壁や玄関のサッシに結露でカビが生えたときの対策法

お悩み
玄関の結露が気になっていたのですが、忙しかったのでそのまま放置していたところ、壁とサッシにカビが生えてしまいました。壁やサッシに生えたカビを取る方法と、今後カビを生やさないために結露を防ぐ方法を知りたいです。
冬になると起きやすくなる結露。ただ壁やガラス面が濡れるだけと考える方もいるかもしれませんが油断は禁物です。そのまま放置していると根の深いカビが生えてしまうかもしれないのです。 そこで今回は、そもそもなぜ結露が起きるとカビが発生しやすくなるのか、またその対策と予防方法について解説します。 ■関連記事■カビの原因となる結露の上手な防ぎ方とは?

結露によってカビが生えやすくなる理由

そもそもなぜ結露が起きるとカビが発生しやすくなるのでしょう。これを知るためにはカビについての基本知識が必要不可欠。まずはカビが発生する条件とは何かについてご紹介します。

①カビが発生する条件

カビが発生する条件 カビが発生する条件は大きく分けると以下の5つになります。 ・カビの栄養がある ・酸素がある ・カビが成長しやすい温度である ・カビが成長しやすい湿度である ・カビが成長する十分な時間がある この条件のどれか1つでも断つことができればカビの発生を大きく抑制することが可能です。とはいえ改善が難しい条件もあります。 たとえばカビの栄養源は幅広く、ビニールやプラスチックですらも成長の糧にするほど。また酸素を断つのは難しく、たとえ実現したとしても今度は人間が生活できません。さらにカビが成長しやすい温度は0℃~45℃程度。これも人間が生活することを考えれば到底実現できないでしょう。 となれば、私たちが実質改善できるのは湿度と時間だけです。 カビは湿度が70%以上になると発生しやすいとされています。風呂場やシンクなど水場の周りにカビが生えやすいのはこれが原因。結露でカビが生えるのも湿度が高いことが大きな要因です。対策が難しいとはいえ、換気や乾拭きを行えば十分に防ぐことができる条件と言えるでしょう。

②結露が起きる理由

結露とは空気中に含まれる水分が液体となって現れたものです。空気には飽和水蒸気量というものがあり、これはある一定の空気中に含んでおける水分の量を意味しています。 簡単に言えば「空気に含んでおける水分には限界がある」ということです。 飽和水蒸気量は空気の温度が高ければ高いほど多く、温度が低ければ低いほど少なくなります。 空気の温度が下がり、空気中に含まれる水分量が飽和水蒸気量を上回ると水分は液体に変化します。冬は室内の空気が暖房によって暖められ、反対に外の空気は冷たくなり、室内と室外の境界となる窓際や玄関では寒暖差が激しくなります。 室内の温かい空気が冷やされ、空気中に含まれていた水分が窓ガラスやサッシに付着してしまうのです。 結露ができてしまうと当然湿度は上がります。湿度が高い環境はカビにとって絶好の環境。 結露が起こるとカビが発生しやすいのはこれが理由です。 特に玄関は日当たりが悪く、雨などで濡れた靴や傘をそのまま置いておくことで湿気の溜まりやすい場所でもあります。そのまま水滴が乾燥しないで残っていると、カビの原因にもなります。

③汚れの蓄積も注意

また、手垢や土、ホコリなど汚れの蓄積によってもカビ発生の原因となります。 玄関はどれくらいの頻度でお掃除しているでしょうか?特にサッシは毎日手で触れるところですが、汚れが目立ちにくい場所でもあるため、お掃除を後回しにし、気が付いたらカビが生えていた・・・ということにもなりかねません。 玄関サッシや玄関の壁のカビを防ぐためには結露対策をするとともに、汚れをこまめに除去して清潔にする必要があります。

サッシに発生したカビを除去するためには

絶対にやってはいけないのが「水拭きだけでカビ対策を済ませること」です。 表面に付着した汚れが取れるため、カビが少し減ったように感じるかもしれません。しかし実際はカビが繁殖する手伝いをしているようなものです。 サッシのカビを除去するためには
  • 「汚れを落とす」
  • 「カビを除去する」
  • 「乾燥させる」
という3つの段階を踏まなくてはいけません。特に、玄関サッシが木造であった場合、水拭きすることでより湿気を蓄えカビの原因となります。では、それぞれカビ対策方法を解説していきます。

①表面の汚れを落とす

サッシの表面に住宅用洗剤を吹きかけてください。 住宅用洗剤はない場合は食器用の洗剤を水に数滴薄めたものでも代用可能です。次に洗剤が汚れを浮かすまで5分~10分ほど放置します。最後に濡らした雑巾で洗剤を拭き取れば汚れ落としは完了です。

