご家庭では、夏の楽しみとしてビニールプールを使用することも多いと思います。
ビニールプールは子供たちにとってとても楽しいものですが、同時にカビの発生という問題も引き起こしやすくなります。
暑く湿度の高い日が続くと、ビニールプールはカビが生えやすい環境になります。
カビは見た目が不快ですし、何よりも子供の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるため見過ごすわけにはいきません。
この記事では、ビニールプールのカビ取りと予防法についてカビ対策のプロが詳しく解説します。
ビニールプールに潜むカビの問題を解決し、子供たちが健康に遊べる環境を作り上げましょう。
この記事でわかること |
・家庭でできるビニールプールのカビ取り方法 ・ビニールプールのカビ対策 ・ビニールプールにカビが生える原因 ・ビニールプールの保管前にするべきこと |
目次
1.子供の健康を守るためにカビの放置はNG!その理由は?
カビは見た目が不快で汚れているように見えるため、多くの人が嫌悪感を持ちます。
しかし、さらに深刻なのはカビによる健康被害です。
特に子供はカビの悪影響を受けやすいため、その発育に影響を与える可能性があります。
ビニールプールは子供たちが直接肌で触れるもので、水と共にカビを摂取してしまう恐れがあるため、特に衛生管理には注意しなければいけません。
もしカビが生えたビニールプールを使い続けるとどのような健康リスクがあるのか詳しく解説します。
1-1.アレルゲンとしての作用
カビは強力なアレルゲンであり、特に子供たちの敏感な免疫系に刺激を与えることがあります。
ビニールプールのカビは子供が水遊びをする際に直接皮膚に触れることが多く、さらにはカビの胞子が空気中に舞い上がり吸入されることもあります。
これによって子供たちには皮膚の発疹、喘息発作の誘発、目のかゆみ、鼻水などのアレルギー反応が起こるかもしれません。
重症化すれば呼吸困難に至ることもあるため、カビは非常に危険なものなのです。
1-2.毒素の生成
一部のカビ種は、マイコトキシンと呼ばれる有害な毒素を生成します。
毒素はカビが繁殖するビニールプールの水中に溶出し、子供たちが間接的に摂取する危険があります。
マイコトキシンは肝臓、腎臓、中枢神経系など、様々な器官に損傷を与える可能性があり、長期間にわたる健康への影響が懸念されます。
小さい子供の場合、体が未発達であるため、少量の毒素でも重大な影響を及ぼす可能性が高いです。
1-3.感染症の誘発
カビは皮膚感染症や呼吸器感染症を引き起こす原因となることがあります。
湿った環境で繁殖するカビは、ビニールプールに長時間存在すると、子供たちの皮膚に直接触れ、カビが原因の皮膚感染症や発疹を引き起こすことがあります。
さらに、カビの胞子が肺に入ると、肺炎や呼吸器感染症を誘発する可能性があります。
子供は大人と比べて免疫力低いため、これらの感染症はとても危険です。
1-4.呼吸器への影響
カビの胞子は空気中に漂いやすいため、ビニールプールで遊んでいるうちに胞子が風に乗って広がってしまうことがあります。
これらの胞子を子供たちが吸入すると、アレルギー性鼻炎や喘息などの呼吸器疾患を引き起こすことも考えられます。
また、カビの胞子は呼吸器内で炎症を起こし、慢性的な呼吸器問題を引き起こす原因となることもあるでしょう。
これにより、子供たちの日常生活における活動能力や生活の質に影響を及ぼす可能性があるのです。
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2.家庭でできる!ビニールプールのカビ取り方法
1.子供の健康を守るためにカビの放置はNG!その理由は?でお伝えした通り、カビはお子様の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるため、ビニールプールにカビが発生した時は迅速に対処しましょう。
ここで紹介する方法は以下の3つです。
2-1.重曹と消毒用エタノールで除去する方法
まずは重曹と消毒用エタノールを使用したカビ取りを紹介します。
