
お気に入りの布製クッションに、いつの間にか黒っぽい点々が…。もしかしてカビ?
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
布製のクッションは、湿気やホコリが溜まりやすく、梅雨時期など湿度が高い季節にはカビが発生しやすくなります。
放置するとカビの色素が沈着して簡単に落とせなくなってしまったり、健康に悪影響が出ることも。
この記事では、自宅で手軽にできるクッションのカビ除去方法や、色素が残ってしまった場合の対処法、洗濯時の注意点まで詳しくまとめました。
クッションを清潔に保ち、家族の健康を守るためぜひご活用ください。
■関連記事■布製品に黒カビ発生!?正しいカビ取りとカビ対策を徹底解説
| この記事で分かること |
| ・布製クッションに生えたカビの落とし方 ・布製クッションのカビを予防する方法 |
目次
布製クッションのカビ対策|状態別の判断早見表
布製クッションにカビが発生した場合は、すぐに洗剤や漂白剤を使うのではなく、まずカバーが取り外せるか、家庭で洗濯できるかを確認しましょう。
カバーの表面だけに少量のカビがある場合と、中材まで湿気やカビ臭が入り込んでいる場合では、適した対処方法が異なります。
現在の状態を確認し、自宅で対応できるか判断してください。
| 状態 | 確認・対処方法 | 注意・相談の目安 |
|---|---|---|
| カバーの表面に少量のカビがある | カバーが取り外せるか、洗濯表示で水洗いできるかを確認する。 洗える場合は、表示に従って洗い、十分に乾燥させる | 洗濯後もカビ臭が残る、短期間で再発する |
| 洗濯後も黒い点やシミが残る | 洗濯表示で漂白剤を使用できるか確認する。 使用できる場合は、目立たない場所で試してから表示どおりに使用する | 漂白しても色が残る、生地に変色や傷みがある |
| カバーが洗えない | 無理につけ置きや丸洗いをせず、素材や中材を確認する | 大切なクッションや特殊な素材は、クリーニング店へ相談する |
| 中材まで湿っている、内部からカビ臭がする | 無理に丸洗いせず、カバーを外して中材の状態を確認する。 乾燥できる場合は、風通しの良い場所で中まで十分に乾かす | 中材にカビが見える、乾燥後も臭いが残る |
| 広範囲にカビがある、何度も再発する | クッションだけでなく、置き場所の湿度、結露、壁や床のカビを確認する | 室内の複数箇所にカビがある、発生原因が分からない |
洗濯後も黒い点やシミが残ることがあります。
色が落ちないからといって、漂白剤やエタノールを繰り返し使用すると、色落ちや生地の劣化につながるため注意しましょう。
また、クッションのカビを取り除いても、室内の湿度や結露、換気不足が改善されていなければ再発することがあります。
クッションだけでなく、置き場所や部屋全体の湿気対策も行うことが大切です。
布製クッションにカビが発生!除去方法は?
湿度が高かったり換気が不十分な環境では、布製クッションにカビが発生することがあります。
クッションは、表面のカバーと中材で洗濯方法が異なります。まずは洗濯表示とカバーが取り外せるかを確認しましょう。
家庭で洗える場合は表示に従って洗濯し、中材までカビ臭や湿気が入り込んでいる場合は、無理に丸洗いせず、クリーニング店などへの相談を検討してください。
カビ取りの準備

布製クッションのカビ取りを行う際は、カビや洗浄剤への接触を避けるため、マスクと手袋を着用しましょう。
クッションを強くたたいたり、乾いた状態で激しくこすったりすると、カビが周囲に飛散する可能性があります。
換気できる場所で、カビを飛び散らせないように作業してください。
①布製クッションのカビ除去方法

表面に付着した軽いカビ汚れには、重曹水で汚れを落とした後、消毒用エタノールで表面を処理する方法があります。
ただし、素材によっては変色や傷みが生じるため、必ず目立たない場所で試してください。

