下駄箱のカビ対策マニュアル|初心者でも失敗しない!カビ取り&予防テクニック

「下駄箱を開けるたびにカビのニオイが気になる」
「大切な靴にカビが生えてしまった」
こんなお悩みはありませんか?
下駄箱は湿気や汚れが溜まりやすいため、カビの発生リスクが高い場所です。
カビが発生すると、不快なニオイが充満するだけでなく、靴の劣化や健康への悪影響にもつながる恐れがあります。
そこでこの記事では、下駄箱にカビが発生する原因や、日常でできる予防策、カビが生えてしまった際の対処法を徹底解説します。
この記事を参考にして、下駄箱のカビトラブルを根本から解決し、靴を清潔に保ちましょう。
この記事でわかること |
・下駄箱のカビの発生原因やリスク ・下駄箱のカビ対策 ・靴にカビが移った場合の対処方法 ・靴別のカビ対策 |
目次
1. カビはリスクだらけ!下駄箱のカビがもたらす悪影響
下駄箱にカビが発生すると、見た目やニオイの問題だけでなく、住環境や健康にも悪影響を及ぼします。
ちょっとした油断がカビの繁殖を招き、靴や玄関全体にダメージを与えてしまうかもしれません。
もし下駄箱にカビが発生すると、以下のような問題が起こる可能性があります。

1-1. 嫌な臭いが充満する
カビ独特の湿っぽい臭いが下駄箱内にこもることで、玄関を開けた瞬間に不快な気分になることがあります。
この臭いが靴にまで染みつくと、履いているときにも気になってしまうでしょう。
ニオイが強くなると、消臭剤や換気だけではなかなか解消できず、根本的なカビ対策が必要になります。
1-2. 靴や下駄箱の劣化を早める

カビは靴や下駄箱の素材を侵食し、傷める原因となります。
特に革靴や布製のスニーカーはカビが生えやすく、放置するとシミができたり、生地が弱くなったりといったダメージが進行します。
下駄箱自体も湿気によって木材が傷んだり、塗装が剥がれたりすることもあるため、注意が必要です。
1-3. 健康被害の発生
下駄箱にカビが発生すると、その胞子が空気中に舞い上がり、吸い込むことで健康被害を引き起こす可能性があります。
特に、アレルギー症状や呼吸器系のトラブルを引き起こすリスクが高まるため、くしゃみや鼻水、喉の痛み、咳などの症状が現れるかもしれません。
さらに、カビが繁殖する環境では 白癬菌(はくせんきん) などの真菌も増殖しやすくなります。
白癬菌は水虫の原因となる菌で、靴を介して家族間で感染が広がることもあります。
1-4. 玄関全体の印象ダウン
玄関は家の第一印象を決める重要な場所です。
もし下駄箱からカビの嫌なニオイが漂っていたり、扉を開けた際にカビの汚れが目に入ったりすると、家全体の印象が悪くなってしまいます。
訪問客に「清潔感がない」と思われる原因にもなりかねません。
見た目の美しさと衛生面を保つためにも、定期的な掃除と適切なカビ対策を心がけることが大切です。
2. 下駄箱にカビが発生する原因

1. カビはリスクだらけ!下駄箱のカビがもたらす悪影響でお伝えしたように、下駄箱のカビはニオイや靴の劣化、健康被害などさまざまな悪影響を及ぼします。
そのため、しっかりと対策してカビを防ぐことが重要です。
しかし、カビの発生原因を知らなければ、適切な対策をとることはできません。
まずは、下駄箱にカビが発生する主な要因を詳しく解説します。

2-1. 高い湿度と気温
カビは湿度が60%以上、温度が20~30℃ほどあると活発に繁殖するといわれています。
梅雨から夏場にかけては特に湿度が上がりやすく、暖かい空気がこもりやすい下駄箱内はカビにとって絶好の繁殖場所となります。
また、冬場でも室内と外気の温度差によって結露が発生し、湿気がこもることがあります。
2-2. 風通しの悪さ