重曹は弱アルカリ性で、カビの成長を抑制する環境を作り出します。
また、エタノールはカビの細胞を破壊し、殺菌する効果があります。
この2つの組み合わせはカビの除去とその後の再発防止にも有効です。
用意するもの
- 重曹
- 消毒用エタノール
- スプレーボトル
- スポンジ
- 水
- タオル
- ゴム手袋
レック 激落ちくんの重曹
出典:Amazon
ドーバー パストリーゼ77
出典:Amazon
注意事項
- 使用前にプールの材質に対するエタノールの反応を小さな範囲でテストしてください。
- エタノールは揮発性が高いので、使用する際は換気を良くすることが重要です。
カビ取り手順
①重曹水を作る
水100mlに対して重曹小さじ1杯入れて、重曹水を作ります。
それをスプレーボトルに入れてください。
②重曹水を吹きかけてスポンジで擦る
カビに重曹水を吹きかけて10分ほど放置してください。
それからスポンジで擦ってカビを取り除き、水で洗い流します。
③消毒用エタノールで除菌する
タオルで拭いて表面の水気を取ったあと、消毒用エタノールを吹きかけてさらにカビを除菌します。
④完全に乾燥させる
風通しの良い場所に置いて完全に乾燥させて終了です。
2-2.酸素系漂白剤で除去する方法
続いて、酸素系漂白剤を使用したカビ取り方法を紹介します。
酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムが主成分で、水と反応すると活性酸素を放出します。
この活性酸素が強力な酸化作用を持ち、カビやバクテリアの細胞壁を破壊し、除菌や漂白効果を発揮します。
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- 温水
- バスタブ
- スポンジ
- タオル
- ゴム手袋
グラフィコ オキシクリーン
出典:Amazon
注意事項
- 酸素系漂白剤を使用する際は、製品の指示に従って正しい比率で溶かしてください。
- 過度の使用はビニールを傷める可能性があるため注意が必要です。
カビ取り手順
①バスタブに温水と酸素系漂白剤を入れる
バスタブに40度程度の温水を入れて酸素系漂白剤を溶かします。
②バスタブにビニールプールを漬けて放置する
バスタブにビニールプールを浸し、3時間程度放置します。
③スポンジでカビを取り除いて水ですすぐ
スポンジで擦ってカビを取り除き、水ですすぎ洗います。
④完全に乾燥させる
風通しの良い場所に置いて完全に乾燥させて終了です。
また、事前にタオルで拭いて水気を取っておくと乾燥時間が短くて済みます。
2-3.塩素系カビ取り剤で除去する方法
塩素系カビ取り剤を使用したカビ取り方法を紹介します。
塩素系カビ取り剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムは強力な酸化剤であり、カビの細胞を酸化分解します。
これにより、カビを根本から除去し、消毒する効果があります。
ただし、塩素系カビ取り剤は非常に強い液剤なので、触れることで皮膚の炎症などを引き起こす恐れがあります。
そのため、必ずパッケージ裏の使用上の注意や使用方法を読んでから作業するようにしてください。
用意するもの
- 塩素系カビ取り剤
- 水
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
ジョンソン カビキラー
出典:Amazon
注意事項
- 塩素系カビ取り剤は色落ちの原因になることがあるため、使用前に目立たない部分でテストしてください。
- 強力な液剤なので、作業中は体を保護し、子供の手の届かない場所で使用してください。
- 他の洗剤を混ぜたりせず、必ず換気しながら作業を行ってください。
カビ取り手順
①塩素系カビ取り剤を吹きかける
塩素系カビ取り剤をカビが発生している箇所に吹きかけます。
②しばらく放置して水で洗い流す
カビが落ちたら水で洗い流します。
③完全に乾燥させる
風通しの良い場所に置いて完全に乾燥させて終了です。
また、事前にタオルで拭いて水気を取っておくと乾燥時間が短くて済みます。
