日当りの悪い玄関にカビが発生!おうちでキレイに除去する方法をカビ取りのプロが伝授!

日当たりの悪い、玄関の壁にカビが発生していました。いつも通ると、何だかカビのようなニオイが気になっていたのですが、まさか靴箱と傘立ての裏の壁にカビが生えているとは思いませんでした。自分で除去する方法はないでしょうか?

玄関は、人の出入りの激しく、外の汚れや湿気の影響を受けやすい場所です。そのため、気が付いたらいつの間にかカビだらけになっていることがあります。

しかし、玄関は家の入り口ですので、最も人目につくところだからこそカビをキレイに取り除き清潔に保ちたいですよね。この記事では

  • 玄関になぜカビが生えたその原因
  • 玄関に生えたカビを取る方法
  • カビ再発を防ぐコツ

について解説していきます。

玄関にカビが生える原因

玄関は、人が出入りするものの、基本的に日当たりが悪く常に閉めておく場所ですので、湿気や汚れが溜まりやすい場所でもあります。

特に、雨の日などは靴や衣類が濡れた状態で帰宅しますので、玄関に水気が残ります。そこの通気性が悪いと湿気が乾燥することなく、土や汚れなどがカビの栄養源となり、カビが繁殖してしまいます。

また、玄関に設置している靴箱もカビの発生源となることがあります。靴箱は空気の流れが起こりにくく、玄関の湿気の影響をダイレクトに受けます。そこに、靴の汚れやホコリなどを栄養源にカビが発生してしまうという仕組みです。

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家の構造にも関係があります。玄関は家の中でも一段下がっているケースがほとんどです。その為、外の湿気や雨などが侵入しやすい場所というのもカビ発生の原因の1つとなります。

その他

  • 珪藻土などカビの発生しやすい材質を使用している
  • くぼみや破損などが発生して、そこに水が溜まる
  • 置物などモノが多い
  • 漏水や雨漏り
  • トイレや風呂など水回りの影響

など、原因は様々です。しかし、まだ壁紙の裏までカビが大繁殖するほどひどくなる前であれば自力で何とか対処することも可能です。

そこで、次の章では玄関のカビ取り方法を実際に解説していきたいと思います。

  • 玄関にカビが生える理由は湿気と汚れの放置
  • 傘や靴などの湿気
  • 漏水や破損などが挙げられる

玄関のカビ取り方法

①消毒用エタノールを使用する

白カビなど、カビの色素が沈着していない場合には消毒用エタノールを用いてカビ取りを行うことができます。

消毒用エタノールは、効果の最も高い70~80%濃度のものを使うようにしましょう。

方法はいたってシンプルで、カビの気になる部分からその周りに消毒用エタノールを吹きかけ、15分ほど時間を置いたら拭きとります。

軽度のカビ落としから、カビ予防、靴箱の消臭にも活用できる方法です。

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また、消毒用アルコール同様に漂白効果はないのですが「逆性石けん」を水で薄めてカビを殺菌する方法もあります。逆性石けんはドラッグストアで手に入れることができ、洗濯物の消臭などにも使えるため、1本あるととても便利です。

