【保存版】スエードのカビ取り徹底ガイド|正しいお手入れ方法と長持ちさせるコツ

スエードやベロア、ヌバックなど、上質な起毛レザーは柔らかな手触りと高級感が魅力的です。
そのため、バッグやジャケット、靴やブーツといったファッションアイテムによく使われています。
しかし、その一方で繊細な素材ゆえに、湿気や汚れが原因となってカビが生えやすいというデメリットもあります。
大切にしていたお気に入りのアイテムにカビが発生すると、「このまま使えないかも…」と焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなスエードのカビ取り方法を中心に、ベロアやヌバックにも応用できる正しいお手入れの手順と、長持ちさせるためのコツを徹底解説します。
しつこいカビ臭対策や再発防止対策についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること |
・スエード素材のカビ取り方法 ・スエードにカビが発生する原因 ・スエードのカビ予防方法 ・スエードのカビ取りに関するよくある質問 |

目次
1. 今すぐ実践!スエードのカビ取り基本ステップ

スエードは子羊や子牛、山羊の皮を裏面から起毛加工した素材で、柔らかな手触りと上品な見た目が魅力です。
しかし、水分や汚れに弱く、湿気によってカビが発生しやすいデリケートな素材でもあります。
同様に、ベロアはスエードより毛足が長く柔らかい質感を持ち、ヌバックは皮の表面を起毛加工した滑らかな素材で、いずれも水や汚れに弱いため丁寧なケアが必要です。
カビが発生した場合は、正しい方法で早急に対処することが重要です。
ここでは、スエードやベロア、ヌバックにも応用できるカビ取りの基本的な道具と手順を解説します。
1-1. カビ取りに必要なもの
スエードのカビ取りには、素材を傷めず安全に作業するための専用道具が欠かせません。
さらに、作業中のカビの胞子の吸い込みや手荒れを防ぐため、自分自身を保護するアイテムも準備しましょう。
- 消毒用エタノール(もしくは革用のカビ取りスプレー)
- スエード専用ブラシ
- 柔らかい布
- 革用クリーム(必要に応じて)
- 防水スプレー(必要に応じて)
- マスク
- ゴム手袋

ドーバー パストリーゼ77
出典:Amazon

コロンブス レザーキュア カビ用ミスト
出典:Amazon
1-2. 安全にカビ取りするための注意事項
スエードは繊細な素材のため、カビ取り作業では以下の点に注意しましょう。

消毒用エタノールは色落ちやシミの原因になることがあるため、使用前に目立たない部分でテストを行い、安全を確認してください。
また、スエード専用ブラシを使用する際は、一方向に優しくブラッシングしましょう。
強く擦ると毛並みが乱れたり、素材を傷める可能性があります。
さらに、消毒用エタノールは引火性が高いため、火気の近くでは使用せず、換気を十分に行ってください。
蒸気を吸い込まないようマスクを着用し、手荒れを防ぐためにゴム手袋も使いましょう。
これらのポイントを守ることで、スエードを安全かつ効果的にケアすることができます。
1-3. 基本のお手入れ方法

- ①表面のカビを取り除く

スエード専用ブラシを使い、カビが付着した部分を軽く払い落とします。
一方向にブラッシングすることで毛並みを傷つけずにカビを除去できます。
- ②エタノールで除菌する


柔らかい布に消毒用エタノールもしくはカビ取りスプレーを少量含ませて軽く絞り、スエード表面を優しく拭き取ります。
直接スプレーはシミの原因になる可能性があるため、布を使うのがポイントです。
- ③しっかり乾燥させる