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2-4.安全にカビ取りするならカビ取りマイスターがおススメ
徹底的にカビ取りをしたいなら、カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターを使用するのもおススメです。
カビ取りマイスターは実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品なので、自宅でプロレベルのカビ取りができます。
カビの殺菌や漂白の効果はありますが、塩素系カビ取り剤とは違って危険な成分は含まれていないため、子供が使うビニールプールのカビ取りにでも安心してご使用いただけます。
また、このカビ取り剤は壁や家具など、様々な場所でのカビ取りに使用できるため、一家に1つあると非常に便利です。
3.カビが酷い場合は買い替えも検討する
カビがビニールプールに広範囲に渡って発生している場合、全てを完全に根絶するのが難しいことがあります。
少しでもカビが残ってしまうと、そこから再びカビが繁殖し、同じ問題が繰り返される恐れがあります。
特にカビが深く素材内部に侵入している場合は、表面的な清掃だけでは対処が難しいでしょう。
お子様の健康を守るためにも、新しいプールの購入を検討してみてください。
また、高価なもので簡単に買い替えられない場合や、思い入れのあるもので替えがきかないものだった場合はカビ取り業者にガス滅菌を依頼するのもいいでしょう。
ガス滅菌は、カビやその他の微生物を分子レベルで破壊する効果的な方法で、通常の掃除や洗浄では除去できない深部のカビも根絶できます。
このプロセスでは、専門の機器を用いてプール全体にガスを充填し、一定時間保持することで、カビを含むすべての微生物を死滅させます。
この方法は、複雑な形状をしている場合や、素材がデリケートである場合にも適しているため、ビニールプールにもおススメです。
4.ビニールプールにカビが生える原因
ビニールプールにカビが生える主な原因は、その環境がカビの成長に適しているためです。
まずカビは以下の4つの条件が揃っている場所に発生します。
- 水分・湿度: カビは湿度60%以上の高湿度の環境を好みます。空気中や物質の表面の水分が多いと、カビの成長が促進されます。
- 温度: カビは特に温暖な環境で繁殖しやすいです。一般的には20~30℃の範囲が最も成長に適しています。
- 栄養源: カビは有機物を栄養として使用します。皮脂や埃、泥など様々なものが栄養源となり得ます。
- 酸素: カビは生育のために酸素を必要とします。
そしてビニールプールにはこの4つの条件が全て揃うことがよくあります。
4-1.表面の水分
ビニールプールに残る水分はカビの成長に最適な環境を提供します。
特にプールの使用後や雨天後に水が表面に残された場合、これがカビの繁殖地となることが一般的です。
プールの水はカビの胞子が容易に繁殖できる湿った環境を維持し、特にプールの底や隅の部分で水が長時間滞留すると、カビが生じやすくなります。
プールの使用後は全ての水を排出して乾燥させ、雨水が入らないようにカバーすることで表面の水分の付着を防ぐことができるでしょう。
4-2.温暖な気温
温暖な気温はカビの代謝活動を活発化させ、その繁殖速度を加速させるため、カビの生育が促進されやすいです。
そして、ビニールプールを使用するのは夏季が多く、ちょうどその時期は高湿度で温暖な気温のため、カビの発生リスクが高まります。
そのためビニールプールのカビ問題と温暖な気候は切っても切れない関係なのです。
4-3.皮脂や泥の付着
ビニールプールで遊んでいると、人の体から自然と分泌される皮脂や汗、さらには外から持ち込まれる泥や汚れがプール内に蓄積されます。
これらの有機物はカビの栄養源となり、カビの成長を促進する要因です。
特に活動的な子供たちは、泥だらけの手足でプールに入ることが多く、これが直接的な汚染源となり得ます。
プール内に皮脂や泥が蓄積すると、カビはこれらの有機物を分解してエネルギーとし、繁殖を続けてしまうでしょう。
