クリスマスツリーにカビが!どうしたら良いの?!

ここ数年はおうち時間が増えたことで、しばらく飾っていなかったクリスマスツリーを出してみようというご家庭も増えています。

家族や友人とクリスマスツリーにオーナメントを飾り付けるのは楽しいですよね。

クリスマスツリーを出しておく期間は長い方ですと、ハロウィンの終わりからクリスマスまで約2ヶ月くらい出しておく方もいらっしゃいますね。

しかし、数年ぶりにクリスマスツリーを押し入れの奥から出してみるとカビ臭くなっていたという声を聞きます。

今回はクリスマスツリーのカビ臭を取る方法やクリスマスツリーがカビ臭くなる原因と予防方法などをご紹介していきます。

1.クリスマスツリーのカビ臭の取り方

クリスマスツリーというと、一般的にはモミの木などの常緑樹が使用されていますが、プラスチック製のクリスマスツリーの方が広く販売されていますよね。

丸洗いできるクリスマスツリーの場合には、屋外やお風呂場などで中性洗剤で洗うとカビやカビ臭を落とすことができます。

ホコリや汚れがあまり付着していない場合には、除菌スプレー消臭スプレーを吹き付けて乾かすとカビ臭を除去することができます。

2.クリスマスツリーにカビが発生する原因

カビは、温度、湿度、栄養源の3つの要素がそろうことで大量に発生します。

具体的には、温度20℃~30℃、湿度60%以上の環境でカビの栄養源となるホコリや皮脂、アカ、汗などが付着しているものに繁殖していきます。

クリスマスツリーは、ホコリがたまりやすい形状なので近くでよく見ると意外と汚れています。

クリスマスシーズンが終わり、ホコリや汚れがついたままのクリスマスツリーをそのまま収納してしまうとカビが発生したり、カビ臭くなってしまうことがあります。

3.クリスマスツリーのカビ予防方法

カビを防ぐために、クリスマスツリーは収納する前に必ずお手入れをするようにしましょう。

ハケや筆などを使用してホコリを払うか、掃除機を弱にしてホコリを吸い取るのもおすすめです。

クリスマスツリーには意外とホコリがたまっているので、屋外で作業するか床も掃除機をかけてしまいましょう。

ホコリを取り除いたあとは、除菌スプレーや消臭スプレーなどを吹き付けて乾燥させてから収納するとカビを防ぐことができます。

クリスマスツリーの大きさにもよりますが、光触媒加工された衣類カバーに入れて保管するとホコリやカビを予防することができます。

光触媒とは、太陽光や室内の蛍光灯などの光に反応し、カビの発生を抑制する物質のことです。

クリスマスツリーを保管する際に、かぶせておくだけでカビやホコリやにおいから保護することができます。

100円ショップでも取り扱いがある店舗もありますので手軽に入手できるのも便利な点です。

ビニール袋などは空気を通さずに湿気がこもってカビが生えてしまう可能性がありますので通気性の良い不織布でできたカバーを使用するようにしましょう。

また、最近では分解して丸洗いできるクリスマスツリーというものも販売されています。

一般的な樹脂製のクリスマスツリーは水洗いすると、葉の部分がポロポロと取れてしまいます。

丸洗いできるクリスマスツリーの葉は丈夫なもので作られているのでそのような心配がありません。

新しくクリスマスツリーを購入する際には洗えるタイプのクリスマスツリーを選んでみてはいかがでしょうか?

4.クリスマスツリーを収納する場所の環境

押し入れやクローゼットなどクリスマスツリーを収納する場所の環境にも気を付けることでカビやカビ臭を防ぐことができます。

①押し入れの中にすのこや新聞紙、除湿剤を置く。

押し入れに新聞紙やすのこを敷いておくのも汚れやカビ防止対策になります。

すのこを押し入れの奥、横、底の各面に配置することで空気の流れる道を確保できます。

新聞紙や除湿剤は湿気を吸収してくれるのでカビの発生を防ぐことができます。

湿気を吸った新聞紙や除湿剤は定期的に新しいものに交換するようにしましょう。

また、防カビ効果がある押し入れの中に敷くシート等も販売されています。

除湿アイテムと併せて活用するとよりカビ予防に効果的です。

出典:Amazon

②扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる。

押し入れやクローゼットの中は開閉する機会が少ないと空気が滞留しやすいので、定期的に開放し、扇風機やサーキュレーターを使用して空気を循環させて湿気がこもらないように工夫しましょう。

③エアコンのドライ機能や除湿機を使用するのも効果的です。

押し入れやクローゼット付近にエアコンがある場合には、ドライ機能を活用したり、除湿機を使用する方法もカビ予防に効果的です。

くらしのマーケット

④押し入れを消毒用エタノールで拭く。

押し入れに収納している物を出してからぞうきんに消毒用エタノールを含ませて、押し入れ全体を拭きます。

物を戻す場合には消毒用エタノールが完全に乾いてからにしましょう。

出典:Amazon

⑤物を詰め込みすぎない。

押し入れに入るだけぎゅうぎゅうに物を詰め込んではいませんか?

物をたくさん詰め込んでしまうと、空気の通り道がなくなってしまい、湿気が滞留します。

収納している物が多い場合にはずっと使っていない物などの処分や整理をして物を減らす努力もしてみましょう。

物が少ない方が掃除の際の物の出し入れも少なく済むため、定期的な掃除もラクになります。

5.クリスマスツリーの保管はトランクルーム

空調が管理されているトランクルームというのがあります。

温度と湿度を管理し、カビが発生するのを防ぐことができるトランクルームを使用してみてはいかがでしょうか?

クリスマスツリーは家で保管すると場所も取りますし、1年に1回しか使わないものなのでカビが発生していても気づかずに繁殖してしまい、次のクリスマスの時期に気づいて慌てるというのは嫌ですよね。

空調管理されたトランクルームを利用すればこれらの悩みはすべて解決することができます!

6.まとめ

・クリスマスツリーは除菌、消臭スプレーでカビ臭を除去しましょう。

・クリスマスツリーにカビが発生する原因はホコリや汚れと湿気によるものです。

・クリスマスツリーのホコリやハケや筆で払うか掃除機で吸い取りましょう。

・保管する際には、光触媒加工された不織布のカバーがおすすめです。

・保管する場所の環境にも気を付けましょう。

<参考文献>

・大津たまみ『「汚れ予防」のコツと裏ワザ』2015年、青春出版

・間宮良行『家を建てる前に読む 住まいの仕組み事典』2013年、西東社

・本橋ひろえ『ナチュラルおせんたく大全』2020年、主婦の友社

・井野良介『暮らしの「スゴ技」大百科』2014年、宝島社

・おそうじ本舗『おそうじ本舗の速攻そうじ術』2016年、宝島社