風通しの良い場所で乾燥させます。
サーキュレーターや扇風機を使うと効率よく湿気を除去できます。
- ④ブラッシングで毛並みを整える

乾燥後、スエード専用ブラシで毛並みを整えましょう。
さらにクリームを塗ったり、防水スプレーをすることで、スエードの素材を綺麗に保ちつつカビの再発を防ぐことができます。
詳しい方法は後ほど2. カビ取り後のスエードを長持ちさせるお手入れ法で紹介します。
1-4. よくある失敗例と対処法
スエードのカビ取りでは、誤った方法や不注意がさらなるトラブルを招くことがあります。
以下に、よくある失敗例と対処法をまとめました。
【失敗例①】強く擦りすぎて毛羽立ちが発生した
- 原因
カビを落とす際に力を入れすぎたり、適切でないブラシを使用したことが原因です。
- 対処法
毛羽立ちが軽度であれば、スエード専用ブラシを使い、一方向に優しくブラッシングして整えます。
硬化してしまった部分にはスチームを少量当ててからブラッシングすると効果的です。
毛羽立ちがひどい場合は、専門店に相談しましょう。
【失敗例②】エタノールで色落ちが発生した
- 原因
エタノール使用前に目立たない部分でテストを行わず、直接スエードに塗布してしまったことが原因です。
- 対処法
作業前に必ず目立たない箇所でテストを行い、安全を確認してください。
部分的な色落ちの場合はスエード専用の染料で補修できますが、広範囲に色落ちが広がった場合はプロに補修を依頼するのが最適です。
【失敗例③】カビが再発した
- 原因
カビ取り後の乾燥が不十分、または湿気や汚れを放置したまま保管したことが原因です。
- 対処法
カビ取り後は風通しの良い場所でしっかり乾燥させ、除湿剤を使用するなど保管環境を見直しましょう。
不織布の収納袋を使うと湿気を防ぎやすくなります。
また、防水スプレーを定期的に使用して、湿気や汚れの付着を防ぐことが再発予防に効果的です。
■関連記事■バッグ・服・ソファなどの合皮製品に生えたカビを取るプロの対策法を伝授!
■関連記事■革靴に生えたカビを除去する時の注意点と対策方法をカビ取りのプロが伝授!
2. カビ取り後のスエードを長持ちさせるお手入れ法
スエードアイテムを美しい状態で保つためには、適切なアフターケアが欠かせません。
ここでは、カビ取り後のスエードのお手入れ方法を詳しく解説します。
2-1. ブラッシング&保革の仕上げ

カビ取り後のスエードは、専用ブラシで毛並みを整え、保革スプレーやクリームを使用することで、柔らかさや質感を取り戻し、乾燥やひび割れの予防になります。
これらのお手入れはカビ取り後だけでなく、定期的に行うことで、スエードの美しさを長く保つ効果が期待できます。

- ①ブラッシングで毛並みを整える

カビ取りや使用後に毛が寝てしまった場合は、スエード専用ブラシを使って一方向に優しくブラッシングしましょう。
これにより、毛並みが整い、スエード特有の柔らかさが復活します。
- ②保革スプレーやクリームでケアする
スエード専用の保革スプレーやクリームを使うと、素材を柔らかく保ち、ひび割れや乾燥を防げます。
薄く均一に塗布し、ブラシでなじませることで仕上がりが美しくなります。

コロンブス レザーキュア ヌバック・スエード 栄養ミスト
出典:Amazon
2-2. 効果的な防水スプレーの使い方
スエードは水や汚れに弱いため、防水スプレーで保護することが大事です。
防水スプレーは、カビ取り後だけでなく、定期的に使用することで、カビの発生を抑制する効果も期待できます。

- ①防水スプレーを吹きかける

スエードが完全に乾燥していることを確認した上でスプレーを使用します。
20〜30cm程度の距離を保ちながら、全体へ薄く均一に吹きかけましょう。
ムラを防ぐため、一度に厚塗りせず、薄く重ね塗りするのがポイントです。
- ②しっかりと乾燥させる
スプレー後は、風通しの良い場所で十分に乾燥させます。
触ってもベタつきがないことを確認してから使用してください。
乾燥が不十分だとスプレー効果が低下するため、時間をかけてしっかり乾かしましょう。

コロンブス 防水スプレー アメダス
出典:Amazon
2-3. カビの再発を防ぐ保管方法
カビ取りとその後のケアが終わったら、再発を防ぐために適切な保管環境を整えることが大切です。
スエードは湿気に弱いため、保管時には以下のポイントを意識しましょう。

