赤ちゃんの健康を守る!哺乳瓶のカビ取り&カビ予防をプロが徹底解説
「毎日洗っているのに、哺乳瓶の乳首の隙間にカビが生えていた」
「赤ちゃんの健康を守るためにも、絶対に哺乳瓶にカビを発生させたくない」
赤ちゃんは自然免疫、獲得免疫ともに未熟です。
そのため、赤ちゃんが触れるすべてのものが、健康に直接影響を与える恐れがあります。
そして、哺乳瓶は毎日の栄養摂取に欠かせないアイテムですが、適切なケアが行われない場合、カビが発生しやすい環境になりがちです。
カビは見えない場所で発生していることが多く、見つけたときにはすでに赤ちゃんの健康を脅かしている可能性があります。
そのため、適切な知識と予防策を身につけ、カビの発生を防ぎましょう。
この記事では、カビの危険性や哺乳瓶の効果的なカビ取りと予防策について解説します。
赤ちゃんの安全と健康を守るための第一歩として、是非この記事を参考にしてください。
この記事でわかること |
・哺乳瓶にカビが発生した場合の健康リスク ・哺乳瓶のカビ取り方法 ・哺乳瓶の洗浄&消毒方法 ・哺乳瓶のカビを防ぐ対策 |
目次
1.哺乳瓶にカビが発生した場合どんなリスクがあるのか
直接口をつける哺乳瓶にカビが発生すると、そのままカビを摂取してしまうことがあります。
大人であってもカビの摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性がありますが、免疫系が完全には発達していない乳幼児においては、より深刻な問題を引き起こしてしまうかもしれません。
まずはカビを摂取した際に起こりうるリスクについて詳しく解説します。
1-1.呼吸器系への影響
カビは強力なアレルゲンであり、赤ちゃんがカビの胞子を吸入すると、呼吸器系に影響を及ぼす可能性があります。
これには、咳、喘息の発作、呼吸困難などが含まれ、特に喘息やアレルギーを持つ赤ちゃんにとっては重大なリスクとなります。
カビに晒され続けることで、これらの症状が慢性化する恐れがあり、健康な呼吸器系の発達を妨げる可能性があります。
1-2.消化器系への影響
カビが生えた哺乳瓶から摂取したミルクは、赤ちゃんの消化器系に悪影響を与えることがあります。
これは、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こし、赤ちゃんが必要とする栄養の吸収を妨げる可能性があります。
特に新生児や乳幼児は消化器系が敏感であるため、カビによる影響を受けやすく、適切な成長と発達に必要な栄養が不足してしまうかもしれません。
1-3.感染症のリスク
カビは特定の種類によっては、感染症を引き起こす可能性があります。
これには皮膚感染症、口内感染症、さらには内臓への影響を及ぼす深刻な感染症が含まれます。
赤ちゃんは免疫系が完全に発達していないため、カビによる感染症から身を守ることが難しく、治療が必要になる場合があります。
1-4.アレルギー反応
カビは強力なアレルゲンであるため、早い段階での露出は、赤ちゃんの体がアレルゲンに過敏に反応するようになる恐れがあります。
これは、アレルギー性鼻炎や皮膚の問題、さらには食物アレルギーのリスクを高めることに繋がってしまうのです。
1-5.成長への潜在的影響
カビによる健康上の問題は、赤ちゃんの全体的な成長と発達に悪影響を及ぼす可能性があります。
栄養吸収の妨げや慢性的な健康問題は、体重の増加の遅れや発達上の遅れを引き起こすことがあり、赤ちゃんの将来的な健康にも影響を与えてしまうかもしれません。
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2.哺乳瓶にカビが発生した場合の対処方法
1.哺乳瓶にカビが発生した場合どんなリスクがあるのかでお伝えした通り、哺乳瓶にカビが発生すると、赤ちゃんの健康に様々な悪影響を与える恐れがあります。
そのため、哺乳瓶にカビが発生した時は迅速かつ適切に対処することが非常に重要です。
2-1.塩素系漂白剤でカビを除去する
まずはキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使用した方法を紹介します。
ミルトンなどの哺乳瓶の消毒薬でもカビ取りは可能です。
