築年数の古い家に生えたカビの除去方法と築古物件で抑えるべき対策方法を解説

賃料が安かったので、築年数の古い家に引っ越したところ、すぐにカビが大量発生し、家具や衣類までカビが生えて困っています。古い家のカビ対策方法を知りたいです。まず何から始めれば良いでしょうか

新しい家であっても古い家であっても、築年数に限らず環境や通気性によってカビが発生します。しかし、使い古されて長い間浸食された箇所や、風通しの悪かった部屋の床や、ヒビの入った壁にカビがたくさん発生しているというのは、やはりイメージしやすいものですよね。

いくら賃料が安かったとはいえ、築古物件に引っ越してすぐにカビが生えて衣類や小物類がダメになったら非常にショックですよね。また

「修理から?カビ取りから?クリーニング?!それとも引っ越し?!」

と、どこから手を付けて良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では

  • 古い家にカビが生えたときの対策方法
  • 古い家のカビを防ぐ方法
  • 古い家をリフォーム工事するときにチェックすべきポイント

古い家に住んでいて、カビが生えてしまった!そんな時に、どんな手順でカビ対策をすれば良いのか分からないという方は、この記事を読むことで解決の糸口が見つかると思います。

古い家のカビ対策方法は大きくわけて2つ

カビが生えた時の対策方法は大きく分けて2つあります。

1つは「自力で除カビすること」2つめは「業者に依頼すること」です。

自力で除カビできる範囲の目安は以下の通りです。

  1. 1㎡以内である
  2. 手の届く範囲である
  3. 表面にのみ生えている
  4. カビ臭が発生していない

市販のカビ取り剤を用いても、壁紙や床材の裏にカビが根を生やすように発生している場合には、自力でカビ取りをしても再発する恐れがあります。特に築古物件の場合は除カビ作業だけでなく補修工事が必要な場合も多いため、業者への相談も検討しつつカビ対策を進めましょう。

漏水などが原因の場合、広がってカビ被害が大きくなってしまうこともあります。

①自力で除カビをするメリットとデメリット

自分で除カビをすることのメリット

  • 小回りがきいて気になる部分をすぐに除カビできる点
  • 市販の液剤でカビ取りすることができるので、費用も安く点
  • 自分のタイミングでカビ取りできる点

逆に、デメリット

  • 時間がかかる点
  • 市販のカビ取り剤で落とせないカビもある点
  • 市販のカビ取り剤に含まれている塩素ガスによって体調を崩してしまうリスクがある点

です。また、素材によっては塩素剤によって変色してしまう恐れもあるため使い方や素材の見極めも大切です。

コストは抑えられますが、身体への影響を考えると小規模のカビ取りに適しています。

②カビ取り業者へ依頼するメリットとデメリット

一方、専門のカビ取り業者へ依頼するメリット

  • 綺麗に養生するため、液剤の飛び散りを防ぎつつ除カビできる点
  • 家屋を守りつつカビを集中的に除去できる点
  • 壁紙の裏や床の下、天井など自力では手の届きにくい部分の除カビができる点
  • 壁一面など広範囲のカビを除去できる点

必要に応じて壁紙の張り替えなどリフォーム工事も併用することができるため、再発を防ぐことができます。ただしデメリットとしては

  • 職人の人件費、専門の液剤、機械などを使うため市販品よりもコストがかかる点
  • 依頼してから除カビまでのタイムラグがある点

などです。小規模のカビであれば自力で除去した方が時間も費用もかかりませんが、カビが再発を繰り返して何度もカビ取り作業を強いられる場合や、範囲が広く手の届きにくい部分にカビが生えている場合、工事や修理が必要な場合などは業者に依頼した方が良いでしょう。

カビの規模や場所、再発の有無、予算等に応じて合う方法を選びましょう。

自力での除カビ方法

クローゼットや押入れ・靴箱・衣類のカビ対策

①表面にカビが生えている場合(色素沈着なし)