通気性の悪い場所は湿気が溜まりやすいため、通気性の良い環境で保管するよう心がけてください。
また、保管場所には除湿剤や乾燥剤を使用して湿気を効果的に吸収しましょう。
特に梅雨や湿度の高い季節には活用するのがおすすめです。
さらに、長期間保管場所に置きっぱなしにするのではなく、定期的に取り出して乾燥させることが大切です。
その際、カビが発生していないか確認するのも忘れないようにしましょう。
3. スエードのカビが落ちないときは?プロに依頼すべきタイミング
スエードのカビ取りを自宅で試みても、頑固なカビは完全に除去できない場合があります。
このようなケースでは、専門のクリーニング店や修理店に依頼するのが最善の方法です。
ここでは、自力での対処が難しい場合や、信頼できる業者の選び方、依頼時のポイントについて解説します。
3-1. 自力で対処が難しいケース
以下の状況では、自力でのカビ取りが困難なため、プロに依頼することを検討しましょう。

スエードアイテム全体にカビが広がると、繊細な素材を傷めるリスクが高まり、家庭でのケアでは限界があります。
さらに、カビが繊維の奥深くまで浸透するとスエードが硬化し、柔らかさを失ってしまいます。
この状態では専用の薬剤や技術が必要となるため、専門店への依頼が最適です。
また、カビによって色落ちやシミが発生した場合も、自力での補修は難しいケースです。
さらに、市販の消臭剤では取れない頑固な臭いが残る場合、繊維の奥にカビ菌が潜んでいる可能性があります。
このような場合も無理をせず、専門のクリーニング店や修理店に相談することで、スエードの美しさを安全に取り戻せます。
■関連記事■カビが生えた衣類はクリーニングで落ちる?カビ対策と自宅でのカビ取りも解説!
3-2. クリーニング店・修理店の選び方
スエードのカビ取りを依頼する際には、信頼できるクリーニング店や修理店を選ぶことが重要です。
そのため、以下のポイントを確認して選びましょう。

スエードのカビ取りを依頼する際は、まずスエード素材に対応しているかを確認しましょう。
革製品やスエードに特化した専門店であれば、素材に合った適切なケアが期待できます。
次に、口コミや評判をチェックして、実績の豊富な店舗を選ぶと安心です。
インターネットのレビューや知人からの紹介を参考にするのも効果的です。
また、事前に費用やサービス内容を確認し、納得のいく条件で依頼しましょう。
店舗ごとに料金が異なるため、料金表の確認や見積もりの取得をおすすめします。
さらに、修理後の保証があるかも確認してください。
保証があれば、トラブルが発生した際にも安心して対応を依頼できます。
信頼できる業者を選ぶことで、大切なスエードアイテムを安全に美しく蘇らせることが可能です。
カビを徹底除去するならハーツクリーニング
スエードのアイテムのカビを徹底的に除去するなら、カビ取り専門のクリーニング業者を検討してみてください。
ハーツクリーニングでは、医療機器の滅菌にも使われるエチレンオキサイドガス(EOG)を用いたガス滅菌を採用しています。
この技術は、繊維の奥深くに入り込んだカビ菌を死滅させ、再発を防ぐ効果があります。

さらに、老舗のクリーニング店の熟練した技術で、カビによるシミも丁寧に除去し、スエード素材を美しく蘇らせることができます
大切なスエードアイテムにカビが発生した際は、ぜひハーツクリーニングの利用を検討してみてください。

4. スエードにカビが発生する原因と特徴を理解しよう
スエードは高級感のある素材ですが、その特性からカビが生えやすい素材でもあります。
スエードにカビが発生する原因を理解することで、正しい対策や予防が可能になります。
以下では、スエードの特性、カビが発生する要因、そして早期発見の重要性について解説します。
4-1. スエードの特性とカビの関係