用意するもの
- 塩素系漂白剤
- 水
- ボウル
- ブラシ
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
- 長袖の服(色落ちしても問題ないもの)
万が一漂白剤が飛び散っても問題ないように、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けてください。
花王 キッチンハイター
出典:Amazon
注意事項
- 酸性タイプの製品と混ぜない
- 必ず換気して行う
- 体を保護しながら作業する
塩素系漂白剤と酸性タイプの製品が混ざると、危険な塩素ガスが発生する恐れがあります。
最悪な場合死に至ることのある危険なガスなので、絶対に混ぜたりしないでください。
そして必ず換気しながら作業をするようにしましょう。
漂白剤に触れると皮膚を溶かしたり、目に入ると失明する恐れもあるので、マスクやゴム手袋などで体を保護して作業してください。
哺乳瓶の材質によっては漂白剤が使用できない場合があるため、メーカーの指示を確認してください。
手順
①ボウルに水と漂白剤を入れる
②哺乳瓶とパーツをつけ置きする
③ブラシで擦ったあと水で洗い流す
④完全に乾かす
①ボウルに水と漂白剤を入れる
ボウルに水を入れて、漂白剤を入れます。
水1Lに対して、漂白剤10mlを目安にしてください。
②哺乳瓶とパーツをつけ置きする
分解した哺乳瓶と乳首を漂白剤溶液に浸し、30分ほど放置します。
③ブラシで擦ったあと水で洗い流す
ブラシを使用して、哺乳瓶と乳首を丁寧にこすり洗いします。
漂白剤が完全に洗い流されるまで、水でよくすすいでください。
④完全に乾かす
しっかりと乾燥させて終了です。
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2-2.煮沸消毒をしてカビを除去する
続いて、煮沸消毒でカビを除去する方法を紹介します。
カビは熱に弱いため、熱湯にさらされることで死滅します。
用意するもの
- 大きな鍋
- トング
- 水
注意事項
- 素材を確認する
- 作業中はやけどに気を付ける
哺乳瓶と乳首が熱に耐えることができる材質であることを確認してください。
また、作業中はやけどに十分注意して行ってください。
手順
①鍋に水を入れて沸騰させる
②熱湯に哺乳瓶とパーツを浸して数分間放置する
③コップを取り出す
①鍋に水を入れて沸騰させる
哺乳瓶が完全に浸るほどの水を用意し、鍋に入れます。
そして鍋の水を沸騰させてください。
②熱湯に哺乳瓶とパーツを浸して数分間放置する
沸騰したら、哺乳瓶とそのパーツを鍋に入れ、5〜10分ほど煮沸消毒します。
③取り出してから乾燥させる
トングを使って、哺乳瓶やパーツを取り出してください。
その際に火傷には十分に注意しましょう。
そしてしっかり乾燥させて終了です。
2-3.新しいものに買い替える
カビが酷い場合や、カビを完全に除去できるかどうか自信が持てない場合は、哺乳瓶と乳首を新しいものに交換することを強く推奨します。
カビは見えない場所に根を下ろしている可能性があり、完全に除去するのが困難な場合があります。
赤ちゃんの健康を守るためにも、安全を最優先として新しい哺乳瓶に買い替えましょう。
新しい哺乳瓶を購入する際は、清潔に保ちやすく、カビが発生しにくい材質やデザインを選ぶことが重要です。
最近はさまざまな種類の哺乳瓶があるので、使いやすさやメンテナンスのしやすさ、そして赤ちゃんの健康を考慮して適切な商品を選んでください。
また、新しい哺乳瓶を使用する前に、必ず洗浄と消毒を行うようにしましょう。
3.哺乳瓶にカビが発生する原因
哺乳瓶にカビが好む環境が揃っていると、カビが発生してしまうことがあります。
カビが好む環境とは以下の4つが全て揃っている場所のことです。
- 水分・湿度
- 温度
- 栄養源
- 酸素
カビは温暖で湿った環境を好み、哺乳瓶に残ったミルクの残留物や水分がその成長に最適な条件を提供しています。
そのため、哺乳瓶の使用後の洗浄や保管によって、カビが生育しやすい条件がすべて揃ってしまうことがあります。
以下のような状況の時はカビのリスクが高いので注意しましょう。
