カビのお悩み解決コラム

パーテーション設置でカビが増える!?原因と効果的なカビ対策・予防法を徹底解説

#アクリル板#オフィス#カビ#パーテーション
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

感染対策やプライバシー保護のために、オフィスや店舗にパーテーションを設置することが増えましたよね。
しかし、パーテーションを設置したことで風通しが悪くなり、気づかないうちにカビが発生していた…というケースも少なくありません。
感染対策で設置したのに、カビが原因で健康に悪影響があっては台無しですよね。

この記事では、パーテーション設置がなぜカビの原因になるのか、その理由を詳しく解説します。
また、パーテーションの設置によるカビを効果的に防ぐ方法や、カビが生えてしまった際の適切な対処法についても具体的にご紹介します。

感染対策もカビ対策も同時に取り入れられるよう、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

この記事で分かること
・パーテーションの設置によりカビが生えやすくなる原因
・パーテーションのカビを予防するポイント
・カビが生えてしまった場合の対処法

また、私たちハーツリッチは累計1万件超のカビ原因調査実績があります。
建築士である代表を中心に、文部科学省、東京大学、ゼネコンなど、多様な案件に携わってきました。
※2025年12月末時点

私たちは、文部科学省・日本建築学会・ISOの基準に準拠した方法で、原因調査を行っています。
カビが「なぜ、どのように生えたのか」という構造的な根本原因まで突き止める、ハーツリッチのカビ原因調査の強みを以下にまとめました。

⇒ カビ原因調査におけるハーツリッチの具体的な強みをみる


1.パーテーション設置によりカビが発生してしまったケース

飛沫感染防止のためにパーテーションを設置し、半個室になることで、通気性が悪くなり、カビが発生してしまうというケースが実際にありました。

特に日当たりの悪い地下室や低層階は要注意です。

日当たりの悪い部屋や地下室は、地面からの湿気の影響を受けやすく、また日が入らないことで乾燥しにくいことから、カビのリスクが高い場所でもありますが

さらにパーテーションを設置したことで、湿気が逃げにくくなったことなどが考えられます。つまり、パーテーションにより、空気の流れが妨げられた結果、カビが生えてしまったと考えられます。

■関連記事■地下室のカビ対策完全ガイド|湿気・結露の原因とカビ除去5ステップ&除湿機の選び方

この他、パーテーションを設置している室内に多くのモノを置いていたり、人が集まることで発汗し、その水蒸気が溜まったりして、カビの原因となることもあります。

この他、パーテーションが直接的な原因でなくても

  • オフィスのエアコンにカビが生えていてカビの胞子が飛散していた
  • カーペットにカビが生えていた
  • 漏水が起こっていた
  • 結露が起こっていた
  • ホコリや汚れが蓄積していた
  • 加湿器をかけすぎて湿度が高くなっていた

など、様々な要因とパーテーションによる空気の停滞が合わさることで、カビが目視できるくらいまで増殖してしまった...ということも考えられます。

パーテーション以外の要因も「カビリスク診断」で整理

パーテーション設置をきっかけにカビが見えた場合でも、背景に「湿度が抜けにくい・換気が弱い・結露しやすい」など元々の条件が重なっていることがあります。
「カビリスク診断」で空間全体のカビが出やすい傾向を整理しておくと、どこを優先して手当てすべきか見えやすくなります。

穂苅式10秒カビリスク診断

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2.パーテーション設置後のカビ対策早見表

パーテーション周辺にカビや湿気が見られる場合は、発生範囲や素材、周囲の環境を確認して対処方法を判断しましょう。

状態確認・対処方法注意・相談の目安
カビは見えないが、パーテーション周辺に湿気がこもる換気や除湿、サーキュレーターなどで空気を動かし、湿気をためないようにします。結露が続く場合は、換気だけでなく漏水や断熱など別の原因も確認してください。
パーテーション表面に小範囲のカビがある素材の取扱表示を確認し、使用できる洗浄剤や消毒剤を製品表示に従って使用します。変色・変質が心配な素材は、目立たない場所で確認してから使用してください。
壁や家具にもカビが広がっている表面だけを処置せず、湿気・結露・漏水・空気の停滞など発生原因も確認します。広範囲に広がっている場合や原因が分からない場合は、専門業者への相談を検討してください。
黒や青などの色素が残っている消毒用アルコールには漂白作用がないため、素材に対応したカビ取り方法を確認します。塩素系カビ取り剤などを使用する場合は、製品表示と素材への使用可否を必ず確認してください。
カビ臭が強い、エアコン・壁・天井まで広がっている無理に自分で広範囲を処理せず、換気・除湿を行いながら発生箇所と原因を確認します。建材内部や空調設備まで影響している可能性がある場合は、専門業者への相談を検討してください。

