お風呂のカビが気になるときにチェックすべき場所とは?!
浴槽や床、排水溝、パッキンに至るまでしっかりとカビ取りをしているつもりなのに、なんだかお風呂がカビ臭い気がする…
何度お風呂のカビ対策を行っても「カビ臭い」「カビっぽい気がする」と思うことってありませんか?!
そんなときにチェックしてほしいパーツが、お風呂の「エプロン」と、その内部です。ここでは、お風呂のカビ対策で見落としがちなエプロンについて、カビが溜まりやすい理由や掃除の方法、カビの予防方法を紹介します。
1.盲点だった!お風呂のエプロンはカビの温床
お風呂は湿気がこもりやすく、気を抜けば、タイルの目地や排水溝などにカビが生えてしまうので、小まめな掃除がかかせませんね。ただカビ取り剤を使ってすみずみまでお風呂掃除をしているはずなのに、お風呂が何だかカビ臭い…そう感じる事もあるかもしれません。そんなときにチェックしたい箇所が、浴槽の「エプロン」です。
1-1.浴槽のエプロンってどの部分?
「エプロン」というと、家事をするときに身につける前かけを思い浮かべる方が多いでしょう。浴槽のエプロンは、正に、バスタブの前かけに当たる部分です。
浴槽は体を入れるバスタブの部分と、バスタブを外側から覆うカバーの部分に分かれます。このカバーの部分がエプロンです。
メーカーにもよりますが、エプロンはバスタブに引っかける形で取り付けられていることが多く、自分でかんたんに外すことができる場合がほとんどです。お風呂に入る際に是非チェックしてみてください。
ただし、エプロンが分離していないタイプの浴槽や、ネジなどでエプロンが固定されているタイプもあります。
1-2.エプロンにはなぜカビが溜まりやすい?
エプロンにカビが発生しやすい理由は
- 「湿度」
- 「栄養」
- 「室温」
の条件が揃いやすい点にあります。
エプロンとバスタブの間には、隙間があります。この隙間にはお風呂の湿気が入り込みやすく、おおわれているためにこもった湿気はなかなか出ていきません。
また、エプロン内部はバスタブからあふれたお湯やシャワーのお湯などが入り込みやすい部分でもあります。お風呂のお湯には肌からはがれたアカやせっけんなど、カビの養分になるものがたくさん含まれています。加えてお風呂の室温は一般的に高め。
よってエプロンの内側は、カビにとってとても快適な環境なのです。
2.取り外して洗おう!エプロン+内部の掃除方法
エプロンは取り外し可能な場合がほとんどです。多くの浴槽では、下から持ち上げながら手前に引くことでエプロンが外れます。
もちろんメーカーや品物によっては外し方が異なるため、事前に説明書などで確認しておきましょう。エプロンを外したら
- エプロンの裏側
- エプロンにおおわれているバスタブのカビ
を除去します。普段のお風呂掃除ではなかなか手の届かない部分ですが、カビ対策の為におすすめしたい作業です。
2-1.エプロン掃除の頻度と道具
エプロンと内部の掃除に必要な頻度は、半年~1年に1回程度です。もちろん、もっと頻繁に行ってもよいですが、重たいエプロンを外して掃除を行うのは重労働です。期間が空きすぎないように、年末の大掃除など決まったタイミングで行うとよいでしょう。
エプロンの掃除をするときには、次のような道具を用意します。
・ぞうきんやティッシュ
・スポンジ
・ブラシ
・お風呂用洗剤
・お風呂用カビ取り剤
編集部おすすめの市販カビ取り剤
このほかに、ゴム手袋やマスクなどもあると便利です。
2-2.浴槽のエプロン掃除の手順
エプロンのカビ掃除は、次のような手順で行います。
①エプロンを取り外す
お風呂内にあるエプロンの取り外し方法を確認し、バスタブからエプロンを取り外します。
②エプロンのカビを取る
お風呂専用のカビ取り剤を使って洗い、しっかりとすすぎます。
(この時、充分に換気を行いましょう)
③エプロンを洗浄する
スポンジを使い、お風呂用洗剤で洗います。洗い上がったら、寝かせておくか、お風呂の外に出しておきましょう。立て掛けておくと、床や壁に傷をつける可能性があります。
④バスタブを拭く
ぞうきんやティッシュで、バスタブの湯垢や髪の毛を拭き取ります。
⑤バスタブのカビを取る
お風呂内には目に見えないカビが発生しているかも知れませんので、カビ取り剤を使って洗い、しっかりとすすぎます。
⑥バスタブを洗浄する
スポンジ・ブラシを使い、風呂用洗剤で洗います。
⑦お風呂のカビ対策
エプロンを外した際にカビの胞子が飛び散っている場合があるため、燻煙剤などを使って防カビしましょう。
(カビのアレルギーがある方や、カビに弱い方はマスク必須です)¥
⑧乾燥を待ちエプロンを取り付ける
バスタブとエプロンを充分に乾燥させ、エプロンを取り付けます。
これでお風呂のエプロン部分のカビ取りは終了です。
3.カビ臭いお風呂にしない!エプロンのカビを予防する方法
半年や1年に1度の掃除ではカビの発生や臭いが気になってしまうという場合は、日常的なカビの予防対策を取り入れるのがおすすめ。ほんの少し手間をかけることで、エプロンのカビを軽減することができます。
お風呂そうじは頻繁にやるかも知れませんが、エプロン掃除は年末の大掃除や梅雨時に行うと良いでしょう。
3-1.エプロンの湿気対策が防カビのカギ
エプロンのカビを予防するために大切なのは「湿気対策」です。風呂内に湿気がない状態で、1日1度~3、4日に1回程度エプロンを外し、内部を解放しましょう。内側の湿気を小まめに逃がしてあげることで、カビの発生を防止できます。
少し手間はかかりますが、カビの発生を抑えられるため、定期的な掃除の際の負担はぐっと軽くなるはずです。
4.まとめ
お風呂内でも見落としがちで、カビの温床になりやすいのが「エプロン」とそれにおおわれた部分です。定期的に掃除を行って、清潔な環境を保ってあげましょう。また、カビをためてしまわないために、普段から防カビを意識して湿気対策をすることも大切です。
お風呂だけでなく部屋の見えないカビも気になる時は…
カビ取り専門の業者に委託するという方法もありますよ。