スエードは、革の裏面を起毛加工して作られる素材で、柔らかな手触りと高級感が魅力です。
しかし、その特性がカビの発生を助長する要因にもなります。
スエードは吸湿性が高い性質を持っています。
そのため、湿度の高い環境に長時間置かれると、繊維内に湿気が溜まりやすくなります。
さらに、スエードの起毛した表面は、ホコリや油分などの汚れを吸着しやすいという特徴があります。
これらの汚れはカビの栄養源となり、カビの繁殖を促す原因になります。
4-2. 湿度・汚れ・保管環境が招くカビ発生
カビが発生する主な原因はとして以下のことが考えられます。

カビは高湿度や濡れた環境を好むため、梅雨時や雨の日に濡れたまま放置すると、繊維内に水分が溜まり、カビ菌が繁殖しやすくなります。
湿度60%以上の環境はカビが発生しやすいとされるため、スエードの保管場所には十分注意が必要です。
また、汚れや油分が付着していると、それがカビの栄養源となり、繁殖を助長してしまいます。
さらに、通気性の悪いクローゼットや密閉された袋での保管もカビの原因になります。
このような場所は湿気が溜まりやすいため、カビの発生を促してしまいます。
4-3. 早期発見がカギになる理由
スエードにカビが発生した場合は、早期に発見して対処することが重要です。
カビは時間が経つほど繊維の奥深くまで侵入し、完全な除去が難しくなります。
早めに対応すれば、自宅でのケアだけでカビを取り除けることが多く、被害を最小限に抑えられます。
しかし、放置するとカビが広範囲に広がり、素材が硬化したり、スエード特有の柔らかさや風合いが失われる恐れがあります。
さらに、カビの進行に伴い、臭いや色落ちが発生し、修復には専門店の対応が必要となる場合もあります。
その際には高額な費用がかかったり、状態によっては処分を余儀なくされることもあります。
定期的にアイテムをチェックし、早期発見と適切な対処を心掛けることで、大切なスエードアイテムを長く使い続けることができます。
5. スエードのカビ予防!日常のお手入れ&保管のポイント
カビが発生してしまうと除去に手間がかかるだけでなく、素材を傷めてスエードの寿命を縮める原因にもなります。
そのため大切なアイテムを守るためには、カビが生える前に適切な予防を心掛けることが重要です。
以下に、日常的なお手入れと保管のポイントをまとめたので、是非実践してみてください。

5-1. 使用後はブラッシングをする

スエードは汚れやホコリが付きやすい素材のため、使用後はスエード専用ブラシで表面をケアしましょう。
ブラッシングは、毛並みに沿って一方向に優しく行うのがポイントです。
これにより、ホコリや汚れを除去すると同時に、スエードの柔らかさと質感を維持できます。
雨の日や湿気の多い環境で使用した場合は、特に注意が必要です。
乾燥させた後にブラッシングすることで、カビや劣化の予防にもつながります。

ライムガーデン クレープブラシ
出典:Amazon
5-2. 定期的に防水スプレーを使用する
スエードは水分や汚れに弱いため、定期的な防水スプレーの使用が不可欠です。
目安として1~2か月に1回程度、または雨の日が多い季節の前後に行うと良いでしょう。
スプレーは、スエードが完全に乾燥した状態で、20〜30cm離した位置から均一に吹き付けます。
一度に厚塗りせず、薄く重ね塗りすることでムラを防ぎます。
スプレー後は、風通しの良い場所で十分に乾燥させてから使用してください。
これにより、汚れや水滴が染み込むのを防ぎ、スエードの耐久性が大幅に向上します。
5-3. 通気性の良い場所で保管する

