ヒノキ風呂に生えたカビを落とし再発を防ぐためのコツをプロが伝授

「ヒノキ風呂に入ることが日々の癒しなのに、カビが生えてしまいました。何度休みの日のカビ取りをしても再発してしまうので、日ごろの使い方が間違っていたら正しいお手入れ方法を知りたいです。」

木製風呂は、入浴時にも木剤の豊かな香りを感じられ、自然の雰囲気を味わうことができます。

ヒノキの香りが浴室中に広がり、深呼吸すると、リラックスできます。木製のお風呂はおうちにいながら、温泉気分を楽しめるのも良いですよね。

しかし、木製風呂はお手入れ方法を誤るとカビが発生し自力での除去が難しくなってしまいます。そこで、この記事では木製風呂にカビが生えてしまった場合の対処方法、日ごろのお手入れ方法を解説していきます。

1.木製の浴室のカビ取り方法と注意点

木製の風呂のカビは早期の段階であれば落としやすいです。ただし、広がってしまうと業者に依頼しないと再発してしまいます。デリケートな素材ですので、カビが広がっている場合には、業者へ相談されることをおすすめします。

1-1.早めの対策が需要

木製のカビの場合、普通のカビ取り業者では対応できず、腕の良い灰汁洗い業者にも依頼しなければ美観を回復させるのが難しいです。依頼するとかなり高額の為、早期の対策が非常に重要となります。

1-2.木製の浴室で使用しない方が良い液剤

一般的なお風呂のカビ取りでは、塩素系カビ取り剤が多く用いられますが、木製風呂のカビ取りにはおすすめできません。木材に使用すると変色してしまい素材を傷めてしまう恐れがあるからです。

中性洗剤などを使って除去し、重曹や消毒用アルコール、木材用のカビ取り剤等を使用し木材に負担をかけないようにカビ取りしましょう。

2.木製風呂のカビ対策方法

2-1.重曹でカビを取る方法

重曹の研磨効果を利用したカビ取り方法です。ただし、強くこすりすぎると木材を痛めてしまいますので優しくこするようにしましょう。

  • 重曹
  • スポンジ
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋
  • マスク

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まずは中性洗剤で表面のヌメリを洗い流します。その後流水で洗い流し、重曹をカビの気になる部分に塗布します。

5分ほど放置し、スポンジで優しくこすりながら洗い流します。

注意点

換気を充分に行った状態でカビ取り作業をしましょう

重曹は黒カビの色素を除去することはできませんので、色素沈着を起こしている場合には、業者に依頼してください。

2-2.消毒用アルコールで取る方法

  • 消毒用アルコール
  • タオルや布巾
  • スポンジ

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浴室の水気をタオルで拭きとったあと、消毒用アルコールを塗布していきます。その後、スポンジや布巾で除去し、流水で洗い流します。

消毒用アルコールもカビの色素を除去する効果がないため、白カビや表面のカビ取りに適した方法です。

2-3.木材用のカビ取り剤を使う方法

木材のカビを除去できる市販のカビ取り剤を使うという方法もあります。ただし、木材の種類によっては変色する恐れもあるため、使用可能かラベルを確認してください。

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2-4.業者レベルの液剤「カビ取りマイスターキット」を使う方法

カビ取り業者レベルの液剤をご自宅で使いたい方のために「カビ取りマイスターキット」を使う方法もあります。業者に依頼したいけれども予算的に自力で解決したい方におすすめです。

カビ取りマイスターキットは、刷毛やカップなどもセットで入っておりますので、すぐにカビ取りをしたいという方にも喜ばれています。

また、防カビコーティング剤も付いてきますのでカビの再発を防ぎます。

使い方

カビ取りマイスターキットの使用方法は、手袋、マスク、ゴーグル等をして皮膚や粘膜を保護します

その後、カップにカビ取り剤を入れ、カビの気になる部分に刷毛を使って塗布していきます。

時間を置いて、流水で洗い流し、布巾などで水気をふきとった後に今度は防カビ剤を塗布していきます

その後、洗い流し再び水気を拭きとって完了です。

3. 知らないとカビや老朽化を早める!?木製風呂のお手入れ方法

木製風呂は誤った使用法をしていると、カビの温床となったり劣化を早めてしまいます。

そのため、日ごろからのお手入れも大切です。

3-1.水をためたままにしない

木製風呂の中にお湯をそのまま入れて放置していないでしょうか。木材は水分を吸収しやすいため、水分を含んだまま放置するとヌメリや汚れ、カビの原因となります。

浴槽の使用後は水分を取り除きましょう。

3-2.タワシやブラシは使わない

お風呂掃除の際に、タワシやブラシで強くこすり洗いしていないでしょうか。

木材は繊維質のため、強くこすり過ぎると繊維に傷がつき、内部にカビが生える原因となります。内部にカビが繁殖してしまうと、液剤を使っても除去するのが難しくなるため、職人による工事をしなければいけなくなります。長持ちさせるためにも、優しく掃除するようにしましょう。

3-3.ゴシゴシ洗いすぎない

同様に、スポンジを使う場合でも、ゴシゴシ洗いすぎると繊維が傷つき劣化を早めますので、優しく洗うようにしましょう。

また表面に傷をつけるため、メラミンスポンジも使用しないでください。

3-4.風呂の天井や四隅に注意

風呂の四隅は特に水気や石けんカスなどが溜まりやすい場所です。同時にカビの発生しやすい場所でもあります。そのため、日ごろから特に四隅を重点的にお掃除するようにしましょう。

また、風呂天井にカビが生えてしまうとカビの胞子が落下するため浴室全体のカビの原因となります。浴室内のカビが気になる場合には天井にもカビが生えていないかチェックしましょう。

3-5.使用後は水滴を除去

木風呂の使用後は、タオルなどを使ってやさしく水気を拭きとりましょう。水分や石けんカスなどが残ると、雑菌のエサとなりカビが発生しやすい環境となります。

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3-6.漏水が原因の場合は早めに修理を

木製風呂のカビの原因が、漏水や木材の故障だと考えられる場合には、早めに業者へ依頼して修理してもらうようにしましょう。

4.木製の浴室にカビが発生する原因とは?