カビ取り方法は、パーテーションや壁、家具などの素材によって異なります。
薬剤を使用する場合は対象素材への使用可否と製品表示を確認し、広範囲のカビや原因不明の再発は無理に自力で処理しないようにしてください。


3.パーテーション設置によるカビの発生リスクを減らすには

パーテーションを設置した空間では、空気が滞留しないよう通気性を改善することがカビ予防のポイントとなります。

使用後は全ての空気を入れかえる

オフィスや飲食店などは、使用後、人がいなくなった際に全ての窓を開けて換気します。

毎日行うことが難しい場合でも、週に数回、2日に1回など頻度を決めて、定期的な全体換気を行うようにしましょう。

移動できないパーテーションの場合には、サーキュレーターを当てて、湿気を乾燥させます。

空気清浄機や除湿機を設置する

一番は、窓を開けて換気をすることですが、雨が続いたり地下で窓がない場合などには、空気清浄機や除湿機を設置して、空気を綺麗にしたり、除湿したりすることでカビを防ぎます。

また、空気清浄機や除湿機はこまめにフィルター掃除しましょう。

■関連記事■空気清浄機はカビに効果ある?過信してはいけない理由と正しい使い方

湿度を管理する

パーテーションで区切ることで、湿気が溜まりやすくなるため、湿度計を設置してこまめに湿度を管理することも重要です。

カビは湿度60%以上で発生しやすくなりますので、室内の湿度が高くなったら窓を開けたり、除湿機を使うなどして、調整しましょう。

カビやすい壁や天井を定期的に掃除する

天井や壁にカビが発生している場合は、素材に適した方法で対処する必要があります。
消毒用アルコールを使用できない壁材や塗装面もあるため、素材の取扱方法と製品表示を確認してください。

高い場所を清掃する際は、無理な姿勢や不安定な足場で作業しないようにしましょう。

壁面に大きな家具などを置いて、通気性が悪くなっている場合も要注意です。

定期的に動かして、掃除をしましょう。

■関連記事■天井の隅の黒カビは放置厳禁!原因・安全な除去方法と再発防止策をプロが徹底解説

カビ臭いエアコンはクリーニング依頼する

カビの原因がエアコンである可能性もあります。

季節の変わり目に久しぶりにエアコンを使うと、何だかカビ臭いと思うことはありませんか?

エアコンの内部には結露が生じやすく、この結露にホコリが付着することでカビの原因となります。カビ臭いエアコンのをそのまま使っていると、内部に発生したカビを胞子として、空気中にまき散らす恐れがあるため、エアコンからカビ臭いニオイがする場合には、エアコンのクリーニング業者に依頼をするなどして、カビの原因を取り除きましょう。

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■関連記事■カビ臭い!?冬季におすすめエアコンの結露・簡単掃除・予防法まとめ
■関連記事■会社のエアコンがカビ臭い原因と即効の対処法|業務用エアコンの正しいメンテナンス

モノを減らし通気性を良くする

書類や布製品、大きな家具など、物が多い場合もカビの原因となります。

特に物が多い場合には、パーテーションを設置することでさらに、1つ1つの半個室内に湿気が溜まりやすくなります。

特にクッションやソファ、イス、などの布製品も要注意です。布製品もこまめに干して乾燥させたり、除菌しましょう。

不要なものは、処分し、通気性を良くしましょう。

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■関連記事■布製品に黒カビ発生!?正しいカビ取りとカビ対策を徹底解説

パーテーション自体をこまめに除菌する

飲食店であれば、パーテーション自体に手垢、飛沫や食べ物などが付着している可能性があります。この手垢、飛沫、食べ物などを放置するとカビの栄養源となり、カビ発生の原因になります。

パーテーションの汚れもこまめに清掃しましょう。
消毒用アルコールを使用する場合は、パーテーションの素材に使用できることを確認し、製品表示に従って使用してください。

出典:Amazon


4.パーテーションによりカビが生えてしまった場合の対策方法

パーテーションを設置したことで、室内にカビが生えてしまったら、どのようにしてカビ除去をすれば良いのでしょうか。

カビ部分を乾いた状態で掃除機がけすると、カビやホコリを周囲へ広げる可能性があるため注意してください。

移動できるパーテーションに小範囲のカビがある場合は、換気できる場所へ移動し、素材に使用できる洗浄剤や消毒剤を製品表示に従って使用します。
消毒用アルコールを使用できない素材もあるため、事前に使用可否を確認してください。

