
お気に入りの雨傘を久しぶりに開いてみたら、「黒くポツポツとカビが生えていた…!」という経験はありませんか?

傘は、乾かさずに収納したりお手入れを怠ったりすると、カビが非常に生えやすいアイテムなのです。
そのまま使い続けるのは見た目も気になりますし、衛生的にも心配ですよね。
この記事では、プロがおすすめする雨傘の効果的なカビ取り方法と、再びカビが発生しないための正しいお手入れ・保管方法を詳しく解説します。
傘を長持ちさせるためにも、ぜひ参考にして雨の日も快適に過ごしましょう!
| この記事で分かること |
| ・雨傘のカビ取り方法 ・カビが生える原因 ・雨傘のカビ予防策 ・保管する際のコツ |
目次
1.雨傘のカビ取り方法
雨傘のカビ取り方法は2つあります。
1-1.消毒用エタノールを使用する方法
用意するもの
- 消毒用エタノールまたはアルコール除菌シートなど
- 防水スプレーまたは撥水スプレー
①、消毒用エタノールを使用できる傘か確認し、最初に目立たない場所で変色や変質がないか試します。
②、問題がなければ、エタノールを布やアルコールシートに含ませてカビ部分を軽く拭き取ります。
③、処置後は傘を開いて十分に乾燥させます。
防水スプレーや撥水スプレーを使用する場合は、傘が乾いてから製品表示に従って使用してください。
※消毒用エタノールは火気の近くでは使用しないでください。

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1-2.酸素系漂白剤を使用する方法
酸素系漂白剤を使用する場合は、傘の取扱表示で使用できることを確認してから行いましょう。
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- お湯
- バケツまたは洗面器など
- タオル
- ゴム手袋
- 防水スプレーまたは撥水スプレー
①、バケツや洗面器に酸素系漂白剤のパッケージに記載されている容量を入れ、お湯に溶かします。
②、①にタオルを浸して絞り、傘を拭いていきます。
③、カビを拭き取ったら傘を洗い流し、乾かしてから防水スプレーまたは撥水スプレーをして完了です。
※注意点※
肌荒れのおそれがありますのでゴム手袋を着用し、換気をしながら作業してください。
広範囲のカビや、一度の処置で落ちないカビは、処理を何度も繰り返すのではなく、傘のクリーニングや修理を扱う店舗への相談を検討しましょう。
酸素系漂白剤を使用する場合は、金具や生地、表面加工への使用可否も確認してください。
防水スプレーは、換気を充分に行った上で使用しましょう。

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1-3.雨傘のカビ対策早見表
雨傘のカビ取りは、カビの範囲や傘の素材によって方法を選ぶことが大切です。
まずは目立たない場所で素材への影響を確認し、無理な処理を繰り返さないようにしましょう。
| 状態 | 確認・対処方法 | 注意・相談の目安 |
|---|---|---|
| 表面に小さなカビがある | エタノールを使用できる素材であれば、目立たない場所で変色しないことを確認してから、カビ部分を軽く拭き取ります。 | 色落ちや生地の変質が見られた場合は使用を中止してください。 |
| 酸素系漂白剤を使いたい | 傘の取扱表示で漂白剤を使用できることを確認し、製品表示どおりの量・方法で処理します。 | 金具や生地、撥水加工を傷めることがあるため、使用できない傘には使わないでください。 |
| 広範囲にカビがある、何度処理しても落ちない | 自宅で浸け置きや薬剤処理を繰り返さず、傘のクリーニングや修理を扱う店舗へ相談します。 | 高価な傘や特殊な生地・加工がある傘は、早めに相談してください。 |
| カビ取り後や雨天使用後 | 水分をタオルなどで取り、傘を開いて風通しのよい場所で十分に乾燥させます。 | 濡れたまま傘立てやケースへ長時間入れないでください。 |
| 保管中にカビを繰り返す | 傘だけでなく、傘立ての雨水やホコリも取り除き、収納場所の湿気をためないようにします。 | 玄関や収納場所自体に結露や強い湿気がある場合は、保管環境も見直してください。 |
雨傘は、生地や金具、撥水加工などさまざまな素材・加工が施されています。
カビ取りでは、素材に適した方法を選び、傘を傷めるおそれのある薬剤や高温での処理は避けましょう。
傘のカビが繰り返すなら「カビリスク診断」で住まい側も整理
雨傘は乾かし忘れが直接の原因になりやすい一方で、玄関や収納まわりの湿気・換気の状態によって“カビが戻りやすい環境”になっていることもあります。
カビリスク診断で住まい全体の傾向を押さえておくと、傘の保管環境をどこから見直すべきか判断しやすくなります。
2.雨傘にカビが生える原因
傘には水滴やホコリ、ゴミ、花粉や砂、持ち手の部分には皮脂汚れなどさまざまな汚れが付着しています。
特に持ち手がデコボコしたものは汚れがたまりやすいためカビが発生しやすいです。
カビの発生には、温度・湿気・汚れなど複数の条件が関係します。
濡れた傘を十分に乾かさずに保管すると、生地や縫い目に水分や汚れが残り、カビが生えやすくなります。
■関連記事■北側の玄関はカビが生えやすい!?原因と今すぐできる効果的な除去・予防対策
3.雨傘のカビ予防方法
①傘を使用したら乾燥させてから収納しましょう。
お風呂場や晴れた日に外に広げて乾かしたり、傘の水分をタオルで拭き取る、ドライヤーや扇風機、サーキュレーターを使用して乾かす方法もあります。
ドライヤーの温風を使用する場合には、生地が傷まないように気を付けましょう。
傘の水分を除去することはカビ以外にも、傘の金具のサビや劣化を防ぐ効果があります。
金属部分にサビが発生すると、傘の布地部分に移ってしまうことがあります。
こちらもカビと同様見た目が悪くなってしまうので気を付けましょう。
室内で濡れた傘を乾かす場合には、除湿機を使用するなどの工夫をすると室内の湿度を下げることができます。
②傘は丸洗いして清潔に保ちましょう。
定期的に、中性洗剤を柔らかいスポンジやタオルにつけて傘を洗いましょう。
また、傘のカビや臭いを予防するのに重曹を使用するのも効果的です。
重曹を水に溶かし、タオルを浸して傘を拭いて汚れを落としましょう。
汚れが落ちたら洗剤を洗い流し、しっかりと乾燥させましょう。
ただし、傷が付かないように優しく洗うようにしましょう。