木風呂はきちんとお手入れすれば長持ちするのですが、お手入れを間違うことでカビが発生してしまいます。

カビは、水分があり20℃以上の気温、そして栄養源がある場所を好みます。つまりジメジメとして汚れの残っている場所で発生しやすいということです。

お風呂場は水分が残りやすく、またヌメリも発生しやすい場所です。そのヌメリを放置しているとカビのエサとなるため、カビが生えやすくなってしまいます。

また、石けんカスやシャンプーボトルの裏側、風呂桶の裏側などにもカビが生えやすいため、使用後は石けんの残りをキレイに洗い流し、ボトルや桶類は床にそのまま置かず、浮かして乾燥させるようにしましょう。

5.木製の浴室のカビ予防方法

木製風呂にカビが生えてしまうと、除去するのに技術が必要となるため、費用もかさみます。そのため、日ごろからカビを防ぐお手入れを心がけることが大切です。

以下が木製風呂を使う際のポイントとなります

5-1.すばやくしっかり乾燥

使用後は、水をためずに、布巾などで拭きとり水気を乾燥させましょう。また、その際にヌメリや石けんカス等の洗い残しがあれば流水で洗い流します。

また、乾燥させすぎると木材の間にスキマが生じ水漏れの原因にもなります。

長期間留守にする場合には、浴槽の中にバケツを張った水を入れて水分調整をしましょう。

(木製風呂の種類によります。詳細なお手入れ方法は取扱説明書やメーカーHPをご確認ください)

5-2.エタノールでカビを予防しましょう。

消毒用アルコール(エタノール)はカビの殺菌だけでなくカビ予防にも便利です。

使用後、水分を拭きとった後に消毒用アルコールを吹きかけて、5分ほど置いてから布巾で拭きとります。

5-3.浴室に物をあまり置かないようにしましょう。

浴室にシャンプーボトルや石けん、タオルやスポンジ、風呂桶やおもちゃなどモノを沢山置いていませんか?

浴室に物をたくさん置くと、湿気や汚れが溜まりカビの温床となります。使用後は床に直置きせず、風通しの良い場所に移動させるか吊るして収納しましょう。

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5-4.自力で困難なカビ取りは業者に依頼しましょう

木製風呂はデリケートな素材であるため、自力で誤った方法のカビ取りをしてしまうとかえって傷つけてしまう可能性もあります。

カビの範囲が広がり、自力での除去が難しい場合や、天井、壁、床など色んな場所にカビが広がっていて手に負えない場合、カビが何度も再発する場合には、カビ取り業者へ依頼し綺麗に除去してもらいましょう。

ハーツクリーンでは、無料でカビ調査を行っております。ご自宅のカビにお悩みの際はお気軽にご相談ください。

防カビコーティングでカビ再発予防

また、ハーツクリーンではカビ取りだけでなくカビ取り後の再発を防ぐための防カビコーティングも行っております。自力で除カビをしても何度も再発してしまう場合など、是非ご相談ください。

6.カビ取りのプロからQ&A

①「どのカビレベルだと、業者に依頼すべきですか?」

手のひらサイズであれば、ご自身でカビ取りしても仕上がりも気にならず、対応可能です。

広い面積の場合は、個人でやるのは難しく、カビ取りをしても確実なカビ取りが出来ず、逆にカビを損ねることもあります。

天井のカビ取りをする場合も、液だれで皮膚や目に入ると非常に危険であるため、可能であれば業者に依頼したほうが良いでしょう。

②業者に依頼した場合の手順や費用は?

業者が行う場合は、木材にコーティングされているため、研磨を行い、その後カビ取り、灰汁洗い作業→防カビ→コーティングして完了(着色が残る場合は、ニス等で色を入れて美観を整える)工期は7日程度かかり、費用もの数十万円が掛かります。

宮大工が作った特殊な作りの場合は、一度解体してからの作業になる為、過去には数百万円の費用見積りになったこともあります。

そのため、早め早めの対策が重要となります。

③木製風呂の管理が大変で手に負えない場合は?

木製風呂は手入れも非常に大変で、管理が難しい場合はユニットバスに変更するも一つの選択肢になります。判断が難しい場合は、一度弊社までご相談ください。

専門スタッフが現状のカビの状況から最適なご提案をさせて頂きます。

まとめ

木製風呂は、デリケートな素材のため湿気やヌメリ、石けんカス、汚れなどが蓄積するとカビが発生してしまいます。

また、木製風呂にカビが生えた場合、市販の塩素系カビ取り剤は変色の恐れがあるため、使わない方が良いでしょう。

表面に生えたカビであれば、重曹や消毒用アルコール、木材用のカビ取り剤、カビ取りマイスターキットなどを使ってカビ取りすることもできますが

木材の奥にまでカビが浸食しカビの色素が沈着している場合には、業者へ依頼し早急に対策されることをおすすめします。

ハーツクリーンでは、無料でカビ調査を行っております。過去4000件のカビ取り実績からお客様に最適のカビ対策方法をご提案いたしますので、カビにお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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