下駄箱の扉を閉めっぱなしにしていると、空気の流れが悪くなり、湿気がこもりやすくなります。
特に靴の内部や底に残った湿気が逃げにくく、下駄箱内の湿度が上昇することでカビの繁殖を助長してしまいます。
また、靴を詰め込みすぎると通気性がさらに悪化し、湿度が上がるため、適度なスペースを確保することが重要です。
2-3. 靴に付着した汚れや水分
外出先で雨などに濡れた靴や、汗をかいた靴をそのまま下駄箱に収納すると、湿気や汚れがカビの栄養源となり、繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
特に革靴やスニーカーの内部は乾きにくく、湿気がこもりやすいため、乾燥させずに収納するとカビが広がる原因になります。
汚れたまま放置すると、カビだけでなく悪臭や雑菌も繁殖しやすくなるため、注意しましょう。
2-4. 収納スペースや材質の影響
下駄箱の構造や材質によっても、カビの生えやすさは大きく左右されます。
奥行きが深いタイプや通気口のない下駄箱は、湿気がこもりやすく、適切な対策をしないまま使用すると、カビの温床になりやすいです。
また、木製の下駄箱は湿気を吸収しやすく、一度湿るとなかなか乾きにくいという特徴があります。
湿度の高い環境では下駄箱自体が湿気を溜め込み、カビの発生を助長してしまうこともあります。
2-5. 長期間の放置や掃除不足
下駄箱を長期間開けずに放置したり、掃除を怠ると、ホコリや汚れが蓄積し、カビが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
特に、下駄箱の奥や棚の隙間はホコリが溜まりやすく、湿気と結びつくことでカビの発生を助長します。
さらに、掃除や換気の習慣がないと、カビの発生に気づきにくくなるのも問題です。
気づいたときにはすでにカビが広がり、靴や下駄箱全体に被害が及んでしまうことも考えられます。
3. 簡単にできる!下駄箱のカビ予防対策
ここまでで、カビが発生する原因やリスクについて理解できたと思います。
では次に、下駄箱にカビを発生させないための予防を実践していきましょう。
下駄箱は靴の汚れや湿気が溜まりやすい環境ですが、日常のちょっとした工夫で、カビの発生を大幅に防ぐことが可能です。
毎日の習慣を少し変えるだけでも効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。

3-1. 定期的に換気する

下駄箱のカビを防ぐためには、湿気を逃がす習慣をつけることが重要です。
湿気がこもるとカビの発生リスクが高まるため、定期的に下駄箱の扉を開け、空気の流れを作りましょう。
帰宅後や休日の時間を利用し、数分から数十分ほど扉を開けるだけでも内部の湿気を逃がすことができます。
また、玄関に窓がある場合は、定期的に開けて風を通すことで、下駄箱内の空気をリフレッシュし、カビの発生を防ぐことができます。
3-2. 除湿剤を活用する
湿気対策として、除湿剤を活用するのも効果的です。
下駄箱内は湿気が溜まりやすいため、シリカゲルや備長炭などの除湿アイテムを設置すると、余分な湿気を吸収し、カビの発生を抑えることができます。
ただし、除湿剤は湿気を吸収し続けると効果が薄れるため、定期的な交換が必要です。
炭を使用している場合は、週末などの時間を利用して天日干しすると、吸湿効果が回復し、繰り返し使用することができます。

エステー 備長炭ドライペット
出典:Amazon

白元アース ノンスメルドライ 下駄箱用
出典:Amazon
3-3. 極力靴の汚れや湿気を持ち込まない
下駄箱内のカビを防ぐためには、靴の汚れや湿気を極力持ち込まないことが大切です。
帰宅後は靴の底や外側に付いた土やホコリを取り除く習慣をつけると、カビの栄養源となる汚れを減らせます。
また、雨の日や湿気の多い日は、靴が濡れていることが多いため、そのまま下駄箱に収納せず、しっかり乾かしてからしまうことが重要です。
新聞紙を詰めて靴の内部の水分を吸収させたり、風通しの良い場所で陰干ししたりして、湿気を効果的に取り除きましょう。
3-4. 下駄箱の通気性を良くする
下駄箱内の通気性を確保することも、カビ対策には欠かせません。
湿気がこもりやすい下駄箱の底には、スノコや通気性の良いシートを敷くことで、靴と床の間に空間ができ、湿気が溜まりにくくなります。
また、靴を収納する際には、ぎゅうぎゅうに詰め込まず、適度な間隔を空けることで空気が循環しやすくなり、カビの発生を防ぐことができます。
靴の数が多い場合は、シューズラックなどを活用して収納スペースを整理するようにしましょう。
3-5. 定期的に下駄箱の掃除をする

カビを予防するためには、下駄箱の定期的な掃除も欠かせません。
少なくとも月に1回は靴をすべて取り出し、内部のホコリや汚れを拭き取るようにしましょう。
その時に、下駄箱内を消毒用エタノールなどで除菌すると、カビの発生をさらに抑えることができます。
また、下駄箱掃除の際に靴も一緒に乾燥させることで、靴自体に溜まった湿気を取り除くことができます。
掃除をすることで、カビが発生していないか早期発見することもできるため、定期的なチェックが重要です。
4. カビが生えてしまったときの対処方法