クローゼットや押入れ、衣類や小物類、靴箱にカビが生えている場合には「マスク」「ゴム手袋」「ゴーグル」を準備し換気をしっかり行った上で

  • 消毒用エタノール
  • 次亜塩素酸水

を全体的に吹きかけて、カビを殺菌します。白カビやカビの色素が沈着していない場合などに効果的です。

次亜塩素酸水などを吹きかけた後は、10分ほど放置して、乾いた布巾で拭きとります。

衣類の場合は、洗濯をし日光で干したり、カビ専用のクリーニングに出す、もしくは洗濯後にコインランドリーで30分以上高温殺菌するのも効果的です。

ドーバー パストリーゼ77

出典:amazon

エスエーシーラボ ジアニスト

出典:エスエーシーラボ株式会社

②カビの色素が沈着している場合

衣類にカビの色素が付着して消毒用エタノールなどでは取れない場合には、衣類用の酸素系漂白剤を使用します。液体タイプや顆粒タイプありますので、使いやすい方を購入してください。酸素系漂白剤には、オキシクリーンなどがあります。

オキシクリーンを使用する際は、ラベルに記載してある分量で薄めて、衣類のカビ汚れを取っていきます。長時間置きすぎると衣類が傷むことがありますので、つけ置きすぎは注意しましょう。

グラフィコ オキシクリーン

出典:amazon

いずれにしても、衣類や小物類は収納場所の環境が悪いと再発する可能性がありますので、収納場所に除湿剤を置くなどしてカビを防いでいきましょう。

壁・風呂・トイレのカビ取り

壁にカビが生えている場合には

  • 次亜塩素酸水
  • 消毒用エタノール

を吹きかけてみて、まだカビの着色がみられる場合は市販の塩素系カビ取り剤を使用して除カビを行います。壁の場合は、壁専用のカビ取り剤を使用するかハイターを水で2倍に薄めて、雑巾や刷毛で全体的に塗り、時間を30分ほど放置して拭きとります。

ただし、塩素系カビ取り剤の場合は漂白効果がありますので、柄や色の付いている壁の場合は脱色しないか小さな部分で確認をしてから使用するようにしましょう。また、塩素ガスは毒性がありますので、マスクやゴーグルを着用した上で、換気を行いながら除カビ作業をしましょう。

お風呂やトイレには黒カビが発生しやすいですが、風呂用・トイレ用のカビ取り剤を使用します。目に入らないように全体的に吹きかけて時間を置いて、洗い流します。

パッキン部分やタイル目地などのガンコなカビには、粘度のあるカビ取りジェルを使用すると良いでしょう。

ジョンソン カビキラー

出典:amazon

鈴木油脂工業 かびとりいっぱつ

出典:amazon

プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。

そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないためトイレやお風呂だけでなく、部屋の壁や家具などのカビ取りにも使用できます。

カビを防ぐために意識すること

①湿気対策

一通り除カビ作業を行ったら、次は湿気を取り除いていきます。除湿のためには

  • 窓を全て開けて1日に2回以上の換気
  • 換気扇を常に回す
  • エアコンの除湿機能を使う

など、すぐにできる除湿対策もありますが、機械を使って

  • 除湿機や空気清浄機を使う
  • 扇風機やサーキュレーターを回す

などして、湿気を溜めないようにしていきます。また、いくら換気や除湿を行っても部屋の中にモノが多く通気性が悪いとまた湿気が溜まりカビが発生してしまいます。その場合は

  • 家具やモノの数を最小限にする
  • 家具を壁から離して設置する
  • 結露はすぐにふき取る

などして、部屋の中に空気が回るような環境に整えていきましょう。

シャープ 衣類乾燥機除湿機 プラズマクラスター

出典: amazon

シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター

出典: amazon

②衛生対策

また、こまめな掃除もカビ対策のためには重要です。すみずみのホコリや汚れを取り除き、カビの栄養源を溜めないようにしておきます。水拭きの場合、日当たりが悪いとカビの原因となりますので「重曹水」や「消毒用エタノール」などを活用してフローリングや窓、絨毯や家具などを拭きあげましょう。

