フローリングに布団を直置きするとカビが生える?!対策方法は?!

「フローリングに布団を直置きしているんだけど、それだとカビが生えるって言われたんです。本当ですか?」

布団は、折りたたみができるため、直接床に敷いていても使わない時には折りたたんで収納することができます。その分、室内を広く使えることができるので便利ですよね。

こまめに布団を折りたたんで、晴れた日に干すなどをしていれば問題はないのですが、注意すべきは布団を敷きっぱなしにしている「万年床」です。

フローリングに布団を直置きして、布団をずっとそのまま敷いているとカビが生えてしまう恐れがあります。そこでこの記事では

  • なぜフローリングに布団を直置きしているとカビの原因となるのか
  • 日ごろのカビ対策方法

を解説していきます。

■関連記事■フローリングのカビ取り方法

どうして万年床は良くないの?!

寝ている間の発汗、皮脂などが付着している寝具は、そもそもがカビの好む環境です。

人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていますが、カビは水分、酸素、気温、栄養分のある場所を好んで繁殖していきます。

フローリング+布団でカビの生える理由

万年床にしていると、寝汗が乾燥しにくく、湿気がフローリングに溜まり、カビの原因となるのです。

また、寝室は寝具やカバーの繊維によって、ホコリが発生しやすい場所でもあります。ホコリが多く湿気がたまるとカビが発生しやすくなるため、フローリングに布団を敷きっぱなしにして、掃除もおろそかにしていると布団自体や、フローリングにカビは生えやすくなるのです。

ベットマットレスの直置きも要注意

また、敷布団だけでなく「マットレス」の直置きも要注意です。布団に比べて重量感のあるマットレスは、毎日畳んで収納するということをしないため、蒸れてより湿気がたまりカビ発生の原因となります。

マットレスを敷く場合には、ベッドフレームも一緒に置くようにしましょう。通気性が上がりカビが生えにくくなります。

フローリングにカビが生えたら?!

こまめなお掃除をしていても、お布団を直置きしていたらフローリングにカビが生えてしまった!という場合には以下の方法でカビ取りを行います。

①消毒用アルコール

フローリングのカビ発生部分を中心に消毒用アルコールを吹きかけて、カビを除菌していきます。吹きかけた後に5分ほど置き、その後拭きとりましょう。

ただし、消毒用エタノールは漂白する効果がありませんので、カビの色素が沈着していると殺菌はできても色を落とすことはできません。

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②逆性石けん

カビが表面に生えた程度であれば、逆性石けんで殺菌することができます。

バケツに水(4ℓほど)をいれ、逆性石けん(キャップ1杯分)を入れて薄めます。

雑巾に、逆性石けん溶液を浸し、フローリングのカビ部分に塗布していきます。

その後、固く絞った雑巾で水拭きして、乾燥させます。

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③フローリング用のカビ取り剤

フローリングに使用可能なカビ取り剤を使って、カビ取りをするという方法もあります。カビキラーなど塩素系のカビ取り剤も有名ですが、漂白効果があるため、フローリングが変色してしまう恐れもあります。

ですので、できればフローリングでも使用可能なカビ取り剤でカビを除去しましょう。

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④業者レベルの液剤を使用する

カビの生えたフローリングをキレイにしたい、という方の中に「できるだけプロレベルの液剤を使いたい」と考える方もいるかもしれません。

カビ取りマイスターキットは、プロの使っているカビ取り剤を家庭用にパッケージ化したもので、除カビ剤だけでなく、防カビ剤もあります。カップや刷毛などもセットですので、すぐにカビ取りしたいとう方におすすめです。

自力でカビ取りをしても落ちない場合

  • 市販のカビ取り剤を使っても、カビが落とせなかった
  • フローリングの下からカビがにじみ出るように発生しているので表面からは除去できない
  • カビがフローリングから壁や天井まで広がって自分では難しい

このような場合には、カビ取りの業者に相談してキレイに除去されることをおすすめします。

フローリングのカビを防ぐためには?

