
【質問】
白いレースカーテンの裾にポツポツとカビが生えてしまいました。
カビ取り剤を買ってこようと思いましたが、友人から「キッチンハイターでもできるよ」と言われました。本当にキッチンハイターでカーテンのカビ取りは可能なのでしょうか?
白いレースカーテンであれば、キッチンハイターが使えるケースもありますが、条件を間違えると変色や生地の傷みにつながることがあります。
この記事は、キッチンハイターでカーテンのカビが落とせる条件と、失敗しない使い方に絞って解説します。
キッチンハイター以外のカビ取り方法や、放置リスク、再発防止まで含めた全体の手順は、カーテンのカビ取り総合記事でまとめています。
■関連記事■カーテンのカビを放置すると危険!?正しいカビ取り方法と防カビ対策を解説
窓まわりの結露や湿気が続くと、カーテンにカビが出ることがあります。
キッチンハイターが使える条件は限られるため、まずは使ってよいカーテンかどうかを確認しましょう。
目次
キッチンハイターとは?

塩素系漂白剤の1つ
キッチンハイターは、花王の商品で成分は
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)
- 界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
- 水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
です。花王の商品サイトによりますと、漂白成分である次亜塩素酸ナトリウムの濃度は6%とのこと。アルカリ性の台所用漂白剤です。
使用前に必ず洗濯表示を確認し、塩素系漂白剤が使えるかどうかをチェックしてください。

花王 キッチンハイター
出典:Amazon
衣類用とキッチン用どっちがいい?
カーテンは布製品のため、用途としては衣類用の塩素系漂白剤(衣料用ハイターなど)のほうが安心です。
一方で、キッチンハイターも塩素系漂白剤として使えるケースはありますが、製品によって濃度や使い方が異なるため、必ず洗濯表示と製品表示を確認し、表示に従って使用してください。
不安な場合は無理に使わず、酸素系漂白剤など別の方法を検討しましょう。
キッチンハイターが使えるもの

ポイントは、色柄物ではなく白い無地の布製品が前提だということです。
カーテンも同じで、白い無地以外は基本的におすすめできません。
キッチンハイターの商品ページには以下のような記載があります。
白物(色・柄のない)のふきん・おしぼり、プラスチック製品(メラミン除く)、シリコン製品、ナイロン製品、人工大理石、陶器、ガラス器、木・竹製品
★樹脂、せんいの中まで入ったシミ、黒ずみは取れない場合がある。
★せんいや材質自体が黄変したものは、漂白剤でも元に戻らない。
白いふきんには使用できるようですが、材質自体が黄変してしまったものや、繊維の奥のカビまでは落ちないこともあるようです。
結論:キッチンハイターが使える条件
結論として、キッチンハイターは白い無地のカーテンや白いレースカーテンであれば、カビ取りに使えることがあります。
ただし色柄物や生成り色、素材によっては変色や傷みの原因になるため、洗濯表示の確認と色落ちテストが必須です。
塩素系漂白剤は刺激が強いため、換気を行い、ゴム手袋を着用して作業してください。
また、酸性の洗剤と一緒に使うと危険なため、混ぜないよう注意しましょう。

キッチンハイターのラベルにも書いていますが、漂白の場合は「約30分」つけおきしましょう。
また塩素系漂白剤のツンとくるニオイが苦手な方はマスクをしましょう。
住まい全体のカビリスクも確認しておこう
カーテンのカビは住環境の影響が重なって発生していることがあります。
カビリスク診断で傾向を把握しておくと、再発しやすい原因と対策の優先順位が見えてきます。
キッチンハイターが使えるカーテン・使えないカーテン
キッチンハイターを使ってはいけないカーテン
色柄物や生成り色のカーテンは、脱色やムラの原因になりやすいためおすすめできません。
また、洗濯表示で「塩素系漂白剤が不可」のものには使用しないでください。
白いレースカーテンのカビ取りにキッチンハイターは使える?
白い無地のレースカーテンであれば、キッチンハイターを使ってカビを落とせるケースがあります。
ただし、刺繍入りや生成り色のレースは変色の恐れがあるため、必ず洗濯表示の確認と色落ちテストを行ってください。
レースカーテンで失敗しやすい例
以下のようなレースカーテンは、キッチンハイターで変色や傷みが起きやすいため注意が必要です。
- 生成り色(オフホワイト・アイボリー)のレース → 黄ばみやムラが出やすい
- 刺繍や柄が入ったレース → 刺繍糸だけ色落ちすることがある
- 古くなって黄変しているレース → 漂白しても白に戻らず、かえってダメージが目立つ
迷ったら、目立たない裾の端などで色落ちテストをしてから全体に使いましょう。
キッチンハイターでカーテンのカビ取りをする方法