自力でカビ対策してもカビが発生する場合

「除カビ」→「除湿」→「掃除」の手順を自力で行ってもそれでもカビが発生する場合は、一度カビ取りの専門家に依頼して徹底的に除カビしましょう。専用の薬剤を用いて安全にかつ除カビし再発も防ぎます。

カビ取り専門業者を選ぶ際のポイント

業者に依頼したいけれども、どんな業者を選んで良いのか分からないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。依頼しても、カビが再発してしまったり、オプションが重なって予算がどんどん上がっていく...となるのも心配ですよね。そこで選ぶ際のポイントが以下の通りです。

①カビに関する専門知識を有している

当たり前のことかも知れませんが、カビの専門知識がないリフォーム業者に依頼した結果、カビを殺菌しないまま上からペンキを塗り重ね、カビが再発し、また別の業者へ依頼せざるを得なくなったというケースも多くあります。カビの知識が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

②安全なカビ取り剤を使用している

カビ取り剤は、殺菌剤でもあるため人体にとっても負担があるものがあります。除カビ後は生活する場所に使うため、なるべく安全性の高い液剤を使用している会社へ依頼しましょう。

③明朗会計である

最初の見積りから、どんどん値上がりしていくと不安になりますよね。明朗会計で、信頼のできる会社に依頼しましょう。

この他にも、すぐに施工できる業者や、カビ再発防止のアドバイスをする業者など、カビでお困りの際にすぐ解決してくれる業者がおすすめです。

賃貸の場合は引っ越しも検討を

それでも、建物の立地や構造が悪くすぐにカビが生えてしまう場合には、賃貸の場合、お引越しを検討するのも1つの方法です。ケースバイケースですし、すぐにできることではありませんが、カビによる健康被害や度重なるカビ取りの費用、精神的なストレスのことを考慮すると、引っ越しすることで、早く解決できる場合もあります。

持ち家の場合も、あまりに設備の老朽化がひどく修理費用やカビ取り費用が膨大になる恐れがある場合には、住み替え等を検討してみるのも1つの方法です。

とはいっても、そう簡単に引っ越しや住み替え、売買などできるものではありません。

構造や設備に問題がある場合は、管理会社(分譲)や大家さん(賃貸)に相談してみることからみましょう。

カビの好む環境

私たちの生活している住まいの中で見られるカビは20~30℃、湿度は60%以上

でホコリや髪の毛、繊維質などの栄養源がある場所を好みます。季節でいうと、ジメジメとして気温の高い梅雨時期のような環境がイメージしやすいでしょうか。しかし、カビの中には湿度がそれほど高くない場所でも増殖することのできる「好乾カビ」と言われる種類のカビもいます。好乾カビの種類は、ユーロチウムやアスペルギルス・レストリクタス、ケタマカビなどです。

そうすると、これら好乾カビと言われる種類のカビは、湿気がさほど多くない

  •  リビング
  • 寝室
  • フローリング
  • 絨毯
  • クローゼット内

などでもカビが発生することがあるのです。好乾カビは湿度50%程度でも発生し、増殖してしまうので要注意です。カビは胞子として空気中に存在しているので、良い条件の場所を見つけると「よい住処を見つけたぞ!」と、増えていきます。

カビを放置するとどうなる?

カビの中には、味噌や日本酒の原料となるコウジカビなど私たちの生活を豊かにしてくれるカビや、無害なカビも多くあります。しかし、中にはカビ毒を産生するものや、吸い込むことで呼吸器症状などのシックハウス症候群の原因となるカビも存在しています。

日本は高温多湿な気候なので昔からカビの発生しやすい環境ではありますが、住まいのカビをそのまま放置していると健康へ影響が出ることもあります。

カビは放置しているとドンドン増殖し、他の部屋や衣類・小物類にも発生していく可能性があります。そこで、カビを発見したら健康に影響が出る前に、すぐカビ対策を行う必要があります

(参考:厚生労働省「シックハウス症候群とは?」)