スエードは湿気が大敵のため、保管場所の通気性を確保することが重要です。
不織布の収納袋や通気性の良いボックスを使用し、湿気がこもらないよう工夫しましょう。
クローゼットや下駄箱に保管する場合は、定期的に扉を開けて空気を入れ替えることも効果的です。
また、直射日光が当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所は避けるようにしましょう。
5-4. 除湿剤や乾燥剤を使用する
湿気対策として、保管場所に除湿剤や乾燥剤を設置することをおすすめします。
梅雨時期や湿度の高い季節には特に重要です。
ただし、スエードに直接触れるとダメージを与える可能性があるため、不織布の袋に入れるなど工夫してください。
また、使用しているうちに湿気を吸い取りきった除湿剤は効果がなくなるため、定期的に交換して常に適切な状態を維持しましょう。

addgood SUPER除湿でかでか
出典:Amazon

白元アース ノンスメルドライ 下駄箱用
出典:Amazon
5-5. 定期的に保管場所の掃除をする

クローゼットやタンス、下駄箱などの保管場所を清潔に保つことは、スエードアイテムを守る上で非常に重要です。
ホコリや汚れが溜まると湿気がこもりやすくなり、それがカビ発生の原因になります。
保管場所は定期的に掃除をして汚れや湿気を取り除きましょう。
その際、収納しているアイテムを一度取り出し、風通しの良い場所で乾燥させることも大切です。
保管物の状態を確認することで、カビの早期発見にもつながります。
■関連記事■靴箱が臭いのはカビや雑菌が原因!?靴箱のニオイを消す方法
■関連記事■タンスのカビ取り完全ガイド!簡単で効果的な方法と予防策をプロが伝授

6. よくある質問!スエードのカビ取りQ&A
スエードのカビ取りや日常のお手入れについて、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
これらを参考に、大切なスエードアイテムを長く美しく保ちましょう。
Q1. カビ臭さが取れない場合はどうすればいいですか?
カビ臭さが残る場合、消毒用エタノールを柔らかい布に含ませて拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。
それでも臭いが改善しない場合は、消臭スプレーを使用するのが効果的です。
消臭スプレーを使う際は、必ず目立たない部分でテストを行い、安全を確認してください。

ドクターショール 消臭・抗菌 靴スプレー
出典:Amazon
市販品で効果がない場合は、専門のクリーニング店に相談するのがおすすめです。

Q2. スエードが色落ちしないようにするには?
お手入れの際は、目立たない部分で事前にテストを行い、エタノールやケア用品が色落ちの原因にならないか確認してください。
また、防水スプレーを定期的に使用すると、水分や汚れの侵入を防ぎ、色落ちを予防できます。
そして、直射日光を避けることも色あせを防ぐポイントです。
Q3. 日常のお手入れで気をつけることは?
使用後はスエード専用ブラシを使い、ホコリや汚れを優しく払い落としましょう。
雨の日や湿気の多い日に使用した場合は、風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。
保管時は通気性の良い収納袋を使い、除湿剤や乾燥剤を活用して湿気を防いでください。
7. まとめ
今回は、スエード素材のカビ取り方法、カビの発生原因や予防策、さらにアイテムを長持ちさせるためのお手入れ方法までを詳しく解説しました。
スエード素材は、その上品さと柔らかな風合いが大きな魅力ですが、湿気や汚れに敏感でカビが発生しやすい一面もあります。
しかし、正しいカビ取り方法や日頃のお手入れ・保管対策をしっかり行うだけで、いつまでも美しく清潔な状態をキープすることが可能です。
カビが発生してしまった場合は以下の方法でカビ取りしましょう。

この方法はスエードだけでなく、ベロアやヌバックなどの他の起毛レザーでも応用できます。
もしどうしても落ちないカビや素材の硬化、広範囲の色落ちがある場合は、専門店でプロのクリーニングや補修を受けるのも一つの手段です。
大切なアイテムだからこそ、リスクを最小限に抑えながら確実に復活させたい場合は、ぜひプロの力を検討してみてください。

そしてカビ取り後は再発防止が何より重要です。
日常的にブラッシングや防水スプレーを活用し、通気性の良い場所で保管して、湿気や汚れが溜まりにくい環境を作るようにしましょう。

スエードのような起毛レザーは、丁寧なお手入れをするほど長く美しさを保てる素材です。
この記事で紹介したお手入れのポイントを実践しながら、大切なスエードのアイテムを清潔で美しい状態に保ってください。
参考:起毛革の種類をおさらい!スエード・ベロア・ヌバックの違いを解説! | sot(ソット)公式サイト