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③防水スプレー、撥水スプレーを使用する。
傘は新品のときには撥水加工がされており、雨水が染み込まずに弾きます。
しかし、ホコリや汚れ、水分を取り除かずにいると、撥水効果はだんだん弱くなっていきます。
傘の汚れをしっかりと落としてから防水スプレーや撥水スプレーを吹き付けましょう。
④折りたたみ傘の乾燥ケースを使用する。
折りたたみ傘は濡れたあとバッグにしまえないなど、持ち運びに困ることがあります。
そんなときには、折りたたみ傘を乾燥させられるケースを購入してみるのもおすすめです。
折りたたみ傘の乾燥ケースには、マイクロファイバーで吸湿性が高いものや、珪藻土やシリカゲルを使用しているものなのがあります。
折りたたみ傘が濡れたままバッグなどにしまうと、カビが発生しやすくなるだけでなく、雑菌が繁殖し悪臭の原因となったり、バッグの中の書類やパソコンなどが濡れてしまいます。
雨が降っているけれど移動が多く、乾かす時間が取れない場合に便利です。

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■関連記事■カッパ・レインコートのカビを安全に取る方法とは?やりがちなNG行動と正しいカビ取り手順
■関連記事■長靴がカビるのはなぜ?プロが教える安全なカビ取り方法と再発防止のための収納術
4.雨傘の保管場所の環境
傘を使用したあとはどのように保管していますか?
濡れたまま収納したり、濡れた傘でいっぱいの傘立てに入れたままにしていませんか?
傘立てにもカビが発生することがあります。
雨水やホコリがたまるとカビが発生しやすくなるため、傘立てもときどき掃除するようにしましょう。
傘立てにたまった雨水やホコリはこまめに取り除き、水拭きした場合は水分が残らないように乾燥させましょう。
■関連記事■下駄箱のカビ対策マニュアル|初心者でも失敗しない!カビ取り&予防テクニック
5.傘の修理やクリーニングを利用する方法
傘の生地を外してカビを取るクリーニングを実施している修理業者があります。
傘のカビを除去したあとは、撥水加工もしてくれます。
料金は撥水加工も含まれる通常のクリーニングで2500円程度で、ここにカビ取りの追加料金が2000円程度かかります。
費用はそこそこかかりますが、高価な傘や思い出の傘などのクリーニングに良いかもしれません。
6.【カビ最新ニュース】濡れたままの保管がカビ増殖リスクを高める
海外の研究によると、繊維素材は保管中に湿気が残っていると、少量のカビ胞子でも増殖しやすく、素材の種類によって増えやすさに差が出ることが示されました。
雨傘も同様に、使用後乾かさずに収納すると、生地や縫い目に湿気が残り、カビが定着・再発しやすくなります。
専門家は、カビを取り除くだけでなく、しっかり乾燥させることや保管環境を見直すことが重要だと指摘しています。
参考:EurekAlert!|繊維素材ごとのカビ増殖リスクを調査した最新研究
7.雨傘のカビに関するQ&A
雨傘は「濡れたままたたんで収納する」という流れになりやすく、カビに関する相談が非常に多いアイテムです。
よくある疑問を整理します。
Q1. 少し黒い点があるだけなら、そのまま使っても大丈夫?
おすすめできません。
傘のカビは表面だけでなく、生地の繊維や縫い目に生えることもあります。
放置すると見た目が悪くなるだけでなく、ニオイや劣化の原因になるため、早めに除去しましょう。
Q2. カビを拭き取れば、もう再発しませんか?
いいえ。見た目がきれいになっても、水分や汚れが残ったまま収納すると再発しやすいです。
カビ取り後は十分に乾燥させましょう。
撥水加工を行う場合は、傘の素材や加工に使用できる製品か確認し、製品表示に従ってください。
Q3. 雨傘のカビ予防で一番効果的なポイントは?
重要なのは、「使ったらその日のうちに乾かす」「濡れたまま傘立てやケースに入れない」ことです。
玄関や収納場所の湿気対策もあわせて行うと、カビの再発を防ぎやすくなります。
8.まとめ
・傘のカビ取り方法は2つあります。
・傘にカビが生える原因は汚れと水分によるものです。
・傘は使用後に十分乾燥させ、汚れをためず、素材に合った方法でお手入れすることがカビ予防につながります。
・傘を保管する環境にも注意しましょう。
・傘の修理やクリーニングを利用してカビ取りをする方法もあります。
<参考>
・松本忠男『カビ・ホコリ・菌を撃退!家の「正しい」掃除ワザ』2019年、宝島社

更新履歴
2026年10月更新:雨傘のカビ対策早見表を追加し、消毒用エタノール・酸素系漂白剤の使い方と、広範囲のカビへの対応、熱湯重曹水を使ったお手入れ方法を見直しました。


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