カビのお悩み解決コラム

物置のカビ取り・予防対策完全ガイド|原因・除去方法・収納のコツをプロが解説

#カビ#物置
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

久しぶりに物置を開けてみたら、壁や収納していたものにカビがびっしり…そんな経験はありませんか?
物置は湿気や汚れが溜まりやすく、カビが繁殖しやすい場所のひとつ。
お掃除が後回しになりがちな場所ですが、カビを放置すると収納物や健康にも悪影響ですので、定期的にお手入れをするようにしましょう。


この記事では、物置にカビが生える原因と、効果的なカビ除去方法をご紹介します。
また、物置のカビを防ぐ収納のコツや定期的なお手入れの仕方など、プロ直伝の対策もお伝えします。
この機会に、ぜひ取り組んでみてくださいね。

この記事で分かること
・物置のカビの取り方
・収納物にカビが生えた場合の対処法
・物置にカビが生える原因
・物置のカビを予防するポイント

1. 物置のカビ取り対策

1-1. 物置のカビ取り方法

物置内部のカビ取りをするにあたって、どの程度カビが広がっているのかを確認し、できる限り除去するためにも物置内に収納しているものは一度全て外に出してからカビ取り作業を行います。カビ取りに必要なものと手順は次の通りです。

~用意するもの~

  • マスク
  • ゴム手袋
  • 消毒用エタノール、専用カビ取り剤、塩素系漂白剤のいずれか
  • 清潔なタオル数枚
  • スポンジやブラシ(必要に応じて)

使用するカビ取り剤は物置の材質に合わせて用意します。物置の材質は大きく分けて

  • 金属製
  • 木製
  • プラスチック製

があります。

使用できる薬剤は、物置の材質や塗装によって異なります。
エタノールや塩素系漂白剤、カビ取り剤を使用する場合は、物置の取扱説明書と薬剤の製品表示を確認し、使用可能な場合は目立たない場所で試してから使用しましょう。

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~手順~

① マスク、ゴム手袋、(できれば長そで長ズボン)を身に着け身体を保護します。

② 物置と薬剤の製品表示を確認し、使用可能なカビ取り剤を表示どおりの方法で使用します。放置時間が指定されている場合は、その時間を守りましょう。

③ 製品表示に従ってカビや薬剤を拭き取ります。物置内部の水洗いは、取扱説明書で可能と確認できる場合のみ行い、水分が残らないよう十分に乾燥させます。

④ カビが残っていればブラシやスポンジを使ってカビを擦り落とします。

⑤ 最後に乾いたタオルで水気を拭き、内部が十分に乾いたことを確認してから中に入っていたものを再度収納します。

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また、カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターを使用するのもおススメです。

こちらは塩素系カビ取り剤とは違い、危険な成分は含まれていない為、安心安全にカビ取りできます。

1-2. 自力での除去が難しい場合

物置のサイズが大きくカビ取りが大変、カビの範囲が広いなど自力でのカビ取りに自信がない場合は、カビ取り専門業者に依頼するという手もあります。

プロに依頼すればカビの種類や物置の材質などにあわせて適切な薬剤を使用しカビ取りをおこなってくれます。

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1-3. 物置のカビ対処・相談判断早見表

物置は金属・木材・プラスチックなど材質が異なり、使用できる薬剤や水洗いの可否も製品によって異なります。
カビの範囲と物置の材質を確認して対処しましょう。

状態確認・対処方法注意・相談の目安
表面に少量のカビがある物置の取扱説明書と薬剤の製品表示を確認し、使用可能な方法で除去する目立たない場所で試し、変色や腐食があれば使用を中止する
収納物にもカビがある収納物ごとに素材・洗濯表示・取扱表示を確認して個別に対処する同じ薬剤をすべての収納物へむやみに使用しない
広範囲にカビがある・繰り返し再発する収納物を出し、結露・漏水・床や壁の湿気も確認する自力での除去が難しい場合は専門業者へ相談する
腐食・変形・著しい劣化がある物置メーカーや専門業者へ相談する状態によっては部材交換や物置の交換も検討する

エタノール、漂白剤、カビ取り剤などを使用する場合は、物置や収納物の材質と薬剤の製品表示を必ず確認してください。
塩素系漂白剤は他の洗剤や薬剤と混ぜず、換気しながら使用してください。

物置のカビが続くなら、住まい全体の傾向も押さえる

物置でカビが繰り返し出るときは、収納の仕方だけでなく、住まい全体で湿気がこもりやすい状態になっていることもあります。
「カビリスク診断」を併せて使うと、家全体の“カビが起きやすさ”を整理したうえで対策の優先順位が付けやすくなります。

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2. 収納しているものにカビが生えている場合は?

