ジメジメしやすい部屋の湿気対策まとめ

物件の向きや、周りの住環境(川近く、ビルが建っていて日当たりが悪いなど)によって湿気が多くジメジメしてしまうお部屋はあります。

また、同じ家の中でも日当たりや窓の有無から、湿気が多くジメジメが気になるお部屋もあります。湿気が多いとそれだけカビも発生しやすく、また家具も腐食しやすくなりますよね。

そこで、この記事では自分でできる「部屋の湿気対策方法」をご紹介していきたいと思います!

ジメジメしやすいお部屋の湿気対策10

①最も大事な「換気」

まず、お部屋の湿気対策で最も大事なことは「換気」をすることです。当たり前のことかもしれませんが、晴れた日に換気をすることで室内に溜まった湿気を室外に追い出すことができるのです。

換気の方法は「全ての窓を開けること」です。換気は空気を流すことですので、1つの窓を開けても意味がありません。空気を流すことが目的ですから、全ての窓を開けて、家の中に空気の流れをつくります。

また、換気の回数は「1日2回以上」です。時間は10分程度で構いませんので、例えば

  • 朝起きてすぐ
  • 夕方に帰宅してから

の2回など、換気を行うようにしましょう。また家族何人かで住んでいる場合は、呼気によって室内の湿気が高くなります。その為「1~2時間に1回は換気をする」などより多くの換気をすることをおススメします。

②除湿機を設置する

部屋の湿度が高い場合には、除湿機を使用するという方法もおススメです。

除湿機はその名前の通り、室内の湿度を取り除く効果があります。湿度は40~60%以内におさめることができると良いのですが雨が降ったり湿気が多くなったりすると70~80%になることもあります。その状態が継続することで、ジメジメとカビの発生しやすい環境になります。

除湿機を設置することで、部屋の湿気を取り除き湿度を管理することでジメジメを防ぐことができます。

除湿機はコンプレッサー式とデシカント式があります。用途や予算に合わせて選びましょう。

ただし、除湿機はフィルターをこまめに掃除しないと逆効果になることがあります。定期的にホコリなどゴミを取り除き、消毒用アルコールなどで消毒しましょう。

③室内干しをしない

湿気の多い部屋に、そのまま洗濯物を室内で干して乾燥させていませんか?

洗濯物は水分を多く含んでいるため、室内に干すとあっという間に室内の湿度が上がってしまいます。ベランダが無いなど、外に洗濯物を干せない環境の場合は、洗濯物を干す際に

  • 窓を開けてしっかりと換気するようにする
  • ドライ機能を活用する
  • 除湿機を活用する

などして室内の湿度を管理しましょう。また浴室乾燥機が設置している場合には、活用しましょう。

部屋の湿度が高い場合は、湿度計を置くなどして、湿度をこまめにチェックする習慣を身につけのもおススメです。室内干しをすると一気に湿度が上がるので、驚きます。

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④カーテンを開けて日光を取り入れる

①の換気と同じことですが、部屋に日光を取り入れるのも湿気対策になります。日光が当たることで、紫外線殺菌の効果を得られます。また、カーテンをこまめに開けることで、窓周りの湿気を追い出します。

窓周りは、結露などが生じやすく湿気が置きやすい場所の1つです。しかし、カーテンを閉めっぱなしにしていると、日当たりが悪く、より室内の湿気が溜まりやすくなってしまいます。日光を当てることでカビ予防の効果もありますので、ぜひ1日1回はカーテンを全開して、日光を取り入れるようにしましょう。

⑤雨に濡れた衣類や靴をそのままにしない

濡れた衣類や靴を、そのまま室内に干したり、玄関先に放置したりしていませんか?