どうして家にカビが生えたのか

では、古い家にカビが生えた原因について解説していきます。カビは、湿度を好むものや(好湿カビ)だけでなく、そうでないもの(好乾カビ)もありますが一般的にカビは

  • 湿度
  • 気温
  • 酸素
  • 栄養源

この4つの条件が揃う場所で増殖すると言われています。その中で酸素は減らすことができませんから「湿度」と「栄養源」がありこれらがどんどん蓄積されやすい場所が、カビの生えやすい場所なのです。

例えば…湿気の多い、浴室やトイレ、キッチン。また、結露の生じやすい窓や壁、日当たりの悪い玄関などです。また、古い家にカビが生えた理由として、以下のことが考えられます。

①インフラの老朽化

水道管や下水管の老朽化が原因で漏れて、床下や天井などに水漏れが生じカビが生えるというケースも多くみられます。築年数の古いマンションの場合、上の住人の水道管が漏水し、気づかない間にずっと下の階の天井部分に水気が溜まり、いつの間にかカビが生えていたということもあります。

②壁や外壁のひび割れ

壁がひび割れていたことから、雨天時に湿気が中に入り、カビが発生するというケースもあります。①のインフラの老朽化と同様、古くなることで傷が入り、水が浸入してしまうというケースです。これらの場合は、早急に修理し水の侵入を防ぎつつ、除カビをしてカビの発生を防ぎましょう。

③床下のカビ

床下に湿気が溜まり、カビが発生しているというケースもあります。水はけの良くない地域や、川の近い場所では湿気が溜まりやすく、これが原因で床下に湿気がたまり家中にカビが増殖してしまうことも。床下に湿気が溜まりやすい場合は、定期的に床下そうじを行い、サーキュレーターや除湿機を設置して通気性を良くしましょう。

また、モノが置いてあることで床下の空気が循環しない場合もありますので、床下の空気の流れを止めないようにモノを置きましょう。

④日当たりが悪い

家の新旧に限らず日当たりが悪いと、湿気が溜まりカビが発生することがあります。また、日光にはカビの殺菌効果がありますので、日当たりが悪いということは「除湿」と「殺菌」の2つの意味においてカビの増殖を助けてしまいます。

日当たりの悪い家の場合、例えば湿気を多く吸い込むカーテンなどは定期的に干したり、洗濯して乾燥機にかけるなどして、カビの発生源とならないように清潔に保つことが大事です。 同じように、日当たりの悪い場所

  • 屋根裏部屋や地下室
  • 靴箱
  • クローゼットや押入れ
  • 部屋の四隅
  • 風呂やトイレ

などもカビの住処となりやすい場所です。これらの場所からカビの発生を防ぐには「通気性を上げる」ことと「こまめに掃除をしてカビの栄養源を残さない」ことです。また、カビが目で見えない状態でも”ちょっとカビ臭いな”と思った時点で、カビ取り剤や消毒用エタノールを吹きかけて、カビを除菌しましょう。

⑤見えない部分のカビ

古い家でも、リフォーム工事がされていて表面上は綺麗に見えるのに、いつの間にか裏でカビが発生しているということもあります。

この場合、例えば壁にカビが発生していても上にペンキを塗り重ね、除カビしない状態で壁紙を貼ってしまったことなどで、知らぬ間に見えない裏側にカビが発生することも。

この場合は、自力での対処は難しく専門の除カビ業者・カビ取り業者にカビ取りを依頼し、その後リフォームをしてクロスを貼り換える必要があります。ちょっと手間と料金もかかりますが、除カビをすると再発するグッと確率を減らすことができるので、あまりにカビ臭さやカビが気になる場合は検討してみましょう。

湿気や汚れの蓄積

また、古い家にカビが生える原因として「湿気や汚れが蓄積している」ことも考えられます。例えば水を床にこぼしたとして、表面を拭きとったとしても、床の奥まで浸透してしまった水分が長い年月をかけて蓄積してしまうということもあります。