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②塩素系のカビ取り剤を使用する

玄関に黒カビが発生している場合には、ハイターやカビキラーなど漂白効果のある塩素系のカビ取り剤を使ってカビ取りをする方法があります。

まず、前準備として塩素系のカビ取り剤を使用する際には、塩素ガスの影響を低減させるためにも玄関の戸を開けるなどして必ず換気をしながら行いましょう。

また、金属など材質によっては変色の恐れがあるため使用可能な材質なのか「用途」をしっかり確認しましょう。

また、心配な場合には色落ちがないかを目立たない場所で試して確認しましょう。

準備するもの

  • 塩素系のカビ取り剤
  • ゴム手袋
  • マスクやゴーグル
  • スポンジや刷毛
  • 雑巾

手順

①手袋やゴーグル、マスクを着用し換気をする

②カビ部分にカビ取り剤を吹きかけ、スポンジや刷毛などで広げる

③時間を20~30分ほど置く

④雑巾で何度も拭きとり、よく乾燥させる

塩素系のカビ取り剤を使用する際には、目に入らないように注意しましょう。

また、皮膚に付着すると肌荒れの原因にもなります。長袖シャツを着用し、皮膚を保護しましょう。

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③ハイターを薄めて使用する

壁にカビが生えている場合は、市販のカビキラーやカビハイターなどでも良いのですが液体タイプのハイターを薄めた液を塗布して、カビ取りする方が塗広げやすいです。

ただし、目に入らないように注意しましょう。

液体タイプのハイターを水に薄め(濃度はラベルを確認)、雑巾などに濡らしてカビの気になる部分へ塗布します。

ガンコなカビには、上からキッチンペーパーやラップを乗せると浸透しやすくなります。

15分ほど放置し、水で濡らした雑巾で拭き上げてよく乾燥させます。

この際も、換気を充分に行いましょう。

※こちらも、変色が無いか目立たない場所で試してから使用しましょう。

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④重曹水や酸素系漂白剤を使用する

この他、お湯で薄めた重曹や酸素系漂白剤を浸した雑巾で拭きあげるという方法もありますが、塩素系のカビ取り剤を使用する方法と比べて効果はマイルドです。

ですので、日ごろの玄関そうじ法としてお役立てください。

酸素系漂白剤を使用する方法

  • 酸素系漂白剤(顆粒タイプ)
  • お湯(50℃~60℃)
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 雑巾

手順としては、バケツに1ℓくらいのお湯を入れ、酸素系漂白剤をキャップ1杯ほど入れて溶かします。その中に雑巾を浸し水気を絞ったもので、玄関の気になるカビ部分を集中的にふき取り、残りは全体的に拭きあげるという方法です。

表面に生えた白カビや、靴箱の拭きとりなどに便利な方法です。また、塩素系のカビ取り剤特有のツンとしたニオイが苦手な方にも適している方法です。

※素材によっては変色する恐れがあるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。

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⑤業者レベルの液剤を使用する

市販の液剤ではカビが落ちなかった、業者を呼びたいが予算を抑えたい

という方へは、業者レベルの液剤を使って除カビするという方法もあります。

カビ取りマイスターキットは、カビ取りのプロが使う液剤を家庭用にしたもので、刷毛やカップなどもセットで付いておりますので、すぐにカビ取りをしたいという方におすすめです。

市販のカビ取り剤で除カビしても再発した場合

これまで紹介をした、市販のカビ取り剤を使用てもカビが落ちなかった場合や、再発した場合、あまりに酷くカビが広がって自力ではむずかしい場合には、カビ取り業者へ相談されることをおすすめします。

特に、壁紙や塗装の裏にまでカビが浸食して発生していると、物理的に剝がして除カビしなければ落とすことができません。カビがさらに広がる前に、早めにご相談ください。

  • 玄関のカビを取るには大きく分けて5つの手段がある
  • 白カビの場合には消毒用アルコールや逆性石けんを使う
  • 色素が沈着している場合には、塩素系の漂白剤や酸素系漂白剤を使う
  • 業者レベルの液剤を使うという方法もある
  • カビが酷く広がっている場合や壁紙の裏にまで浸食している場合には業者へ相談しよう

玄関のカビを防ぐ方法

玄関のカビを発生させないためには、カビの栄養源となる土や泥、ホコリなどの汚れを溜めないこと。そして湿気を取り除くことがポイントとなります。

①ホコリや土汚れはほうきなどでこまめに除去する

②こびり付いた泥汚れは水拭きや中性洗剤で除去する

③仕上げに消毒用エタノールを吹きかけてカビ予防・消臭する

これらを週に1回などこまめに行うことで、カビを防ぎましょう。

また、同時に靴箱や靴のカビ予防も行います。

  • 雨などで玄関が濡れたらすぐに拭きあげる
  • 濡れた靴やレインコートを放置しない
  • 定期的に換気を行い除湿する
  • 湿気が多い玄関の場合は、除湿機を設置する

など、対策をして玄関に「汚れを溜めない」「湿気を溜めない」習慣づくりが大切です。

まとめ

玄関にカビが発生した場合には、まず玄関の土や泥汚れをキレイに落とした後で

消毒用エタノールや、カビ取り剤などを使ってカビを落としましょう。

また、玄関のカビを防ぐためには「掃除」と「除湿」がポイントとなります。日ごろからカビを発生させないように、清潔にしておきましょう。

ただし、あまりにもカビが酷く自力での除去が難しい場合や、壁の裏、天井までカビが浸食している場合には、カビ取り業者へ相談されることをおすすめします。

専門の薬剤を用いてカビをスッキリと除去していきます。

ハーツクリーンでは、初回カウンセリングを無料で行っております。お気軽にお問い合わせください。