黒や青などの色素が残る場合は、自己判断で薬剤を使用するのではなく、対象素材と製品表示を確認してください。
広範囲のカビ、壁や天井まで広がったカビ、原因が分からない再発の場合は、無理に自力で作業せず専門業者への相談を検討しましょう。

■関連記事■【2026年版】プロが厳選したおすすめカビ取り業者5選|費用相場・選び方も徹底解説


5.壁のカビ対策

壁面のカビに逆性石けんを使用する場合は、壁材と使用する製品の両方で使用可能であることを確認してください。

希釈方法や使用後の拭き取り方法は製品によって異なるため、自己判断で濃度を決めず、製品表示に従って使用します。

逆性石けんには漂白作用がないため、黒や青などの色素が残ることがあります。
また、製品表示に従って必要な保護具を使用してください。

逆性石けんの使い方はこちらの記事に詳しく書いてあります。

■関連記事■逆性石鹸でカビは落ちる?正しいカビ取り方法と注意点を徹底解説

出典:Amazon

人工芝やフェイクグリーンなどにカビが生えた場合も、素材によって使用できる方法が異なります。

消毒用アルコールを使用する場合は、対象素材への使用可否と製品表示を確認したうえで使用し、自己判断で濃度を調整しないようにしましょう。
必要に応じて目立たない場所で変色・変質がないか確認してから使用してください。

また、火気の近くでは使用しないでください。

■関連記事■花瓶や観葉植物にカビが発生する原因は?効果抜群の対処法&予防テクニックを紹介

プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。

使用できる素材や使用方法を確認したうえで、製品表示に従ってカビ取りに使用してください。

使用条件によって注意が必要なため、使用前に製品の注意事項を確認し、必要な保護具や換気などの安全対策を行いましょう。

■関連記事■【プロが解説】壁紙のカビ取り完全マニュアル|最もカビやすい壁の特徴から予防策まで徹底解説!
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6.【カビ最新ニュース】低気圧と前線の大雨で「室内の湿気停滞」に注意

気象庁によると、低気圧と前線の影響で広い範囲に大雨が降り、3時間・24時間降水量が観測史上1位を更新した地点や、総降水量が600mmを超えた地点もあったと伝えられました。
線状降水帯が発生した地域もあり、湿った空気が流れ込み続けたことが主な要因とされています。

こうした時期は室内の湿度が上がりやすく、パーテーションで区切られた空間は空気がこもってカビが発生しやすくなります。
除湿と送風を併用して行うとカビ予防に効果的です。


参考:気象庁|低気圧と前線による大雨


7.パーテーションのカビに関するQ&A


オフィスや店舗でパーテーションを使う際に、よくあるカビの疑問をQ&Aで解説します。


Q1. なぜパーテーションを置くとカビが増えやすい?


空気の流れが遮られて、湿気とホコリが同じ場所にたまりやすくなるからです。
特に壁際や床付近、エアコンの風が当たりにくい席は要注意です。


Q2. カビ予防で最低限やるべきことは?


湿度計で60%以上になったら、換気か除湿をするようにしましょう。
動かせないパーテーションにはサーキュレーターの風を当てて、空気を動かすだけでも効果があります。


Q3. パーテーションにカビが生えたら、まず何をすればいい?


小範囲のカビであれば、パーテーションの素材に使用できる洗浄剤や消毒剤を確認し、製品表示に従って対処してください。

広範囲に広がっている場合や壁・天井まで及んでいる場合、繰り返し再発する場合は、湿気・結露・漏水などの原因を確認し、必要に応じて専門業者への相談を検討しましょう。


8.まとめ

パーテーションの設置によって空気の流れが弱くなると、周囲に湿気がたまり、カビが発生しやすくなることがあります。

カビが生えた場合は、発生範囲と素材を確認し、小範囲であれば使用できる洗浄剤や消毒剤を製品表示に従って使用してください。

広範囲のカビや壁・天井まで広がったカビ、繰り返し再発する場合は、湿気・結露・漏水などの原因を確認し、必要に応じて専門業者への相談を検討しましょう。

カビ予防では、換気・除湿・空気循環を行い、ホコリや汚れをためないことが大切です。

更新履歴
2026年10月更新:パーテーション設置後のカビ対策早見表を追加し、消毒用アルコール、逆性石けん、カビ取り剤の使用条件と、広範囲のカビが発生した場合の相談基準に関する説明を見直しました。

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