3-1.不十分な洗浄・消毒
哺乳瓶の洗浄や消毒が不十分な場合、ミルクの残りカスや食品粒子が残ってしまいます。
これらはカビの栄養源となり、増殖のための理想的な環境を提供します。
特に哺乳瓶の細かい部分や乳首の内側など、洗いにくい場所に注意が必要です。
適切な洗浄剤やブラシを使用して隅々まで丁寧に洗い、定期的に消毒を行うことが重要です。
3-2.不十分な乾燥
洗浄後に哺乳瓶や乳首が完全に乾燥していない場合、残った水分がカビの成長を促します。
湿った環境はカビの胞子が繁殖するための最適な条件を提供します。
洗浄後は、哺乳瓶を分解し、空気が循環しやすい場所で十分に乾燥させることが重要です。
3-3.不適切な保管環境
高温多湿の場所で哺乳瓶を保管すると、カビが生えやすくなります。
風通しの悪い食器棚や、直射日光の当たる場所ではなく、涼しく乾燥した場所で保管することが望ましいです。
3-4. 長期間の使用による劣化
哺乳瓶や乳首が長期間使用されることで劣化し、細かい傷やひびが生じることがあります。
これらの傷は、カビの胞子や食品粒子が付着しやすくなり、清掃が難しくなるため、カビの成長を促す原因となります。
哺乳瓶や乳首に傷や変色が見られた場合は、速やかに新しいものに交換することが推奨されます。
4.哺乳瓶の正しい洗浄&消毒方法
哺乳瓶を清潔に保つことは、赤ちゃんの健康維持において不可欠です。
衛生管理の基本は、洗浄→消毒→保管のサイクルに従うことです。
以下にその具体的な方法を説明します。
4-1.哺乳瓶の洗浄
哺乳瓶を清潔に保つには、使用後すぐに洗うことが重要です。
洗浄は以下の流れで行ってください。
用意するもの
- 哺乳瓶用の洗剤
- ぬるま湯
- ブラシ
手順
①哺乳瓶をぬるま湯につける
②哺乳瓶用の洗剤とブラシを使って隅々まで洗う
③水で洗い流す
①哺乳瓶をぬるま湯につける
使用後すぐに、哺乳瓶やパーツをぬるま湯につけます。
②哺乳瓶用の洗剤とブラシを使って隅々まで洗う
専用ブラシと哺乳瓶用の洗剤を使用して、哺乳瓶の内外と乳首を洗います。
底部や乳首の内部、吸い穴は汚れが残りやすいため、注意して洗いましょう。
③水で洗い流す
洗剤が残らないように綺麗な水でしっかりとすすいでください。
4-2.哺乳瓶の消毒【煮沸消毒】
洗浄が終わったら、次は消毒です。
まずは煮沸消毒のやり方から紹介します。
用意するもの
- 大きな鍋
- 水
- トング
手順
①鍋に水を入れて沸騰させる
②熱湯にコップを浸して数分間放置する
③コップを取り出す
①鍋に水を入れて沸騰させる
哺乳瓶が完全に浸るほどの水を用意し、鍋に入れます。
そして鍋の水を沸騰させてください。
②熱湯に哺乳瓶のパーツをを浸して数分間放置する
沸騰したら、哺乳瓶とそのパーツを鍋に入れ、3〜5分ほど煮沸消毒します。
③取り出してから乾燥させる
トングを使って、哺乳瓶やパーツを取り出してください。
その際に火傷には十分に注意しましょう。
4-3.哺乳瓶の消毒【薬液消毒】
続いて、哺乳瓶用の消毒液を使用したやり方です。
用意するもの
- 哺乳瓶消毒液
- 消毒用容器
手順
①消毒液を希釈する
②哺乳瓶を浸す
③取り出してから溶液を振り切る
①消毒液を希釈する
消毒液を容器に入れ、指示された通りに希釈します。
②哺乳瓶を浸す
洗浄済みの哺乳瓶と乳首を容器に入れ、1時間以上浸します。
③取り出してから溶液を振り切る
哺乳瓶用の消毒液はすすぎ不要なものが多いため、その場合は使用する直前に取り出し、溶液を振り切るだけで問題ありません。
もしニオイが気になる場合は軽くすすいでください。
杏林製薬 ミルトン 1000mL
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4-4.哺乳瓶の消毒【レンジ消毒】
続いて、電子レンジを使用した消毒について解説します。
用意するもの
- 電子レンジ対応の消毒器具
- 水
手順
①消毒機器に哺乳瓶と水を入れる
②電子レンジで加熱する
③取り出してから水を抜く
①消毒機器に哺乳瓶と水を入れる
洗浄済みの哺乳瓶やパーツを消毒器具にセットします。
消毒器具の指示に従い、適切な量の水を加えます。
②電子レンジで加熱する
電子レンジのワット数や時間設定を確認し、指示に従って加熱します。