4-4.不十分な乾燥
プールの使用後や清掃後にプールが十分に乾燥されない場合、残った水分がカビの成長の原因となります。
ビニールプールは使用しない時に折りたたんで保管することが多いですが、折り目や隙間に水分が残ってしまうことがよくあります。
完全に乾燥できていない状態で保管していると、カビの胞子がこれらの湿った場所で活動を始め、時間とともにプール全体に広がる可能性があるのです。
4-5.高湿度の環境での保管
湿度が高い場所での保管は、空気中の水蒸気が多く、これがカビの成長に必要な湿度を提供します。
カビは湿度60%を超えたあたりから活発になり、湿度が高ければ高いほど繁殖速度が上がります。
そのため、プールを屋外の湿った場所や、家の中でも風通しの悪い部屋や地下室など、湿度が高くなりがちな場所に保管すると、カビが生えやすくなります。
5.シーズン終了!保管する前にするべきこと
ビニールプールは夏季だけ使用することが多く、その間物置や納戸などに保管され続けるでしょう。
長期間の保管中にはカビが繁殖する恐れがあるため、保管する前にしっかりと洗浄して汚れを取り除き、完全に乾燥させることが重要です。
5-1.しっかりと洗って汚れを落とす
ビニールプールを使用した後は、皮脂や髪の毛、泥などが付着していることが多いです。
これらの汚れはカビの成長を助ける栄養源となるため、しっかりと洗う必要があります。
用意するもの
- 中性洗剤
- スポンジ
- 水
- タオル
手順
①ビニールプールの水を排出する
プールの水を完全に排出し、プールを平らな場所に広げます。
②中性洗剤を吹きかけてスポンジで擦る
中性洗剤を吹きかけてスポンジで優しく擦って洗います。
プールの中も外も丁寧に洗ってください。
③水で洗い流す
洗剤が残らないようにプール全体をよくすすぎます。
屋外で行う場合はホースやバケツなどを使用しましょう。
④完全に乾燥させる
大きなタオルで表面の余分な水分を拭き取ります。
これにより乾燥時間が短縮されます。
5-2.徹底的に乾燥させる
カビは湿った環境で繁殖するため、ビニールプールを完全に乾燥させることはカビの発生を防ぐ上で非常に重要です。
湿度が高い状態で保管すると、カビの胞子が活性化し、プールの素材に深刻なダメージを与える可能性があります。
また、湿った状態での保管はプールの色あせや材質劣化を早める原因ともなります。
徹底的に乾燥させることで、これらの問題を防ぎ、プールの寿命を延ばすことができます。
プールを洗浄後は、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
プールを完全に広げ、折りたたんだ部分が乾燥できるようにすることが重要です。
折り目や隠れた部分に水分が残らないように、定期的に位置を変えてください。
乾燥過程は時間がかかる場合がありますが、プール全体が触って湿気を感じない状態になるまで十分な時間を取るようにしましょう。
これにより、カビの胞子が残留するリスクを最小限に抑えることができます。
6.ビニールプールのカビを防ぐための対策
ビニールプールでのカビ発生を防ぐためには、適切な管理とメンテナンスが重要です。
以下に、カビを防ぐための効果的な対策を紹介します。
6-1.使用後は毎回水を抜いて清掃する
連日ビニールプールを使用している場合、水を溜めたままにしているご家庭も多いと思います。
しかし、水を長時間プール内に保持することはカビの発生を促進する原因となります。
また、水を保持することは他の微生物の増殖にもつながるため、水質が悪化して皮膚の刺激や感染症の原因となることもあります。
そのため、ビニールプールを使用後はできるだけ毎回水を抜き、中性洗剤とスポンジを使って洗うようにしましょう。
洗浄後は、十分にすすぎを行い、洗剤が残らないようにしてください。
6-2.プールに塩素除菌剤を入れる
毎日水の入れ替えができない場合や、徹底的にプールの水質管理をしたい場合などは、塩素除菌剤の使用するという方法もあります。