物置だけでなく収納している物にもカビが生えていた場合は、そのカビの除去もしくは処分が必要になります。カビが生えた状態のまま再度片付けることがないようにしましょう。

収納物は素材によって使用できる薬剤や洗浄方法が異なります。
洗濯表示や取扱表示を確認し、使用可能な方法で個別に対処してください。自己判断でエタノールや漂白剤、熱湯、研磨材などを一律に使用しないようにしましょう。

逆性石けんを水で薄めて、除カビするという方法もあります。逆性石けんはドラッグストアなどで手に入れることのできる消毒剤ですが、無臭なのアルコール臭が苦手な方などにおすすめです。塩化ベンザルコニウムを主成分とし、商品名はオスバンSなどがあります。

使用する際には200~500倍に希釈し、雑巾やスポンジになどに染み込ませてカビ部分に塗布していきます。

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また、カビ臭はするけれど見た目にカビは見当たらないという場合でもカビ対策が必要です。


3. 物置にカビが生える原因

カビ臭がしても発生箇所が見えない場合は、壁際・床・収納物の底などを確認しましょう。
収納物へむやみにエタノールを使用せず、素材ごとの取扱表示を確認して対処し、十分に乾燥させてから収納してください。

そもそもなぜ物置にカビが生えてしまうのでしょうか。屋外の物置にはカビが発生しやすい条件が多く揃っているのです。物置のカビの原因として考えられることには次のようなことがあります。

3-1. 結露

結露は内側と外側の気温差によって生じます。屋外に置いてある物置では、物置の中と外では大きな温度差はないものの外の気温が低すぎたり時間帯によっては結露が発生します。カビは水分が大好きですから結露に気づかず放置しているとあっという間にカビが生えてしまいます。

■関連記事■結露によるカビ発生を防ぐ方法とは?湿気対策の基本と予防策7選

3-2. 砂・埃・雨

屋外の物置は砂や埃そして雨風にさらされてしまうので汚れと湿気の温床になりやすいです。普段は扉を閉めていたとしても隙間から入ってきますし、物を出し入れする際にも砂埃が物置内に入ってしまいます。

汚れにさらされやすい外側はもちろん、砂や埃を栄養源にしたカビが物置内にも発生してしまうのです。

3-3. 物置内の湿度が高い

カビは日の当たらないじめじめした場所を好みますが物置の中はまさにカビが好む環境と言えるでしょう。屋外の物置には使用頻度の低いものを収納している方も多いと思います。

夏、冬、梅雨といった湿度が高くなりやすい季節でも換気をせず放置していると久しぶりに中を見てみたときにカビの温床になっている・・・なんてこともあり得るのです。

また、地面に直接物置を置いていることもカビの原因になります。地面の湿気が物置の底部分に伝わり物置内にカビを発生させてしまいます。地面が冷える冬場は要注意です。

3-4. 物を入れ過ぎている

物置に物を入れ過ぎていると通気性が悪くなりカビが生えやすくなります。それだけでなく、あらゆる有機物を栄養源にできるカビにとっては物が多い=栄養源が豊富ということになります。

栄養がたくさんあるメジメした物置という場所はカビが生育しやすい空間なのです。

3-5. 収納物にカビが生えている

屋外の物置にはアウトドア用品や掃除道具、ガーデニング用品、車のタイヤなど屋外で使用するものを収納していることが多いかと思います。収納している物が汚れている状態なためそのもの自体にカビが発生し、同時にカビの胞子が物置内に広がるため物置全体がカビに侵されてしまうのです。

物置のカビの原因には上記に挙げたようなことがありますが、どれか一つが原因ということはなく様々な要素が絡んでいる場合がほとんどです。


4. 物置のカビ対策

物置のカビ対策として普段どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。

物置のカビ対策のポイントは、湿気と汚れをいかに減らせるかということになります。

4-1. こまめな換気

物置内に湿気を溜めないようにするにはこまめな換気が重要です。毎日は難しいかもしれませんが天気の良い日には扉を開けて換気をしましょう。

雨風が当たらない場所に設置してある場合は常に少し扉を開けて隙間をつくった状態にしておくのもいいでしょう。

4-2. 収納物は汚れをできるだけ落とし十分に乾燥させてから収納する

汚れたものを汚れたまま収納しないということにも気を付けましょう。外で使用したものは拭き取ったり洗い流すなどして汚れを十分に落としてから収納します。

収納する前に十分に乾燥させましょう。天日干しをする場合は、収納物の素材や取扱表示を確認し、直射日光による変色・劣化に注意してください。

4-3. 除湿アイテムを使用する

市販の除湿剤を置いておくのもカビ対策には効果的です。換気は数時間おきに10分程度こまめにするのが理想的ですがそれはなかなか実践しにくいと思います。

完全ではありませんが除湿剤を置くことで極力湿気のない状態を維持することができます。物置の大きさに応じて一個~複数個置きます。

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4-4. 棚やラックを使って収納する

大きめの物置には、棚やラックを使って収納するという方法もおすすめです。出し入れがしやすいというメリットだけでなく通気性を維持し、掃除をしやすくすることでカビを生えにくくすることができます。

