カビのお悩み解決コラム

炊飯器の内蓋にカビが!原因と自宅で簡単にできる掃除・予防方法を徹底解説

#カビ#内蓋#炊飯器
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

毎日使う炊飯器。お釜は毎回洗っているけれど、内蓋のお手入れはついつい忘れがち・・・そんな方も多いのではないでしょうか。
実は炊飯器の内蓋は湿気がこもりやすく、見えない汚れや洗い残しが原因となってカビが生えてしまうことがあるのです。
炊飯器にカビが生えてしまうと、食中毒などを引き起こすリスクがあるので、早めに対処するようにしましょう。

この記事では、簡単にできる炊飯器の内蓋のカビ取り方法や、やってはいけない使い方、そして再発を防ぐためのお手入れポイントを詳しく解説します。
炊飯器を清潔に保つために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事で分かること
・炊飯器にカビが生える原因
・炊飯器のカビを落とす方法
・やってはいけない炊飯器の使い方
・カビを予防するためのポイント

炊飯器にカビが生えてしまった理由

炊飯器は直接食べ物を入れて調理するものですので、カビの発生は抑えたいものですよね。基本的に、使用後は毎回洗剤で洗ってでんぷん質を落とし、窯を乾燥させて清潔に保っていたら、カビの発生を防ぐことができますが

保管方法や、使用方法、洗い方によってはカビが生えてしまうことがあります。

①ご飯をそのまま保温し放置していた

例えば、炊いたご飯をそのまま炊飯ジャーの中に入れて放置していると、ご飯のでんぷん質や水分をエサにカビが増殖してしまいます。

もしも、急な出張が重なった、外食などが続いてつい忘れてしまいそうな場合には、すぐにラップにくるんで冷凍し、ご飯をそのまま炊飯器の中に放置しないようにしましょう。

腐敗したりカビが生えたりしたご飯は食べずに処分し、内窯や外せる部品を取扱説明書に従って台所用中性洗剤で洗い、十分に乾燥させてください。

②炊飯器の窯の洗い残し

窯に水気があるまま、炊飯器の中にセットし、そのまま押入れなどに収納していた、洗い残しがあったという場合にもカビの原因となります。

例えば、新しい炊飯器を購入し、古い炊飯器を(いつか使うときにために)押入れの奥に保管するという場合などは、しっかりと汚れを除去し水気を拭きとってから収納するようにしましょう。

③内蓋の洗い残し

炊飯器の内蓋は毎回洗っているでしょうか。窯の方は使うたびに洗っていたとしても、内蓋のことをついつい忘れてしまい、パッキン部分にカビが生えてしまう...ということもあります。

内蓋は、蒸気やでんぷん質が付着しているので、洗うのを忘れて放置すると、カビや腐敗臭の原因となります。

特に、内蓋の裏側は、洗い忘れやすいところです。でんぷんの汚れが溜まりやすいので、使用したら都度洗うようにしましょう。

  • 炊飯器は湿気、栄養源、温度のカビの温床となりやすい場所
  • 洗い残しやご飯の放置がカビの原因となる
  • 特に忘れがちな内蓋の洗い忘れがカビの発生原因となることも

キッチン家電のカビが出たら「住まいの湿気リスク」も確認しよう

炊飯器のカビは洗い残しだけでなく、キッチン周りの湿度が高い・乾きにくいなど住まいの環境が重なると起こりやすくなります。
次のカビリスク診断で、ご自宅がカビを招きやすい住環境かどうか一度確認しておくと安心です。

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炊飯器の状態別・対処方法早見表

炊飯器にカビや異臭が見られた場合は、発生場所や部品の状態を確認し、自宅で洗浄できるか、メーカーへの相談や買い替えが必要かを判断しましょう。

状態確認・対処方法注意・相談の目安
内蓋に軽い汚れや点状の付着物がある電源プラグを抜き、外せる部品を台所用中性洗剤で洗う取扱説明書どおりに分解・洗浄する
ご飯にカビや腐敗臭があるご飯は食べずに処分し、内窯と外せる部品を洗浄するカビの部分だけを取り除いて食べない
内蓋やパッキンにカビ臭が残る十分に洗浄・乾燥し、部品の交換可否を確認する臭いが取れない場合はメーカーへ相談する
本体内部や外せない部分に広がっている使用を中止し、電源プラグを抜くメーカーへの点検依頼や買い替えを検討する
パッキンの劣化・破損・変形がある無理に洗浄を続けず、交換部品を確認する蒸気漏れなどがある場合は使用を中止する

