
遮光カーテンは断熱や防音にも優れた人気アイテムですが、窓際の結露などが原因でカビが生えてしまうことが少なくありません。
カビを放置すると、カーテンの劣化だけでなく、部屋全体へ胞子が広がりアレルギーや呼吸器系トラブルなどの健康被害の原因になることも。
免疫力の低いお子様や高齢者がいるご家庭では、特に影響を受けやすいため、早急に対策をするようにしましょう。
この記事では、遮光カーテンにカビが生える原因や、自宅でできる除去方法をプロの視点で徹底解説します。
カーテン全般のカビ取り方法や放置リスク、再発防止策までまとめて知りたい方は、カーテンのカビ取り総合記事をご覧ください。
■関連記事■カーテンのカビを放置すると危険!?正しいカビ取り方法と防カビ対策を解説
| この記事で分かること |
| ・遮光カーテンで失敗しにくいカビ取り手順 ・遮光カーテンで起きやすいトラブルと注意点 ・落ちない場合の判断と、クリーニングや買い替えの目安 |
目次
1. 遮光カーテンのカビ取り方法

遮光カーテンのカビ取りは、まず洗濯表示で漂白剤の可否を確認しましょう。
酸素系漂白剤が使用できる場合は、つけ置き洗いでカビを落とせることがあります。
白いカーテンやレースカーテンで塩素系漂白剤を使ったカビ取りを検討している場合は、事前に注意点を押さえておくことが大切です。
キッチンハイターを使う条件や失敗しやすいケースは、次の記事で詳しく解説しています。
■関連記事■カーテンのカビ取りにキッチンハイターは使える?白いレースはOK?
1-1. 用意するもの
- ゴム手袋
- マスク
- 酸素系漂白剤
- カーテンが入るサイズのバケツ(なければバスタブでもOK)
- 歯ブラシ
1-2. カビ取りの手順

① カビに直接触れたりカビの胞子を吸い込んだりしないようマスクとゴム手袋をつけて身体を保護します。
② バケツまたはバスタブに40℃程度のカーテンがしっかり浸かる量のぬるま湯を溜めます。
③ 湯量に合わせた酸素系漂白剤を溶かし入れます。
④ カーテンを中に入れ、10~15分程度浸け置きします。
⑤ 時間が経ったらカビの状態を確認します。色素が残る場合は、強く擦らず、布で軽く押さえるようにして汚れを浮かせましょう。
⑥ 漂白剤を十分に洗い流します。
⑦ 最後に、洗濯機で洗濯が可能なものは洗濯ネットに入れ、おしゃれ着モードで洗濯します。干すときはそのままカーテンレールに取り付けて自然乾燥します。

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1-3. カビ取り前に洗濯表示の確認を
洗濯表示の確認は必須です。
カーテンのタグに記載されている洗濯表示には、漂白剤の使用可否や使用できる漂白剤の種類、洗濯機で洗えるか、洗濯時の水温の上限などがマークで示されています。
カビ取りはこの表示に従っておこないます。
自己流でやってしまうとカーテンを傷めてしまうため事前に必ず確認しましょう。

1-4. 使用する漂白剤について
塩素系漂白剤は漂白力が強い一方で、遮光カーテンは色柄や加工の影響で、変色や風合いの変化が起こることがあります。
洗濯表示で使用可能となっていても、目立たない部分で色落ちテストをしてから判断しましょう。
基本は酸素系漂白剤を優先し、表示で漂白剤が使えない場合は無理に自己流で行わず、クリーニングや買い替えも検討してください。
1-5. 消毒用エタノールでカビ取りする方法

軽度のカビであれば、消毒用エタノールで除菌して乾かす方法もあります。
ただし素材によっては変色することがあるため、目立たない部分で試してから使用してください。
消毒用エタノールの使い方や注意点は、冒頭で紹介した総合記事をご覧ください。

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カビ対策は「カーテン」だけで終わらせないことが大切
遮光カーテンのカビは、結露や湿気など住まい全体の環境が影響しているケースも少なくありません。
次のカビリスク診断では、ご自宅の状態からカビが発生しやすい要因をチェックできます。
2. 捨てたほうがいい?クリーニングに出す?