部屋の湿度が上がる原因として、水分の吸収した衣類や小物をそのまま部屋に置くことが挙げられます。

例えば、雨に濡れた靴や上着は一度タオルなどで水気をふき取って、窓際で干してから室内に入れたり、浴室乾燥機で乾燥させる、ドライヤーで表面を乾かしてから部屋に入れるなどして、水分が付着したまま放置しないようにするのも部屋の湿度対策につながります。

⑥風呂のドアはしっかりとしめる

お風呂の後の蒸気は、湿度を上げる要因となります。特にお風呂場に近い部屋などは、お風呂後の蒸気が通りやすいため湿度が上がってしまうこともあります。

また、お風呂後の蒸気によって脱衣所もカビが発生する原因にもなります。お風呂後は浴室のドアをしっかりと閉めるようにし、蒸気を浴室以外になるべく漏らさないように意識しましょう。

また、浴室は常に換気扇を回すようにし湿気を溜めないようにしましょう。

浴室の「乾燥」機能がある場合は、お風呂上りに乾燥させるというのもおススメです。

⑦ベッドや布団はこまめに干す

お布団をそのまま敷きっぱなしにしていませんか?ベッドの場合は、定期的にベッドマットを乾燥させていますか?

私たちは寝ている間に多くの汗をかきます。その為、布団やベッドをそのまま放置していると寝具周りに湿気が発生してしまいます。また、お布団の直置きも床の湿気が溜まる原因となります。

  • お布団は毎日上げて定期的に干すようにする
  • ベッドマットも定期的に干したり、立てかけて乾燥させるようにする
  • すのこを下に敷いて通気性を良くする

など、寝具にも湿気対策が必要です。また、ベッドフレームも定期的に動かして通気性を上げましょう。そのまま放置していると、間に湿気やホコリなどが溜まり、カビの発生要因となってしまいます。

ベランダなどがなく、お布団やベッドマットを干せない場合には「ふとん乾燥機」を活用して寝具をこまめに乾燥させましょう。

ふとん乾燥機はスイッチ一つで利用でき、衣類や靴などの乾燥にも使えるので非常に便利です。お布団もホカホカ・ふわふわになるので寝る時間が楽しみになりますよ!

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⑧エアコンの「ドライ機能」を活用する

最も簡単にできる除湿対策としては、エアコンのドライ機能(除湿機能)を活用するという方法です。

スイッチオンするだけで、除湿することができるので便利ですよね。換気ができない雨の日や梅雨時期などに活用しましょう。

ただし、エアコンのフィルターはホコリが蓄積しやすく。カビも発生しやすい場所の1つです。定期的に掃除をして、エアコンのお手入れもしましょう。

エアコンの設置されていない部屋の場合は、扇風機やサーキュレーターを回すことで、通気性を良くするという方法もあります。

扇風機やサーキュレーターはエアコンよりも比較的安価で手に入れることができますので(設置料金もかかりませんし)

倉庫や屋根裏部屋などエアコンが設置されていない部屋の場合には、このような機器を活用するのもおススメです。

⑨家具を壁に密着させない

家具と壁が密集していると、通気が悪くなり湿気が溜まりやすくなります。この湿気が原因で壁や家具にカビが生えることがあります。家具の背と壁の間に少しスキマをつくり、通気できるようにしましょう。

また、家具と壁の間のホコリもカビの原因となります。掃除機などでこまめにゴミを取り、家具の位置も定期的に動かして湿気を溜めないようにしましょう。

⑩窓の結露はすぐにふき取る

特に冬場になると、室内外の気温の差によって「結露」が発生しやすくなります。この結露も部屋の湿度を上げる原因となります。

結露が生じたら、乾いた布でこまめに拭きとりましょう。また、仕事などで家を空けることが多く、こまめに結露を拭けない場合は、窓に「結露防止シート」「結露吸収テープ」などを貼るなどして対策をしましょう。

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まとめ

立地や方向で、どうしても日当たりが悪く湿気が多い部屋になってしまうことはあります。しかし、換気をこまめに行ったり、除湿機サーキュレーターなどのアイテムを活用することで、湿度低減対策を行うことは可能です。

些細なことかも知れませんが、湿度対策を行うことでカビ予防にもつながります。

ぜひ、この記事で上げた10個の項目の中から何か1つでも今日からできそうなことを初めて、部屋の湿度対策をはじめてみましょう!