製品にもよりますが、3~5分程度のものが多いです。
③取り出してから水を抜く
加熱後は高温に注意しながら取り出し、自然に冷ましてから使用しましょう。
コンビ 除菌じょーず
出典:Amazon
5.ミルクはカビ以外にも注意が必要
哺乳瓶のカビ対策はとても重要ですが、赤ちゃんにあげるミルクは他にも衛生面で気を付けなければいけないことがあります。
5-1.哺乳瓶だけでなく手指も清潔にする
赤ちゃんにミルクをあげる際、哺乳瓶の清潔さはもちろん重要ですが、それと同時に手指の清潔さにも気を付けなければいけません。
手は様々な物に触れることで細菌やウイルスが付着しやすく、それらが赤ちゃんの口を通じて体内に入ることで感染症の原因となります。
特に、調乳や哺乳の前には、ハンドソープを用いて手首までしっかりと洗い、清潔なタオルで拭くようにしましょう。
この習慣を日常化することで、食中毒や感染症を引き起こす細菌から赤ちゃんを守ることができます。
5-2.ミルクを溶かす時は70℃以上のお湯を使う
ミルクを溶かす際に使用するお湯の温度は、70℃以上が推奨されます。
この温度は、粉ミルクに含まれる可能性がある細菌を不活化させることができます。
ミルクを溶かした後は、赤ちゃんが飲むことができる温度まで冷ましましょう。
必ず自分で温度を確認してからミルクをあげるようにしてください。
5-3.作ってから時間が経ったミルクはあげない
調乳したミルクは、できるだけ早く赤ちゃんに飲ませることが望ましいです。
作ってから2時間以上経過したミルクは、細菌が増殖するリスクが高まるため、与えないようにしましょう。
また、赤ちゃんが飲み残したミルクも再び与えることは避けるべきです。
赤ちゃんの唾液とミルクが混ざることで細菌が繁殖しやすくなり、食中毒の原因となることがあります。
調乳する際は、赤ちゃんが1回で飲みきれる量だけを準備し、飲み残した場合はそのまま捨てるようにしましょう。
参考:厚生労働省:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて
6.哺乳瓶のカビを防ぐための対策
哺乳瓶のカビ予防は、赤ちゃんの健康を守る上で非常に重要です。
ここでは、毎日実践できる簡単なカビ予防策を紹介します。
これらの予防策を取り入れて、常に哺乳瓶を清潔に保ち、カビの発生リスクを最小限に抑えましょう。
6-1.使用後すぐに洗浄する
哺乳瓶を使用した直後は、ミルクの残留物がまだ乾燥していないため、比較的簡単に洗浄することができます。
使用直後に洗浄することで、カビの栄養源となるミルクの残留物をすぐに取り除くことができ、カビの発生を防ぐことが可能です。
洗浄方法は、先ほど4.哺乳瓶の正しい洗浄&消毒方法で紹介したやり方を参考にしてください。
6-2.こまめに消毒する
哺乳瓶は、定期的に消毒することで、細菌やカビの成長を抑えることができます。
新生児や免疫力が弱い赤ちゃんの場合、毎回の使用後に消毒することが望ましいです。
消毒方法としては、煮沸消毒、薬液消毒、レンジ消毒などがあります。
こちらの消毒方法も、先ほど4.哺乳瓶の正しい洗浄&消毒方法で紹介したやり方を参考にしてください。
6-3.しっかりと乾燥させる
洗浄と消毒の後、哺乳瓶やパーツを完全に乾燥させることはカビ予防に非常に重要です。
湿った環境はカビの成長に最適な条件を提供します。
洗浄後は、哺乳瓶と乳首を清潔なタオルの上に置くか、専用の乾燥ラックを使用して空気が循環しやすい環境で乾燥させましょう。
哺乳瓶を逆さまにして立てておくことで、内部の水分がより効果的に蒸発し、乾燥が早まります。
6-4.湿度の低い場所で保管する
哺乳瓶を使用しない時は、湿度の低い清潔な場所で保管してください。
高湿度の環境はカビの成長を促すため、哺乳瓶を保管する場所の湿度には特に注意が必要です。
可能であれば、湿度をコントロールできるキャビネットや、通気性の良い棚に保管すると良いでしょう。
除湿剤を活用するのもおススメです。
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6-5.劣化が見られる場合は交換する
