布団乾燥機でカビ予防はできる?!活用方法は?!
布団乾燥機を使うと、お布団のカビ予防になると聞きましたが、本当なのでしょうか?もしも可能であれば、布団乾燥機を使った寝具周りのカビ対策方法を知りたいです。
布団乾燥機は、雨が続きお布団を外に干せないときの強い味方です。また花粉が舞う季節にも布団の乾燥に役立ちます。
布団乾燥機で温めたお布団で寝ると、ふかふか・ポカポカで気持ちが良いですよね。
実はこの布団乾燥機、使い方次第ではカビ予防・カビ対策にも使えるというのをご存知でしょうか。布団乾燥機は、上手に使う事で、身の回りの布製品のカビ予防としても使えます。
そこで、この記事では布団乾燥機でのカビ予防・対策方法についてご紹介していきたいと思います。
目次
布団乾燥機の効果
まず、布団乾燥機とは一体どのようなものかと言いますと、文字通りお布団を日光で干すような「乾燥」「温め」効果を手軽に行える機械です。
アイリスオーヤマ 布団乾燥機
出典:amazon
アイリスオーヤマのWEBサイトでは
布団乾燥機は、布団をホカホカに温めて湿気を飛ばしダニ対策ができる家電
と、表現されています。
(参考:アイリスオーヤマのサイト「暮らし便利ナビ」より)
実際に、布団乾燥機を使った後のお布団は、ふわふわ・ほかほかでお布団に入るのが気持ちよくなりますよね。お布団を温めてくれるので、特に冬時期は重宝する家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、布団乾燥機を使う事でダニ予防だけでなくカビ予防としても活用できます。その理由をみてきましょう。
どうして布団乾燥機は、カビ予防にも使えるの?!
では、どうして布団を乾燥させる布団乾燥機がカビ予防につながるかと言いますと、以下のことが考えられます。
①布団の湿気を追い出す
カビは「湿気」を好みます。特に布団は寝ている間に人間の汗や室内の湿気を吸収しやすく、干したりせずそのまま放置しているとジメジメしてカビが生えやすい環境になるのです。そこで、布団乾燥機を使うことでカビの原因となる湿気を追い出すということから、カビ予防の効果が期待できます。
②ダニを殺す
布団の中には見えない無数のダニがいるといわれています。このダニはカビをエサとして増えます。また、ダニの死骸はタンパク質ですので、カビの栄養源となります。そこで、布団の中のダニを殺して清潔に保つことが、カビ予防にもつながると考えられます。
ふとん乾燥機で、ダニ除去をした後に、専用のクリーナーでダニの死骸を吸い込むとより効果的です。
③高温でカビを殺菌する
カビは熱に弱く、40度以上の温度で殺菌できるといわれています。
一方、ふとん乾燥機は50℃以上の高温で乾燥できるものも多く、中には最高温度70度の温風の出る布団乾燥機もあります。また、布団乾燥機は30分以上の長時間の乾燥が可能です。
(参考:象印サイトより)
その為、ふとん乾燥機の温風で、長い時間高温乾燥することにより(上手にできれば)カビを殺菌することができるのです。
※但し、正しい使用方法でないと、乾燥ムラなどが生じます。ちなみに、袋付きのふとん乾燥機の方が、封じ込めることができるため、より確実に高温で乾燥することができます
以上のことから、布団乾燥機を活用すればカビを防ぐことは可能です。
- 布団の除湿
- カビのエサとなるダニの殺菌
- 高温でカビを殺菌 などにより布団のカビ予防につながる
布団乾燥機でカビ予防する方法
では、早速、布団乾燥機を使ったカビ予防方法をご紹介していきたいと思います。
①高温で布団を乾燥させる
まずは、定番の布団乾燥です。晴れた日は日光で干せばよいですが、雨の日や曇りの日、湿気が多い時期などはできれば毎日使用しても良いでしょう。
この際、一番高い温度で乾燥させてください。カビの種類によりますが40℃以上で死滅するものが多いため、なるべくその機種で最も高い温度に設定しましょう。
また、このような↑ノズルタイプの布団乾燥機の場合は、温風から遠い部分は隅々まで乾燥できていないことがあります。この際は、もう一度反対側からかける、ノズル(ホース)を伸ばすなどして、乾燥むらがないようにしましょう。同じように、ベッドマットや枕、シーツ類なども布団乾燥機を使ってしっかりと乾燥させましょう!