塩素はカビやバクテリアの成長を抑制する強力な消毒剤であり、適切な濃度で使用することでプールの水を清潔に保つことができます。
使用する際は、製品の指示に従い、子供やペットが使用する水に安全な濃度を厳守してください。
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6-3.長期間使用しない時は丁寧に清掃する
ビニールプールを長期間使用しない場合、カビの発生を防ぐためには丁寧な清掃が必要です。
シーズン終了時や、長期保管前には、プール全体を徹底的に洗浄することが重要です。
中性洗剤を用いてプールの内外をスポンジで擦り、汚れや油分、有機物の残留をしっかりと取り除きましょう。
詳しい洗い方は5.シーズン終了!保管する前にするべきことを参考にしてください。
6-4.保管前に完全に乾燥させる
カビの繁殖を防ぐためには、プールを保管する前に完全に乾燥させることが極めて重要です。
清掃後、プールを広げて風通しの良い場所に置き、水分が完全に蒸発するまで十分な時間をかけて乾かします。
直射日光が強い場所では素材が劣化する恐れがあるため、日陰での乾燥が推奨されます。
また、プールの各部分が均等に乾燥するよう、時折位置を変えたり、プールを裏返したりして、隠れた水分が残らないように注意しましょう。
完全に乾燥させることで、カビの胞子が湿った環境で発芽するのを防ぐことができます。
6-5.保管場所の湿度管理をする
ビニールプールのカビを防ぐためには、保管場所の湿度管理が非常に重要です。
湿度が高い環境ではカビが繁殖しやすくなるため、プールを乾燥した状態で、湿度が低い場所に保管することが推奨されます。
目安としては湿度60%以下を維持できるようにしましょう。
湿度が高い地域や季節であれば、除湿機や除湿剤を活用して空気中の湿度をコントロールするのが効果的です。
また、プールを保管する場所は通気性が良いことを確認し、カビの繁殖を抑えるために空気が流れやすい環境を作り出すことが大切です。
これにより、プールがカビやその他の微生物による損傷を受けるリスクを最小限に抑えることができます。
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6-6.定期的に外に出して乾燥させる
ビニールプールを長期間保管している場合、定期的に外に出してしっかりと乾燥させることは、カビ予防にとって非常に重要です。
日光は自然の消毒剤として機能し、カビやバクテリアの胞子を効果的に死滅させます。
プールを日に当てる際は、晴れて風通しの良い日を選び、プールが均等に日光に晒されるようにしてください。
適度な日光浴は、プール内に残っている余分な水分を蒸発させ、カビの成長を抑制します。
ただし、ビニール素材は長時間の直射日光によって劣化することがあるため、日光浴は適度に行うことが重要です。
7.まとめ
今回はビニールプールに発生したカビ取り方法やカビを防ぐための対策について詳しく解説しました。
カビはビニールプールの楽しさを損なうだけでなく、健康上のリスクも伴います。
そのため、カビが発生した時は早急に対処しましょう。
この記事では「重曹と消毒用エタノール」「酸素系漂白剤」「塩素系カビ取り剤」の3つのパターンのカビ取り方法を紹介しました。
重曹&消毒用エタノールを使用したカビ取り方法
酸素系漂白剤を使用したカビ取り方法
塩素系カビ取り剤を使用したカビ取り方法
カビ取りの強さは「重曹と消毒用エタノール<酸素系漂白剤<塩素系カビ取り剤」ですが、塩素系カビ取り剤は強力な液剤のため危険を伴います。
安全な液剤でしっかりカビ取りしないなら、カビ取り業者が開発したカビ取りマイスターの使用をおススメします。
もし自力での除去が難しい場合は、買い替えるか、カビ取り業者にガス滅菌を依頼するようにしましょう。
そして、カビ対策において何よりも大切なのが予防です。
カビが生えないように以下の6つの対策を心がけてください。
ビニールプールは、適切にケアをすれば何シーズンにもわたって楽しむことができます。
この記事が、皆さんの日々の生活をより楽しく、安全なものにするお手伝いになれば幸いです。