また、皮脂や手垢などはカビの栄養源となりますが、見えない汚れはそのまま放置しているかも知れません。

そのため、すみずみまで綺麗にして除湿する必要があります。

ハウスクリーニングなどプロのおそうじ屋さんに委託をして、手の届かない天井や普段できない細かな部分のお掃除をするのもカビ予防となります。

カビ取り業者からのアドバイス「古い家のカビ対策方法」

実際に過去5000件以上のカビ取り施工の中で、築古物件のカビ取り施工も多く実施させていただきました。その中でカビ取り現場では、木造コンクリート造かによって大きく原因と対策方法が変わってきます。ご自宅がどちらに該当するか、確認してみてください。

木造の場合

木造の場合はカビ取りで問題になるのは、1漏水、2畳、3珪藻土になります。

①漏水

基本的には、古くからある木造住宅の場合、屋根の劣化や外壁の劣化により漏水が発生し、カビが生えることがあります。この場合はリフォーム業者に依頼をして漏水の修繕工事を行う必要があります。

②畳

畳の場合は、長年交換していないことが多く、古い木造住宅は日当たりが良くないことが多い為、常に湿気た状態になりカビが生えることがあります。

臭いが全く取れなかったのに、畳を交換しただけでカビの臭いが収まった現場もありました。

③珪藻土

珪藻土も畳と同じような原因でカビが発生します。

珪藻土もボードの上に数ミリ程度左官で塗っているだけの為、湿度が高いところでは常に珪藻土が濡れた状態になり、カビが発生することがおおいです。

この場合は、珪藻土を壁紙に変更することで解決することが出来ます。

コンクリート造の場合

次にコンクリート造の場合は、主に2つあります。

①結露による壁・天井のカビ

断熱の性能が低いこともあり、結露が生じやすい物件が多いです。これにより外壁に面する場所には壁・天井にカビが発生してしまうことが多いです。

対応策として簡単出来ることは、エアコンや除湿機を使い湿度を下げることになります。また、結露により生えるカビは黒カビが多く、結露が生じやすい冬場は成長が遅い為、1週間に1回程度アルコール等で除菌することでカビ対策になります。

根本的に解決するためにはリフォームで二重壁や断熱塗装にすることで解決することが出来ます。

しかし、安易に二重壁にすると二重壁の内部がカビが発生することも多い為良くリフォーム会社と相談してから施工することをお勧めします。

②解体時のコンクリート造のカビ

フルリフォーム(リノベーション)をする際にコンクリートにカビが発生していることがあります。コンクリートのカビを放置して上から塗装したり壁を作ると最悪の場合、再度解体し工事をやり直すケースもあります。

カビの上に塗装した場合、カビの再発が極めて高くなります。そして何度カビ取りしても完全に防ぐことが難しい為、一度剥離してからのカビ取りが必要となります。

コンクリートにカビが発生していたのを放置し、新しい壁を作った場合、カビの臭い問題が発生する可能性があります。

解体した際にコンクリートにカビがあった場合は、確実にカビ取りをすることをお勧めします。

まとめ   

・古い家にカビが生えてしまった場合、自力で除去する方法と業者へ依頼する方法がある

・表面のみの小規模のカビには自力で対策が可能

・しかし、1㎡以上にカビが広がり、再発を繰り返す場合や天井や手の届かない部分のカビは業者へ依頼しよう

・特に築年数の古い物件は、漏水や雨漏りなど破損が多く見られるため放置するとあっという間にカビが広がってしまう恐れがある、そのため、早めに業者へ依頼してカビ取り施工と修理を同時に行うことで、段階を踏むよりもかえって安くつくこともあります

・古い家も、掃除や換気を怠らず、こまめに手入れすればカビを防ぐことが可能

・カビ取りをしても何度もカビが再発する場合には、カビ取り施工とリフォーム工事も検討しよう

ハーツクリーンでは、過去4000件のカビ取り実績から、お客様へ最適なカビ対策方法をご提案させていただきます。初回カウンセリングは無料で行っておりますので、カビが気になる方はお気軽にご相談ください。

築年数の古い家に生えたカビの除去方法と築古物件で抑えるべき対策方法を解説