風呂窓のカビ対策

お風呂の換気や日当たりに役立つ、風呂窓。浴室に解放感が生まれ、明るい雰囲気を演出してくれます。

そんな風呂窓ですが、パッキンや枠部分、等にカビが生えてしまうことも...

お風呂はカビが生えやすい場所とはいえ、清潔にしておきたいものです。

そこで、この記事では風呂窓のカビ対策について、解説していきたいと思います。

どうして風呂窓にカビが生えたのか

カビは、水分、酸素、気温、栄養源の条件が揃うことで増殖しやすくなります。特に、お風呂をはじめ水回りは湿気が残りやすく、カビの非常に生えやすい場所の1つです。

風呂窓にカビが発生した理由はいくつか考えられますが

①換気不足

浴室乾燥を24時間回していないと、風呂内に湿気が溜まりやすく、そこからカビが発生することがあります。特に風呂窓の窪みなどに、湿気が残り、カビの原因になることもあります。

②掃除不足

浴槽内の掃除はこまめに行っていても、風呂窓のお掃除を忘れていて、カビが発生というケースも。風呂掃除の際に風呂窓の汚れも落とし、カビを防ぎましょう。

③ヌメリや石けんカスの放置

掃除不足ともつながりますが、お風呂内で発生したヌメリをそのまま放置し、これらの汚れを栄養源としてカビが生えてしまったというケースも考えられます。お風呂内の、ヌメヌメした部分を放置していないでしょうか。石けんカスや皮脂汚れを残したままにしていないでしょうか。

④風呂窓の結露

また、結露が原因となることもあります。結露は室外の気温と室内の気温の差によって生じますが、この結露が風呂窓に発生し、そのままにしているとカビが発生することがあります。

⑤天井など他の部分からカビの胞子が落下した

風呂内はカビの生えやすい場所ですので、壁や床、天井などにすでに発生しているカビが風呂窓に及んでしまったというケースも考えられます。特に、天井は重力の関係でカビの胞子が落下しやすく風呂内のカビの原因となるので、定期的に風呂天井の除菌も行いましょう。

風呂窓のどこにカビが生えやすい?

風呂窓のカビの生えやすい場所は、パッキン部分や窓枠、また水滴のたまりやすい窓枠の上の部分です。風呂窓はつい、掃除を後回しにしがちですが浴槽掃除のついでに汚れを落としたり、水滴を拭きとるなどして清潔にしましょう。

パッキン部分にカビが生えると、カビが根を生やし取りにくくなります。できるだけ、早期のうちに対策しましょう。また、市販の泡タイプのカビ取り剤でパッキン部分に生えたカビが落ちない場合は、粘度の高いジェルタイプのカビ取りを使うと良いでしょう。

また、風呂窓がすりガラスの場合、その凹凸にカビが発生していることがあります。なかなか見つけづらいのですが、雑巾などで拭きとると暗色のカビが付着することも。凸凹部分に水滴が溜まり、そこからカビが生えるので、換気と掃除でこまめな除湿がポイントです。

風呂窓のカビを放置すると?

風呂窓のカビをそのまま放置すると、黒カビなど暗色系のカビが発生し、カビ臭さの原因となります。また、風呂中にカビが広がる恐れがありますので、カビを放置せず、発見したらすぐに除去しましょう。

風呂窓に発生したカビを除去する方法

準備するもの

  • カビ取り剤(カビキラーやカビハイター)
  • ゴム手袋
  • マスクやゴーグル
  • スポンジ
  • 使い古しの歯ブラシ

手順

①予め中性洗剤を吹きかけスポンジで汚れを除去しておきます

②カビ部分にカビ取り剤を吹きかけて数分放置する

③カビのガンコな部分は歯ブラシでこすり、流水でよく洗い流す。

④布巾で水気を拭きとるか、スクイージーで水滴を除去します

※注意点

塩素系のカビ取り剤を使う際は、換気扇を回し、必ず換気を行ってください。

手袋やマスクを着用して、皮膚や粘膜を保護しましょう。

泡タイプのカビ取り剤では液だれをして、なかなかカビに密着しない場合はラップでパックをして浸透させるか、ジェルタイプのカビ取り剤を使いましょう。

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窓自体にカビが生えてしまった場合にも、上記の方法と同様にカビ取り剤を吹きかけて除去していきます。この際もカビ取り剤が目に入らないように注意し、換気をしっかり行いましょう。

出典:Amazon

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プロレベルのカビ取りをするならカビ取りマイスターキット

カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品です。

そのため自宅でプロレベルのカビ取りができますし、防カビ剤もセットなので風呂の窓のカビの再発も防げます。

また、危険な成分は含まれていないため、水回りのカビ取り以外にも使用でき、1つ持っていると非常に便利です。

風呂窓のカビを防ぐ管理方法

風呂窓のカビを防ぐには、シンプルに

  • 除湿
  • 掃除
  • 殺菌

です。今日からすぐにできることもありますので、取り入れてみましょう。

①24時間換気を行う

風呂内は使用後、湿気が溜まりやすく気温も上がります。この湿気と温かい気温がカビの原因となりますので、常に換気扇は回しておくようにしましょう。

②中性洗剤でこまめなお掃除を

基本のお掃除は、浴槽のお掃除を基本に、中性洗剤を吹きかけて汚れを落としていきます。

水垢が気になる場合には、クエン酸を吹きかけたり、マイクロファイバークロスで拭きとるなどしましょう。

(マイクロファイバークロスは、1つあると家中のお掃除に使えて便利です!蛇口、鏡の水垢落としにも使えてピカピカになります)

③消毒用アルコールで殺菌

水気を拭きとった状態で、消毒用アルコールを吹きかけて定期的に殺菌することもカビ予防になります。このとき、ついてに天井にも消毒用アルコールを塗布し、浴室内全体のカビを防ぎましょう。

天井には、発生したカビの胞子が落下し、バスルームのカビの原因となりますので、定期的に天井の除菌も行うことで風呂窓だけでなく全体のカビ予防になります。

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④使用後はスクイージーで水滴を除去する

お風呂を使った後、シャワーの水滴などが風呂窓に付着していることがあります。この水滴を放置することで窓枠などのカビの原因となります。最後に入った人がスクイージーで水滴を除去したり、布巾で軽く拭きとるようにしましょう。

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⑤50℃のお湯で殺菌する

カビは50℃以上の熱を加えることで殺菌することができます。お風呂の使用後に、窓枠にも熱いお湯をかけて、カビを殺菌しましょう。

まとめ

浴室は、水気や石けんカス、皮脂などカビの栄養源となるものが蓄積しやすく、気温も高くなることからカビが馳せやすい場所です。換気を行うはずの風呂窓も、お手入れを怠ると水滴が溜まってカビが生えてしまいます。

特に、窓枠などには汚れや水滴が残りやすくカビの原因となるため、浴槽掃除のついでに中性洗剤で洗い、水気を取り除いた後に乾燥させましょう。

また、お風呂は24時間換気を行うことも重要です。風呂窓は掃除をつい忘れがちな場所ですがこまめに掃除をして、除湿することでカビを防ぎましょう。