消毒用アルコールがない場合のカビ取り方法

普段から、カビペディア編集部では、様々な場所・モノのカビ取り方法をご紹介しておりますが
比較的よくおススメさせていただくカビ取り剤は「消毒用アルコール」です。

(↑当サイトでもよく登場するパストリーゼ)

特に、衣類や小物類のカビ取り剤として、消毒用アルコールは非常に便利なアイテムです。
70~80%濃度の消毒用アルコールを衣類に吹きかけるといったカビ取り方法なので、白カビや小規模のカビ発生の場合には非常に便利です。

(カーテンや財布、衣類に吹きかけてカビ取りをする方法をご紹介しております)

消毒用アルコールが売り切れ?!価格も倍以上に

しかしドラッグストアで消毒用アルコールが全て売り切れだった!ということもあるかも知れません。また、いざ自宅でカビを発見したときに「消毒用エタノールが家にない!」ということも有るかもしれません。そこで今回は

  • 春に向けて衣類のカビ取りをしたい方
  • 大掃除がてらカビ取りをしたい方
  • 暮らしの気になるカビを掃除したい方

で、消毒用アルコールを使わずにカビ掃除をする方法や代用品をお伝えしていきたいと思います。

消毒用アルコール以外でカビを取るには?!

まず、消毒用アルコールの代わりにカビ取りをする方法を提案する前に「どの場所のカビ取りをするのか」を確かめていきましょう。

①トイレやお風呂など水まわりの場合

トイレやお風呂、台所など水まわりにカビが発生した場合には市販のカビ取り剤

  • カビハイター
  • カビキラー

などでカビ取りをすることができます。

  • トイレのタンクや便器
  • 風呂のエプロン
  • 風呂の床
  • バスタブ
  • 風呂の天井
  • 風呂のふた
  • 風呂タイル
  • キッチンの排水口

などもこれら市販のカビ取り剤でカビ取りします。

また、窓のゴムパッキンに生えたカビについても消毒用アルコールを使用せずともカビハイター・カビキラーをはじめとする塩素系のカビ取り剤を使用しましょう。

注意点:塩素系のカビ取り剤を使用する際はしっかりと換気をし使用後はふき取る・流水で洗い流しましょう

出典:Amazon

出典:Amazon

②壁や天井の場合

部屋の壁や天井、床の場合、本来なら消毒用アルコールを吹きかけて様子を見て

除去できない場合には、カビ取り業者にカビ取り依頼をするという方法をおススメしています。

しかし、消毒用アルコールが手に入らない場合には「重曹水」を作り、重曹水を壁に吹きかけるという方法があります。

https://kabipedia.com/384

(重曹水の作り方を書いた記事です↑)

重曹水の作り方は↑の写真のように、お湯100ccに対して重曹を5g入れてよく溶かしたものを霧吹きの中に入れて使用します。

重曹水はカビ取り以外にも

  • 床拭きそうじ
  • 靴箱の消臭
  • キッチンまわりのそうじ

などにも使用できるので一度作っておくと非常に便利です。

霧吹き↑に入れておくと、すぐに吹きかけて使用することができます。

靴のカビ取りや衣類の消臭などにも使用できます。布製品のちょっとしたカビ取りでしたら重曹水で解決することもあります。

ただし、重曹水は弱アルカリ性ですので、ひどい黒カビが発生している場合には即効性はありません。ゆるやかな効果ですのでたくさん生えたカビを一発で綺麗にしたい場合には向きません。

出典:Amazon

③衣類や小物類の場合

カーテンやクッションなどの布製品や洋服などの衣類、バッグや靴などの小物類のカビ取りの場合

本来は消毒用アルコールがおススメなのですが、消毒用アルコールが手に入らない場合には

上記でもご紹介した「重曹水」かもしくは「酸素系漂白剤」がおススメです。

酸素系漂白剤を使用する場合には、バケツか洗面所などで酸素系漂白剤を水に溶かし、漬ける必要があります。

↑写真はタオルのカビ取りの場合です。

酸素系漂白剤のオキシクリーンをお湯に溶かして、タオル(衣類)を漬けてカビ取りしています。

また、「洗濯可能」の洋服やベッドカバー、シーツ、カーテンなどはコインランドリーで乾燥という方法もあります。

ハンカチなどの場合は、お湯で加熱殺菌しカビを殺すかアイロンを当てて高熱でカビを殺菌するという手もあります。

(スポンジも煮沸消毒でカビのもとを殺菌することができます)

市販の塩素系のカビ取り剤は、漂白効果があるため衣類のカビ取りには向きません。白い衣類・布類の場合も変色する恐れがあります。

出典:Amazon

④家具類の場合

家具類にカビが生えた場合には、上記の重曹水か、日光の当たる場所に置いて「日光消毒」をしてカビを殺菌するという方法があります。

お布団やベッドマットなどもお日様に干すことで、紫外線殺菌=カビ殺菌をするという手もあります。

この場合、黒いビニール袋を被せることでより高温にすることができます。

https://kabipedia.com/1899

⑤書籍など紙類の場合

書籍など紙類のカビ取りの場合も消毒用アルコールが使えない場合は、日光消毒がおススメです。

黒いビニール袋に入れて、日光のあたる部屋に置いて紫外線殺菌を行います。

日光に当てすぎると紙の色が変色する恐れがありますので、長時間当てるのは控えましょう。

(1~2時間以内が良いでしょう)

⑥フローリングや畳の場合

フローリングや畳のカビ取りを行う際には、重曹水をふきかけて掃除しましょう。

掃除機と水ぶきだけで終わると、カビの発生原因となり危険です。しっかりと乾燥させカビを殺菌させてください。

フローリングや畳のカビ取りの場合には、脱色の恐れのない次亜塩素酸水を使用したカビ取りも有効です。

消毒用アルコール同様、吹きかけるだけで使用できます。

プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。

そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、危険な成分は含まれていないため、水回りはもちろん壁や家具などのカビ取りにも使用できます。

まとめ

消毒用アルコールが手に入らない場合、または手元にない場合、代用できるカビ取り方法としてはいくつかあります。

  • 重曹水
  • 塩素系カビ取り剤
  • 日光殺菌
  • 乾燥
  • 酸素系漂白剤

それぞれの方法は素材により向き不向きがありますので、素材に応じて方法を選びましょう。

また、その他に「次亜塩素酸水」でカビ取りをするという方法もあります。

次亜塩素酸水は食品添加物として厚生労働省も認可しているものなので、安心して使用できるアイテムです。

吹きかけるだけで、簡単にカビを殺菌することができますのでご活用くださいね。