防カビマスキングテープでおうちのカビ対策!その方法は?!
家の汚れやすい場所にマスキングテープを貼って汚れが付かないようにするお掃除術を実践している方もいるかと思いますが、汚れ防止だけでなくカビも防げるマスキングテープがあるのをご存じでしょうか?そこで今回は、防カビマスキングテープを使ったカビ対策についてご紹介していきます。
目次
1. 防カビマスキングテープとは?
1-1. なぜマスキングテープでカビ予防が可能なのか
防カビマスキングテープは、その名の通り防カビ効果のあるマスキングテープのことです。テープに防カビ剤が含まれており、表面につく汚れを防ぐだけでなく貼り付けた部分のカビが生えるのも防いでくれます。
1-2. どこで手に入る?
防カビマスキングテープはダイソーをはじめとした100円ショップや東急ハンズ、ホームセンター等で手に入れることができます。値段も百円程度と購入しやすい価格になっています。マスキングテープといえばおしゃれで可愛らしいデザインのものを想像しますが、防カビマスキングテープは白や黒などシンプルなものが多いです。
今回用意した白の防カビマスキングテープはダイソーのお掃除コーナーで入手することができました。
少し前までは、白色のみのようでしたが今回伺った店舗にはグレーに近い黒色の防カビマスキングテープもありました。
人気商品ゆえか、お掃除コーナーの中でも比較的広い売り場面積が確保されていました。お店によっては、文具や事務用品、DIYや衛生用品といったコーナーにある場合もあります。ネットでも購入できるものもあります。
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出典: Amazon
1-3. どんな場所に使える?
テープ状になっていますので細長い場所で、テープがつきやすい素材に使用します。具体的には、浴室のゴムパッキン部分や窓のサッシ、キッチン周りのコーキング部分などの使用に向いています。水や汚れが付きやすくカビが生えやすい場所に使います。逆に使用に向いていないものは、テープが付きにくい布製品や木製品、テープの糊が残りやすいタイルや大理石、塗装がされているもの(表面塗装が剥がれてしまうことがあるため)になります。
2. 防カビマスキングテープの使用方法
防カビマスキングテープの使用方法です。使い方はいたって簡単で、カビを防ぎたい場所に貼り付けるだけです。このとき、空気が入らないようにしっかり密着させて貼ります。普通のマスキングテープ同様、表面がツルツルしており撥水効果があるので濡れやすい場所でも汚れ防止・防カビ効果を発揮してくれます。
3. 実際使ってみて
今回、防カビマスキングテープを洗面台と壁の境目のコーキング部分に使ってみました。実際に防カビマスキングテープを使ってみた感想としては、
● 粘着力は一般的なマスキングテープと同じくらい。粘着部分に触りすぎなければ十分くっついてくれる。
● 白色なので同じように白い場所であればほとんど目立たない。
● 汚れや埃が残っていると付きが悪い。
● テープ表面がツルツルなので埃が付着しても乾拭きで簡単に拭き取れる。
● 汚れが目立ってきたら剥がすだけなので掃除が楽。
といった具合です。まだ長期使用はしていないのでどの程度の防カビ効果があるかは今後に期待ですが、きちんと密着させて貼り付けることができていれば空気が入らない分それだけでもカビは生えにくい状態ですが、防カビマスキングテープを使うことでテープの持つ防カビ効果も加わりよりカビは生えにくくなるでしょう。
4. 貼り変えのタイミングは?
防カビマスキングテープは定期的に貼りかえる必要があります。テープ表面の汚れが目立ち始めたり、テープが剥がれてきているようであればすみやかに貼り変えましょう。そのままにしていると防カビ効果がなくなってしまいます。また、同じテープを貼りっぱなしにしていると糊がくっついてしまうことがあるため、見た目に汚れがなくても長期間同じテープを貼り続けることはやめましょう。
5. 防カビマスキングテープを使用する際の注意点
防カビマスキングテープを使用するにあたっていくつか注意点があります。
5-1. カビや汚れ、水気は予め除去する
防カビマスキングテープはカビを予防する効果はありますがカビの殺菌や汚れの除去効果はありません。カビが生えた状態のところにテープを貼ってしまうと、カビはさらに奥に根を生やしてしまいます。それだけでなく、汚れ残りがあるとそれを栄養源にカビたちがテープと素材の隙間でじわじわと広がっていきます。
テープなので湿っていたり水気が残っていると剝がれやすいだけでなく、カビの原因になります。防カビマスキングテープは、カビ・汚れ・水気がないきれいで乾いた状態のところに使用します。貼り付けたい場所にカビが生えている場合は、消毒用エタノールやカビキラー等の塩素系漂白剤でカビを除去してから使用します。
5-2. 素材によってはノリが残ることがある
先ほども少しお伝えしましたが、防カビマスキングテープを貼り付ける場所の素材によってはテープを剥がした際にテープの跡(糊)が残ることがあります。心配であれば、初めのうちは目立たない場所で試したりこまめに貼り変えたりして粘着力や素材へのダメージなど様子を見てみることをおすすめします。
5-3. 濡れやすい場所はまめに貼り変える
湿度の高い場所や水に濡れやすい場所に防カビマスキングテープを貼る場合は、他の場所よりもこまめに貼り変えましょう。浴室や洗面所、結露ができやすい窓のサッシなどは家の中でも湿気(水分)によるカビが生えやすい場所です。こういった場所にマスキングテープを貼るとテープが湿気を吸収してしまうためカビを防ぐどころかかえってカビの原因となってしまいます。
触ってみて、貼った当初よりテープが柔らかくなっているようであれば湿気を含んでいる可能性が高いです。そのときは、早めにテープを貼り変えましょう。すぐに新しいマスキングテープが用意できなければすみやかに今貼っているものを剥がしましょう。濡れたテープを貼っておくよりは、剥がした状態でこまめに掃除をする方が衛生的です。
6. 防カビマスキングテープを貼っても安心ではない
防カビマスキングテープを貼ってカビ対策ができていると安心していたら、それは要注意です。
防カビマスキングテープもカビ対策には有効なアイテムではありますが、最も大切なことはカビが生えない居住環境を作ることです。家の中のこまめな換気や掃除、物を置きすぎず通気性を確保するなど日頃から家全体のカビ対策を心掛けましょう。そうすることで防カビマスキングテープを含む様々な防カビアイテムが力を発揮してくれるのです。
7. まとめ
今回は防カビマスキングテープを使ったカビ対策についてご紹介してきましたが、まとめると
● 防カビマスキングテープとは、防カビ剤が入ったマスキングテープのこと。100円ショップやホームセンター等で簡単に手に入る。
● 防カビマスキングテープは、ゴムパッキンやコーキング部分、窓のサッシの防カビに向いている。一方で、テープが付きにくい素材や糊が残りやすい素材、塗装剥がれが心配な素材への使用は控える。
● 防カビマスキングテープの使用方法は、カビを防ぎたい場所や汚れが付きやすい場所に貼るだけ。汚れが目立ってきたら貼り変える。
● 防カビマスキングテープの使用上の注意点として、テープはカビや汚れ、水気がない状態の場所に貼る。湿っていたり汚れが多量についているマスキングテープを貼り続けるとかえってカビの原因になる。様子を見ながらこまめに貼り変える。
● テープの糊残りや塗装剥がれが心配であれば、最初のうちは目立たない場所で試したりこまめに貼り変えるなどして様子を見る。