- 自分でカビ取りをしてみたものの取りきれず残ってしまった
- 漂白剤が使用できないタイプのカーテンだった
- 最初から明らかに自力では取りきれないと分かるほどのカビだった
当てはまる場合は、自力で無理をせずクリーニングへの相談を検討しましょう。
ただし黒カビは対応不可の店舗もあるため、事前にカビ取り可否と仕上がりの見込みを確認してください。
また、カーテンの大きさや素材、カビの程度によって費用や納期が変わるため、状況によっては買い替えのほうが合理的な場合もあります。
カビが残ったものをそのまま使い続けることだけは避けましょう。
3. 遮光カーテンにカビが生える原因

遮光カーテンは厚手で湿気が抜けにくく、同じ環境でも乾きにくいことがあります。
そのため、結露や室内の湿気が重なるとカビが発生しやすくなります。
3-1. 窓の結露
結露が出やすい窓の近くでは、カーテンが湿りやすく乾きにくい状態になりがちです。
遮光カーテンは厚手のため水分が残りやすく、裾や窓側の面からカビが広がることがあります。

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3-2. 部屋の掃除が不十分 カーテンに汚れや埃が付着している
カーテンは開閉のたびにホコリを巻き込みやすく、レール付近や床際に汚れがたまりがちです。
汚れが残ったまま湿気が重なると、カビが目立つ形で出てくることがあります。
3-3. カーテンが室内の湿気を吸っている

寝室などでは生活の湿気がたまりやすく、カーテンが湿気を含んだまま乾きにくくなることがあります。
窓まわりの結露と重なると、カビが出やすい状態になりやすいため注意が必要です。
■関連記事■窓・サッシのカビ取り完全ガイド|重曹・エタノール活用から結露対策・再発防止までプロが解説
3-4. 部屋の日当たりが悪い
日当たりが悪い部屋ではカーテンが乾きにくく、湿気が抜けにくい状態が続きやすくなります。
遮光カーテンは厚手のため、乾きにくさが重なるとカビが発生しやすくなることがあります。
■関連記事■【完全攻略】北向き・日当たりの悪い部屋のカビ対策|放置するリスクとすぐやるべき対処法
4. カビが生えやすいカーテンの素材

カーテンの素材によって、カビの生えやすさや対処のしやすさが変わることがあります。
一般的に、天然繊維は湿気や汚れを含みやすく、こまめなお手入れが必要になる傾向があります。
遮光カーテンはポリエステルなどの化学繊維が多い一方、厚手で乾きにくいものも多いため、いったん湿気が残るとカビが根付きやすいことがあります。
素材や加工の違いで扱いが変わるため、洗濯表示に従って無理のない方法を選びましょう。
5. 遮光カーテンのカビを予防するには?
遮光カーテンは厚手のため、湿気が残りやすいのが特徴です。
日常の対策に加えて、乾きやすい状態を作ることを意識しましょう。
5-1. 換気・日光消毒

部屋の窓はこまめに開けて換気し、湿気をためないことが基本です。
天気の良い日は、カーテンに日光が当たる時間を作ると、カビ予防につながります。
■関連記事■日光消毒でカビは本当に死滅する?紫外線と熱の殺菌効果を徹底解説
5-2. こまめに掃除・洗濯する
カーテンはホコリがたまりやすいため、レール周りを拭く、掃除機で表面のホコリを吸うなどのお手入れを習慣にしましょう。
洗濯できるタイプであれば、年1〜2回を目安に洗濯またはクリーニングを検討すると安心です。
5-3. 消毒用エタノールを使う
軽い汚れやニオイが気になる場合は、消毒用エタノールで除菌する方法もあります。
変色の恐れがあるため、目立たない場所で試してから使用してください。
結露対策や湿度管理など、再発防止の全体像は冒頭で紹介した総合記事で解説しています。
6. まとめ
遮光カーテンは厚手で乾きにくく、窓まわりの結露や室内の湿気が重なるとカビが発生しやすくなります。
カビを見つけたら放置せず、まず洗濯表示を確認し、漂白剤の可否や洗濯方法に従って対処しましょう。
酸素系漂白剤が使える場合は、つけ置き洗いで落とせることがありますが、擦りすぎると生地を傷める原因になるため注意が必要です。
漂白剤が使えないカーテンや、広範囲にカビが広がっている場合は無理をせず、クリーニングへの相談や買い替えも検討してください。
再発防止には、結露の拭き取りと換気、カーテン周りのホコリ対策、定期的な洗濯など、湿気をためない習慣づくりが重要です。
遮光カーテン以外も含めたカビ取り手順や、住環境に合わせた再発防止策は総合記事でまとめています。
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