②カビを除去する

まずはエタノールを用意してください。 エタノールはアルコールの一種ではありますが、お酒で代用することはできません。70~80%濃度の消毒用のエタノール、もしくは薬局で販売している無水エタノールを水と8:2で薄めたものを使用します。次に汚れを落としたときと同様、スプレー等でサッシにエタノールを吹きかけてください。カビが殺菌されるまで15分~30分程度放置し、拭き取りましょう。

③乾燥させる

カビ取りが終わったら、水気を乾いたタオルなどで拭きとり乾燥させます。扉を開けて空気の入れ替えをしたり、送風機を当てて通気しましょう。

注意点

エタノールの使用にはいくつか注意点があります。 ①エタノールは非常に燃えやすいため、火の近くでは使用しないでください。念のため窓を開放するなどして換気しながら使用しましょう。 塩素系漂白剤との組み合わせは厳禁です。有毒なガスが発生する可能性があります。 ③吹きかけるサッシの材質によっては白く変色することがあるため、できれば目立たないところで試してから使う 以上の点に注意しましょう。

市販のカビ取り剤は?

エタノールで落としきれないほど深く根付いたカビにはカビキラーなど市販のカビ取り剤を使用してください。 カビキラーをカビの生えている場所に塗った後、下に垂れないようキッチンペーパーを重ねます。 一度でカビが落としきれない場合は数回繰り返してみてください。 3回、4回と繰り返していくたびに少しずつカビが薄くなっていけば成功です。ただし、カビ取り剤は薬剤として非常に強力なため、換気を十分に行い、手袋やマスクを装着して使用するようにしましょう。

自力でのカビ取りが困難な場合

カビが1㎡以上広がっている場合や自力では困難な場合は自力でカビ取りをしても皮膚や目に薬剤が付着したり、脚立から落ちてケガをする恐れもあります。 その場合は無理をせず、カビ取り業者に相談しましょう。 天井など手の届かない場所までカビ被害が及んでいる場合や、壁紙が膨れ上がって壁紙の下までカビが広がっている場合にも、専門のカビ取り業者へ依頼されることをおすすめします。 自分で壁紙表面のカビ取りをしても、カビが奥で発生している場合には、再発する恐れがあるからです。また、カビ取りをせずリフォームだけを行うのも再発してまた修復が必要になり、トータル的に費用がかさむため、おすすめしません。業者に依頼しカビをしっかりと除去した後、クロスの貼り換えを行いましょう。 玄関サッシの結露がひどい場合には、断熱材を入れるなどして結露を防ぐことができます。あまりにも結露が酷い場合には、リフォーム工事を取り入れるのも1つの方法です。 ハーツクリーンでは、カビ取りだけでなく同時に壁紙の貼り換えや床の貼り換えなど、リフォーム工事も必要な方向けのリフォーム工事サービスも行っております。 「玄関サッシのカビが気になる...ついでにカビ臭い靴箱やカビの生えた玄関もリフォーム工事して、新しくキレイにしたい!」 という方に喜ばれています。 ◇カビ取り×リフォーム×防カビ加工で空気の綺麗な家に!カビ取り専門会社だからできる新品質「REAIR」◇

結露によるカビを予防する方法

せっかく取り除いても何の対策もせず放置していてはまたすぐにカビが生えてしまいます。そこで結露によるカビを予防する方法についてご説明します。

①湿気を減らす

「カビが発生する条件」でも述べた通り、結露でカビが発生する原因は高い湿気にあります。1日のうちに数回換気を行い、湿気が1か所にとどまらないようにしましょう。 換気は1回につき5分程度で十分です。気づいたときに結露を拭き取るのも有効な対策となります。 また、湿度を管理するために除湿機を設置するという方法もあります。窓が無い部屋などに効果的です。

②こまめに掃除をする

カビは発生してすぐに深い根を張るわけではありません。1か月に1度程度、こまめに掃除すれば大きな手間がなく簡単にカビを除去できます。ときどきエタノールを吹きかけておくだけでもカビの予防に効果的ですよ。

③送風する

1の除湿するとも関係のあることですが、風を当てて乾燥させるのも結露防止になります。 サーキュレーターや扇風機などを当てることで、壁の結露を素早く乾燥させ、結露によるカビ発生を防ぎます。 ■関連記事■壁のカビを重曹で取る方法 ■関連記事■壁が結露する際の対処法 ■関連記事■珪藻土の壁のカビ取り方法

まとめ

カビは湿度が高い環境に発生しやすいもの。特に冬場や梅雨時は結露が起きやすいため、カビにとっては絶好の環境です。 すでに発生したカビはエタノールやカビ取り剤を使用して対策しましょう。 カビを取り除いた後は換気や乾拭き、掃除をこまめに行い、カビがひどくならないうちに対処すればOKです。 もし、結露によって自分では対応しきれないくらい広範囲のカビが発生している場合には、カビ取りの専門業者にご依頼ください。再発しないコツやアフターフォローも含め、カビの無い快適な暮らしをご提案いたします。

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