襖(ふすま)にカビが生えたときの対処方法

お悩み
久しぶりに実家へ帰ると、和室の襖の下にカビが発生していました。母親も高齢なので、カビが気になりつつも、忙しく放置していたようです。何だか和室全体がカビ臭いような気もするので、襖のカビを市販の薬剤で除去する方法と、和室のカビ対策方法を知りたいです。
広々としたリビングなど、一戸建てやマンションには洋室が多いですが、日本古来の畳にこだわり、畳の部屋を利用したいという方も多いのではないでしょうか。その畳の部屋に付きものなのが、襖です。 普段、お手入れをさぼってしまいがちの襖ですが、案外汚れがつきやすく、カビが発生してしまうことも。 襖のカビに困ってしまったことはありませんか? 今回は襖(ふすま)に発生してしまったカビの対処法をご紹介します。 ■関連記事■壁のカビを重曹で取る方法 ■関連記事■壁が結露する際の対処法

襖(ふすま)にカビが発生する原因とは?!

気づいたら襖にシミのようなものができていることがありまんか? 汚れの原因がはっきりしない場合、その汚れはカビの可能性もあります。家の中でも襖は、案外カビが発生しやすい場所と言われているのです。 襖のカビを防ぐために、まずカビが発生してしまう原因を知っておきましょう。

襖(ふすま)は水分を吸収するためカビが発生しやすい

襖に使われている木材や襖紙には、自然の調湿機能が備わっています。部屋の中の湿気を吸ったり、乾燥している時期にはその湿気をはきだしたりしているのです。 しかし、湿度が高い時期などに部屋の中の湿度が上がりすぎてしまうと、その調湿機能の許容範囲を超えてしまうことがあります。 吸収した水分をはきだすことができないと、湿気を含んだ状態が続き、カビが発生してしまう原因に。 適度に風を通し換気を行わないと、やはり襖にもカビが発生してしまうのです。 ■関連記事■障子のカビ取り方法 ■関連記事■畳のカビ対策

押し入れの中の湿気にも注意!

襖は押入れで使用されることも多いです。 押入れは、家の中でもジメジメとしやすい場所の代表格。押入れの中に湿気がこもることで、襖(ふすま)にもカビが発生する可能性があります。 押入れの中に湿気がこもらないよう、普段は襖を少しだけ開けておき、常に中を換気しましょう。 また、除湿剤などを活用して、できるだけ湿気がこもらないように注意しましょう。

襖紙のカビ対処方

対策を打っていてもカビができてしまった場合は、どのように対処したら良いのでしょう。襖に貼られている襖紙には、和紙など紙でできたものと、ビニールクロス製のものがあります。それぞれについてご紹介します。

紙製の場合

紙でできている襖紙の場合水拭きはできません。洗剤なども使用することができないため、最悪張り替えるしかありません。張り替えをした場合は、新品のうちに紙素材でも使用可能な防水スプレーをかけておくことをおすすめします。 貼り替えるほどではない小さなシミの場合は、消しゴムが使えることがあります。 一度、目立たない場所で試してから、あまり力を入れすぎないようにして消してみてください。薄めのシミの場合はきれいに落ちてくれます。 また、シミの上から貼り付ける、襖紙の補修シートを活用してみるのも良いでしょう。大きなシミには使えませんが、あまり目立たないような小さなシミでしたら、きれいに隠すことができます。 (簡単に貼れるシールタイプもあります↓) ただし、上記の方法でカビを目立たなくしたとしても、これはカビを除去したわけではないため、再度カビが発生する可能性は高いです。 殺菌する場合は、天気のいい日に外に出して太陽にあてることで殺菌することが出来ます。これまで様々なカビが生えている現場を見てきましたが、太陽がよくあたる部屋でカビが発生することは非常に稀です。ぜひ試してみてください。

ビニールクロス製の場合

ビニールクロス製の襖紙は軽い水拭きができるもの、洗剤の使用が可能なものが多いので、まずはカビを除菌するために、消毒用エタノールを使用します。 消毒用エタノールをスプレー容器に入れ、噴射して完全に乾くのを待ちます。乾いてから拭き取れば、カビを死滅させることができます。拭き取る際は、あまり力を入れてしまうと表面が痛みますので、注意して行いましょう。この作業を何度か繰り返して行えば、カビは徐々に薄くなってきます。 それでも汚れが落ちない場合は、ビニールクロス専用の洗剤を使用しましょう。

襖(ふすま)の敷居や木枠などのカビ対処法

襖のまわりの木枠や敷居にできてしまったカビの対処法をご紹介します。

まずはカビを除菌する

カビ退治はきちんと滅菌させることが大切です。まずは消毒用エタノールをカビに吹きかけ死滅させましょう。手順は襖紙と同じです。吹き付けたエタノールがしっかりと乾いてから拭き取ります。乾く前に拭いてしまうとカビ菌を広げてしまうことになるので、気をつけましょう。こちらもこの作業を何度か繰り返し行ってください。カビが少ない場合は、一度でもきれいになります。