熱湯や消毒用アルコールは、すべての炊飯器や部品に使用できるわけではありません。
取扱説明書とメーカーの案内を優先し、食品に触れる部品は洗剤や薬剤が残らないよう十分にすすいで乾燥させてください。


炊飯器のお掃除方法

基本的には、手に負えないほどカビが広がっている炊飯器はカビによる健康被害のリスクを考えると買い替えをおすすめしますが、カビがどうかわからない汚れだったり、ごく一部ですぐに落とせそうな場合には手順を参考にお掃除してみてください。

炊飯器のお掃除方法は以下の通りです。

※お掃除をする前に、炊飯器の電源プラグを抜いておきます。

準備するもの

  • 台所用中性洗剤
  • 柔らかいスポンジ
  • 清潔な布やキッチンペーパー
  • 取扱説明書で使用できる場合のみ消毒用アルコール

①まず、洗剤でキレイに炊飯器の汚れを落としましょう。表面のカビであれば中性洗剤で落とすことができます。

②洗浄後は十分にすすぎ、水気を拭き取ります。熱湯の使用は、部品の変形やコーティングの劣化につながるおそれがあるため、取扱説明書で認められている場合のみ使用してください。

③消毒用アルコールは、取扱説明書で使用できる部品に限り、指定された方法で使用します。

(ただし、消毒用アルコールには、カビの色素を脱色する効果はありません)

④清潔な布などで水気を拭き取り、部品の内側まで十分に乾燥させます。

内蓋は取扱説明書に従って取り外し、台所用中性洗剤で洗って十分にすすぎ、完全に乾燥させます。

消毒用アルコールを使用する場合は、水に濡れてしまうと充分な殺菌効果を発揮できなくなってしまいますので、カビ取りに使う際はよく水気を取り除くことがポイントです。

また、カビの殺菌として使用する場合に、消毒用アルコール(消毒用エタノール)の濃度は70~80%のものがおすすめです。パストリーゼなどがちょうどこの濃度ですので、ドラッグストアなどで探してみましょう。

出典:Amazon

無水エタノールを自己判断で薄めて使用せず、炊飯器への使用が認められた製品を、表示された方法で使用してください。


劣化を早める?!炊飯器のNGな使い方

普段、何気なく行っている炊飯器の使い方によっては、カビの原因になったり、傷をつけてしまい故障の原因になることがあります。長く使うためにも、正しい方法で大切に扱いましょう。

①金だわしでゴシゴシこする

使用後の炊飯器に付着したでんぷん汚れを落とす際に、金属製のタワシや硬めのスポンジでゴシゴシとこすっていませんか?

内窯を炒める原因となりますので、水に浸してからスポンジに中性洗剤を付けて優しく洗うようにしましょう。

②食器などを窯の中につけておく

食べ終わった後に、お皿などを内窯に入れて水に漬けるということはしないでしょうか。

これを行うと、コーティングに傷が付き、早く痛む原因となります。

③長期間保温する

炊飯器の保温機能は、数時間保温することで温かいごはんを食べられる便利な機能ですが、何日間も行うとご飯に雑菌が増殖し、腐敗の原因となります。また、さらに放置するとカビも生えてしまいますので、なかなか保温したご飯を食べる時間が取れない場合には、炊きあがったら、ラップをして粗熱をとった後に冷凍しておきましょう。

④金属製のスプーンなどを使用しない

炊飯器のご飯をよそう時には、専用のしゃもじ(プラスチック製や木製)を使うようにしましょう。金属製のスプーンなどを使うと、内窯に傷が付いてしまうことがあります。

面倒だと、ついやってしまうことも有るかもしれませんが、炊飯器を清潔に保ち長持ちさせるために、取り扱い方も注意をしましょう。


炊飯器のカビを防ぐためにできること

炊飯器のカビを防ぐためのお手入れ方法をご紹介します。

①内窯は良く洗い、水気をしっかりと拭きとる

カビの原因となる、でんぷん汚れや水気を残さないようにお手入れしましょう

②内蓋も毎回洗って清潔にする

つい忘れがちな炊飯器の内蓋も、必ず取り外して洗剤で洗い、乾燥させましょう。

腐敗臭や、カビの原因となります。

③外蓋や蒸気口の周りもお掃除する

炊飯器の蒸気口にも、でんぷん汚れはたまりますので放置すると雑菌やカビが繁殖し、カビ臭さの原因となります。布巾で水拭きし、汚れを拭きとりましょう。週1くらいの頻度が理想的です。