②衣類の乾燥
ノズルタイプの布団乾燥機は、室内の衣類乾燥としても使用することができます。室内干しの洗濯物を乾燥させるときなどに便利です。
使い方は簡単で、洗濯物を干している箇所の下に置いて、ホースを上に向けて温風を送るだけです。梅雨時期や雨が続く時期の乾燥にも便利です。
また、袋タイプの布団乾燥機の場合は、袋の中に衣類を入れて高温の温風を当てることでカビを殺菌するという方法もあります。どちらも手軽にできるので、押入れの中に眠っている布団乾燥機があればぜひ衣類の乾燥・カビ対策にお役立てくださいね。
③クローゼットの乾燥
クローゼットの湿気対策にも、布団乾燥機は使えます。衣類の乾燥と同じように、ホースの温風をクローゼットや押入れ内部に向けて、乾燥させます。
この際、換気もしっかりと行いましょう。クローゼットの衣類がカビやすい場合や押入れがなんとなくカビ臭い場合、定期的に布団乾燥機を使って内部を乾燥してカビ対策しましょう。
④靴や靴箱の乾燥
ノズルタイプの布団乾燥機の場合、靴や靴箱の乾燥にも活用できます。方法としては、布団乾燥機のノズルを靴に直接つけて温風を当てるだけです(この写真は直接ノズルを靴に当ててしまっていますが、こちらの商品は靴乾燥専用のノズルが付属品でありますので、装着して温風を当てます)
靴箱自体の乾燥をさせたい場合には、クローゼットの時と同様に温風を靴箱の内部に当てます。換気は忘れずに行いましょう
気になる布団乾燥機の電気代はいくらくらい?!
布団乾燥機を使って、乾燥・高温によるカビ対策と言っても
「毎日積み重なると、電気代が気になる!」
と思うかも知れません。しかし、アイリスオーヤマの企業サイトによりますと、1日30分布団乾燥機をかけたとしても約7.5円とのこと。家庭用なので、コインランドリーほど高温は出ないかも知れませんが、コインランドリーで布団を乾燥させようと思うと、30分で200円~300円ほどかかります。
また、布団をコインランドリーまで運ぶのも大変ですよね。ですので、お家で完結できる布団乾燥機は手軽で安価で便利です。
日々のカビ対策のために、お家で布団乾燥機を使用して、年に数回は定期的にコインランドリーを使用するというのが上手な使い方なのかも知れません。
布団乾燥機のお手入れ方法
布団乾燥機を、そのまま使用しているとフィルター部分にホコリが溜まってきます。
その場合はフィルター掃除をしましょう。フィルター掃除機をかけるなどして、汚れを取り除きましょう。また軽くブラッシングしても良いでしょう。
また、ノズル部分にもホコリやゴミが溜まることがあります。こまめに拭きとって、ごみを掃除しましょう。
どんな布団乾燥機を選べばよい?!
では、カビ対策のためにはどんな布団乾燥機を選べばよいのでしょうか。選び方は大きく分けて2パターンありますので、ご購入されるときの参考にしてみてください。
①オールマイティに乾燥・カビ対策したい場合
布団乾燥機を布団だけでなく、衣類や靴の乾燥、クローゼットや靴箱の乾燥まで行いたい場合はノズルタイプの布団乾燥機がおススメです。
実際に私はアイリスオーヤマのカラリエという布団乾燥機を持っているのですが高温で温めてくれるので、ほぼ毎日使っています!価格も手ごろで機能も充分でした。
お布団がポカポカと気持ちが良く、マットに入れる手間もないため、忙しい時にスイッチを入れるだけで手軽に使えます。
②布団や寝具を集中して乾燥させたい場合
しっかりと高温で、布団や寝具を乾燥させたい場合にはマットタイプの布団乾燥機が良いでしょう。袋に入れるので、熱を逃しにくくしっかりと高温でふかふかと温めることができます。温風を保持しやすいので「カビ対策」「ダニ対策」としては最も優れていると思います。口コミで人気なのは↓こちらのパナソニックの布団乾燥機です。
オーソドックスなマットタイプの布団乾燥機ですが、お手頃価格でしっかりと高温で布団や寝具を温めてくれます。
布団乾燥機を取り入れてもカビが生えてしまったら
布団乾燥機を使って、布団の除湿・高温乾燥を取り入れていても、湿気の続く時期にカビが生えてしまった...ということも有るかもしれません。このような場合は、布団専用のクリーニング店に依頼し、お布団の除カビをしてもらいましょう。
また、押入れがカビの温床となっている場合には、押入れの除カビを行い、自力では難しそうであればカビ取り業者へご相談ください。
まとめ
布団乾燥機は、ただ布団を温めるだけのものではなく、しっかり高温で布団を乾燥させることから
- 布団の除湿
- カビの殺菌
- カビをエサとするダニ対策
また、その他にも衣類や靴、クローゼットなどのカビ対策としても幅広く使う事ができます。ぜひ、お家の押入れに眠っている布団乾燥機がありましたら、ぜひ取り出して寝具や衣類のカビ予防としてお役立てくださいね。