クローゼットにカビが生えている場合、衣類にもカビが移るの?

クローゼット内は大体、常に暗く、ひんやりとした場所です。特別な場合を除き、クローゼット内には湿気を好むカビではなく、乾燥に強いカビや乾燥を好むカビが生えます。

今回は、クローゼット内の生えるカビについて話していきます。

クローゼットにカビが生える原因

では、クローゼットにカビが生えてしまった原因を探るために、まずカビの特徴についてお伝えしていこうと思います。皆さん、カビって目に見えるものだけだと思っていませんか?パンやおもちに生えたカビは認識できるカビですが、実は私たちの目に見えない部分にもカビは存在しています。

カビは私たちの身の回りに存在している

通常、カビは胞子として、空気中や室内に必ず存在するものです。

では何故見かけないのか?

それは胞子が卵のように割れてカビのフサフサの元である菌糸を伸ばしだすには、生育するのに適した環境が必要だからです。

私たちが日ごろ「カビだ」と認識しているものは、カビの集合体です。イメージでいうと、カビ1つ1つは見えないけれど、カビの集合住宅なら目視できるような感じです。ですので普段からカビの胞子は空気中を浮遊し、私たちと共に生活しています。

しかし、目に見えない少しのカビは特に害がありません。中にはコウジカビのように人間にとって有用な働きをもたらすカビもいます。

では何が問題かと言いますと、大量に増えてしまうことで、素材をダメにしてしまったりカビ毒によりシックハウス症候群など私たちの身体へ影響を及ぼすことなのです。

では、カビが大量に増えてしまう場合とは一体どのような条件が揃ったときなのでしょうか。

カビに適した環境とは?

カビは

  • 温度
  • 湿度
  • 栄養素
  • 酸素

の条件が揃うと彼らは生育を始めるのです。

クローゼットは室内にあり、温度は人が過ごすのにちょうど良いくらい(カビにもちょうど良い)なのです。

栄養素は服やそれら周辺についた埃や汗・皮脂などはほぼ全ての家で揃ってしまっているでしょう。

クローゼット内に湿気は溜めない

それでは何が発生原因になるかと言いますと

  • 湿った服をしまう
  • 密閉し空気の滞留が起きたことによる湿度の高い空気の残留

などがカビが生えるのにちょうど良いくらい位になると発生します。特にこれらが原因でカビが発生するといわれています。

この他、クローゼットにカビが生える原因として

①天井や壁からの漏水

②結露

③カビの生えた服

④雨漏り

⑤換気不十分

などが考えられます。家が老朽化している場合や水害により、漏水、雨漏りが起きた場合は配管や水道管などを修理する必要があります。また、カビの生えた服が原因の場合には、洋服をクリーニングに出したり消毒をしたり、取り返しのつかない場合には、処分するなどしてカビの原因を取り除きましょう。

カビをクローゼットに生やさないためには

まずは生やさない為の対処は

①湿度を高くしない

②こまめに掃除し埃などの栄養源が溜めない

の2点が重要です。

①の対処は市販されている乾燥剤・除湿剤などで充分です。

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ただし、乾燥剤は微細な穴に水を吸着するシリカゲルや吸水するとゼリーの様になるものまでありますが、永久に使えるものはないので、時折まだ使えるのか確認して取り替えるなどの必要があります。これに合わせて市販の防カビ剤などを使用すると合わせて効果的であると言えます。

②は文字通りこまめに掃除をすることです。埃を吸取り、乾拭きし、栄養源が残らない様にするのです。

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ここまで行えばほぼカビ臭がしたり、黒いカビが発生することはないでしょう。

クローゼットにカビが生えた時の対策

こちらの対処法はいくつかの段階によって分かれますが、生えたということはカビにとって生えやすい環境であることが考えられるので『1.カビを生やさない方法』との併用してください。

いくつかの段階とはカビによる汚染度です。

カビ汚染度

①隅っこに少し生えた

②内面広く生えてしまった

③服などにも移って臭いも凄い

など、③は特にカビが広がっている可能性が高いでしょう。

①は市販のカビ取り剤でカビを殺菌・漂白する、もしくはエタノールで殺菌し拭き取るなどで大丈夫でしょう。

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ただカビ取り剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは色を分解し退色させる作用があるので、服や塗装に付くと色が変わってしまう可能性があるので注意してください。

②は場合によっては①の方法では対処しきれないと思います。内面広く目に見える形で生えてくるのは

『綿毛を携えたタンポポの集団が、綿毛についた種を飛ばして生息範囲を広げている様子』

と同じだとイメージしてください。クローゼットや服に中に広がり、発芽し芽や根を伸ばしている場合は、倒しきるのが難しく、最悪の場合(③がそれに該当)

  • クローゼットを買い換える
  • 服を捨てる

などしなければならなくなるでしょう。

③に到る前にカビ取り業者に相談し対処するなど適切な対処を行えば、最悪の事態は避けられると考えられますが、生活環境中にいるカビを完全に消し去る事は不可能なので、『1.カビを生やさない方法』を心掛ける事が一番大切な事であるを忘れないでください。

◆関連記事◆カビ取り業者に聞いたクローゼットのカビ取り術

日ごろからできるクローゼットのカビ対策

クローゼットのカビを防ぐためのポイントは「湿気を取り除くこと」そして「カビの栄養源をためないこと」です。

  • クローゼットを締め切らず扉を開けて換気する
  • 濡れた衣類を収納しない
  • クリーニングの袋から取り出して収納する
  • 除湿剤を設置する
  • 定期的に衣類を陰干しする

などして、湿気を溜めない環境づくりを行いましょう。

また、雨漏りや漏水が原因の場合はカビの再発を防ぐためにも早急に修理をする必要があります。マンションなどで起きた漏水の場合や管理組合や大家さんに相談して解決しましょう。

結露が生じている場合には、こまめに拭きとり、除湿剤や除湿機を設置して湿気を取り除きましょう。また日ごろからクローゼット内に消毒用アルコールで消毒をしたり、衣類を全て出して、風に当てるなどしてカビの原因を取り除くのも大切です。

荷物が多すぎる場合にもカビの原因となるので、定期的に不要な衣類は処分し、クローゼット内の通気性を上げてカビを防ぎましょう。

まとめ

クローゼットにカビが生える場合、まずは臭いが気になると思います。キチンと掃除と除湿をする事でカビの発生を防止し、もし生えてしまった場合はカビを除去しましょう。

そうするだけで臭いはかなり減るはずです。

掃除した後は、またカビが生えないように湿度コントロールなどの環境対策をしっかり行う事を忘れないで下さい。

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