蒸気口の細かい部分にでんぷん汚れがこびりついているときは、取扱説明書に従って綿棒などで取り除きます。消毒用アルコールは、使用可能か確認のうえ使用してください。

④窯と炊飯器の溝も掃除する

炊飯器の溝部分も、ご飯粒が落ちたり、水滴がたまるなどして汚れが残りやすいところです。

こまめに拭きあげて、汚れを残さないように注意しましょう。

  • 炊飯器のカビを防ぐために、外窯も内側も内蓋も洗い残しないように洗浄すること
  • 取扱説明書に従って洗浄・乾燥し、消毒用アルコールは使用可能な部品に限って使用すること
  • 溝や蒸気口周りもでんぷん汚れが付着するので洗浄すること

キッチン周りのカビも気になる場合

炊飯器だけでなく、キッチンの壁や床、棚にまでカビが広がり自力では手に負えない場合には、早めにカビ取りの専門業者へご相談ください。

漏水や破損が原因ですと、そのまま放置することでさらにカビ被害が大きくなる可能性があります。早急に除カビと修理作業を行うことでカビの浸食を食い止めましょう。

■関連記事■【2026年版】プロが厳選したおすすめカビ取り業者5選|費用相場・選び方も徹底解説


【カビ最新ニュース】食品の「カビ毒」注意喚起が改めて強調


農林水産省によると、食品に生えるカビの中には「かび毒」と呼ばれる、健康に悪影響を与える物質を作り出すものがあり、これらはゆでたり焼いたりといった、一般的な加熱調理では分解されにくいことが多いとされています。
さらに、カビは見える部分だけを取っても内部に残っている可能性があるため、カビが生えた食品は「もったいなくても食べずに捨てる」対応が推奨されています。

炊飯器の場合、ご飯や内蓋にカビが見えた時点で一部だけ取り除けば大丈夫とは考えず、廃棄して本体を洗浄、乾燥させることが安全です。


参考:農林水産省|食品のかび毒に関する情報


炊飯器の内蓋カビに関するQ&A


炊飯器のカビは「食べ物に直結する」のがやっかいな点です。迷いやすいポイントだけ、短く整理します。


Q1. 内蓋に少しカビっぽい点があるだけなら、ご飯は食べても大丈夫?


おすすめできません。
カビが見える場合は、周囲にも付着している可能性があります。ご飯は処分し、内蓋やパッキンを含めて洗浄・乾燥を行う方が安全です。


Q2. 内蓋にカビが出たとき、まず何をすればいい?


まず電源プラグを抜き、内蓋やパッキンなど外せる部品を外して台所用洗剤で洗います。
洗い終わったら水気をよく拭き、しっかり乾燥させます。
カビ臭や不安が残る場合は、乾燥後に消毒用エタノールを少量使うのも一手ですが、取扱説明書でアルコール可否は確認してください。


Q3. 再発を防ぐコツは?


「汚れを残さない」よりも「水分を残さない」ことを意識しましょう。
内蓋・パッキン・蒸気口まわりは使用後に毎回洗い、拭き上げてから乾かす習慣を作るのが効果的です。
ご飯の長期保温や放置は避け、食べきれない分は早めに冷凍に回すとリスクを下げられます。


まとめ

炊飯器は、でんぷん汚れが残りやすく、お掃除を怠るとカビや雑菌の温床となります。使用したら必ず内窯やフタ、蒸気口をお掃除し、水気を残さないように拭きとりましょう。

また、長期間の保温も危険です。カビや雑菌にとって、保温温度は増殖にも適した温度帯なので、ご飯を炊きすぎてしまったり、しばらく家でご飯を食べる機会がなさそうなときなどは、早めに冷凍しておきましょう。

食品を扱う家電ですので、こまめにお掃除をして清潔にしましょう。

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【参考】

タイガー「使い方・お手入れ方法」

シャープ「炊飯器 お手入れの仕方」

更新履歴
2026年8月更新:炊飯器の状態別判断早見表を追加し、熱湯や消毒用アルコールの使用条件、メーカーへ相談する目安を見直しました。

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