作業前に、カーテンの目立たない部分で色落ちや変色が起きないかテストしてから行いましょう。
用意するもの
- キッチンハイター
- バケツ
- ゴム手袋
手順
① バケツに水を入れる
バケツに5リットルの水を入れます。
② キッチンハイターを入れてよく混ぜる
希釈の目安は製品の表示に従ってください。以下は一般的な例です。
水5リットルに対して、キッチンハイターをキャップ1.2杯分入れ、よくかき混ぜます。

③ カーテンをつけ置きする
カーテンをバケツに入れ、30分ほどつけ置きします。
④ よくすすぐ
漂白剤が残らないように、いつもより念入りにすすぎましょう。
⑤ 洗濯機で洗う
すすいだ後、洗濯機で洗濯します。
⑥ しっかり乾かす
洗濯後は湿ったまま戻さず、風通しの良い場所でしっかり乾かしてください。
キッチンハイターでカビ取りをする際の注意点
キッチンハイターは使える条件が限られるため、無理に使うより別の方法を選んだほうが安全な場合があります。
キッチンハイターは、塩素系漂白剤なので、白いカーテンか白いレースのカーテンにしか使用できません。
柄物のカーテンの場合、脱色や変色の恐れがあります。
また、キッチンハイターの入れすぎや置き時間が長すぎると素材を傷めてしまう可能性がありますので、つけ置き時間は守りましょう。
つけ置きする際には原液をそのままカーテンに使用すると白い色のカーテンでも黄色く変色することがあります。
水に薄めて使用してください。
塩素系漂白剤は、皮膚に付着すると手荒れを起こすことがありますので、ゴム手袋は必ず着用し、皮膚を守りましょう。
キッチンハイターが使えないときの対処法

色柄物のカーテンや、白でもキッチンハイターの使用が不安な場合は、別の方法を選びましょう。
無理に塩素系を使うと、脱色やムラ、風合いの変化が出ることがあるため、素材と状態に合った方法を選ぶのが安全です。
酸素系漂白剤や消毒用エタノールの使い方、落ちない場合の判断は、総合記事で詳しく解説しています。
詳しい手順は、以下の記事を確認してください。
■関連記事■カーテンのカビを放置すると危険!?正しいカビ取り方法と防カビ対策を解説
柄物や色物のカーテンは酸素系漂白剤を検討する
キッチンハイターが使えない場合は、酸素系漂白剤でのつけ置き洗いを検討しましょう。
酸素系は塩素系に比べて脱色リスクが低く、黒い点状のカビに対して試しやすい方法です。
ただし素材によっては使えない場合があるため、洗濯表示を確認したうえで行ってください。
仕上がりに不安がある場合は、目立たない部分で試してから進めると安心です。
軽度の白カビは消毒用エタノールで除菌する
白カビがうっすら付着している程度なら、消毒用エタノールで除菌して乾かす方法もあります。
この方法は除菌には役立ちますが、黒カビの色素を落とす目的には向かないため、カビの状態に合わせて使い分けましょう。
また変色の恐れもあるため、目立たない部分で試してから使用してください。
カーテンのカビを防ぐ方法

再発を防ぐには、結露対策と湿度管理、定期的な洗濯が重要です。
結露が出た日は窓ガラスやサッシを拭き取り、カーテンが濡れたままにならないようにするだけでも効果があります。
カビが繰り返す場合は住環境の影響が重なっていることもあるため、換気や除湿の習慣も含めて見直すことが大切です。
まとめ
キッチンハイターは、白い無地のカーテンや白いレースカーテンで条件が合う場合に限り、カビ取りに使える方法です。
ただし色柄物や素材によっては変色や傷みの原因になるため、洗濯表示の確認と色落ちテストを行い、希釈と放置時間を守って使用してください。
衣類用の塩素系漂白剤を使う場合も、基本は同じで、洗濯表示と製品表示に従って安全に作業することが大切です。
キッチンハイター以外の方法や、放置リスク、再発防止まで含めた全体の流れは、カーテンのカビ取り総合記事をご覧ください。
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