どれだけ気をつけていても、下駄箱にカビが発生してしまうことはあります。
しかし、適切な方法で早めに対処すれば、被害を最小限に抑えることが可能です。
ここでは、自宅にある道具を使って簡単にできる下駄箱のカビ除去方法を詳しく解説します。
4-1. 消毒用エタノールでカビを除去する
軽度のカビであれば、消毒用エタノールを使うことで簡単に除去できます。
エタノールは除菌効果が高く、ドラッグストアやスーパーマーケットなどで手軽に購入できるため、カビ対策におススメのアイテムです。
用意するもの
- スプレータイプの消毒用エタノール
- 雑巾
- マスク
- ゴム手袋

ドーバー パストリーゼ77
出典:Amazon
注意事項
- 換気をしながら作業する
- エタノールには引火性があるため、火気の近くで使用しない
- マスクやゴム手袋を着用し、肌への直接の付着を防ぐ
カビ取り手順

- ① 下駄箱の中の靴を全部出す

下駄箱の中にある靴をすべて取り出し、可能であれば棚板も外してください。
靴も一緒に風通しの良い場所で乾燥させることで、湿気を減らし、再びカビが生えるのを防ぎます。
- ② カビにエタノールを吹きかける

雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、下駄箱内のホコリや汚れを拭き取ります。
その後、エタノールを下駄箱の内部に直接スプレーし、特にカビが生えている部分は重点的に吹きかけましょう。

しばらく放置したら、エタノールを拭き取ります。
- ③ しっかり乾燥させてから靴を元に戻す
下駄箱の扉を開けたまま、しっかりと乾燥させます。
乾燥に時間がかかる場合は、扇風機やサーキュレーターを使用すると効率的です。
完全に乾燥したら、靴や棚板を元に戻して作業完了です。

エタノールの代わりにコパリンCU2+

消毒用エタノールはカビの除去に効果的ですが、木材に使用すると変色のリスクがあるため、注意が必要です。
また、除菌後の防カビ効果が持続しにくいというデメリットもあります。
そこで、カビの除去だけでなく、長期間の防カビ効果を求める場合には、コパリンCU2+(クリーンプロテクションCU2+)の使用がおすすめです。
コパリンCU2+はカビ取り専門業者のハーツクリーンが開発した商品で、以下のような特長があります。
- 銅イオンの力で強力な抗菌・防カビ効果を発揮し、カビの再発を防ぐ
- 4000mlで5,700円と、消毒用エタノールとほぼ同じ価格帯で購入可能
- 消毒用エタノールと同じ手順で使用できるため、簡単にカビ取りができる
長期間の防カビ対策を考えている場合は、消毒用エタノールに代わる選択肢として、コパリンCU2+を活用するのも効果的です。

コパリンCU2+(クリーンプロテクションCU2+)
4-2. 塩素系漂白剤でカビを除去する
黒カビが発生している場合や、棚がプラスチック製の下駄箱には、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使用すると、強力な除去効果が期待できます。
カビの根までしっかり分解し、再発防止にも効果的です。
用意するもの
- 塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
- 雑巾2枚
- バケツ
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
- 汚れても良い長袖の服

花王 キッチンハイター
出典:Amazon
注意事項
- 作業時は必ず換気する
- 有毒ガス発生の危険があるため、酸性の洗剤と絶対に混ぜない
- 肌や目に触れないよう体を保護しながら作業する
- 作業後はしっかり手を洗い、皮膚に付着した場合はすぐに洗い流す
カビ取り手順

- ① 下駄箱の中の靴を全部出す

下駄箱内の靴をすべて取り出し、可能なら棚板も外します。
靴も一緒に風通しの良い場所で乾燥させることで、再び湿気がこもるのを防ぐことができます。
- ② バケツに水と塩素系漂白剤を入れる

バケツに水を入れ、塩素系漂白剤を10倍に薄めます。
原液のまま使用すると素材を傷める可能性があるため、必ず適切に希釈してください。
- ③ 雑巾で下駄箱を拭く

塩素系漂白剤を薄めた水に雑巾を浸し、しっかり絞ります。
まずは土汚れやホコリを拭き取った後、カビが発生している部分を重点的に拭いていきます。
特に黒カビがひどい部分には、漂白剤を染み込ませた雑巾を数分間押し当てると、より効果的です。
- ④ 水に濡らした雑巾で拭く