サンドペーパーで除去する方法

木枠の表面にカビが生えている場合には、やすりがけをして物理的に除去するという方法もあります。この際、カビ胞子を吸い込まないようマスクを着用するなどして対策しましょう。

黒ずみがひどい場合は漂白剤の使用も

カビの範囲が広かったり、しばらく放置してしまった場合は、エタノール除菌を何度行なってもシミが消えてくれないことがあります。どうしても気になってしまう箇所でしたら、漂白剤を使用することもできます。 使用する漂白剤は「酸素系」のものにしましょう。 塩素系のものは強力ですが、木を傷めてしまいます。使用する際は、直接かけるのではなく、布やキッチンペーパーなどに含ませて使用します。 しばらく時間を置いてから、かたく絞った雑巾で拭き取りましょう。それでも汚れが残っている場合は、黒ずみ部分をサンドペーパーで軽く削ってみても良いでしょう。 和室全体のカビにお悩みの方はカビ取り業者が開発した「カビ取りマイスターキット」もおすすめです。安全性の高い和室で、業者の使っているカビ取りを自分で活用したい方などに人気です。

ふすまのカビを防ぐ方法

一度生えてしまったふすまのカビは、貼り換えるか大掛かりなカビ取りが必要となるため、カビを防ぐための日ごろの管理が重要となります。 そのためにできることをいくつか挙げていくと ①手垢や汚れはこまめに拭きとる ②ふすま近くに生じた壁の結露をしっかりと拭きとる ③ふすまを開けて、換気を行う ④衣類やモノの詰め込み過ぎに注意 カビは、手垢や皮脂なども栄養源とします。そのため、ふすまの汚れはこまめにとり除き、カビを防ぎましょう。 また、換気や除湿も大切です。定期的に戸を開けて風通しを良くしましょう。 ■関連記事■押入れのカビを除去する方法とその後のお手入れ ■関連記事■押入れカビを防ぐには開けっ放しと閉めっぱなしどちらが良いの?! ■関連記事■カビを防ぐための整理収納術

和室のカビ対策

和室は寝室や収納として利用している場合が多く、物が多すぎたり換気が行き届いていないとカビが生えてしまいます。襖にカビが生えていた場合には、和室全体にカビが生えていないかチェックするようにしましょう。 例えば...
  • 畳を剥がしたらカビがびっしりと生えていた
  • 押入れの中の洋服が全てカビ臭い
  • 和室の天井に漏水が生じてカビが生えている
  • 砂壁にカビが生えてしまった
ということもよく起こります。カビは空気の停滞と汚れの蓄積、湿気の蓄積などが原因で発生しやすくなるため、カビの再発を防ぐためにも和室の環境管理も大切です。

湿気対策

晴れた日は窓を開けて換気を行いましょう。衣類や家具が多すぎると空気の流れが上手くいかず、カビの原因となります。不要なものは処分し、収納している衣類や小物類は定期的に風通しの良い場所で乾燥させましょう。 日当たりが悪く湿気の溜まりやすい和室は、除湿機を設置するなどして湿気を取り除きましょう。

漏水対策

老朽化や水害により、漏水が生じてカビが生えることがあります。水漏れの場合はただちに原因を究明して修理するようにしましょう。

汚れ対策

部屋の四隅にホコリや汚れが蓄積していると、そこに湿気がたまりカビが発生してしまいます。掃除機をかけたり、乾いた布巾で拭き掃除するなどして、ホコリを取り除きましょう。

結露対策

和室の壁や窓際の結露によってカビが発生することもあります。結露の原因は、外気温と内気温の温度差によるものです。結露が生じないように換気をこまめに行うこと、また結露が生じたらすぐにふき取り水気を残さないように注意しましょう。部屋に換気扇がない場合には換気扇を設置したり、除湿機やサーキュレーターで湿気対策するのもおすすめです。

万年床に注意

和室を寝室として利用している場合、お布団を年中敷いていて万年床にしているとお布団から畳に湿気が溜まり、畳や壁にカビが生える原因となります。お布団は毎朝上げて乾燥させたり、布団乾燥機を使ってカビの原因となる湿気を取り除きましょう。また、毎日お布団をしまうのが大変な場合には、下にスノコを置くなどして、湿気が逃げやすい環境づくりをしましょう。

まとめ

襖の黒ずみはカビが原因である場合が多いので、まずはカビを防ぐことが大切。それでもカビが発生してしまったら、ご紹介した方法でカビを解消してください。襖は畳の部屋には欠かせないアイテムです。いつまでもきれいな状態を保って大切にしてください。

家中のカビでお困りの方

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