カビを生やさせないための家具の手入れ方法

家具を移動したときに、家具の後ろにカビが発生していて驚いた経験はありませんか?

カビは部屋の中のいたるところに発生してしまうもの。浴室や窓際だけではなく、お部屋の中にある家具にも発生してしまうことがあります。放置しておくとどんどん繁殖するカビに対抗するためには、まず予防することが大切です。家具のカビを防止する方法をご紹介します。

予防すれば防げる!家具にもしっかりとしたカビ対策を

昨今の住宅は機密性が高くなり、それにより湿気などがこもりやすく、カビも発生しやすい住環境になっています。大切な家具にカビが発生したらショックですよね。カビは何より予防することが大切。カビの予防をしっかりと行なって、大切な家具をカビから守りましょう。

①カビが繁殖しやすい時期は?

カビのことを知るために、まずカビの好む環境を知っておきましょう。

・湿度が50%から80%ぐらい
・室温が25度から30度ぐらい
・ホコリなどの栄養がある
・風通しが悪い

これらの条件が揃ってしまうと、カビが発生しやすい環境ということになってしまいます。

この条件が揃ってしまう時期といえば、やはり梅雨の時期。雨が多く、部屋の中までジメジメしてしまうこの時期は、カビにとっては繁殖しやすい時期です。ただ実はこの条件、室内においては冬でもあてはまることがあるのです。冬場は暖房器具を使用するため、部屋の中も暖かくなっています。それにより外気と室内の気温差の関係で、結露が発生しやすくなります。窓に発生する結露がひどくて悩まされることがありますよね。さらに、あまり窓を全開にすることもありませんので、風通しも悪くなってしまいます。そのため、冬であってもカビにとっての好条件が揃ってしまうことになります。

②カビに注意したい家具は?!

あまり普段、動かすことがない大型の家具はカビに注意です。特に寝室に置いてあるベッドは、カビが非常に発生しやすい家具となります。

それから、あまり掃除をする機会がない本棚も気を付けてください。本は湿気を吸収しやすいので、これもカビの原因になります。

また、陽があたらない北側の部屋に置いてある木製の家具や、窓辺に置いてある家具もカビの温床になる可能性があります。

【本自体に生えたカビはコチラの記事を参照】

家具をカビから守る方法を知っておこう

カビの性質を知った上で、カビを予防するためにやっておきたいことをご紹介します。

①家具の配置に注意

動かすことが難しい大型の家具の場合は、配置に気をつけましょう。家具と家具の間にできるだけ隙間をつくるようにしましょう。壁にもぴったりつけてしまうのではなく、3cm〜5cmほど隙間をあけるようにし、風が通るようにします。隙間ができることで、掃除もしやすくなり、ホコリがたまることも防げます。

また、ときどき家具を移動するのもカビ対策には有効。大掛かりな模様替えは大変ですが、定期的に行うことで、カビ予防になります。

②カビは乾燥した空気が嫌い

カビの嫌いな乾燥した状態を保つために、窓を開けて換気を習慣にすることも大切です。エアコンや除湿機などを使用して、部屋の中に湿気がこもらないようにしましょう。

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③ホコリをためないようにこまめに清掃する

ホコリはカビの栄養になります。そのため、ホコリがたまらないようにすることもカビ予防になります。掃除はこまめに行い、家具にホコリがたまらないようにしましょう。

④物を詰め込み過ぎない

タンスなどの収納家具の場合、物を詰め込みすぎないことでカビ対策になります。物を詰め込みすぎてしまうと、掃除が大変になりますし、湿気もこもりやすくなります。できるだけ中にも隙間ができるように収納し、定期的に家具の中まで掃除するようにしましょう。そのためにも整理整頓を心がけたいですね。

見つけたカビはすぐに除去しておくことが大切

カビは胞子でどんどん繁殖してしまうもの。カビを発見したら、すぐに対処しましょう。カビを除去する方法をご紹介します。

家具に発生したカビの除去方法

家具にカビを発見してしまったら、それ以上繁殖させないために、すぐに除去しましょう。

まずはエタノールなどを噴射して除菌します。カビの胞子を飛ばしてしまいますので、乾いた布などで拭き取るのはやめましょう。次にエタノールをかけた部分が乾いてきてから、乾いた布等で拭き取ります。濡れた雑巾などでは拭き取らないようにしましょう。

出典:Amazon

なお、カビがひどい場合エタノールでは対処しきれない可能性があります。その場合はプロレベルのカビカビ取り剤を使用します。

ただし、木材の部分などに使用すると変色してしまう場合があるため、目立たない部分で一度試してから使用するようにしてください。

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まとめ

木材を使用することが多い家具は、カビが発生しやすいアイテムです。カビの繁殖がひどくなってしまうと自分で対処することは難しくなり、最終的にプロにお願いする、もしくは家具を処分するしかなくなります。

大切な家具をしっかりと長く使いたいからこそお手入れは大事。

事前にしっかりと予防することで、カビの発生は防ぐことができます。ご紹介した対処法で、大切な家具をカビから守ってくださいね。