
赤ちゃんの服にカビが生えていた・・・というケースは、実は少なくありません。
実は赤ちゃんの服はミルクの吐き戻しやよだれ、汗など水分や栄養が豊富で、非常にカビが生えやすい環境なのです。
カビをそのままにしてしまうと、肌トラブルやアレルギーの原因になるなど、健康に悪影響を及ぼすことも。
カビを見つけたら、早めに対処するようにしましょう。
そこでこの記事では、乳児の服にカビが生える原因や、自宅でできる簡単なカビ取り方法を紹介します。
さらに、普段から実践できるカビ予防テクニックについても詳しくご紹介!
大切な赤ちゃんの健康を守るため、ぜひ参考にしてみてください。
| この記事で分かること |
| ・乳児の服にカビが生える原因 ・乳児の服に生えたカビを取る方法 ・乳児の服のカビを防ぐ方法 |

目次
乳児の服はカビが生えやすい?!
そもそもなぜ乳児の服にカビが生えてしまうのでしょうか。乳児の服にカビが生える原因には大きく2つあります。ミルクの吐き戻しによるものとよだれや汗によるものです。
① ミルクの吐き戻し
乳児が母乳やミルクを飲んだ後、口からたらたらとミルクをこぼしてしまうことを吐き戻し(溢乳)といいます。ミルクには乳児に必要な栄養分である炭水化物・たんぱく質・脂質が豊富に含まれていますが、栄養たっぷりのミルクは乳児にとってだけでなくカビにとっても優秀な栄養供給源なのです。
そして空気中のカビの胞子がミルクによって汚れた部分に付着することで、次第に目に見えるカビとなって現われます。またミルクのついた服の洗濯が不十分な場合もミルクの吐き戻しによる汚れが繰り返されることになりカビの原因になります。
② よだれや汗

乳児の服にはよだれや汗も多量に染み込んでいます。よだれにはウイルスや菌が体内に侵入するのを防ぐという重要な役割があります。乳児は口周りの筋肉が未発達のため口を閉じ続けることができません。そのため口元がゆるみよだれが垂れてしまいます。
よだれにもたんぱく質成分が含まれているためカビの栄養分になりますし、よだれによって服が湿りカビが繁殖しやすくなります。また、カビは人からでる汗も栄養分します。乳児は基礎代謝が高く、非常にたくさんの汗をかきます。体は小さいですが大人と同じくらいの発汗量があります。大人と同じ皮膚面積で発汗量を比べると大人の2倍にもなると言われています。服が汗を吸収することでそこにカビの胞子が付着し、徐々に繁殖していきます。
③おさがりの服や保管状態
他にも
- おさがりの服
- 着替え後しばらくは服が洗濯カゴなどに入れたままになっている
- 湿度が高く、通気性の悪い場所で保管している
などもカビの繁殖要因になります。おさがりの服の場合、以前その服を着ていた乳児のミルクの成分やよだれ、汗が繊維に残っている可能性があります。また、新品ではないため服の繊維がもろくほつれやすくなっています。もともと乳児の服の繊維は柔らかく細い素材でできています。
おさがりの場合新品と比べてより繊維がもろくなっている分カビの胞子は通常よりも早いスピードで根を広げ繁殖してしまいます。おさがりの服は汚れ残りや繊維の劣化によりカビが生えやすくなっているのです。
洗濯カゴに放置もキケン
また、乳児の着替えを終えた後洗濯カゴの中に服をそのまま放置しておくこともカビの原因になります。洗濯まで時間が空くと洗濯後の汚れ落ちが悪くなってしまいます。そして取れずに残ってしまった汚れが蓄積されると頑固な黄ばみ・シミとなりやがて目に見えるカビなとなって現われます。
保管場所の環境によっても服にカビが生えてしまいます。乳児の服に限ったことではありませんが、通気性の悪いクローゼットや押し入れ、服をぎゅうぎゅう詰めに入れている場合もカビは生えやすいです。
以上が乳児の服にカビが生える主な原因になります。ですがカビの原因は一つではなく
- 汚れ残り×保管環境
- おさがりの服×ミルクの吐き戻し
といったふうにいくつかのカビが生える条件が重なって発生していることが多いです。乳児の皮膚は敏感な上、体内の粘膜の保護機能も未発達です。そんな乳児の服にカビが生えるとカビの胞子を吸い込んだ乳児がアレルギー様の症状を発症してしまったり、肌荒れを引き起こしたりするおそれがあります。今後のためにも一度乳児の服周りの環境を見直してみてもいいかもしれません。
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