網戸のカビ取りそうじ方法
結露や湿気で、窓際にポツポツとカビが...
見ないふりをしようと思っても、いつの間にか網戸にまでカビが!!
これは、そろそろ除去をしないととお困りの方に
網戸に生えたカビのお掃除方法をこの記事ではお伝えします。
それでは早速、カビ取り掃除に必要なものから挙げていきたいと思います。
目次
網戸のカビ取り掃除の方法
★準備するもの
- 消毒用アルコール
- ぞうきん
- 乾いた布(ぞうきん)
- ゴム手袋
- マスク
今回は、消毒用アルコールで網戸のカビを落としていきます。黒カビの色素が沈着している場合は、カビ自体の殺菌はできたとしても、色素の漂白まではできません。
★換気を必ず行う
カビの胞子を大量に吸い込み、カビ毒の害を受けないためにもマスクを着用してカビから保護しましょう
また、カビ掃除中は窓を開けて、必ず換気を行うようにしてください。
(参考:カビ毒のリスク評価 食品安全委員会)
★カビ取りの手順
①汚れをふき取る
濡らして固く絞った布巾(ぞうきん)を両側から挟み込んで、汚れを拭きあげます。
②消毒用アルコールを吹きかける
汚れを落としたら、消毒用アルコールを吹きかけてカビを殺菌します。全体的に吹きかけてまんべんなくカビを殺菌しましょう。
③時間を置く
消毒用アルコールを網戸に吹きかけたら、5~10分ほど時間を置きます。
消毒剤を網戸に浸透させます。
④ふき取る
乾いたぞうきんで、乾拭きをします。この時、網戸を傷めないように布をこすりつけるのではなく軽くたたくようなイメージで、拭きとります。
窓を開けて、通気で乾燥させたら完成です。
ドーバー パストリーゼ77
出典:Amazon
★メラミンスポンジを使う場合
網戸のカビ取り掃除をする際に、メラミンスポンジを使うという方法もあります。
メラミンスポンジは研磨効果があるため、網戸の表面にあるカビをこすり取るという効果があります。黒くなっている場合には有効です。網戸のように奥までカビが発生している可能性の低いカビには有効な方法です。
しかし、壁のカビ取りの場合は(奥まで発生しているカビを除去できないので)あまりおススメできません。
(しかし、強く力を入れすぎると、ポロポロとメラミンスポンジのカスが網戸の溝に落ちて少しお掃除が大変になります)
また、網戸専用のおそうじスポンジもあります。網の汚れを落としやすいので、活用してみましょう。
レック 激落ちくん キューブ
出典:Amazon
★重曹水を使う場合
- 重曹5g
- お湯100g
- スプレーボトル(100均などで用意)
お湯に重曹を入れて溶かし、スプレーボトルに入れて網戸に吹きかけます。
重曹の加水分解効果を活用することで、カビを殺菌するという方法です。
お水に重曹を加えて、重曹水を使い、この重曹水を網戸に吹きかけてカビ取りをします。
(方法は消毒用アルコールのときと同じです)
シャボン玉石けん 重曹
出典:Amazon
酸素系漂白剤を使う場合
酸素系漂白剤は、衣類用の漂白剤としても使用させており、液体タイプや顆粒タイプなどがあります。
成分は「過炭酸ナトリウム」で、アルカリ性を使ってカビのタンパク質を加水分解し除去していきます。
いずれも、水に薄めたものを雑巾に濡らし、網戸を拭き上げる→5分ほど時間を置く→固く絞った布巾で拭き上げる
といった手順で行います。酸素系漂白剤は強力なため、直接皮膚に付着すると手荒れの原因になります。薄める際や雑巾をしようする際もゴム手袋を着用し、皮膚を保護しましょう。
グラフィコ オキシクリーン
出典:Amazon
カビ取り剤(塩素系)を使用する場合
塩素系のカビ取り剤(カビキラーやカビハイターなど)を使うという方法もありますが
例えば、窓枠やパッキン部分にまでカビが生えて、色素沈着をしている場合などに有効です。
まだ色素が沈着していない場合は、消毒用アルコールで殺菌することもできます。
ただし、網戸だけでなく、窓のパッキン部分や窓ガラス、壁の方にまでカビが発生し、消毒用アルコールでカビ取りをしても落ちない場合は、このような市販のカビ剤を使用しましょう。
