ハーバリウムにカビが生える5つの原因とは?!
カラフルで可愛いハーバリウムにもカビ?!
手作りハーバリウムをよく見てみるとカビが生えてショック...という声もあるようです。オリジナルのハーバリウムですから、カビが生えるとショックですよね。
目次
ハーバリウムとは?
ハーバリウムとは2016年頃から流行し始めた、オシャレ雑貨のことです。植物標本とも言い、特殊なオイルにドライフラワーやドライフルーツなどを浮かべることで、1年くらい枯れないお花を眺めることができるというアイテムです。プレゼントや手作りで趣味としても人気を集めています。
可愛いカラフルなハーバリウムを並べて、眺めているだけでも癒されますよね。
ですが、そんなハーバリウムも保存状態や原材料によってはカビが生えることもあるのです。そこで、そんなハーバリウムにカビが生える原因と作るときにできる対策についてまとめてみました!
ハーバリウムにカビが生える原因
①花材にカビや湿気が付着していた
お花屋さんの密閉されていないドライフラワーなどを購入してハーバリウムに使用した場合ドライフラワー自体にカビが付いている可能性があります。
また、湿ったドライフラワーを使用してしまった場合も、のちにハーバリウムがカビてしまう原因となりますので、花材の保存状態もチェックしましょう。
(ハーバリウムを製作する場合に、なるべく素手で扱わないのもポイントです。ピンセットや手袋を使用し手の湿気が花材に付着しないようにしましょう)
②ドライフルーツにカビや湿気が付着していた
ハーバリウムには、レモンやオレンジなどのドライフルーツを使用する場合もあります。この時に使用するドライフルーツにもカビが最初から付着していたという可能性もあります。
目には見えないカビが付着して、ハーバリウム完成後に容器内の水分を栄養分にカビが増殖するということも有りますので、もし心配な場合はドライフルーツを使用する前にはアルコール消毒を行うなども有効です。
また、ハーバリウム用のドライフルーツではなく食用の砂糖入りドライフルーツを使用してカビが生えたという事もあるようですので、ハーバリウム専用のものを使うようにしましょう。
③容器に湿気があった
ハーバリウムを製作する際に、最初からガラスの中に水滴が付着していたりカビの胞子が付着していたという可能性もあります。この場合、残念ながら処分するしかありませんが、もしご自分でハーバリウムを作る際には「容器内をアルコール消毒してからハーバリウムを製作に入る」ようにしましょう。また、ジャムの瓶や食品が入っていたガラス容器などを使用する場合にはしっかりと洗浄をし煮沸消毒をして殺菌しておきましょう。
ちょっとしたひと手間でカビの発生を抑えることができます。
④ハーバリウム専用のオイルを使わなかった
ネットなどで「ハーバリウム オイル 代用」などで検索すると、ベビーオイルや食用オイルを使った方法なども見つけられます。
ですが、これらのオイルはハーバリウムづくりの為に作られたオイルではないため、他の花材や容器などと組み合わせることでカビが発生してしまう恐れがあります。
ハーバリウムを作る際にはハーバリウム専用の特殊オイルを使用するようにしましょう。
⑤保存状態が悪かった
例えば、ハーバリウムはオイルを使って花材を保存しますが、その際に直射日光の当たる場所や湿気の多い場所ですと外気温との差で結露が発生することで容器内に水滴ができてしまい、ハーバリウムがカビる原因になることがあります。
ですので、ハーバリウムを飾る場合には直射日光に当たらない通気の良い場所に置くようにしましょう。
また、ハーバリウムの保存期限は「約1年」と言われています。植物をオイルに漬けるからといって永久的に使えるわけではありません。ですので、保管状態と保管期限もちゃんと守って飾るようにしましょう。
自分でハーバリウムを作るときの注意点
ハーバリウムをカビさせない5つのポイント
では、おうちでハーバリウムを作る際にカビを発生させないために必要なポイント5つをまとめてみました。
まず、最初にカビの増殖条件は
「栄養素」「水分(湿度)」「温度」「酸素」です。
ですので、ハーバリウムにカビを発生させないためにはこれらの条件を絶つ必要があります。
- 容器はしっかりと洗浄する(栄養を残さない)
- 洗浄後はしっかりと乾燥させアルコール消毒を行う(カビの胞子を死滅させ栄養を残さない)
- アルコール消毒後も水分をしっかりと乾燥させてから花材を入れる(水分を残さない)
- 空気を抜く(酸素を残さない)
- 蓋をしっかりと閉める(水分と酸素を入ってこさせない)
これらのことに気を付けて、直射日光を避けた場所でハーバリウムを保管するようにしましょう。
まとめ
色鮮やかなハーバリウムは、飾るだけでもテンションが上がりますし作るときも楽しいですよね。貰っても嬉しいですし作るのも楽しいです。
ですが、せっかくハーバリウムを作るのであればカビにくく長持ちしやすいものにしたいですよね。上記のことを守って、カビない可愛いハーバリウムを楽しみましょう。