カビの色素が落ちたら、別の雑巾を水に濡らし、漂白剤の成分が残らないようにしっかり拭き取ります。
塩素系漂白剤は強力なため、成分が残ると靴や人体に悪影響を及ぼす可能性があります。
何度も水拭きしてしっかり洗い流すことが重要です。
- ⑤ しっかり乾燥させてから靴を元に戻す
下駄箱の扉を開けたまま、しっかりと乾燥させます。
時間がかかる場合は、扇風機やサーキュレーターを使用すると速く乾かすことができます。
完全に乾燥したことを確認してから、靴や棚板を戻して作業完了です。

安全にカビ取りするならカビ取りマイスターキット

塩素系漂白剤は黒カビに効果的ですが刺激が強く、木製の下駄箱では成分が残って腐食の恐れがあるため、より安全な方法でカビを取りたいと考える方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、カビ取り専門業者のハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターキットです。
プロ仕様の液剤を家庭向けに改良し、高い効果と安全性を両立しているため、安心して使用できます。
カビ取りマイスターキットの特長は以下の通りです。
- 危険な成分を含まず、安全性が高い
- 防カビ剤付きで、除去後の再発防止対策も可能
- 必要な道具が揃っており、すぐに作業できる
- マニュアルや解説動画付きで、初心者でも簡単にカビ取りができる
安全性と手軽さを重視する方は、カビ取りマイスターキットの活用を検討してみてください。

5.下駄箱のカビが靴にも移ってしまった場合の対処方法

下駄箱のカビが靴に移ってしまった場合、できるだけ早く適切な処置を行うことが大切です。
放置するとカビが靴の素材に深く浸透し、シミや劣化の原因になるだけでなく、再発しやすくなります。
軽度のカビであれば自力で除去できますが、広範囲に広がっている場合やデリケートな素材の靴は、専門のクリーニング業者に依頼するのが安心です。
5-1. 自力でカビ取りする方法
カビの除去方法は、靴の素材によって異なるため、それぞれに適したお手入れが必要です。
間違った方法で処理すると、生地を傷めたり変色の原因になったりすることもあるため、慎重に行いましょう。
ここでは、スニーカー・革靴・スエードのカビ取り方法について解説します。
スニーカーのカビ取り

スニーカーに生えたカビは、酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いで効果的に落とせます。
バケツに40~50℃のお湯を入れ、酸素系漂白剤を溶かしたら、スニーカーを浸してしばらくつけ置きしましょう。
その後、しっかりとすすぎ、風通しの良い場所で乾燥させます。
洗浄中はゴム手袋を着用し、皮膚に直接触れないように注意が必要です。
また、素材によっては変色やダメージを受けることがあるため、事前に製造元の推奨する洗浄方法を確認しておくと安心です。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■靴のカビをコインランドリーで落とすことはできる?除カビ方法から防カビ方法までをカビ取りのプロが伝授

グラフィコ オキシクリーン
出典:Amazon
革靴のカビ取り

革靴はデリケートな素材のため、専用のクリーナーやクリームを使ったケアが必要です。
まず、靴紐を外し、表面のホコリや汚れを乾いた布で拭き取ります。
その後、革用の除菌スプレーを吹きかけ、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させましょう。
乾燥後、革靴用クリーナーを布に適量つけて拭き取り、最後に革靴用クリームで優しく磨くことで、革のツヤを取り戻せます。
仕上げに靴用の撥水スプレーを使用すると、防水効果とともにカビ予防にもなります。
詳しい手順については、以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■革靴に生えたカビを除去する時の注意点と対策方法をカビ取りのプロが伝授!

コロンブス レザーキュア カビ用ミスト
出典:Amazon

コロンブス 防水スプレー アメダス
出典:Amazon
スエードのカビ取り

スエードは水に弱いため、消毒用エタノールやスエードで使用できるカビ取りスプレーで除去するのが基本です。
まず、スエード専用ブラシでカビを軽く払い落とし、一方向にブラッシングすることで毛並みを傷つけずに除去できます。
その後、柔らかい布に消毒用エタノールを少量含ませて絞り、スエード表面を優しく拭き取ります。
スプレーを直接かけるとシミの原因になるため、必ず布を使うのがポイントです。
拭き取りが終わったら、風通しの良い場所で乾燥させ、乾いた後に再度ブラッシングして毛並みを整えましょう。
仕上げにスエード専用のクリームや防水スプレーを使用すると、カビの再発防止と素材の保護に効果的です。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
■関連記事■【保存版】スエードのカビ取り徹底ガイド|正しいお手入れ方法と長持ちさせるコツ