ジョンソン カビキラー
出典:Amazon
また、ゴムパッチンにガンコなカビ(色素)が沈着している場合は、液だれのしにくいジェルタイプのカビ取り剤もあります。
用途に応じて、使用するようにしましょう。
鈴木油脂工業 かびとりいっぱつ
出典:Amazon
また、しっかりとカビ取りしたいのであれば、カビ取り業者のハーツクリーンが開発したカビ取り剤のカビ取りマイスターを使用するのもおススメです。
自力で完全に除去しきれない場合には、カビ取り業者に依頼するようにしましょう。
カビ取り時の注意点
①掃除機で吸い込まない
網戸のホコリに関しては、掃除機で除去することは有効ですが、カビは掃除機の排気からカビの胞子をまき散らすことになるので
掃除機で吸い込むだけの掃除方法はおすすめしません。
カビの場合は、薬剤を使ってしっかりと殺菌することをおススメします。
水拭きだけは逆効果
カビをただ水拭きしただけでは、かえってカビに水分を与えたことになり、一時的には表面のカビを除去できたように見えたとしても、再発する恐れがあります。
網戸に付着した雨や砂、土などの汚れを水拭きで取り去った後は、少し水分を乾燥させて消毒用アルコールなどを使ってカビを殺菌するようにしましょう。
網戸にカビが生えた理由
網戸のカビ取りを理解するうえで、まずは「なぜカビが発生したのか」を知ることはとても大事です。
まず、カビの発生条件(カビの好きな条件)として
- 水分(湿度)
- 温度
- 酸素
- 栄養素
この4つが考えられます。その中でもカビは湿度が60%以上になると発生しやすく、室内外の気温差より生じた結露が原因で、窓ふきんのホコリが栄養源となりカビが発生します。
また、日当たりの悪い部屋など室内自体の湿気が多い場合にも網戸にカビが生じることがあります。
つまり、網戸のカビを発生させないためには
- 湿度管理
- 通気性アップ
- こまめな掃除(栄養源の除去)
この3つがポイントとなります。
北側の部屋など、どうしても日中に日光が当たらず、湿気が多くなる配置上の理由もありますが、そのような場合でもカビを予防する方法はあります。
網戸のカビを防ぐには?!
①1日1回は全ての窓を開けて換気をする
網戸のカビを防ぐためには、窓まわりの通気性を上げることが肝心です。
そのために、最も基礎中の基礎が”換気を毎日おこなう”ということです。方法はいたって簡単で、毎日(できれば朝と晩2回ずつ)
全ての窓を開けて、家じゅうの換気を行います。除湿機を活用するのも良いでしょう。
(雨の場合は、エアコンをドライに設定するなどし、晴れた日に換気を行いましょう)
②こまめに掃除をしよう
窓際の結露も、こまめに拭きとり、ホコリや砂、窓の雨などカビの栄養源を早めに除去しましょう。
カビの再発を防ぐには、カビの発生条件「水分」「酸素」「栄養源」「気温」の中で、人工的に調整がしやすい
「水分」と「栄養源」を除去することです。
雑巾で、窓や窓際の汚れをこまめに拭きとり、定期的に消毒用アルコールを吹きかけて目に見えないカビを殺菌しましょう。
③結露防止テープを窓に貼ろう
網戸のカビの原因の1つとして”窓の結露”が考えられます。
しかし、毎日毎日結露をふき取る時間がない方へ「窓に貼るタイプの結露防止シート」があります。
水で簡単に貼れるものもあり、はがしても跡が残りにくく賃貸でも原状回復しやすいものもあります。
はがす時期をちゃんと守れば、のり残りが少なく剥がせるタイプのものもあります。
ニトムズ 強力結露吸水テープ
出典:Amazon
まとめ
網戸のカビは、気づいた時にすぐ除去すると、手間もあまりかからずすぐに取ることができますが、そのまま放置していると
網戸→窓枠→壁→天井
と、どんどん室内にカビが広がってしまう恐れがあります。
手の届きにくい天井や、はがさないと確認の難しい壁の裏にまでカビが繁殖する前に、早めのカビ除去が肝心です。
また、すでに窓枠からカビが壁や天井まで生えてしまった場合、目には見えないけれどカビ臭さが気になる場合は、業者に相談してみましょう。