カビのお悩み解決コラム

アパート1階のカビ対策|湿気がこもる原因と場所別の予防法

#アパート#カビ#集合住宅
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監修者穂苅 英樹

編集長(ハーツリッチ株式会社 代表取締役)

アパートの1階に住んでいると、「壁際がカビ臭い」「窓の周りに黒カビが出た」「クローゼットの奥や玄関がジメジメする」と感じることがあります。
1階の部屋は、地面からの湿気や外壁まわりの結露、換気のしづらさなどの影響を受けやすく、上階よりもカビが発生しやすい環境です。

この記事では、アパート1階にカビが生えやすい原因と、壁・窓際・収納・玄関・水回りなど、場所別のチェックポイントや再発を防ぐ湿気対策を解説します。
しっかりと対策し、1階でもカビに悩むことなく快適に過ごしましょう。

この記事で分かること
・アパート1階にカビが生えやすい原因
・玄関・壁・窓際・収納など、カビが出やすい場所
・1階で湿気をためないための換気・除湿方法
・賃貸で管理会社や専門業者に相談すべきケース
・カビを再発させないための予防策

1. アパートの1階にカビが生えやすい理由は?

アパートの1階は、地面からの湿気や外気の影響を受けやすく、上階よりも湿気がこもりやすい傾向があります。

特に雨が降った後は、地面や建物まわりに水分が残りやすく、玄関や壁際、窓まわりがジメジメしやすくなります。
また、1階は人通りや防犯面が気になり、窓を開けて換気する頻度が少なくなりやすいことも、湿気がたまる原因の1つです。

カビは湿気の多い場所を好むため、こうした条件が重なると、玄関・壁際・窓際・収納の奥などにカビが発生しやすくなります。

実際のカビ相談でも、1〜3階の低層階では玄関・窓際・収納まわりの湿気やカビに関する相談が多く見られます。
だからこそ、1階に住む場合は「カビが出てから掃除する」だけでなく、湿気をためない環境づくりを日常的に行うことが重要です。

まずは「住まい全体のカビリスク」を把握しておこう

アパート1階のカビは「地面からの湿気」「換気のしづらさ」など条件が重なると、同じ場所だけでなく玄関・窓際・収納へ連鎖しやすいのが厄介です。
カビリスク診断で、ご自宅がどれくらいカビを招きやすい住環境か一度確認しておくと、対策の優先順位がつけやすくなります。

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2. アパート1階の場所別チェックポイントと初期対応

アパート1階は湿気がこもりやすい環境ですが、場所ごとの状態を確認し、原因に合わせて対処すればカビの再発を防ぎやすくなります。

ここでは、玄関・収納・壁・水回り・窓際など、カビが発生しやすい場所ごとのチェックポイントと初期対応を解説します。

2-1. 玄関・靴箱まわりにカビが生えてしまった場合

玄関は、地面からの湿気や濡れた靴・傘の水分、靴箱の通気不足によってカビが発生しやすい場所です。
特にアパートの1階では、外気や地面からの湿気の影響を受けやすく、玄関まわりに湿気が残りやすいことがあります。

まずは、玄関土間・靴箱の奥・傘立ての底・玄関マットの下・ドア枠やサッシまわりを確認しましょう。
軽度の表面カビであれば自分で掃除できる場合もありますが、玄関の素材によって使える洗剤は異なります。

玄関や靴箱の詳しいカビ取り方法は以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■靴箱の嫌なニオイはカビが原因?ニオイの正体と効果的な消臭・除去方法
■関連記事■玄関のカビ取り完全ガイド|原因・掃除方法・再発防止策をプロが解説

賃貸で壁紙の浮きや床材の変色、同じ場所での再発がある場合は、管理会社や大家さんへ相談しましょう。

玄関まわりのカビで相談すべきか迷う場合は、以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■賃貸・マンションの玄関カビ対策|管理会社へ相談すべきケースと対処法

2-2. 衣類や小物類にカビが生えてしまった場合

1階のクローゼットや押入れは、床や外壁からの湿気の影響を受けやすく、衣類やバッグなどにカビが発生することがあります。

洗える衣類は、素材表示を確認したうえで洗濯・乾燥を行いましょう。
一方で、着物・革製品・ブランド品など、洗濯や天日干しが難しい衣類や小物類にカビが生えてしまった場合には、ガス滅菌という方法もあります。

ガス滅菌は医療機器の滅菌にも使用される方法で、衣類や小物類に付着したカビ菌への対策として活用できる場合があります。
ただし、シミや黒ずみ、変色などの見た目の汚れを落とす処理ではないため、状態によってはクリーニングと併用することをおすすめします。

