ベランダにカビ!?お掃除方法とカビ対策
洗濯ものを干したり、ガーデニングを楽しんだりするベランダ。使用頻度は高いものの、室内に比べて掃除の回数は少ないかもしれません。そのため、気付いたらカビが発生していた!なんてことも。
カビが生えていたら見た目にも嫌ですし、衣類やお布団を干す場所でもあるので、きれいに気持ちよくしておきたいですよね。そこで、ベランダにカビが生えてしまった時の掃除方法や、今後カビを増やさないための対処法などをご紹介します。
目次
簡単!ベランダのカビのお掃除方法
ベランダのカビ掃除…なんだかとても大掛かりで大変なイメージがあるかもしれませんが、実際はとても簡単です。
ベランダのカビ取り手順
準備するもの
- カビ取り剤または塩素系漂白剤
- 古布(ぞうきん)
- ゴム手袋、マスク、保護メガネ
ジョンソン カビキラー
出典:Amazon
掃除の手順
1.ベランダに落ちている枯葉や、洗濯ものの糸くず、ホコリなどを取り除く。
2.濡れた雑巾でカビの表面の汚れを落としておく。
3.カビに薬剤をかけて20分から30分放置する(時間は薬剤によります)
4.最後に水でよく洗い流す。
以上です。
実はお風呂などのカビ取りとやり方はまったく同じです。
しかし、このやり方ではカビが除去しきれない場合もあります。そんな頑固なカビには次のことを試してみましょう。
しつこいカビの対処法と掃除の注意点
①ラップをして薬剤を浸透させよう
上記の1から4までの手順を終えたら、薬剤をかけたベランダのカビの上にラップをしていきます。そのまま20分から30分放置し、水で洗い流します。
(ラップは市販のものでも良いですが、カビの範囲が広い場合は業務用の大きめラップがおススメです)
ラップをかけることで、カビ取り剤の蒸発等を防ぐやり方は有名ですが、これはベランダのカビ取りにも有効です。また、これらの掃除方法はベランダの床、壁、手すりなどどこでもOKではありますが、材質によっては薬剤による変色が見られる場合もあります。最初に目立たない場所で試してみることをおすすめします。なおカビは、カビの表面を漂白するだけでは除去できたとは言えません。見た目でカビが消えたように見えても、やはり20分から30分は放置して、薬剤をカビの奥の根まで染み渡らせた方が良いでしょう。
②換気を行いマスクや手袋を着用しよう
注意として、カビ取り剤や塩素系漂白剤は非常に強い薬です。ゴム手袋、マスク、保護メガネを着用して行いましょう。万が一肌に付着してしまった場合は、流水でよく洗いましょう。ベランダのカビ取りは外での作業になるので、換気の必要はありませんが、スプレー式の薬剤などは風のある日には風向きを考えて使用するようにしましょう。
なお、マンションなどの場合は、水を一気に大量に流すと隣や階下への水漏れの原因となりますので、気を付けましょう。
③カビ取りマイスターで業者レベルのカビ取りを
市販のカビ取り剤では、難しかった場合には、カビ取り業者が使用しているのと同レベルの液剤を使って薬剤をするという方法もあります。カビ取りマイスターキットは、業者を呼ぶ予算はないけれども、自力でしっかりプロレベルの除カビをしたい方におすすめです。刷毛で塗り、防カビ剤を仕上げに塗布してカビの再発を防ぎます。
ベランダのカビが除去できなかったら…
①カビ以外の汚れを除去する
ベランダのカビ汚れを除去できない場合、カビ取り剤がカビまで浸透していないケースがあります。一度中性洗剤やメラニンスポンジを用いて、表面上の汚れを取り除いてみてください。これによりカビ取り剤をカビに浸透させ、カビを除去することが出来ます。
②コケを除去する
ベランダの床や壁に付着した、緑やそれに似た色の汚れ。実は、カビではなくコケの可能性もあります。カビ取りの掃除をする前に、その汚れがカビなのかコケなのか、まずは見分けましょう。
カビとコケは非常によく似ています。見分け方としては、生えている場所に注目してみましょう。湿気、水気の多いところに生えるということは共通していますが、コケは植物なので光を必要とするのに対し、カビは菌なので光は必要ないのが異なる点です。湿気、水分が多く日の当たる場所に生えているならばコケであり、日が当たらない場所に生えているのはカビということになります。
なお、コケの掃除もカビの除去法と同じです。カビ取り剤を使って掃除することもできます。
③カビ取り業者に依頼する
ベランダに生えたカビが広がって、自力では難しい場合には、カビ取り業者へ依頼するという方法もあります。そのまま放置しているとカビがベランダ全体から、窓際に広がり、室内の壁にまでカビ被害が及ぶことがあります。
取り返しのつかないことになる前に、早めに相談して対処しましょう。
ハーツクリーンでは、5000件以上のカビ取り実績から、最適な除カビ方法をご提案します。また、独自開発した液剤を使用しておりますので、安全にカビ取りしたい方におすすめです。
カビの性質を知ってカビを防ぐ
お風呂場などの水回りだけでなく、ベランダや室内の壁、衣類にまで生えるカビ。アレルギーなど健康面も心配になります。カビが生えたら掃除をするのはもちろんですが、カビを増やさない、発生させないことも大事です。そのためには、カビの発生条件をひとつでも減らすことが大事です。ではカビの発生条件とはどのようなものなのでしょうか。
カビが発生する条件
カビが発生するために必要な条件として、次のことがあげられます。
・温度…20℃~30℃
・湿度…60%以上
・酸素
・栄養…木材、プラスチック、ホコリなど
こうして見ると、カビが好む環境は私たちの生活にとても近いことが分かります。室内ならば、湿度などは管理することができますが、ベランダなどは少し難しいかもしれません。ですが、こまめな掃除をするだけでもカビの発生を軽減することができます。また、ベランダに植物や荷物を置いている場合には、それらを時々ずらして風通しをよくするなどしましょう。
まとめ
ベランダのカビを掃除する方法は、浴室などのカビ取りと基本的に同じ手順となります。ただし、アルミの手すりなど、材質によっては薬剤の影響で変色してしまうこともあるので、その点には注意しましょう。
カビは様々なものを栄養にして、色々な場所で発生、増殖していきます。カビの好む環境を妨げること、そして何よりこまめな掃除で清潔を心がけることでカビの発生や増殖を防げます。ベランダは室内のように、毎日こまめに掃除をするのが難しいかもしれませんが、定期的な掃除を心がけてカビの発生を防ぎたいものです。