また、収納する際は物置全体の7割程度に抑えるようにします。

不要な物があれば処分して、スッキリさせるように心がけてください。

くらしのマーケット

4-5.材質に合った方法で清潔に保つ

物置の予防対策は、換気・除湿・汚れの除去が基本となります。
薬剤を使用する場合は、物置の材質や塗装への使用可否を確認し、製品表示に従って使用してください。


5. お手入れの頻度は?

物置のお手入れの頻度ですが、換気は毎日~週に一回程度天気の良い日におこなうといいです。目立つ汚れや落ち葉等は気づいたらその都度掃除します。

収納物を出しておこなう大掃除は、年に2~3回ほどできればいいでしょう。一年のうち湿度が高くなる時期を終えたあたりがおすすめです。

梅雨明け~夏前に一度、冬~春前に一度全体の掃除をします。じめじめした夏が終わって気候が安定する秋頃、冬に入る前にも一度掃除ができるといいですね。


6.【カビ最新ニュース】記録的大雨の後は「物置の湿気残り」に注意


2025年8月上旬、北日本から西日本の広い範囲で記録的な大雨が発生しました。
観測史上1位を更新した地点や、総降水量が600mmを超え、平年8月の月降水量の3倍以上となった地点もあり、線状降水帯の発生や大雨特別警報が出た地域も確認されています。

こうした大雨の後は、地面や建物まわりに水分が残りやすく、屋外の物置内部も湿気がこもった状態になりがちです。
結露や湿気が続くと、土や埃、収納物に付いた汚れを栄養源にしてカビが一気に増えることがあります。
雨が続いた後は、扉を開けて充分な換気や除湿を意識し、濡れた物は完全に乾かしてから収納することがカビ予防のポイントです。

参考:気象庁|低気圧と前線による大雨


7.物置のカビに関するQ&A


物置は「閉めっぱなし」「汚れた物を入れがち」「地面の湿気を受けやすい」が重なり、カビが繰り返しやすい場所です。よくある疑問を整理します。


Q1. 物置がカビ臭いけど、見えるカビがない。まず何をすればいい?


まずは中の物を少し動かして空気を通し、壁際・床際・段ボールの底などを確認します。
換気できる天気なら短時間でも扉を開け、湿度が高い日は除湿を優先します。


Q2. 物置の湿度はどれくらいを目安に管理すればいい?


目安は「高湿度の状態を続けないこと」です。
雨の後や梅雨は除湿剤や除湿機を併用し、晴れた日は換気して湿気を逃がします。


Q3. 収納物にカビが出たら、捨てるべき?残せる?


紙・段ボール・布は内部まで入りやすく、臭いが残ると再発しやすいです。
残したい物は隔離して乾燥させ、難しければ専門業者への相談を検討しましょう。


8. まとめ

今回は物置のカビ対策についてご紹介してきましたがまとめると、

● 物置のカビ取りは材質と取扱説明書を確認し、使用する薬剤の製品表示に従って適切な方法を選ぶ

● 収納しているものにもカビが生えている場合は収納物のカビ取りもする。カビが生えたまま、カビ臭がしたまま収納しておかない。

● 物置は換気不足になりがちで湿度が高くなりカビが発生しやすい。

● カビの栄養源となる雨や土、埃にさらされることでカビが生える。屋外で使用するものを収納していると付着した砂や埃などの汚れからカビは発生することもある。そこから物置全体へのカビに繋がる。

● 物置のカビ対策は、除湿と汚れの除去が鍵。除湿剤の使用もおすすめ。

● 一年のうち湿度の高くなる時期を終えた段階で大掃除をするとカビ被害が大きくなりにくい。

となります。

物置のカビは気づいたときには深刻化していることも多いです。普段触れない場所だからこそカビ対策には気を配りましょう。

更新履歴
2026年9月更新:物置のカビを自宅で対処できる状態と専門業者へ相談する目安の早見表を追加し、物置や収納物の材質に応じた薬剤使用とカビ予防方法を一部見直しました。

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