
夏の定番アイテムのサンダル。
久しぶりに取り出したらカビが生えていた…という経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

裸足で履くことの多いサンダルは、汗や皮脂などの汚れがつきやすく、保管方法を誤るとすぐにカビが繁殖してしまうのです。
「おしゃれは足元から」と言うように、靴は案外見られることが多いので、きちんとお手入れをしてキレイな状態で履きたいですよね。
この記事では、サンダルのカビ取り方法を素材別に徹底解説!
またプロが教えるカビ予防対策や、保管のコツも合わせてご紹介します。
夏を快適に過ごすために、ぜひお役立てくださいね。
| この記事で分かること |
| ・サンダルにカビが生える原因 ・サンダルを保管する際のコツ ・素材別に見るサンダルのカビ取り方法 ・サンダルのカビを予防する方法 |
目次
サンダルの素材とその特徴

ゴム、ラバー、EVA、ビニール、合成樹脂
ビーチサンダル、スポーツサンダル、クロックスなどがあてはまります。
ゴムやEVAなどは水洗いできる製品も多いですが、構造や装飾によって異なります。
丸洗いや洗濯機を使用する前に、必ず取扱表示を確認してください。
合成皮革、本革の皮革製
皮革製のサンダルは水に弱く、濡れると変色や変形する可能性があり、カビが発生しやすいです。
ただし、合成皮革は物によっては水洗いが可能なものもあります。
綿、麻のサンダル
綿や麻は水洗いによって縮みや変形が起こることがあります。丸洗いできるかは取扱表示を確認してください。
スエード、コルクなどの自然素材
ビルケンシュトックなどの表面がスエードでコルク製のサンダルなどがあてはまります。
水に弱く、濡れると変色や変形する可能性があり、丸洗いすることができません。
カビが発生しやすいです。
「住まい全体のカビリスク」も確認しておこう
サンダルのカビはお手入れや保管だけでなく、玄関や靴箱まわりの湿度や通気の状態など住まいの条件が重なると発生しやすくなります。
次のカビリスク診断で、ご自宅がどれくらいカビを招きやすい住環境か一度確認しておくと、対策の方向性が決めやすくなります。
サンダルにカビが生える原因とは?
カビが発生するのは、温度、湿度、栄養分の3つの条件がそろったときです。
温度は20℃~30℃、湿度は60%以上、栄養分は汚れなどです。
これらの条件がそろうことでカビがどんどん繁殖していくのです。
温度20℃~30℃というと、家の中は一年を通してこのぐらいの温度に保たれていることが多いと思いますので温度でカビを抑制することはできません。
サンダルは裸足ではくものなので、汗や皮脂がつきます。
特に足の裏は汗をかきやすく、1日でコップ1杯分の汗をかくと言われています。
サンダルのインソールについた黒いベタベタした汚れは汗でふやけた角質が取れたものです。
角質はベタベタしているため、砂ぼこりがつきやすくなっており、雑菌も繁殖するためサンダルの嫌な臭いの原因になります。
また、サンダルのインソールにつく黒いシミや足の跡は皮脂が染み込んだものによるものです。
角質と皮脂が合わさることでカビが発生したり、嫌な臭いがしたり、サンダルの劣化につながっていくのです。
サンダルの保管場所にも注意しましょう。

サンダルは玄関や靴箱にしまって保管しているご家庭が多いのではないでしょうか?
玄関や靴箱の掃除はこまめにしていますか?
湿気や砂ぼこりなどがあると玄関や靴箱に置いているサンダルにカビが生えてしまうことがあります。
玄関や靴箱は掃き掃除をしたり、玄関のドアや靴箱の扉を開放して風を通し、湿気を溜めないようにしましょう。
玄関や靴箱の風通しが悪い場合には、扇風機を使用して風を循環させたり、除湿剤を置くなどの工夫をすると湿気がたまるのを防ぐことができます。
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出典:Amazon
サンダルが雨などで濡れたとき
そのまま放置するとカビの原因になってしまいますので、タオルでよく水分を拭き取りましょう。
タオルで水分を拭き取ったあとはドライヤーを使用してしっかり乾かします。
その際に温風を当てすぎるとサンダルの素材を傷めてしまいますので、冷風を使用するようにしましょう。
靴箱などに保管する際には、ドライヤーで乾かしたあとに日陰干ししてからしまうようにしましょう。
素材別のサンダルのカビ取り方法
サンダルのカビ対処早見表
サンダルは素材によって、水洗いや使用できる薬剤が大きく異なります。
カビ取りを始める前に、以下を目安に自宅で対処できる状態か確認しましょう。
| 状態 | 確認・対処方法 | 注意・相談の目安 |
|---|---|---|
| 水洗いできるゴム・EVAなどに軽度のカビがある | 取扱表示を確認し、中性洗剤や使用可能な酸素系漂白剤などで対処する | 接着部分や装飾がある場合は丸洗いできないこともある |
| 布製サンダルにカビがある | 取扱表示を確認し、水洗いできる場合のみ素材に合った方法で洗浄する | 色落ちや縮みが心配な場合は、目立たない場所で試してから行う |
| 本革・合成皮革にカビがある | 素材に対応した専用クリーナーなどで対処する | 変色や硬化が心配な場合は靴のクリーニング店へ相談する |
| コルク・スエードにカビがある | 取扱表示を確認し、素材専用のケア用品などを使用する | 水洗いや薬剤の使用可否が分からない場合は専門店へ相談する |
| 広範囲にカビがある、臭いが取れない、繰り返し再発する | 薬剤を何度も使うことは避け、クリーニング店への相談を検討する | 劣化が進んでいる場合は買い替えも検討する |
洗剤や薬剤を使用する場合は、サンダルの素材や取扱表示、使用する製品の表示を確認し、必要に応じて目立たない場所で試してから使用してください。
◇ビーチサンダルやクロックスなどのゴムやビニール、EVA素材など