①重曹をぬるま湯に少量溶かし、重曹水を作ります。
②重曹水を布に含ませ、カビがある部分をたたくように拭き取ります。
③乾いた布で水分を取り除きます。
④消毒用エタノールを別の布に含ませ、表面を軽く拭きます。
⑤風通しの良い場所で十分に乾燥させます。
重曹水やエタノールを直接大量に吹きかけたり、歯ブラシなどで強くこすったりするのは避けましょう。
重曹水や消毒用エタノールでは、黒い点やシミまで落とせないことがあります。
色素が残っている場合は、洗濯表示を確認し、使用できる衣類用漂白剤を使う方法があります。

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②布製クッションのカビ除去方法とその注意点(カビの色素が付着している場合)
黒い点やシミが残っている場合は、洗濯表示を確認し、使用できる衣類用漂白剤を使う方法があります。
カバーが取り外せて水洗いできる場合は、目立たない場所で色落ちや変色が起きないか確認したうえで、漂白剤に記載された使用量と時間を守って使用してください。
クッション全体を水洗いできる表示がない場合は、中材ごとつけ置きしないでください。
中材に水分が残ると、カビや臭いが再発する原因になることがあります。

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スプレータイプの酸素系漂白剤を使用する場合も、洗濯表示と製品の使用方法を確認してください。
使用できる素材であることを確認し、目立たない場所で試したうえで、製品に記載された方法に従って使用します。放置時間や、すすぎ・洗濯の必要性は製品によって異なるため、自己判断で使用しないようにしましょう。

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それでも黒カビの色素が落ちない場合は専門業者に依頼するという方法もありますので参考にしてみてください。
③クリーニング店に依頼

自宅で除去が困難な場合は、クリーニング店に相談するのも一つの手です。対応は店舗ごとで異なるので、必ず電話などで確認するようにしましょう。カビが生えてしまったことは残念ですが、それを機に思い切って完ぺきにきれいに仕上げるのも一つの手段です。
クッションのカビが出たら、まずはカビリスク診断
クッションは除去しても、住まいの湿気環境によってはカビが繰り返し出やすいことがあります。
カビリスク診断でご自宅がどれくらいカビを招きやすい環境か、一度チェックしてみてください。
布製クッションにカビを発生させない方法
一旦カビが発生してしまうと、次もまた発生してしまうのではないかと心配になるものです。再発を防止するためには以下の2点に注意をすれば大丈夫です。
室内の湿度対策・ホコリ対策

カビが発生する場合、ほとんどは湿度の高さが原因です。特に湿度がたまりやすい場所や時期では、
1.こまめな空気の入れ替え
2.状況に応じたエアコンや除湿機の使用
3.定期的な清掃
を心がけましょう。特に湿度が60%を超えるとカビの発生リスクが高まります。乾燥しがちな冬場でも、加湿器を使用していれば高い湿度が維持されますし、しっかり意識して換気を行わないと住居の構造によっては湿度が滞りがちな場所も存在します。結露が多く発生するような場所には特に気を付けましょう。また、ホコリはカビの栄養源になりますので、定期的な日常清掃を行いましょう。
■関連記事■加湿器の中にカビが発生!除去する4つの方法とカビ対策
■関連記事■結露によるカビ発生を防ぐ方法とは?湿気対策の基本と予防策7選
湿気と汚れを残さないことがカビ予防の基本

布製クッションのカビを予防するには、湿気や汚れを残さないことが重要です。
定期的にホコリや皮脂汚れを取り除き、クッションの向きや置き場所を変えて風を通しましょう。汗や飲み物などで湿った場合は、できるだけ早く乾燥させてください。
洗濯表示で可能な場合は丸洗いする
洗濯表示で丸洗いやタンブル乾燥が認められているクッションは、家庭用洗濯機やコインランドリーを利用できる場合があります。
ただし、ウレタンや低反発素材などは、熱や水分によって変形・劣化することがあります。
洗濯表示とコインランドリーの利用規約を確認し、洗濯後は中材まで十分に乾燥させてください。