哺乳瓶や乳首に亀裂や劣化の兆候が見られた場合は、新しいものに交換することが推奨されます。
細かい亀裂には、洗浄や消毒では取り除くことができない細菌やカビが潜んでいる可能性があります。
哺乳瓶の素材によっては、使用頻度や消毒方法により劣化のスピードが異なるため、定期的な点検と適切なタイミングでの交換が重要です。
7.住宅にカビが発生したら早急にカビ取りをする
カビは、哺乳瓶だけでなく住宅の壁や天井にも発生しやすく、特に湿度が高い環境ではそのリスクが増大します。
大人でさえカビの胞子を吸い込むことにより健康被害を受ける可能性があるのですが、免疫力が未発達な赤ちゃんや小さな子供がいる家庭では、カビの発生によって深刻な問題に発展するかもしれません。
過去には住宅のカビによって死亡事例などもありました。
■関連記事■公営住宅のカビが原因で2歳児が死亡/ニュースから考える日本住居のカビ対策
このようにカビは赤ちゃんの命を脅かすほど危険なものなので、カビを見つけたら迅速に対応しなければならないのです。
7-1.初期段階のカビは自力での除去も可能
住宅に発生したカビがまだ初期段階であれば、自力で除去することが可能です。
初期段階のカビは、一般的に小さい黒点やわずかな白い綿毛のようなものとして壁や天井に現れます。
この段階であれば、カビ取り剤を使用して効果的に取り除くことができます。
ただし市販のカビ取り剤には水酸化ナトリウムなど危険な成分が含まれているため、赤ちゃんがいるご家庭での使用はあまりお勧めできません。
そこでおススメしたいのが、カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターです。
カビ取りマイスターは安全性に十分考慮されて開発されたものなので、危険な成分は含まれていません。
また、実際に業者が使用しているカビ取り剤を誰でも使えるように改良した商品なので、自宅でプロレベルのカビ取りができます。
安全に確実にカビを除去したいのであれば、是非検討してみてください。
7-2.広範囲のカビならプロに相談する
カビが広範囲にわたっている場合や、カビの原因が建物の構造上の問題である場合は、自力での対処が難しくなります。
また、カビの種類によっては特別な除去方法が必要な場合もあります。
このような状況では、カビ取り業者などのプロに相談するのがベストな選択です。
プロに依頼するメリットは以下の通りです。
専門的な診断と対策
カビの専門家は、カビの種類を正確に特定し、根本的な原因を突き止めることができます。
また、効果的な除去方法と再発防止策を提案してくれます。
安全な除去
プロの業者は、カビの安全な除去と処理に必要な知識と設備を持っています。
特に、健康に害を及ぼす可能性のあるカビの場合、専門家の対応が不可欠です。
再発防止
単にカビを取り除くだけでなく、再発防止のための根本的な対策も提案してくれます。
これには、換気の改善や正しい湿度管理などが含まれます。
カビは、見た目の問題だけでなく、住宅とそこに住む人々の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
特に、赤ちゃんや小さな子供がいる家庭では、カビの発生を早期に発見し、適切な対処を行うことが重要です。
自分で対処できないと判断した時は、すぐにプロに相談しましょう。
8.まとめ
今回の記事では、哺乳瓶のカビ取り、正しい洗浄や消毒方法、さらにカビを発生させないための予防策について詳しく解説しました。
哺乳瓶は赤ちゃんが日常的に使用するものであるため、常に清潔に保つことが非常に重要です。
日頃から、使用後すぐに洗浄し、定期的に消毒すること、そして完全に乾燥させることを意識して行いましょう。
また、カビは赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、哺乳瓶だけでなく、住宅においても同様の注意が必要です。
もしカビが発生した場合には、初期段階であれば自力での除去も可能ですが、広範囲にわたるカビの場合は、プロに相談することが最善の対応策となります。
赤ちゃんの安全と健康を守るためには、日常生活における習慣がとても大切です。
清潔な環境を作り、赤ちゃんの健康と笑顔を守り続けましょう。