用意するもの
・酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)
・サンダルが入る大きさのバケツや洗面器など
・布
・ぬるま湯
①取扱表示と漂白剤の製品表示を確認します。酸素系漂白剤が使用可能な場合のみ、指定された濃度・時間で浸け置きします。
(浸け置きや薬剤への接触が禁止されている部分には使用しないでください。)
②水でよくすすぎ、日陰干ししてしっかりと乾燥させたら完了です。

グラフィコ オキシクリーン
出典:Amazon
◇布製のサンダル
用意するもの
・固形石鹸
・歯ブラシ
・酸素系漂白剤
・お湯
・布
①取扱表示を確認し、水洗いできる場合は素材に対応した洗剤でやさしく汚れを落とします
②酸素系漂白剤を使用する場合は、製品表示を確認し、使用可能な素材にのみ使用します。
③日陰干ししてしっかりと乾燥させたら完了です。

ウタマロ 石けん
出典:Amazon
◇本革、合成皮革などの革製のサンダル
用意するもの
・素材に対応した専用クリーナー
・布2枚
・革靴用クリーム
①本革・合成皮革は取扱表示を確認し、素材に対応した専用クリーナーなどでカビを除去します。
②風通しの良い日陰で十分に乾燥させ、必要に応じて素材に対応したクリームでケアしてください。
革靴用のカビ取りスプレーなどを使用するのもおすすめです。

コロンブス ブートブラックデリケートレザー用クリーム
出典:Amazon
◇コルク製のサンダル
①コルク部分は取扱表示を確認し、素材に対応した方法でカビを除去します。
②薬剤の使用可否が分からない場合は無理に使用せず、専門店への相談を検討してください。
ビルケンシュトックは自社の修理工場があります。
そこで修理やインソールの張替え、クリーニングなども行っていますので、カビがひどいときなどはそちらへの依頼も検討してみましょう。
◇スエードのサンダル
用意するもの
・専用のカビ取り剤
・布
・スエード用のブラシ
・撥水スプレー
①スエードのサンダルをブラッシングしてカビやホコリなどの汚れを落とします。
②取扱表示を確認し、スエードに使用できる専用のカビ取り剤などを布に取って、目立たない場所で試してから使用してください。
③風通しの良い日陰で干してしっかりと乾かします。
④乾いたらブラッシングをして起毛を整えます。
⑤撥水スプレーをして汚れが定着しないようにして完了です。
スエード用ブラシにカビが付着しているので、カビ取りをしたあとはブラシも除菌しておきましょう。
撥水スプレーの効果はだんだん弱くなっていくので、こまめにスプレーするようにしましょう。

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出典:Amazon

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サンダルのカビ取りをする際の注意点
サンダルのカビ取りをするのは湿気が少ない天気の良い日にしましょう。
雨の日や晴れていても前日が雨だった日などはサンダルが乾くのに時間がかかってしまうので、せっかくきれいになっても再びカビが生えやすくなってしまいます。
作業は屋外でするか、室内の場合には必ず換気をしましょう。
カビキラーはハイターは色落ちや変色の原因となるだけでなく、直接肌に触れる部分に使用すると刺激やトラブルを招くおそれがあるため、使用は控えるようにしましょう。
カビ取りをする際には、必ずサンダルの目立たないところで薬剤による色落ちなどがないか確認してから全体のカビを落とすようにしましょう。
カビ取りに使用した布にはカビの菌が付着していますので、カビ取りが終わったら処分しましょう。
サンダルのカビを防ぐには?
1:こまめに洗う、洗ったらしっかり干して乾かす。