また、衣類やクローゼットの詳しいカビ取り方法は以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■カビが生えた服は着ても大丈夫?捨てる基準・危険性・安全な衣類のカビ取り&対策を徹底解説!
■関連記事■押入れ・クローゼットがカビ臭いときの原因と今すぐできるカビ取り&再発防止ガイド【プロが解説】

2-3. 壁紙にカビが生えてしまった場合

アパート1階で特に注意したいのが、外壁側の壁・家具の裏・床に近い壁際のカビです。
1階は地面や外気の影響を受けやすく、外壁側の壁が冷えやすいため、室内の湿気が壁際で結露してカビにつながることがあります。

壁紙が浮いている、同じ場所に何度もカビが出る、雨の日の後に湿りやすい場合は、建物側の湿気や漏水が関係している可能性もあります。

壁にカビが生えてしまった場合は、軽度のカビであれば消毒用エタノールで対処できることがあります。
黒カビの色素が残っている場合は、壁紙の素材によってはカビ取り剤を使える場合もありますが、脱色・変色の可能性があるため、必ず目立たない部分で試してから使用しましょう。

カビの色素が落ちにくい場合でも、無理に強いカビ取り剤を使い続けると壁紙を傷めることがあります。
壁紙の浮きや内部の湿気が疑われる場合は、表面だけで対処せず、管理会社や専門業者へ相談しましょう。

壁紙の詳しいカビ取り方法は以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■【プロが解説】壁紙のカビ取り完全マニュアル|最もカビやすい壁の特徴から予防策まで徹底解説!

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2-4. トイレや風呂場にカビが生えてしまった場合

トイレや浴室は湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。

便器内や浴室のタイル・パッキンなど、水洗いできる場所であれば、塩素系カビ取り剤を使って対処できる場合があります。
ただし、壁紙・木部・塗装面などは変色や傷みが出ることがあるため、使用前に素材を確認しましょう。

作業時は換気を行い、ゴム手袋やマスクを着用して安全に作業してください。

トイレやお風呂の詳しいカビ取り方法は以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■トイレのカビ取り完全ガイド|場所別の落とし方・注意点・原因・再発防止を徹底解説
■関連記事■プロが教える決定版!お風呂の黒カビを徹底除去&再発防止する13のテクニック

2-5. 窓際にカビが生えてしまった場合

窓際は、外気や地面の湿気の影響を受けやすく、結露が残るとサッシ・ゴムパッキン・壁際にカビが発生しやすくなります。
窓ガラスやサッシの水滴、カーテンの裾、窓下の壁紙を確認し、結露がある場合はこまめに拭き取りましょう。

窓や玄関のサッシの詳しいカビ取り方法は以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■窓・サッシのカビ取り完全ガイド|重曹・エタノール活用から結露対策・再発防止までプロが解説
■関連記事■玄関サッシ・壁際の結露カビを取る方法|原因と再発防止策

カビ取り時の注意点

カビ取りをする際は、カビの胞子やカビ取り剤の成分を吸い込まないよう、換気を行いましょう。
1階で窓を大きく開けにくい場合は、換気扇やサーキュレーターを使って空気の流れを作りながら作業してください。

塩素系カビ取り剤を使う場合は、成分を吸い込まないよう注意し、ゴム手袋・マスク・必要に応じてゴーグルを着用しましょう。
また、酸性洗剤やアルコールなどと併用しないよう、製品表示を確認してから使用してください。


3. プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発した「カビ取りマイスターキット」は、実際に業者が使用している液剤を家庭でも使いやすいように改良した商品です。

自宅でもプロレベルのカビ取りができ、危険な成分が含まれていないため、水回りだけでなく壁や家具などのカビ取りにも使用できます。


4. アパート1階でカビを再発させないための湿気対策

アパート1階のカビを防ぐには、湿気を室内にためないことが大切です。
換気だけでなく、除湿や送風も組み合わせて、カビが発生しにくい環境を作りましょう。

4-1. 換気・除湿・送風を組み合わせる

晴れて湿度が低い日は、短時間でも窓を開けて空気を入れ替えましょう。
アパートの1階では、人通りや防犯面が気になって窓を開けにくいことがありますが、窓を少し開ける、換気扇を回す、サーキュレーターで空気を動かすなどの方法でも湿気対策になります。

雨の日や湿度が高い日は、無理に外気を入れるよりも、除湿機やエアコンのドライ機能を使う方が効果的な場合があります。
外からの視線が気になる場合は、目隠しシートやレースカーテンを活用する方法もあります。