洗濯時の注意点
洗濯をする際には、
1.汚れをきちんとしっかり落とすこと
2.洗濯物は乾ききるまでしっかり乾燥させること
上記2点に注意してください。汚れはカビの栄養源になるものが多いので、汚れが落ち切っていない布製のものを部屋に置いておくと、カビの発生リスクが高まります。またクッションに限ったことではありませんが、布製の物は乾燥が不十分の場合、非常にカビが発生しやすいです。布製の物のカビは他のものにも移りやすいので、まず発生させないことを徹底しましょう。

カビの生えた衣類をまとめて”ガス滅菌”
クッションのカビが気になる場合、自力では難しい場合にはカビ取りの専門業者による「ガス滅菌」という方法もあります。
専用の設備で一定時間処理し、布製品や小物類に付着したカビを不活化する方法です。自分で処理することが難しい場合は、ガス滅菌も選択肢の一つです。
ただし、ガス滅菌はカビ菌を不活化することはできても、シミや変色などのカビ跡まで落とすことはできません。
見た目もきれいにしたい場合は、ガス滅菌のあとにクリーニングに出すのがおすすめです。
【カビ最新ニュース】布製品の“素材ごとのカビ発生しやすさ”を示す最新研究が公開
2025年に公表された繊維研究で、布製品の素材によってカビの付着しやすさ・増殖しやすさが大きく異なることが明らかになりました。
複数の繊維素材を検証したところ、綿・スエード・天然繊維系は少量のカビ胞子でも短期間で増殖しやすいという結果が示されています。
クッションに使われることの多いコットンや混紡布地は、この研究において「もっともカビを吸収しやすい素材」に分類されており、湿気・汗・皮脂・ホコリが加わると急速にカビが広がる可能性が指摘されています。
研究者は「布製品の内部に湿気が残った状態が続くと、表面の拭き掃除だけではカビの繁殖を抑えられない場合がある」と注意を呼びかけており、クッションの保管環境や定期的な乾燥の重要性を改めて示しています。
参考:繊維素材ごとのカビ増殖リスクを調査した最新研究
布製クッションのカビに関するよくある質問(Q&A)
クッションは湿気や皮脂汚れが溜まりやすく、家具類の中でも特にカビが発生しやすいアイテムです。
ここでは、よく寄せられる疑問にお答えします。
Q1. 黒カビがついたクッションは自宅で元通りにできますか?
黒カビは繊維の深くまで根を張るため、完全に元通りにするのは難しい場合があります。漂白剤でも色素が残ることがあり、広範囲の場合は専門クリーニングやガス滅菌の利用を検討すると安心です。
Q2. 重曹やエタノールだけで十分ですか?
白カビの軽度なものなら重曹水やエタノールで対処できることがありますが、色素沈着がある黒カビ・青カビには酸素系漂白剤が必要になります。素材によっては変色の可能性があるため、目立たない場所でテストをしてから使用するようにしましょう。
Q3. カビを落としたのにまた同じ場所に発生するのはなぜ?
多くの場合、クッション自体ではなく部屋の湿度・ホコリ・換気不足が改善されていないことが原因です。湿度60%以上の環境では再発しやすく、空気の入れ替えや除湿、表面の定期的な除菌がカビ予防に大きく影響します。
まとめ
布製クッションにカビが発生した場合は、最初に洗濯表示とカバーが取り外せるかを確認しましょう。
重曹やエタノール、漂白剤を使用する場合も、目立たない場所で試し、素材に使用できることを確認する必要があります。
中材までカビ臭や湿気が入り込んでいる場合や、何度もカビが再発する場合は、無理に自宅で処理せず、クリーニング店や専門業者への相談を検討してください。
再発を防ぐためには、クッションを清潔に保つだけでなく、室内の湿度管理と十分な乾燥を続けることが大切です。
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更新履歴
2026年7月更新:状態別の判断早見表を追加し、重曹・エタノール・漂白剤の使用方法、洗濯・乾燥・ガス滅菌に関する説明を一部見直しました。