SAPHIR クレープブラシ
出典:Amazon
5-2. カビが酷い場合はクリーニング業者に依頼する

靴全体にカビが広がっていたり、自力で落としきれない場合は、専門のクリーニング業者に依頼するのが最も確実な方法です。
特に、高級な革靴やスエード素材の靴は、無理にこすると傷みや変色の原因になるため、慎重な対応が求められます。
カビが酷い場合は、カビ取り専門のクリーニング業者のハーツクリーニングを検討してみてください。
ハーツクリーニングでは、医療機器の滅菌にも使われるエチレンオキサイドガスを使用したガス滅菌で、カビの菌を徹底的に死滅させます。
また、老舗クリーニング業者ならではの高い技術力を持っているため、他の業者では対応が難しい頑固なカビでも除去できる可能性が高いです。
大切な靴を傷めずにカビを確実に取り除きたい場合は、専門業者の力を借りることをおすすめします。

6. 靴別に見る下駄箱のカビ対策

靴の種類によって、湿気の溜まりやすさや乾燥のしやすさが異なるため、適切な保管方法を知ることがカビ予防のポイントになります。
それぞれの素材に合った保管方法を実践することで、靴を清潔に保ち、下駄箱内のカビ発生リスクを減らしましょう。
6-1. スニーカーの保管方法
スニーカーは比較的通気性が良いですが、汗や汚れが溜まりやすいため、しっかり乾燥させてから保管することが重要です。
帰宅後は、インソールを取り外して風通しの良い場所で乾燥させると、靴の内部の湿気を効果的に逃がすことができます。
また、スニーカーを洗った後は、完全に乾かしてから下駄箱に収納しましょう。
水分が残っているとカビの原因になるため、新聞紙を入れて水分を吸収させたり、扇風機やサーキュレーターを使って乾燥させるのがおすすめです。

アイリスオーヤマ サーキュレーターアイ
出典: Amazon
6-2. 革靴の保管方法
革靴は湿気を吸収しやすい素材のため、履いた後のケアが特に重要です。
使用後は、靴の表面のホコリや汚れをブラッシングし、乾いた布で軽く拭いてから収納しましょう。
また、シューキーパーを入れることで形を整えつつ、内部の湿気を吸収しやすくなるため、カビ予防に効果的です。
特に木製のシューキーパーは湿気を適度に吸い取るため、カビの発生を防ぎやすくなります。

DABLOCKS 靴磨きセット
出典:Amazon

シューキーパー シューツリー
出典:Amazon
6-3. ブーツ・長靴の保管方法
ブーツや長靴は足をすっぽり覆うため、内部に湿気がこもりやすいのが特徴です。
使用後はすぐに収納せず、新聞紙を中に入れて湿気を吸収させたり、風通しの良い場所でしっかり乾燥させることが大切です。
また、ブーツは長時間放置すると形が崩れやすいため、ブーツキーパーを入れて保管すると、通気性を確保しながら型崩れも防ぐことができます。
長期間履かない場合は、シーズンごとに陰干しをして湿気を飛ばすと、カビの予防につながります。

炭草花 ブーツキーパー・セル ベリーショート
出典:Amazon
7.まとめ
今回は、下駄箱のカビ対策や、カビが発生してしまった際の対処方法について解説しました。
下駄箱にカビが発生すると、嫌な臭いが玄関に広がるだけでなく、靴の劣化や健康被害のリスクも高まります。
しかし、定期的な換気や掃除、除湿アイテムの活用を行うことで、カビの発生を大幅に抑えることが可能です。
日頃から以下のカビ対策を実践しましょう。

それでも下駄箱にカビが発生してしまった場合は、広がる前に適切に対処することが大切です。
身近にあるもので対処するなら、消毒用エタノールや塩素系漂白剤を使用したカビ取りが有効です。
以下の手順を参考にしてください。


また、下駄箱のカビが靴にも移ってしまった場合は、靴のカビ取りも必要になります。
広範囲にカビが発生している場合や、デリケートな素材で自力での除去が難しい場合は、カビ取り専門のクリーニング業者への依頼も検討しましょう。

清潔な下駄箱は、玄関の印象や住まい全体の快適さを大きく左右します。
毎日の生活のスタートを気持ちよく迎えられるよう、ぜひ今回ご紹介した対策を実践してみてください。