フローリングに布団を直置きすると、発汗やホコリ、皮脂などによってカビが生えやすくなるということはこれまでお伝えしてきましたが、家の広さや間取りなどの理由でどうしても直置きするしかない場合、どのようにしてカビを防げば良いのでしょうか。ここでは、カビ対策方法をご紹介します。

①すのこやベッドフレームを置く

通気性を上げることがカビを防ぐポイントです。そのため、フローリングに布団を敷く場合には、スノコやベッドフレームを下に置くようにしましょう。

省スペースに便利な、折りたたみのできるすのこなどもあります。起きたらそのまま折りたたんで立てかけることで乾燥することもできます。窓の方に持っていくことで日光に当てることも可能です。

また、そのこのような凸凹した質感が苦手な方は、布団の下に除湿パットを敷くのも良いでしょう。薄く場所も取りませんので、除湿パットを敷き、湿気を溜まりにくくします。

ただし、除湿パットを置いたからといって万年床にして良いわけではありません。こまめに布団を干してフローリング掃除も行いましょう。

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②こまめに換気する

寝ている間に溜まった湿気は換気を行うことで、取り除きましょう。ただし、換気を行う際は「2つ以上の窓を開けること」がポイントです。できれば全ての窓を開けて家中の換気を行いましょう。カビ発生だけでなくホコリやダニの蓄積を防ぐことができます。

また、空気清浄機を使用することで、空気中のホコリやカビの胞子などを吸い込み、カビの発生を抑制することができます。

③寝具をこまめに干す

布団はどれくらいの頻度で干しているでしょうか。寝ている間の汗を乾燥させダニ、カビを防ぐためにできれば週に1回以上くらいのペースで干すことをおすすめします。

  • ベランダが小さくて布団が干せない
  • マットレスが大きくて窓際まで持っていけない
  • 花粉症の季節は外に布団を干したくない

場合などは、ふとん乾燥機を使ってこまめに乾燥させましょう。布団がカラっと乾燥して気持ちが良くなります。

④シーツやカバーを洗う

布団のシーツやカバーもこまめに洗いましょう。皮脂や垢などが付着したままになっているとカビの原因となります。洗濯した後は、しっかりと乾燥させます。できれば週に1回以上の頻度で洗濯することが望ましいですが、難しい場合には、除菌スプレーや、消毒用アルコールを吹きかけて除菌します。

⑤フローリングをこまめに掃除する

起きた時に、布団を畳み(もしくはお日様に当てて干し)布団を敷いていた箇所をしっかりとお掃除しましょう。掃除機でホコリを取り除き、雑巾で拭き掃除をします。定期的にアルコール除菌を行います。雑巾ではなくフローリングワイパーを使って汚れを取り除くのもおすすめです。

寝具の下や寝具周りはホコリや髪の毛など想像以上に汚れが溜まりやすいため、こまめにお掃除することでカビやダニを防ぎます。

また、窓や壁際の結露が原因でカビが生えることも有ります。結露はこまめに拭きとり、寝具は壁から少し離して敷くようにしましょう。

  • フローリングのカビを防ぐためには、寝具を直置きせずベッドフレームやすのこを利用する
  • また、こまめに換気や掃除を行いカビの原因となる湿気や汚れを除去する
  • 寝具の乾燥やカバーの洗濯など清潔に保つことも大切

まとめ

フローリングに直接、布団を置いていると、湿気や皮脂などが溜まりカビが生えやすくなります。

ですので、できるだけスノコやベッドフレームを置いた上に布団を敷くようにし、通気性を良くしましょう。

また、日ごろからこまめに布団を干したり、換気を行ったり、シーツを洗ったりするなど、お手入れも行うことでカビだけでなくダニなども防ぐことができます。

質の良い睡眠を得るためにも、寝具周りは清潔にしてカビを防ぎましょう。

また、フローリングに大量のカビが生えて自力では難しい場合には、プロのカビ取り業者に相談してみるのも良いでしょう。ハーツクリーンでは、カウンセリングを無料で行っております。お気軽にご相談ください。