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4-2. 床・壁際・収納の奥をこまめに掃除する

ホコリや汚れはカビの栄養源になるため、床・壁際・収納の奥なども定期的に掃除しましょう。

特にアパート1階では、外から持ち込まれる土やホコリ、湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい環境です。
家具の裏や収納ケースの周辺など、普段見落としやすい場所も確認しておくと安心です。

4-3. 水気と生活湿気を残さない

窓や壁、玄関に生じた結露は、こまめに拭き取りましょう。
雨で濡れた靴やバッグ類もそのまま放置せず、浴室乾燥機などを活用してしっかり乾燥させることが大切です。

お風呂上がりは浴室の戸を閉め、脱衣所や室内に湿気が回らないようにしましょう。
また、浴室やトイレは換気扇を活用し、換気扇にホコリが溜まっている場合は掃除しておくと安心です。

4-4. クローゼット・押入れ・靴箱は除湿と通気をセットで行う

クローゼットや靴箱には除湿剤を設置し、衣類や収納内の湿気を取り除きましょう。

ただし、除湿剤を置くだけでは、収納の奥に空気がこもることがあります。
定期的に扉を開けて空気を入れ替え、中のものを出して乾燥させることも大切です。

1階のクローゼットや押入れは、床や外壁からの湿気の影響を受けやすい場所です。
収納ケースを壁や床にぴったり付けすぎず、空気の通り道を作るようにしましょう。

汚れが付着した衣類や靴はそのまま収納せず、汚れを落として乾燥させてから収納してください。

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4-5. 家具を壁にぴったり付けない

アパート1階では、外壁側の壁や床際に湿気がこもりやすいため、家具を壁にぴったり付けていると、家具の裏にカビが発生することがあります。

ベッド・棚・タンス・収納ケースなどは、壁から少し離して置き、空気が通る隙間を作りましょう。
特に外壁側の壁、北側の部屋、窓の近くに家具を置く場合は注意が必要です。


5. 【カビ最新ニュース】記録的大雨の後は「1階の湿気残り」に注意

気象庁の資料によると、2025年8月6日〜12日にかけて北日本から西日本の広い範囲で記録的な大雨となり、観測史上1位を更新した地点や、総降水量が600mmを超え、平年8月の月降水量の3倍以上となった地点もありました。
線状降水帯の発生や大雨特別警報が出た地域も確認されています。

こうした大雨の後は、地面や建物まわりに水分が残って室内の湿気が高まりがちです。
特に1階は玄関や外壁側の壁、窓際が結露しやすいので、雨が続いた後は「換気」「除湿」「水滴の拭き取り」を早めに行うよう意識しましょう。

参考:気象庁|低気圧と前線による大雨


6. アパート1階のカビに関するQ&A

1階は湿気がたまりやすく、同じ掃除をしていてもカビが繰り返しやすいことがあります。
ここでは、よくある疑問を整理します。

Q1. まず、どこを重点的にチェックすればいい?

玄関・靴箱、外壁側の壁際、窓枠とゴムパッキン、家具の裏、クローゼットの奥が要チェックです。
家具を壁にぴったり付けないだけでも改善しやすくなります。

Q2. 1階で窓を開けにくい場合、換気はどうすればいい?

浴室・トイレは換気扇を回し、室内は除湿機やエアコンのドライを中心にします。
サーキュレーターで空気を動かし、可能なら少しだけでも窓を開けて換気も取り入れましょう。

Q3. どの状態なら管理会社や専門業者に相談すべき?

同じ場所で再発する、壁紙が浮く・変色する、カビ臭が取れない、水漏れや結露が増えた場合は相談の目安です。
外壁側や床際で広がる場合は、特に早めの相談がおすすめです。


7. まとめ

アパートの1階は、地面からの湿気、外壁側の冷え、換気のしづらさなどの影響で、上階よりもカビが発生しやすい環境になりがちです。

特に、玄関・壁際・窓際・クローゼット・押入れ・水回りは湿気がこもりやすく、カビが再発しやすい場所です。
カビを見つけたら、表面を掃除するだけでなく、なぜ湿気がたまっているのかも確認しましょう。

発生した場所に応じて早めに対処し、壁紙の浮きや床材の湿り、同じ場所での再発がある場合は、管理会社や専門業者へ相談しましょう。
特に黒カビや衣類・壁に生えたカビは、見た目の問題だけでなく健康への影響もあるため、早めの対応が大切です。

また、カビ予防には日常の習慣も重要です。
こまめな換気、除湿機の活用、水分の拭き取り、収納前の乾燥、除湿剤の設置など、小さな積み重ねが再発防止につながります。

「1階だからカビは仕方ない」とあきらめず、できることから対策を始めてみましょう。
正しい知識と行動で、1階でもカビに悩まない快適な住環境を目指せます。

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