洗える素材のものはこまめに洗うようにし、洗ったあとは干してしっかりと乾かしましょう。
水分と栄養分をカビに与えないようにすることが大切です。
2:汚れがひどいときは洗剤や石けんを使用し、歯ブラシなどで洗う。
汚れがひどいときは、中性洗剤や固形石鹸で洗うのがおすすめです。
歯ブラシを使用すると細かい部分までしっかりと洗うことができます。
3:何足かをローテーションして履くようにする。
1足を何日も連続で履くと汚れが蓄積しやすいので、2日履いたら洗って、その間には別のサンダルを履くようにすると汚れにくくなります。
4:保管場所の掃除や換気、扇風機を使用したり、除湿剤を置く。
玄関や靴箱の掃除をこまめにして砂ぼこりなどを取り除きましょう。
靴箱はときどき開放して扇風機やサーキュレーターを使用して風を循環させましょう。
また、靴箱の中に除湿剤を置くと湿気を吸収してくれるのでカビを防ぐことができます。
出典:Amazon
5:サンダルを履いたあとは汚れや湿気を残さない。
サンダルを履いたあとは、素材に合った方法で汗や汚れを取り除き、十分に乾燥させましょう。
水洗いや薬剤の使用は、取扱表示を確認してから行ってください。

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サンダルのクリーニングを利用する
サンダルにカビが生えてしまったり、臭いが気になる、長年愛用して劣化してきたサンダルを買ったときの姿に戻したいときは靴のクリーニングを利用しましょう。
靴のクリーニングの相場はだいたい1足2、000円~5、000円程度で、これにカビ除去の料金が上乗せされます。
カビ除去の料金はおおよそ1足あたり500円~1,500円程度加算され、送料もかかります。
場合によっては新しくサンダルを購入できるくらいかかってしまうこともありますので、よく検討して決めましょう。
また、靴の色補修のオプションやサービスがある店舗もあります。
靴のクリーニングを利用すれば、どんな素材のものでもクリーニングできてしまいます!
素材に合った特殊な洗剤を使用して、汚れや汗と目に見えない雑菌まで取り除くことができます。
サンダルのクリーニングには約10日から14日程度かかることがあります。
サンダルをはきたいときに間に合うように余裕をもって依頼しましょう。
サンダルを次のシーズンまで預かってくれる保管サービスを実施している店舗もあります。
湿度と温度の空調が管理され、ホコリの付着も定期的にチェックし、カビが発生する心配がないので大切なサンダルを次のシーズンまでカビから守りたいという方はクリーニングと併せて利用してみてはいかがでしょうか?
■関連記事■コインランドリーで靴のカビは落とせる?スニーカーランドリーの実力と正しい除去法
【カビ最新ニュース】高湿度と長期保管は「素材」でカビの出やすさが変わる
最新の繊維研究では、高温多湿の海外輸送コンテナの環境を再現し、複数のカビを異なる胞子量で各素材に付着させて経過を観察した結果、素材ごとにカビの進みやすさが大きく違うことが報告されました。
綿やスエードは、わずかな胞子量でも目に見えるカビに成長しやすくなる一方で、ポリエステルや合成スエード、ポリウレタンは比較的カビが増えにくい傾向が示されています。
さらに黒カビ系の菌や、複数の菌が混ざっている状態も、カビが増えやすいことも示されています。
サンダルは、綿の中敷きやスエードなどは湿気が残ると条件がそろいやすいので、しまう前の充分な乾燥と、保管場所の通気の確保がカビ予防のポイントになります。
参考:EurekAlert!|繊維素材ごとのカビ増殖リスクを調査した最新研究
サンダルのカビに関するQ&A
サンダルは素足で履くことが多く、汚れと湿気が残りやすいアイテムです。よくある疑問をQ&Aで整理します。
Q1. カビ臭いけど、見えるカビがない。履いても大丈夫?
おすすめしません。
まずは拭き取りと乾燥を優先してください。臭いが残る場合は、目に見えないレベルでカビが増えている可能性があるので、素材に合う方法で除菌し、改善しないなら使用を控えるのが安全です。
Q2. 丸洗いしていい素材、ダメな素材は?
EVAやゴム、ビニール系は水洗いできる製品も多いですが、構造や装飾によって異なるため、取扱表示を確認してください。
革、スエード、コルク、布は水で傷みや変形が出やすいので、基本は拭き取りと陰干しで対応し、専用ケア用品の使用を検討してください。
Q3. どの状態なら買い替えやクリーニングを考えるべき?
広範囲にカビが出ている、臭いが取れない、処置してもすぐ戻る場合は内部にカビが残っている可能性があります。
高価なサンダルは無理にこすらず靴のクリーニング店へ相談し、衛生面が気になる場合は買い替えも現実的です。
まとめ
・サンダルは汗や皮脂で汚れやすいです。
・汚れたまま放置するとカビが発生します。
・サンダルのカビは素材ごとに対処法が異なります。
・サンダルを履いたあとは必ず手入れをするようにしましょう。
・汚れやカビがひどいときはサンダルのクリーニングの利用も検討しましょう。
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更新履歴
2026年8月更新:素材別のカビ対処早見表を追加し、酸素系漂白剤やエタノールの使用条件、革・コルク・スエードのお手入れ方法を一部見直しまし


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